絶対可憐チルドレン 一覧

声だけでは満足できなかった者達の宴・サンデー43号絶チル感想

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 「萌える魂と萌え対象は、断固死守する!

 バレットは、黙ってさえいればかつての緑川光が声優やりそうな系のカッコイイ少年ですし、この台詞も「チルドレンを守る」という純粋かつ断固たる意志の元で言っているのでとても熱いんですけど、でもやっぱり「萌える魂と萌え対象は、断固死守する!」なんですよね。萌え対象とか言うなや(ツッコミ)。
 この台詞は彼が既に二次元と三次元の垣根をチルドレンへの萌えという名の信仰によって乗り越えてしまったことを意味しており、かつあまりにも格好いいので、今後バレットの決め台詞になってしまう可能性が高いんじゃないかと思いました。

 一方のティムはティムで、ストライカーユニットを自作の影チルロボに仕込むことで三次元を二次元の概念を持ち込むことに成功。さすがティムはオモチャの扱いに長けているアニメファンなだけあって、最新アニメのギミックを三次元化するのが早いです。
 っていうか椎名先生は「ストライクウィッチーズ」見てたんですか。今の椎名先生は本当にアニメがお好きなんですね(しみじみと)。今度は、影チルにスク水履かせた状態でストライカー形態に変形して下さるようお願いします。

 話としては、そんなアレでチルドレンへの萌えっぷりを隠そうとせず全身全霊で萌えまくっているティムとバレットが、「おともだち」であるチルドレンに近づく彼らを排除しようとしたファントム(愛称:変態仮面)の妨害を退ける形で勝利。
 ファントムに当たったはずのバレットの弾丸が実は変質者に当たっていたり、紫穂ロボに乗り移ると同時に紫穂ロボがファントムの姿形に変わったということを考えると、ファントムの能力は文字通り操っている対象を自分自身に見せる「幻影」ということになるのかなと思いました。なんか敵に回すと非常にやっかいそうです。

 そして今回は更にファントムと対になる存在であるらしい「ミラージュ」も登場。この両者の関係は今のところ不明ですが、名前から推理すると「ミラージュ」が実体で「ファントム」はその影の存在ということになるのでしょうか。先週の段階ではファントムの正体は悠理なんじゃないかと臭わせる演出があったのですが、今回の話を読んだ限りでは悠理は「ミラージュ」だと判断するのが妥当っぽいです。
 ただ、まだ彼女には色々と謎が多そう。中学生編は間違いなく悠理の謎が大きなテーマとなりそうです。

 本物のチルドレンは今回は全く見せ場はありませんでしたが(寝てたので)、とりあえず寝起きでボケてる葵の姿をありがたく拝ませていただきます。「高速の女神」たる葵は萌え対象ではなく、既に我々の信仰の対象なのです。


[Clip]絶対可憐チルドレン ディスティニーキャンペーン

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10月5日から新エンディングテーマ曲になるわよ! タイトルは「Break+Your+Destiny」! 今回はなんと、 チルドレンに代わって 「兵部京介vs皆本光一with 賢木修二starring  遊佐浩二・中村悠一・谷山紀章」が熱唱!

 絶対可憐チルドレン公式サイトより。他にDS版ゲームやDVDに関する(主に女性向けの)情報も掲載されています。
 それはそれでいいんだけど、なんかこの特設ページはノリがおかしい! おかしいよ! 紫色のオーラが出てる気がするよ!


黒巻さんも腐女子とかギアスとかSEEDとか普通に知ってるんかと思ったサンデー41号絶チル感想

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 この前発売されたDS版絶チルに出てくる「第四のチルドレン」ことドリーですが、コナミのサイトに掲載されているラフ画をよーく見ると「インド」っぽい文字列が書かれているので、彼女の出身はインドとかその辺なのかも知れません。 『「ドリー」は、名前からお察しの通り、遺伝子操作がどうとかそういう境遇の子』『<先進国の超度7、ただし旧植民地支配地域の出身>という設定』という彼女のバックグラウンドは非常に意味深長なものを感じさせますが、その辺はともかくとりあえず褐色美少女ってステキですよね(色々とだいなし)。
 チルドレンと同世代の褐色少女キャラが出て来るのは、西エイジアで兵部がテロ組織相手にやんちゃをしでかした「荒野のエスパー」編に出てきた薫のそっくりさん以来じゃないかと思います。ドリーそのものが本編に出てくることはないでしょうけど、今後もたまには褐色美少女が登場するエピソードも見てみたいところです。
 というか、そんなに椎名褐色美少女が見たければそもそもドリーが出てくるゲーム版をやれという話なのであり、自分もプレイしてみたいんですけど、今はお小遣いがちょっと…(子どもか?)。

 そして今週のサンデーの話なのですが、もう今回は「エンディングが見えたー!!」に尽きます。女子との間にフラグが立ったと思ったら即エンディングに直行する妄想を抱いてしまいがちな男子的な発想のバカバカしさを、「神知る」の決め台詞とシンクロさせてパロディとして表現したのは流石です。こうやってみると「エンディングが見えた」って応用が利く言葉ですね。自分も、今後の人生の重要な局面で使っていきたいと思います。
 そしてクラスメート男子にそういう勘違いを誘発したメカ薫(というかティム)のツンデレ演技も見事です。本人は無関心への表明をしただけだったのに、その台詞が現代日本ではあまりに「ツンデレ」カテゴリに類型化されてしまうものだったばかりに誤解を生んでしまう挙動をごく自然に実行することができてしまう、ティムの天然のトラブルメーカーっぷりはあなどれないものがあります。
 もし今後彼の操る影チルがレギュラー化することがあったら、薫達のクラスはさぞかしチルドレンを中心に典型的な学園ラブコメディが繰り広げられる楽しいクラスになること間違いなし。通いたいです。

 彼らがレギュラー化することになる唯一の弊害は、絶対可憐チルドレンの「ソリッドな秋葉系でない、背骨の通った美少女SFコメディー」という本来の方針が揺らいでしまうことくらいでしょうか。というか既に若干揺らいでいる気もしないでもないですが、肝心の「背骨の通った美少女SFコメディー」の要素は今週の話でもバレットやティムが今回の任務に対して意気込む理由が提示されるシーンや、それを知った薫の反応にちゃんと現れていますので、このマンガはまだ大丈夫だと信じてます。

 あと今週は、悠理が如何にも影チルの正体を見透かしているかのような台詞を言ってるコマの、何とも小悪魔っぽい挑戦的な笑顔が良かったです。早く彼女の化けの皮が剥がれたところを見てみたい(歪)。


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