[雑誌とキスするネタは既に「教育的指導!」が23年前に通過していた…サンデー20号くらいまでの絶チル感想

2012/05/05 00:14
絶対可憐チルドレン

 サンデー付録のAKBキスの味初体験写真って、かつて「Dr.椎名の教育的指導!」でネタにしてた「誌面の女の子とキス」と、やってることは一緒なんですよね。違う点と言えば、「教育的指導!」の方では誌面とキスした男子を変態扱いしてましたけど、今度のAKBの写真の方は雑誌の方がむしろその変態行為を推奨していることくらいです。

 「教育的指導!」のこのエピソードが掲載されたのは今から23年前ですが、これはつまり23年の間に、この社会は印刷された女の子にキスして紙をシワシワにする行為を「変態」ではなく「当然」であると許容するように変化した、と考えることができるのではないのでしょうか。

 それが社会にとって本当に良いことなのかどうかは私には判りませんが、少なくともアイドルの写真にキスしてベッタベタのシワシワにしようとも「変態」と後ろ指を指されることがなくなったばかりか、その写真に刷り込まれた匂いをクンカクンカスーハースーハーすることが奨励される世の中というのは、少なくともそれ以前よりも我々のような人間にとっては生きやすい時代になっている、と言えるのではないのでしょうか。

 願わくば、このサンデーの匂いつき写真企画がAKB48といった現実に存在するアイドルだけではなく、ナギとかヒナギクとかシンドバッド様などの二次元キャラをも対象にするものになって欲しい、と思います。二次元キャラに対してクンカクンカしたりモフモフしたりすることが許される、理解寛容に溢れた社会。私も微力ながら、そのような社会の構築を目指して頑張れたらいいなと思います。

 なお、今自分が一番体臭を嗅ぎたいキャラは、「神のみぞ知るセカイ」のハクアです。
 彼女の体臭が自分の想像しているものとどれだけ近いのか確認してみたいです。理解と寛容をお願いします(オチ)。

 以下、これまで感想がかけなかった分の絶チルの感想です。

サンデー20号
  • 連載300回記念。まもなくコミックス30巻も発売されますが、コミックス30巻と言えば「GS美神」だったらアシュタロス編のまっただ中でドタバタやってた頃であり、もし「絶チル」の連載が「GS美神」と同程度まで続くのであれば、このマンガもアシュ編と同様にかなりのクライマックス的な局面に差し掛かっていると言えるのではないのでしょうか。
  • どうでもいいですが、サプリメントで背景に人魂を背負ってる兵部は、ちょっとおキヌちゃんみたいで可愛いですね。今の兵部もおキヌちゃん同様に「死んでも生きられます! ちょっと死ぬほど苦しいけど」状態と言えなくもないですよね。ですよね。
  • ちびっこや外国の読者のためにね
     ちびっこはともかく、外国では今回のような入浴シーンには修正が入ってしまう可能性があるので、絵から正しい情報を得られないのではないかと心配してしまいました。
  • オモチャを目の前にして高揚するティムとバレット面白いじゃないですか。ずっと暖かい眼差しで見てたいです。
  • 宇津美さんは自分が書いたノートであればいくらでもコピーが存在しているとか、そういう感じなんでしょうか。彼は少なくとも幼少期の京介の姿は知っているはずなので、宇津美が今の京介を見てどのような反応を示すのか、興味深いです。
サンデー19号
  • サプリメントでこのマンガは人類滅亡エンドを迎えるという壮大なネタばらしをしてて凄いと思いました。
  • 皆本さんが怒ってるのも、よーするにヤキモチでしょ?
     皆本の下心というか本心が、既に志穂と葵に悟られてることを示す台詞。薫がイマイチ判ってなさそうなのが(皆本にとって)救い。
  • さあおくつろぎください。ほらくつろげこの野郎
     賢木の面白がり方が尋常ではないのが気になりますが、これも彼なりに皆本にリラックスして欲しいと気を使っているのかも知れません。にしても心の底から面白がってるのが判って、こちらも微笑ましいです。
サンデー18号
  • 賢木がギリアムにウルトラスーパーデラックスガン細胞を打ち込まれたエピソードの完結編。非常に内容が濃くて咀嚼するのが大変な回という印象。
  • この話の最大のポイントは、多分冒頭の賢木による皆本および兵部の評価。「お前が自然にできることを、必死でやってできない奴もいる」「あいつ(兵部)は怖くてたまらないのさ、もう一度誰かを信じて裏切られることが」という言葉は、その後京介が皆本の指揮下に入って一緒に暮らすようになる展開になったことを考えると、皆本および京介が一緒になって乗り越えなければならない点を示唆しているように思えます。
  • 皆本は兵部がかつて信じていた人間に裏切られたということを理解し、および兵部が(周囲から疎外されても自分を保ち続けた皆本とは違って)挫折を経験したことで「善人」ではいられなくなる弱さを持っていることを認めること。
     そして京介は、信じていた人間がいつか裏切るかもしれない、自分も裏切られてギリアムのような「怪物」になってしまうかも知れない、という恐れを克服し、その上で(薫たちが皆本を心から信頼しているのと同様に)人を信じられるようになること。多分そんな感じになるのではないかと思いました。
  • にしても京介のアホ毛は強烈に可愛すぎて困る。


