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サプリメントのロボショタ兵部だけでは満足できなかったんでしょうか先生?サンデー1号絶チル感想

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 公式が病気!(挨拶)

 まず先週のお話ですが、結局のところ初音の父は明の父のことが大好きだという解釈でよろしいんでしょうか。俺はアイツのことが好きだけど、俺にはアイツの人生を拘束する権利などない! と強がって、色々と精神的に負担のかかる生活をしていたという。しかもその想いはむしろ相方には迷惑だったりするドジッ子っぷりまで発揮(オッサンだけど)。グッと来ますね。

 その一方で「初音と合体する」ことが既定路線になった明にはちょっと同情してしまいますけど、まあ結局遅かれ早かれそうなることはもう彼自身も判っていると思うので、その辺の踏ん切りがついたらさっさと合体して幸せになってくれと思いました。
 なお、これまで自分が読んできた初音と明の薄い本では初音が明を食べちゃったパターンがほとんどなのですが、せめて本編では覚悟を決めた明が初音を食いにかかる展開を希望しておきます。もっとも初音に対しては明らかにヘタレ攻めなので、逆襲されて終わりな可能性が高いですが(何の話?)。

 そして今週は、一度は「ストーリー上極めて重要なのにも関わらず、サプリメントで処理されてしまうのではないか」と懸念されていた、兵部と「黒い幽霊」のファイナルバトルに関するエピソードである模様。ただ、今週の最後に出てきた黒髪の陰気な少年はどう見ても幼少期の兵部であり、バトルの最中に何らかの不具合が発生して中断・兵部が敗走したものではないかと推定されます。
 今回のバトルには兵部の側にフェザーが居たはずなので、今の兵部の姿は彼女が兵部を守ろうとした結果なのかも知れませんが、今のところ詳細は不明。

 次回以降は、兵部にいったい何が起こったのか、少年と不二子が出会ったとしてこの二人はどんな掛け合いを見せるのか、そして「くぃーん…」と名指しで兵部に求められている薫は、その兵部に対してどう接するのか? など、実際に見てみたいシチュエーションが沢山あって興味深いです。早く続きが読みたいです。
 かつて皆本が(兵部の能力によって)子供の姿にされた時のエピソードでは、「皆本の幼少期の苦労が今のチルドレン達を育てるための力となっている」ことをチルドレン達が諭して皆本が己の過去を肯定する展開を見せましたが、今回の話でも同じように兵部が己の過去と再び向き合う展開になるのかも知れません。

 後はサプリメント辺りで、澪が小さくなった兵部の姿を見た時の反応も見てみたいです。いつも以上に不器用な態度でツンデレしそう。真木はうじうじしてる兵部に説教しそう(変わらない)。葉はからかって遊びそう(変わらない)。

兵部フィギュアストラップ付きの28巻もまもなく発売。兵部祭りが始まったヒャッハー


「お金なら初音たち稼いでるよ?」で俺の中の父ちゃんが号泣 サンデー52号絶チル感想

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 皆本ハーマイオニーVer1.5編は、単なるコメディ4コマの枠を超え、人ならぬ存在であるメイドロボの滑稽な挙動を通じて「自由意志とは何か?」を追求する哲学的な領域に踏み込んで来つつある…と思わざるを得ません(買いかぶり挨拶)。

 あと、ナイはユーリが存在しなくなった今でも「悠理の側に近づくと催眠能力で猫に擬態する」超能力が解除されていないことを知りました。これじゃナイが全裸で悠理に「おじょうさま~」と擦り寄るマイドリームな展開が不可能になってしまい、ひいては悠理の中で眠るファントムが復活してしまいますよ。何とかならないんでしょうか(と言われても)。

 本編の方は、「古いものは面倒」と一方的に本家の土地の売却をしようとしている現代的な初音父と、「先祖代々の土地を金のために売ろうと言うのか?」と反対する伝統を重んじる明父が対立している構図が明確になっており、もしこれが横溝正史のミステリー小説が原作のドラマであれば間違いなく愛憎渦巻く群衆劇が繰り広げられた挙げ句に死人が出ること必至のシチュエーションなのですが、しかしこれは残念ながら椎名高志先生のマンガなので、そういう展開にはならないんじゃないかと思われます。多分。
 まあでも、金田一役があまり事件防止の役に立っていないところは一緒みたいですね。「しまったぁー!」って気付くのが遅いところとか。

