絶対可憐チルドレン 一覧

サンデーが出る前にリアル富士山が噴火しなくて良かったですね/^o^\ サンデー19号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 ナオミちゃんがぶっかけキャラになってることに驚きを禁じえません(挨拶)。
 このマンガはあくまで子どもが主人公なので、例えナオミと言えども大人になったらボケ役にならざるを得ないということでしょうか。女子高校生時代にはあんなに輝いていた(アニメ版のパンツ履いてないエピソードとかで)彼女ですら、寄る年波には勝てぬということなのか。切ないですね。
 以下、サンデー19号の絶チル感想です。

スタンド・バイ・ミー(3)~(4) あらすじ:
 「黒い幽霊」の自走レアメタル結晶によって洗脳が復活してしまったティムの攻撃により、葵は戦闘不能に。
 かつてティム同様に洗脳を受けていたバレットは、暴走するティムを止めるため自己を犠牲にする悲壮な覚悟を決めるが、葵はそんな彼に対して『自己を犠牲にする精神では他の誰かを守ることはできない、全員で力を合わせて戦えば絶対に勝てる』、とバレットを鼓舞するのであった。
 タイツ越しにパンツを見せながら。

 タイツ越しのパンチラはがありますよね!(感想)

 今回のストーリー上の見せ場は、もちろん葵が過去の弟との経験に基づいて「自分が自己を犠牲にして我慢をしても、自分を大切だと思っている他の人は幸せにはなれない」とバレットに説くところにあるのは重々承知しているのですが、でも個人的にはやはり、今回は葵がバレットを止めようとして興奮のあまり馬乗りになった挙げ句にタイツ越しのパンチラを彼に見せてしまったこと、そしてあのバレットが葵のパンチラに反応したところにグッと来てしまいました。

 このマンガにおける脱洗脳後のバレットの扱いはハードコアなアニメオタクでフィギィアオタクな二次元オタクであり、たまにチルドレン達と一緒に入浴するイベントがあっても「これなんてエロゲ?」と現実逃避してしまうところからも判るように、自分は三次元女子とは縁がないと思い込んでいる節があるように思えるのですが、そんな彼でも葵のタイツ越しのパンチラには反応せざるを得なかったみたいですね。
 如何に心を二次元に捧げているとは言え、思春期まっただ中の少年なら目の前に女子のパンツがあったら反応するのが自然です。いわんやそれが葵のタイツ越しのパンツであれば尚更。このシーンを見て、バレットもお年頃の男の子になったのねー、とまるで息子の成長に微笑む母親のような心理になってしまいましたよ。
 映画「スタンド・バイ・ミー」では少年達は旅路の果てに死体を発見しますが、絶チルの「スタンド・バイ・ミー」編ではパンチラを見出したと言う訳ですね。美しい結末です(まだ終わってません)。

 こうなるとバレットと葵の間にフラグが立つのかどうか気になるところですが、バレットは身を張って自分を説得しようとする葵に「女神」の姿を見てしまったので、多分彼は葵に恋をするのではなく、葵を信仰の対象としてしまうかも知れません。バレットがチルチルのフィギィアを崇めるように葵を崇めたりしたらどうしよう(と言われても)。

 あと、ティムの妄想の中に出てきた「父さん」は、椎名作品にたまに出てくる典型的なダメなおっさんキャラですね。「GS美神」の関西弁を喋るサンタクロースとか、「パンドラ」に出て来て『ええのうー! 空から降ってくる人間じゃない女の子は!』という名台詞を吐いたパンドラ財団のおっさんとかがこのタイプに属します。
 このおっさんはティムの想像力を削ぐために葵が産み出したキャラという設定なので、次回はこのキャラの脱力っぷりが勝負を決するポイントになるかも知れません(多分なりません)。続く。


葵は黒タイツ派なのでしょうか。素晴らしいですね。サンデー17号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 ネットでは昨夜から急に小学館の二次利用ポリシーが厳しすぎるという話題で盛り上がってたようですが、小学館は以前からずっとこの建前をネット上で堅持し続けているので、個人的には相変わらずブレてないなと感心したりしてました。
 というかお久しぶりです(挨拶)。

 なおこの著作権絡みの話に関しては、Togetterにあった椎名先生の発言のまとめが参考になるのでリンクしておきます。キャラクターなどの著作権はあくまで出版社ではなく著作者本人にあること、および著作者の承認なしに取り締まることはないこと、その一方で出版社側は許可を求められたら「いい」とは言えないこと、などは留意しておくべきでしょう。
 というか、小学館におけるキャラクターの二次利用の渋さっぷりについて語りだすと、その昔「うる星やつら」のラムちゃんのCGを描くプログラムは小学館のパソコン雑誌「POPCOM」以外に掲載できなかったんだぜ? とかそういうオッサン臭い話を始めてしまいかねないので、以下サンデー17号の絶チルの感想を書きます。

スタンド・バイ・ミー(2) あらすじ:
 オレも葵のようなお姉ちゃんが欲しかったよ…(感想)