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今読み返すと「教育的指導!」ってネタがヒドいの多いですね(褒め言葉)

[「そのひと」って言い方に兵部の薫に対する愛情を感じるサンデー17号絶チル感想

2012/03/30 02:09
絶対可憐チルドレン

 サンデー読みました。

 今週の「絶チル」についての感想ですが、既に椎名先生が今回のエピソードの真意についての解説をブログでなさっているので、詳しくはそちらをご参照下さい(感想になってない)。
 読者の「知性」を信頼してくれている様子が伺えるのが嬉しいですね。

 今回の物語としては、自分が父親を満足させるだけの能力を持っておらず、それ故に愛されない鬱憤を他人を傷つけることで晴らそうとするギリアムに対して、かつて自分が愛するものから裏切られたからこそ同胞たちが同じ目に会うことから守ろうとする兵部、という構造になっていたと思います。

 またギリアムは一度兵部に(殺そうと罠を仕掛けたにも関わらず、結果的に兵部が身を挺してギリアムの命を助けることになったという、彼にとっては)屈辱的な目に遭っているため、今回の攻撃にはその意趣返しも兼ねられている、というわかりにくい目的もあったのですが、兵部はその目的を見抜き、(皆本にその意志が筒抜けになっていることを知ってか知らずか)ギリアムの悪意には汲みしないことを声に出さない独白で答えるという、これまたわかりにくい形で返答していたのも印象的です。

 これは要するに、この「兵部が憎くてたまらないギリアム」と「そのギリアムの憎しみを飄々といなす兵部」の二人の間には、憎悪という感情を介した独特のコミュニケーションが成り立っていることを意味しており、記号的に表現すればギリアム×兵部が既に成立していると解釈するべきではないのでしょうか。今回の一件で、ギリアムはおそらく兵部に対して更なる執着心を持ってしまうでしょうから、このカップリングは今後さらに関係性が強化されてしまうこと請け合いです。
 ましてや、兵部は既にその実体はこの世にはなく、ギリアムは直接兵部に会うことも叶いません。もう逢えないとなれば、片思いは更に積もるものと相場が決まってます。切ないですねえ。

 斯様な関係妄想を一人で楽しめるようになれば、椎名先生がおっしゃるところの読解力を鍛えられるのではないかと思うのですが、その辺どうなんでしょうか?(と言われても)

 そして今回のチルドレン達の衣装は、「黒タイツ越しのパンチラ」のコンセプトを極限まで拡張し、「黒タイツの上にパンツ履いてるように見える」デザインになっているところが黒タイツフェチ的に嬉しかったです。
 ちょっとだけ「ちょっとエッチな少年マンガ」のスタンダードな感想を書いて終わり。


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今週のサンデー読んでる最中は、体内に巣食う極小エイリアンに自分も小さくなって戦いを挑むゲーム「Xマルチプライ」のBGMが脳内で鳴り響いてました

[ニプレスは大人になってから!サンデー14号絶チル感想

2012/03/14 01:34
絶対可憐チルドレン

 この前、会社への通勤途中に「『黒い幽霊』の名前って、サイボーグ009の『ブラックゴースト(黒い幽霊団)』から来てるんじゃね?」とか今更なことに気付いたりしてます。こんばんは(挨拶)。

 サンデー14号の「絶チル」は、ギリアムのクローン男の娘軍団によって賢木の身体に埋めこまれたものが「エスパーに寄生して超能力で増殖し、脳に移転したらエスパーを見境なく攻撃する」というやっかい極まりないガン細胞的な性質を持った物体「ESPキャンサー」であることが判明、それを察した皆本の指揮のもとでチルドレン達とショタっ子兵部が賢木に宿ったキャンサーを駆除しようと奮闘する──という筋書きでした。

