コトハかわいいしモルジアナかわいいですよね記念 サンデー12号感想
常駐戦陣!ムシブギョー
無涯さんとのデートイベントが早くも発動の巻。
「ムシブギョー」というマンガは、基本的に仁兵衛を主人公にした美少女わんさかコメディーとでも言うべき作品構造になっているのは前に述べた通りですが(ただし仁兵衛が攻略しないといけない対象は人斬フェチ・発破フェチ・式神フェチなので注意)、その中でも無涯さんは仁兵衛の本命中の本命。「ときめきメモリアル」における藤崎詩織に相当する(←古すぎる例え)、いわばボスキャラです。
「ときメモ」であればまだ「友達に噂とかされると恥ずかしいし」と言われてしまう序盤において、いきなりデートするイベントが発生したとなれば、そりゃ仁兵衛が浮かれるのも致し方ないというもの。
しかし無涯さんはボスキャラだけあってそう容易く攻略できるものではなく、超増刊連載版の該当エピソードではこのイベントで無涯とのフラグを立てるために仁兵衛は文字通りの死ぬ思いをしなければならなかったんですが(コミックス2巻参照)、今回の週刊連載版においてもやはり相当ハードなことをやらされることは間違いありません。「神のみぞ知るセカイ」の桂馬もそうですけど、美少女わんさかコメディーの主人公やるのも大変なんですね(結論)。
神のみぞ知るセカイ
ルナは東方系の弾幕をばらまいて攻撃してくるタイプかと思っていたんですけど、実際は本の弾で相手の移動を誘導してから本棚で潰して仕留めるという、パズル要素が入った攻撃を仕掛けてくるのが面白かったです。シューティングゲームで例えると「グラディウス3」の9面みたいな感じ?(違う)
そしてハクアは、口では「バ桂木!
」とか言いながら、ちゃんと言いつけ通りにノーラを桂馬の計画に巻き込もうとしてますね。いじらしてカワイイです。嫁にするならやっぱりハクアがいいと思います。
ハヤテのごとく!
文字通りの委員長ワンマンショー。畑先生は「表情を変えずに読めたら君の勝ち」と堂々と読者に勝負を挑んでいましたけど、これは確かに心の中でファイティングポーズを取りながら挑まなければ勝てない相手です。普段は態度がちょっと幼いというか色々と残念気味な(頭が)彼女ですが、こういう姿を見せられてしまうと、何かこう侮れないなという気分にさせられます。何となく。
あとは、雪路がちゃんと先生っぽいことしてたのが意外でした。
はじめてのあく
そしてこちらはアキワンマンショー。こちらは捻らずにストレートに「これまで恋愛とか興味なかった子が初めて好きになった人にチョコをあげるドキドキ感」で真っ向勝負を仕掛けるストロングスタイルで攻めて来ているので、こちらとしても「その意気やよし!」と思いながら存分にニヤニヤさせて頂きました。今回はあのボンクラ元生徒会長の赤城もちゃんと「相手の女の子の好意にいまいち気付いていない優しい先輩」としての態度で接しており、バレンタインイベントのラブコメマンガとして極めてよく出来ているエピソードであると言えるのではないのでしょうか。
黄村の非モテ行動っぷりも、マンガ的に見事。君がモテない間はこのマンガ面白いと思った(ひどい)。
ARAGO
「ご安心を公爵夫人! 我々警察が威信をかけて家宝をお守りいたします!
」
先週から既に地方警察のヤラレ役オーラが半端なかったこのマンガですが、案の定今週は「赤騎士」を名乗る女子高生一人に壊滅。大抵の探偵モノでは上のような台詞を言う警察は怪盗にやられることになっているんですが、「ARAGO」においてもそのパターンは健在だったようです。せっかく「名探偵コナン」と同じ雑誌に載ってるマンガなんだから、せめて「コナン」くらいは読んでおこうぜ! と思いました(無理です)。
「赤騎士」スカーレットはデコが広くて好みです。
オニデレ
ついに最終回。正直なところストーリーの面では中盤以降は迷走していたと言っても過言ではない感じではありましたが、それを補って余りあるキャラクターの魅力(主に太もも)で楽しく読ませて頂きました。
個人的には、特にアンジーが好きでしたね。あのアンジーに化けざるを得なかったサヤの混乱っぷりも含めて素敵なキャラクターでした。最期はキレイに納まって本当によかったです。
次回作も太ももムチムチでお願いします。
ノゾミとキミオ
2011年サンデー大攻勢はまだまだ続くよ! と言わんばかりに短期連載が始まった「ノゾミとキミオ」。携帯コミック出身の作家・本名ワコウ先生が週刊少年サンデーに登場です。
お話の内容は極めてストレートなエロコメと言って差し支えないくらいエロいマンガで、読み終わった後で「言われて見れば、何でサンデーにはこういう直球なマンガが載ってなかったんだろう?
」と思ってしまう程でした。
サンデーのエロ寄りなマンガと言えば「史上最強の弟子ケンイチ」や「神のみぞ知るセカイ」「絶対可憐チルドレン」などが上げられると思いますが、これらの作品はあくまで別のテーマがある上でエロスな要素も含んでいる系統の作品であり、最初から「エロを見せてやるぜ!」という気概にあふれた「ノゾミとキミオ」とはスタイルが異なります。個人的にはこういうマンガは勿論大好きですので、次回以降も楽しみに読ませていただくことにします。
しかし、第一話からいきなりノゾミが下着を見せるとかやってる以上、彼女が主人公のキミオに「ちんこ見せろ。いいから見せろ
」と迫ってくることは、もはや必然の有様です。この二人の壮絶見せ合いバトルはどこまで加熱してしまうのでしょうか。
このままだと、人から見られないと興奮しないようになってしまい、その後の男女交際の時に支障が出てしまうのではないかと心配です。