 まず葵の良き「お姉ちゃんっぷり」については、勿論彼女の優しい性格や姉としての資質というものもあるんでしょうが、やっぱり薫や紫穂という手のかかる友達を相手にして来たことが多分に影響しているのではないかと思いました。彼女もまた、薫や紫穂との付き合いを通じて色々と成長していることが伺えます。
 あとは、何気に親に対して甘えるのも上手いですよね。この辺が「出た!計算!」と言われる所以なのかも。いやまあ、葵自身は実際は計算も何もしておらず、ごく自然にそうしているに違いないと信じてます。葵はいい子(フォロー)。

 しかしその後物語は一変、ティムにキモい自走レアメタル結晶(コミックス22巻参照)がいつの間にかとりついてしまって彼は再び洗脳状態となり、葵はバレットと共に大ピンチにという展開に。
 ティムから「バレット、君もこっちに帰ってきなよ」と言われて過去の記憶がフラッシュバックするものの、葵の「今ウチが頼りにできるのはあんただけなんやで!!」という悲鳴にも似た必至の呼びかけで我を取り戻し、バレットは葵を守るために再び銃を構えたのであった──という一連の流れは、突然の危機をきっかけにバレットと葵の間にフラグが立ってもおかしくない展開であり、もしバレットの中に欠片でも「GS美神」の横島君のエッセンスが入っていたら「マジっスかー! 頼りにされちゃっていいんスかー!」とか鼻血出しながら興奮して叫びだしかねないところなんですけど、しかし残念ながらバレットは元々自分が葵から(というか女子全般から)「モテる」という可能性を一切考えない完成された非モテオタクなので、フラグが立ちそうな気配は今のところ全くありません。
 まあこの局面ではモテよりもストイックに葵の身を守ることを優先するのが正しいので、これはこれでいいのですが。

 またバレットは、かつて任務に失敗して秋葉原のネカフェに引き篭っていた時にティムから劇場版チルチルの名シーンを引き合いに出して励まされて自我を取り戻したという心温まる痛いエピソード(コミックス18巻参照)でティムには恩義があるはずなので、ここでその恩を返さなければオタクがすたるというもの。この若さにして完成された非モテアニメオタクの意地で、何とか葵を守りつつティムを「黒い幽霊」の魔の手から救い出して欲しいものですね。続く。


明は初音にとっくに食われているものと思ってました。すみません。サンデー16号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 理系の人間に対してサプリメントの皆本のように「前よりも5ミリほど短く」と曖昧な指示を与えると、紫穂のように「そんな指示では曖昧さが多すぎて正しく実行できない」とパニックになってしまうので気を付けてください(挨拶)。

 以下、遅くなりましたが先週のサンデー16号の「絶チル」感想です。

スタンド・バイ・ミー(1) あらすじ
 泣いてすがるアダムを振りきってコメリカから戻ってきた皆本は、かつてうっかりチューしちゃった薫と久しぶりに二人きりになってしまい、年甲斐もなくアタフタするのであった。

 ところでこのサイト的には、「スタンド・バイ・ミー」編と言えば勿論「GS美神極楽大作戦!!コミックス23巻に掲載された、生き返ったおキヌちゃんが美神除霊事務所に出戻って来るエピソードのことを指す。ネクロマンサーの笛!(←連載中期における不遇なアイテムの象徴)
 今読み返すと、絵柄が全然違うんですよねー。首の太さとか。

 今回からエピソードの名称は「スタンド・バイ・ミー」と変わりましたが、実質的には前回の「600万ドルの男」のエピローグ的な位置付け。すっかり皆本にメロメロになってはいるものの、わがままを言わずに皆本と拳を合わせて再会を誓う「男の約束」を交わせるくらいにまで成長したアダムが心底可愛くて仕方ありませんでした。勿論健全な意味で(自己フォロー)。
 ケンとメアリーがアホな子になっちゃったのは、今回のエピソードの性格からして彼ら以外にコメディリリーフができる人材がいなかったからなので、まあ仕方ないです。次回頑張ってください。次回が何時になるか判らないですが。

 そして今回の「スタンド・バイ・ミー」のメインは、どうやら葵とバレットメインの冒険譚ということになりそうな感じです。この二人は、これまでサプリメントなどで絡む機会が何故か多く、またキャラクター的にも「根が真面目」という点が共通しているところから考えると、フラグが立つかどうかはともかくとして、実は案外相性はいいのかも知れません。
 ただバレットは、葵と絡むたびにどんどんダメになって行ってる点がやや気掛かりではありますが(葵の下着姿をうっかり観てしまったけど「忘れて」と言われて本当に忘れてしまうなど)、まあバレットは元々そういう子なので致し方ないです。そういう点を含めていい子なんです。今回はバレットのそんな可愛らしさの描写にも期待していきたい。勿論健全な意味で(自己フォロー)。

 皆本と薫の方はあんな感じなので今回はあまり進展はなさそうですが、薫が「皆本との二人だけの秘密を持ってしまったこと」と、「それを『何でも話せる友達』だった葵と紫穂に話せないこと」の間で思い悩んでいる姿は印象的でした。彼女はこうして悩みながら大人になって行くんですよね…(うっとり)。
 まあ、本当に大人になってしまったら「友達に話せない彼氏とのヒミツなんて、あって当然じゃん?」って風になってしまって夢も希望もなくなってしまうので、薫にはいつまでも純粋な今の気持ちを忘れないでいて欲しいなと思いました。キモイですね(自覚)。おわり。


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