 超能力でガン細胞を駆除するというと、やはり思い出されるのが「エスパー魔美」における「くたばれ評論家」のエピソード(ただし思い出せるのは40代以上限定)。魔美の場合は、ガンに侵された評論家氏の身体から直接ガン細胞をテレポートさせて除去してましたが、絶チルの場合は「抗癌剤でがんの進行を抑制し、その間に薬をガン細胞めがけてテレポートさせて細胞を破壊する」という、もう少し現実の医療寄りな描写をしているところが現代的だなと思いました。魔美みたいに転移したガン細胞を直接引っこ抜いて切除するのは、葵の絶妙のコントロール能力をもってしても難しいと解釈するべきなんでしょうね。
 あと「絶チル」とは全然関係ないんですが、この機会に久しぶりに「エスパー魔美」を読み直したら、自分の記憶に残っている以上に魔美ちゃんがポンポン脱いでてビックリしました。歴史に残る名作は違います(何)。

 そしてそんなやっかいな細胞を送り込んだギリアムですが、その理由というのが(賢木をコントロールして身体を手に入れるとかそういう実利的な理由ではなく)色々ぐちぐちと理屈をこねまくった上で「言いたいことを言って虚数空間に消えた兵部に対して、能力を持っている者は持っていない者から虐げられる存在であると言い返したい」からという、テオドールですら思わずツッコミを入れざるを得ないくらいひねくれたものであるというのが、何というかこう愛情とか父親からの期待とかいろいろなものが欠如している彼らしい捻じれっぷりだなあと思いました。
 彼は彼で色々と可哀想なところはあるんですよねえ。こんな彼にも、いつか「エスパーの女王」である薫に判ってもらえる時が来るんでしょうか。

 次回は、エスパーを襲う凶暴な存在と化した賢木に対して、非エスパーである皆本(と、そもそも人間ではないショタ兵部)がどう対峙するのかが見所になるんでしょうか。危機に直面した可憐ボーイズの今後の展開に期待しつつ、サンデー16号を待ちたいと思いました。


葵たちチルドレンの大始祖。もう35年も前の作品というのが驚き

[賢木がお姫さま状態になってしまったサンデー13号絶チル感想

2012/03/07 01:43
絶対可憐チルドレン

 あの賢木が、ティムバレコンビに「王様ゲーム」とは何なのかを教えていなかっただなんて!(感想)
 それとも、こいつらには色々な意味でまだ早いと判断したんでしょうか。あの二人には王様ゲームをやるような相手も今のところいませんしね。

 そんなアレで、ティムバレコンビに王様ゲームを伝授するまで死ぬわけにはいかない(←今決めた)賢木ですが、今回はいきなり「黒い幽霊」の仕込んだ精神攻撃を食らって大ピンチな状況にという展開になってしまいました。
 今回のギリアムの狙いは、どうやら賢木を乗っ取って身体を奪うことの様です。彼は自分のクローンを女装させる程度にココロが歪んでるギリアムのことなので、もし賢木の身体を奪ったら、クローンの能力の足しにする以外にも何かもう凄い残酷なことしそうな気がします。賢木に女装させるとか(残酷?)。

 そしてそんな状態の賢木を今助けられるのは、状況的にショタ兵部だけであるというシチュエーションも面白いです。「メガネもババアもヤブ医者も無能だから何とかしろ」とホンモノ兵部は毒づいてますが、なんだかんだ言いながらちゃんとヤブ医者=賢木を助けようとしているところは、(ナイの件とかで)兵部も賢木をそれなりに認めているということなのでしょう。多分。
 あと今回は、そのショタ兵部が賢木をサイコメトリーするするために賢木の服をサイコキノでバリッと破いたところにグッと来ました。単にメトるだけなら別に腕を掴むだけでもいいような気もするのですが、そこをあえて視覚的効果を狙ってバリッと破いちゃうところが、ショタ状態になっているとはいえさすが兵部は判ってますねと思いました(多分思い込みです)。

 次回は紫穂の力を借りた兵部が賢木を救う活躍する展開となるのか、また前回の兵部をメトる時は地味にハブられていた紫穂の逆襲はあるのか。
 寝て起きたら続きを読みます…。


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この前のサンデーのオマケについてた椎名先生描きおろしの「サイバーワン」カードを使える日は来るのかな(時間と金銭の余裕的な意味で)