アリババは全世界の童貞青少年の希望の星・サンデー7号感想
マギ
アリババの童貞っぷりはこれまでもギャグのネタにされて来ましたが、今回の「童貞なだけで軽蔑される
」展開は流石に辛いです。
これまで煌帝国は専制政治の象徴という位置付けでしたが、これからは更に「非童貞であるというだけで童貞を虐げる」というセクシャルハラスメントの象徴としても捉えなければならなくなりました。
しかしアリババは並の童貞ではなく、王たる者の資質を持った英雄的童貞であることは、皆さん既にご存知だと思います。
真の英雄は様々な試練を克服しなければならない宿命を帯びているものですが、つまり今回、アリババは「煌帝国の専制に対して童貞の意地で抵抗し、モルジアナに対する純情なんだか不順なんだかよく判らない童貞特有の一途な愛を貫くことで、バルバットの王座を童貞のまま奪回する」という、新たな試練が課せられたのではないのでしょうか。
童貞だからこそ克服できる試練もあるということを、ぜひアリババには示して頂きたい。私はそう思いました。
小学館漫画賞受賞おめでとうございます(フォロー)。
姉ログ
自称百合好き教師の東雲先生に、ガチ百合アニメと評判の「桜Trick」を観せたら、どのような反応を示すのか興味あります。女子同士が自然に戯れる光景を好む彼の嗜好に合致しているようであり、女子同士の過激な愛情表現を嫌う彼の傾向にも合致しているようでもあり。趣深いです。
なお、個人的に今まで見た中で最もガチ度が高い百合アニメは「おにいさまへ…」です。みんなも一度は「おにいさまへ…」を観て、花のサン=ジュストさまのアレっぷりとか、マリ子のアレっぷりとかに感動して欲しいです。
マンガと全然関係ない感想で大変に申し訳ない。
絶対可憐チルドレン
今回のエピソードのサブタイトルは「レター・フロム・ファントム」ですが、ここでいうファントムは「黒い幽霊」のファントムではなく、兵部が言うところの「あの未来に取り憑かれた『幽霊』
」のことだったんですね。
このタイトルからは、何となく彼ら「幽霊」が、何らかの意志を皆本や薫たちの世代に託してこの物語の表舞台から立ち去るような印象を受けます。
兵部も不二子も過去と未来に囚われた存在であることは間違いありませんが、もし伊号の予知が覆り、彼らが過去と未来の枷から解き放たれたら、その時はどうなっちゃうんでしょうか。一気に老けこんで歳相応のじいちゃんばあちゃんに戻ってしまうんでしょうか。それはそれで見てみたい気もしますが。
月光条例
月のオオイミが、実は地上のヒーローもののTVアニメを観て憧れを抱いていたって展開には、何かグッと来るものがあります。
物語の力はかくも偉大であることを、オオイミが気付く時は来るのでしょうか。
小学館 (2014-01-17)
大河ドラマと化した「マギ」のキャラクター達を把握するため、副読本として欲しい一冊