2011年01月一覧

お久しぶりです(´・ω・`) サンデー9号感想

BE BLUES!

 田中モトユキ先生新連載。「本格サッカー大河ロマンキックオフ!」というキャッチコピーからして、主人公達が子供から大人に成長するまでの過程を描いていく「MAJOR」的な大河路線を志向しているのは明らかです。雑誌から期待されてる感が半端ない感じ。頑張ってほしいですね。

 第一話の感想としては、田中先生の描く男の娘が拝めてたいへんにありがたかったです。双子の女の子の優希を試合に出させるために優希のフリをしている(つもりの)優人君が、恥ずかしそうにスカートを押さえて赤面しながらモジモジしてるところとか、もう最高ですよ! さすが田中モトユキ先生、判っていらっしゃる!(全力で褒めてます)
 「後の埼玉替玉事件として後々まで語り継がれることとなる」とわざわざキャプションが入るところからして、今週のお話は彼らにとってまさに人生の転機となるものだったことを示唆していますが、今回の一件が優人や優希、そして主人公の龍たちのサッカー人生にどう影響していくのかは、これからじっくりと大河ドラマっぽく描かれていくことになるのでしょう。楽しみです。
 まさかこれが優人君の女装癖の目覚めだった…! とか言われたらどうしよう(ないよ)

ムシブギョー

 超増刊版「ムシブギョー」の序盤は、最初はツンツンしていた蟲奉行所のメンバー達が、仁兵衛とのイベントを経ることによって仁兵衛に対する好感度を上げていくという「ラブひな」みたいな展開を経てましたが、週刊版でもその路線を踏襲する模様ですね。
 こういうところからも、このマンガの正統派っぷりを感じさせます。仁兵衛がモテモテになるハーレムマンガとして(間違い)。

神のみぞ知るセカイ

 結の超然とした態度に桂馬がタジタジなエピソード。桂馬は「恋愛」を成就するために与えられた己のジェンダーの役割に徹しようとしているのに対し、そんなジェンダーの壁を乗り越えて桂馬との恋愛を成就しようとしている結の方が圧倒的に情熱的でかつ発言に説得力があるので、桂馬が劣勢に立たされるのも致し方ないと思いました。男の娘マンガを見慣れてる我々からすれば、桂馬が女の子の格好をして結に口説かれてる方がはるかに自然に感じますよね。ますよね(連呼)。
 何にしろ、このままでは桂馬が(女神復活のために結との「恋愛」を成就させるという目的の達成のためには)女装せざるを得なくなるのは必至の有様。どうする桂馬。いやまあ、それはそれで見てみたいのですが。

最後は?ストレート!!

 正統派の実力チームをあの手この手の奇策でかわして攻略して行くという展開は、リアリティを重視する今時の現代少年マンガでは割と珍しいんじゃないかなと思いました。主人公が本格的に野球の才能に目覚めるまでは、こういう面白路線で行きそうですね。ずっと目覚めないような気もするけど。

はじめてのあく

 黒澤さんのスパッツ!(挨拶)

 生徒会長選モードになってからは、黒澤さんが毎回(いろいろな意味で)大活躍していて嬉しいです。そしてジローと黒澤さんは共にキョーコが大好きという共通点があるので、もし今回の戦いにキョーコが巻き込まれでもしたら、更にジロー黒澤コンビは無敵の有様になること必至。
 このマンガにおける世界新秩序は、来栖のような恐怖と陰謀によってではなく、やはりによってなされるべきですよ。愛の対象は勿論キョーコ。結論としてはキョーコ萌え最高。

 でも、生徒会長は黄村がなった方が面白いんじゃないかと思うので、個人的には黄村に投票したいです。

結界師

 裏会を巻き込んで人的にも神的にも多大な犠牲を出した今回の騒動の原因が、結局は一人の女性を巡る兄弟の諍いだったことが明らかになったり、ミチルの存在が全てだったカケルが清々しい表情で「世界を終わらせるまじない」を発動させてしまったりと、これだから自意識が世界の全てであるセカイ系の連中はやっかいなんだよな! 思ってしまうお話でした。
 こんな連中を真正面から相手にしないといけない正守兄さんは、ホントに大変ですね。おつかれさまです(まだ終わってないけど)。


今年も年末までちゃんとサンデーが読めますように サンデー6号感想

常住戦陣!!ムシブギョー

 増刊から本誌に栄転。バカが付くほど実直で誠実な(というか割と単にバカな)主人公の姿がとても清々しい、宣伝文句通りの非常に真っ当な「王道少年マンガ」としてとても面白いマンガなので、週刊連載化を機会に更にブレイクして欲しいと願ってます。マジで。

 生第一話の感想としては父ちゃん無双。この父にしてこの息子ありというのが、超増刊の時よりも更にパワーアップしている印象でした。ある意味「覚悟のススメ」の覚悟父に匹敵する無茶苦茶さが素敵。
 次回は茶屋の娘さん(特徴:おっぱい)が登場すると思うので今から楽しみです。

