小学生男子のちんこ如きに動揺するようではまだ葵は女神の器ではない思ったサンデー25号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「ワタシは男同士は死んでも断る」とか言いながらも、今週のサンデーの「絶チル」における最後のコマで、賢木が落ち込んでる皆本を自然にフォローしているところをナチュラルに描いてる椎名先生は流石です。この一コマがあるだけで、この二人の関係妄想をかき立てられること請け合い。
 過去にも、賢木は拗ねた皆本の機嫌をこんな感じで何度も直していたに違いありません。やっぱりいいコンビですねこいつら。結婚すればいいと思うよ?

 その辺はともかく、今回のメインは薫が「女王」の椅子に座ったためにうっかり貫禄を出しちゃったところと、新キャラ・ウツミさんが登場したところの二つでしょう。
 薫に女王の鱗片を見せて「未来」を垣間見させ、その後に陸軍特務超能部隊時代の「過去」へと話を繋げるという流れは、コミックス10巻「とっておきの日」にちょっと似てなくもないかなと思いました。ウツミらしき人物は既に「とっておきの日」に出て来てますので(1コマだけだけど)、この頃から既にウツミの存在は作者の頭にあったのかも知れません。

 今回個人的に興味深かったのは薫が女王の椅子に座った時のパンドラメンバー各位の反応で、赤面する澪、見とれるカガリとそれに嫉妬するカズラ、感心する真木とそれから気をそらすように真木に話しかける葉、そしてこれが兵部のイタズラであることを冷静に見据えつつも動揺する紅葉と、それぞれ多様かつ個性的な反応をしている描写を入れたのが上手いなと思いました。同じツンデレでも、極めてリアクションが判りやすい澪と、真木を巻き込んで「へ、別にあんなになんか興味ないんだからね」的な行動をしてしまう葉の行動の違いも面白いです。
 あと全然関係ないですが、紅葉のおっぱいの大きさは極めて適切であり、実に好ましいです。どっちかというとない方だと思うのですが、でも本来はこれくらいでいいんですよこれくらいで(今週号の扉ページを見つめながら)。巨乳が幅をきかせがちな「絶チル」界における清涼剤的な存在になって欲しいものです。葵もせめてこれくらいになればいいんですけどね。いや本当にどうでもいいことなのですが(なら書くな)。

 そしてウツミさん(←何故か敬語付けたくなる)に関しては次回以降に彼の正体というか、何でノートに宿る残留思念になっちゃったのかについては語られると思うのでそちらを待ちたいところですが、とりあえず兵部が先週言ったところの「ESP勉強法」が思ったよりもマトモであるっぽいので安心しました。とりあえず、ウツミさんはちゃんと勉強は教えてくれそうな感じ。薫が「アンキパン」みたいな顛末に陥らなさそうで良かったです。
 勿論、椎名高志先生のマンガのキャラなので、どっかおかしいのは間違いないと思うのですが(決めつけ)。今週もその鱗片は見えてましたね。

 今回の最萌えは、子供達に慕われて懐かれてる兵部おじいちゃんで決定です。
 紫穂の言動が性的にアレなのはいつものことなので問題ありません。

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