絶対可憐チルドレン 一覧

サンデー32号絶チル感想

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 九人の戦鬼と人の言う!(挨拶)

 そういうノリで登場の、超能部隊のお披露目エピソード。一番グッと来るのはやはり「ザ・ハウンズ」の祖父にあたるであろうイヌガミ上等兵ヤドリギ伍長のコンビであり、一目観て「クール」(髪を後ろでまとめているから)と「やんちゃ」(耳生えてるから)という性格まで把握できてしまうルックスであり、かつ男同士であるというのもあって、我々の心のなかに住むパティが鎌首をもたげる衝動を抑えきれません(鎌首?)。特に、腕と耳しか変身してないのにわざわざ脱いでるイヌガミさんが半端なさそう。色々な意味で。
 まあ、兵部と不二子以外はいずれみんな死んじゃうんだけどね(´・ω・`)。

 物語の方は、不二子がいらないトラブルを起こしたせいで官憲や軍部を巻き込む大騒動になりそうといった感じなんですけど、個人的に今回で印象的だったのは、兵部が不二子を見つめる「瞳」がえらい綺麗というか、言いたいことを言ってやりたいことをやってる不二子に対して純粋な憧れを抱いているように見えるところでした(特に200ページの2コマ目)。グッと来るね!
 こんな純粋な瞳の持ち主が、いずれはこんな濁った目をするようになってしまうかと思うと、今から先を読み進めるのが切なくなって来ます。いったい兵部と不二子に何が起こるのか、ドキドキしながら続きを待ちたい所存です。ああやだやだ戦争は嫌だ。続く。

死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!
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紫穂のオカルト恐怖症の原因はやはり薫だったことが明らかになったサンデー28号絶チル感想

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 コミックライターズ∞(エイト)チャリティーイベントの余波覚めやらぬ今日この頃ですが(主にサイン会で先生方のサインをもらうための待ち行列に合計4時間半以上程立っていたことによる足腰へのダメージが)、今日は先週のサンデー28号に掲載された絶チルの簡単な感想を書きます。

 「もうあなたを独りで泣かせたりしない
 すっかり腹黒キャラが板についた紫穂ですけど、前回のサンデー27号では「自分は誰からも愛されない」というツンな態度だった彼女を薫がストレートな愛情表現で篭絡してデレさせた描写があったことからも判るように、彼女の薫に対して感じている愛情は本物です(多分)。
 紫穂がかつての「独りで泣いていた」頃の薫の心情を知りたがっているのは、彼女の抱えている悲しみを親友として理解し、もし彼女が泣くのであれば自分も一緒に泣きたいと思っているからじゃないかなと思いました。「Over the Future」の歌詞にある『悲しみ抱え込むなら私も泣こう 未来はこの手にある』そのものですね。

 しかし何か薫が独りで泣いた時に残した感情はただならないものがあったらしく、紫穂は薫の感情に当てられてノックダウン、同伴していた皆本にかつての薫の感情の痕跡を可視化させてしまうという事態に。ここに残っている薫の痕跡は言わば残留思念というか地縛霊みたいなものですから、皆本は紫穂を霊媒として怨霊と対峙するかのような、オカルト的な状況に陥ってしまったと言えます。
 次回、皆本はあの頃の薫の「生」の感情を知ることになるのかも知れません。それを知った皆本はどんな反応を示すのか。暴走した紫穂はどうなるのか。それより何より、「深夜、いい大人が中学生女子と廃墟の病院で密会していた」という社会的にヤバい今の状況が第三者に見つかってしまうことはあるのか否か。気になります。続く。

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遅くなりました(´・ω・`)サンデー25号絶チル感想

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 椎名先生の突発的Ustを最後まで観てしまった日以降、なかなか睡眠のリズムが戻りません(挨拶)。

 そして「絶チル」ですが、サンデー24号からは紫穂を語り部にして「かつてはかわいいオチビちゃんに過ぎなかったチルドレン達が、如何に気に入らない大人なんかどうにでもできるひねたクソガキとして逞しく成長するに至ったのか」を明かすエピソードが始まりました。かつてコミックス13~14巻にはチルドレンが皆本に初めて出会った頃のエピソードが掲載されましたが、今回は更にその前の時代の話になりますね。

 物語的には、過去を振り返ることで如何に紫穂や葵にとって薫が大切な存在であるのかを再認識し、彼女たちが(次回から登場するであろう須磨女史を象徴とする)周囲の大人達の過干渉にも決して挫けない深い絆を得るに至ったのかを知ることが主眼になると思われますが、我々にとっては久しぶりに幼女時代のかわいいチルドレンの姿が見られて純粋に嬉しいです。純粋にです(大切な事なので連呼)。
 特に葵の気弱そうな垂れ目眼鏡っぷりなんか、ンもうもはや至高の域ですよ。この話をコミックスで読んだら、きっと一つ前のエピソードでのバレットに気丈に命令を下していた彼女の凛々しい姿とのギャップで萌え萌えになるのは必至の有様ですよ。いやもうホント幼女時代の彼女が見られて純粋に嬉しいですよ。

 サンデー25号では、そんな葵を「何こいつムカつく」と締めにかかった紫穂の小悪魔っぷりが印象的でしたけど、彼女が葵に対して抱いた「ふっつーの子供じゃん! 家族が恋しくてさびしいだけじゃん!」という反感は、「自分も同じ寂しさを抱えているけど両親のために我慢しているってのに、こいつはそれをストレートに表に出してるのが気に入らない」的な、自分には絶対できない素直さを持ってることへの悔しさみたいなものもあったんじゃないんだろうか、と思いました。

 あとこの回では、新人時代の頃のヤングな朧さんも登場。仕事に対する野心を抱く、若く挑戦的な表情が素敵です。
 でも、扉を飾っている彼女の姿を最初に見た時の私の感想は、「朧さんが若作りしてる!」でした。すみません(おわり)。


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