神のみぞ知るセカイ

 そして男が愚かであること!男はあくまで許してもらう立場だ!
 ギャルゲー世界の男子って大変なのなと思いました。あるいはこれが先生の恋愛観?(失礼)

 あと、ハクアが徹夜してまで密かにギターの練習してたところにはグッと来ました。なんて桂馬想いのいい子なんだ。
 決して報われないけど。

境界のRINNE

 イコ先生の生霊の造形が何かものすごくノスタルジーを誘うのですが、これは一体何なんでしょうか。
 思春期を高橋留美子マンガを延々と読んで過ごした過去の自分の中にあった高橋留美子先生像にソックリだからなのか。何か不思議な郷愁が止まらなくてヤバい。

キングゴルフ

 山が葛藤を乗り越えて難しいショットを決めてバーディー、蒼甫と並んで最終ホールへ!という、物語的に最も美しい形でクライマックスへ。これはもう、蒼甫×畠山を想像せざるを得ないです。最終ホールでリバースカップリングなるか?(何)

 あとこの回では、戸川や澤が畠山のショットの時に「ちょっと触るだけで十分だぞ!」「ちょっと!!」「ちょっとだけだ…!」と内心で畠山を応援していたところも良かったです。試合が始まった頃は大概だったこの二人も、今回の試合を経て精神的に成長したことが表現されていると思いました。ちょっとだけかも知れないけど。

はじめてのあく

 澤さん回かと思ったら、最後で新キャラ二人組が現れて成敗されてしまう展開に。
 ただ、彼女に限らず、このマンガの「謎の人物」はみんな「初登場では強そうだが、次第にヘタレて来る」という徹を踏んでいるので、今回登場した二人組もいずれは(略)。

 しても、黒澤さんはジローマント覚醒の時といい今回の不意打ちといい、見事なまでにかませ犬的な扱いを受けていて不憫ですね。それがいいんだけど。
 何にしろ彼女のキョーコ大好きっぷりはホンモノなので、もしキョーコが副会長になったら、その時は彼女の片腕として大活躍してくれそう。そういう光景を見てみたいものです。

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アラタカンガタリ

 装の麗人が入浴中にうっかり主人公男子に裸を視られて正体がバレてしまうのは「とんち番長」でネタにされるくらいにお約束な展開ですが、それを堂々とやってしまう渡瀬先生の潔さを評価したいです(えらそう)。

 してお風呂でキャーはギャルゲーイベントとしても有効ですが、今回ミクサが革と同郷であることが判明したこと、および秘密にしていた裸を見られたことで、革とイクサのフラグがまた一つ立ったと解釈できます。
 イクサルートへ物語が流れる可能性あることを読者にアピールしつつ、密かに伏線を張ってる印象。負けるなコトハ。


つぼみ VOL.9 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)

 この巻では「花と星」第二話がお気に入り。花井が星野を嫌いたがっているのに、彼女の天然っぷりに絆されて結局気を許してしまうまでのシークエンスがコメディとして非常に面白い。最後の星野の過去を知っていると思しき女性の登場による次回への引きも上手い。
 そして「しまいずむ」のラップ越しのキスはギャグとエロスが並立している奇跡の作品(多分言い過ぎ)。「エンドレスルーム」のセクシャルな表現にはドキリとさせられた。「レンアイマンガ」や「ロンリーウルフ・ロンリーシープ」の続きも気になるし、ホント毎回読んでて楽しみなコミックです。
2011-01-03 20:13 | Permalink | Other Review


[booklog]つぼみ VOL.8 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)

疲れた営業のお姉さんが女子高生をストーキングしつつあれこれ妄想していくうちに元気を取り戻して行くというストーリーの「ゆめよりすてきな」が秀逸。こういうマンガを読めるのが、この「つぼみ」の懐の広さだと思った。
他の読み切りでは、「夏の思い出」の切なさが印象深い。
2011-01-02 23:14 | Permalink | Other Review


新年の挨拶

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。

 今年は昨年以上に公私共に忙しくなりそうなのですが、その一方で何かを読んだ時の感想は常に吐き出しておきたいという欲求もまた尽きることはなさそうなので、Twitterブクログ(最近登録しました)などの様々なツールの力を借りつつ、何とか感想や情報を発信できる体制は整えて行きたい所存です。
 マンガにしろ何にしろ、自分が好きなものに対して「好き」と言い続けることが、何よりも一番大切なことですからね!(←ちょっといいこと言ったつもり)

更新情報:

 毎年恒例ですが、トップページのイラストをおキヌちゃん版に差し替えました。1月中はこれで行きます。

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[booklog]この靴しりませんか? (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

つぼみに掲載された「オオカミの憂鬱」が気に入って購入。表題作の「この靴知りませんか?」、小劇団を舞台にした「雪のお姫さま」が個人的に好きな作品。
いわゆる「百合」的な恋愛要素は薄いものの、楽しく読めました。恋愛マンガに定評のある作家さんのようなので、他の作品も読んでみたいですね
2010-12-31 16:35 | Permalink | Other Review