 物語の構造的には初音父と明父は資産を巡って対立しているように見えますが、カップリング的な視点から見ると、初音父が「犬神家と宿木家の繋がり」を象徴する土地を売却することで、明父は「初音父が自分との関係を清算して関係を断ち切ろうとしているのではないか」と疑っており、それ故に初音父に対して怒りを感じているのでは? という妄想が浮かんで来ます。お前にとってオレとは、土地のように「古くさくて面倒」なもののひとつでしかなかったのか? これまで尽くしてきたオレを裏切ろうというのか? みたいなアレですよ。
 既に「様」を付ける必要がないのに、いまだに「様」を付けて呼んでるところからして、明父が初音父にどんな想いを抱いているのか、察して余りあります。いいですよね

 そういうアレなので、今回の話は「犯人は誰?」みたいな普通のミステリーではなく、基本的にもういい歳の子どもがいるオッサン同士の愛憎劇を妄想込みで楽しむエピソードだと思いました。今回は愛憎の憎の側だったので、次回はの側の話が見れると期待してます。時代はオヤジです。

 あと、このエピソードでは、紫穂がいい動きをしてるなと思いました。推理モノなのでサイコメトリーが活躍できるというのも勿論なんですけど、個人的には前回「明のミスで皆本と薫が同じ部屋に寝ることになってしまった」シーンで、「何か一回でも僕が妙なマネをしたことがあるか!?」と強情になった皆本に対し、薫の腕関節をとって布団に倒すことで皆本を性的に動揺させると同時に、「あたしはへーきだけど!」と言った薫に対しても自分の言葉が何を意味しているのかを悟らせ、二人に一緒に寝る作戦を断念させたクレバーさは流石です。
 紫穂は何となく、皆本の薫に対する複雑な心理を判っているのかも知れませんね。

 そして葵は、白い帽子と服のお嬢様スタイルが可愛いのでイイです(結論)。

八つ墓村 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
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個人的に「金田一耕助」と聞くと最初に浮かぶのはこれです。怖そうなので読んでないけど(ダメ)


椎名先生は兵部対ギリアム戦ですら4コマで済ませかねない漫画家…サンデー49号絶チル感想

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 「僕が未来の彼女への気持ちを断ち切ればすむ。
  そうすれば、もう…僕は彼女には合わずに終われる──

 未来の薫へのヤンデレ的な愛情を持っていることを自覚した皆本が選んだ道は、「ヤンデレてしまうくらいなら、最初から『彼女』を愛さなければいい」という、極めてストイックなものでした。
 でもまあ、これバッドエンドルートですよねー(感想)。

 「僕が未来の彼女への気持ちを断ち切ればすむ」とは言うものの、現段階で既に未来の薫に対して(さらに言えば、徐々に成長して来ている今の薫に対しても)惹かれてしまっているのは事実だと思うのですが、皆本は自分のそういう感情を知ってか知らずか、その点をあえて無視しているように思えます。
 この辺の感情を無視しつつ未来の薫への憧憬を抱き続けている限り、皆本は自分の心に対して嘘を付いていることになる訳で、やっぱり最終的には「僕はお前にはならない」にはなれないような気がしてなりません。まあ、そういうかたくなさが皆本の最も大事な個性でもあるので、これはこれで致し方ないんでしょうけど。
 それにしても、皆本は一応公式には童貞じゃないことになってるんだから、ここまで異性に対してかたくなにならなくてもいいような気もするのですが、これって専門用語で言うところのセカンド童貞をこじらせてる状態なんでしょうか?

 斯様な堅物を相手に恋しちゃた薫はこれから色々と大変なんじゃないかとは思いますし、実際大変だったから「破壊の女王」となって撃ち殺されなければ皆本と向きあうことが出来ないくらいにまで追い詰められてしまったんでしょうけど、何とか今度の時間線では少しは幸せになって欲しいところです。

 「だいじょうぶ。頭をスッキリさせるいい方法があるわ
 あと紫穂は、賢木の相手をしてる時が、一番本来の歪んだ彼女のままの姿で輝けているように思えます。
 これもっていうのかしら?(言わない気がする)

兵部フィギュア付きのコミックス28巻は12/16発売予定とのこと。兵部の過去編がメインになりそうです


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