さよなら京介少年記念・サンデー39号絶チル感想
コミックス35巻を買ったんですけど、表紙裏の4コマで「財団」についての極めて重要な設定が明かされたことに驚きました。
念のためですが、「重大な設定」とは「財団」の設立者がソフィー王女であることであり「ユウギリは可愛い
」の方ではないです。ユウギリが可愛いのは既に既知の事実です。
そしてサンデー39号の感想なのですが、「京介」がその姿を失って消滅した今、本来なら「京介」が兵部に伝えるはずであった『子供時代の子供らしい幸せな思い出
』の経験を伝えるのは、京介から皆本の役目になったんだろうな、という点でした。
皆本が語っていたように、本来京介を皆本が直接預かったのは、兵部に欠如している「子供時代の幸せな思い出」を京介に経験させ、京介と兵部の融合後にその経験をフィードバックさせて復讐の鬼と化している兵部に考え方を改めさせるチャンスを作ることであったと思われます。
京介がユーリ(というかギリアムの策略)によって破壊されてしまった今となってはもうそれは叶わない計画となってしまいましたが、それ故に、京介少年と最も親密に接した大人であり、彼が普通の子供としてどんな経験をしたのかを一番客観的に知っている、京介の「保護者」であった皆本こそが、兵部に京介の記憶と意志を伝えるべきなのではないのでしょうか。
兵部がこの世界に戻って来た時、皆本は「京介が兵部に届けたかった記憶」を兵部に伝える義務がある。それが一番彼ら二人にとって良いことなのではないかと思っています。エスパーとノーマルの破滅の未来を避けるためには、皆本と兵部はどこかでお互いを理解しあって手を繋ぐ必要があるとはずなのですが、京介の存在が両者の理解の媒体となって欲しいなー、と個人的には思ってます。
あとユーリはいまだに薫たちに対して過去の記憶を封じることで心を閉ざしていますが、ここは一つコミックス35巻でハンゾーが言っていた
「不幸な過去は取り消せません。
しかし、そこから生まれた未来が良いものであるなら、過去はただ不幸なものではなくなるはずです」
という名台詞を思い出して、自分が「黒い幽霊の娘」だった過去を自分自身で赦し、薫たちと共に新しい未来を作っていって欲しい所存です。
なお、自分にとってハンゾーというキャラは、初登場時に不二子とタイマンでおしっこ我慢バトルを繰り広げたシーンが脳裏にあるせいか、コミックス35巻の妙にカッコ良いハンゾーの姿を見ると何故か妙に困ります。どうしましょう(と言われても)。
小学館 (2013-08-16)
ユーリ×ナイ派の私としては、最終的にユーリとナイが平穏に暮す未来を観たいです><