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「BE BLUES!」桜庭とにかくカワイイ編(サンデー20〜25号)の感想まとめ

BE BLUES!

 ちょうお久しぶりです(´・ω・`)

 今回は自分用のメモとして、前に感想を書いたサンデー20号以降の武蒼対聖和台編、別名「桜庭とにかくカワイイ編」を読んだ簡単な感想を列挙させて頂きます。


サンデー20号

  • 桜庭がコーメイのプレーの意図を汲み取れずに連携をミスしてチャンスを潰し、その直後にカウンターから失点という展開に。
  • 嫌な雰囲気になりそうなところを、「桜庭はちゃんと練習したことはやってる」とオカさんにフォローされ、コーメイも「高望みし過ぎたってことか」と桜庭の扱いについて反省して解決。桜庭に対するチームメイトの愛の深さというか、ちゃんと自主的に練習に参加している桜庭をみんなが可愛がっている様子が伺えます。桜庭カワイイ編の開幕です。
  • その後、試合中に相手ディフェンダーを仮想敵に見立ててオフ・ザ・ボールの動きを繰り返し練習し始めた桜庭がカワイイです。

サンデー21号

  • 「イメトレ連戦連勝!」って自画自賛している桜庭が、まずカワイイです。
  • 龍から「自分の知らない桜庭のことを知っている」風な口を聞かれてショックを受け、ヒートアップする真鍋。今になって考えてみると、桜庭カワイイ編とは、龍と真鍋が共に「俺が知っている桜庭が、本当の桜庭だ!」と己の桜庭感をぶつけ合う勝負の場でもあったのです。桜庭という概念を巡る対決ですよ奥さん。
  • アイコンタクトで龍と自在に連携できるレノンは、普通にかっこいいです。さすが龍の保護者役を任されてるレノンさんは違います。

サンデー22号

  • パスカットを警戒して自分にパスを出さないレノンに対して「俺に出せよ!」とじたばたアピールする桜庭がカワイイです。
  • そうして焦らしに焦らされた桜庭に対して、満を持してクロスボールを出す龍。桜庭の決定力に対する龍の信頼感がなせるプレイですが、桜庭がもう我慢できないぎりぎりのタイミングでボールを出せる龍の感性も流石です。公式カップリングの強みでしょうか。

サンデー23+24号

  • 桜庭がこれまで練習してきたオフ・ザ・ボールの動き+練習していないシチュエーションをこれまでの経験で培われた勝負師としての勘のあわせ技で打破し、最後は彼らしいテクが光るジャンピングボレーシュートでゴールを決める展開。
  • ゴールを決めた直後、真っ先にミルコじいさんの元に駆け寄る桜庭がカワイイです。個人的にミルコは桜庭の飼い主という認識なのですが、改めて桜庭のミルコに対する忠犬っぷりを示したシーンと言えます。

サンデー25号

  • 桜庭のことを雲霞の如く嫌っている優希ですら「あの男があんなに素直に喜んでいるのを見たことがない」と言わざるを得ない程、これまで培った練習の成果を出せて素直に喜ぶ桜庭はカワイイという結論に。
  • 桜庭の頭を鷲掴みにしてワシワシするミルコもカワイイ。桜庭に絡むとみんな可愛くなります。
  • そして試合後、「後半出てりゃあと2点は取れたからな!」と去勢を張る桜庭がカワイイです。
  • 桜庭をそんなカワイイ風に変えたきっかけは、自分が桜庭を完封した前の試合あったと知って、複雑な笑い声を上げる真鍋。
    彼も本当は龍のように「桜庭の仲間」として彼をカワイイ桜庭に変えたかったに違いないと思われますが、彼は桜庭と憎しみ合うことでしか本当のコミュニケーションが取れない運命の下に生まれてしまったのでしょう。
  • 桜庭が変わったことを認識させられた真鍋は、次に桜庭と対戦する時に、彼にどんな言葉をかけるのか。今サンデーで行われている大浦カップ編で再戦することはあり得るのか。今後が楽しみです。
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32巻は8月発売とのこと。龍が高校選抜合宿で悩みながら成長したり、ちんこがでかくなったりする辺りの話ですね


さようなら、枝垂ほたる記念・ここ一ヶ月くらいの「だがしかし」感想

だがしかし

 このマンガのキャッチコピーは「ウマイ駄菓子×ヘンな美少女? ハイテンション駄菓子コメディー開封ッ♪」なのですが、ココノツとほたるの夏祭り花火デート回以降は明らかに話の雰囲気が変わって来ています。まるでタイトルが「さようなら、枝垂ほたる」に変わったかのような切なさと重苦しさです。
 ほたるがいずれこの町からいなくなるであろうことは、これまでのエピソードの中でも示唆されてはいましたが、ついにその時が訪れてしまいました。

 話の雰囲気が変わってきたのは、明らかにココノツがほたると「二人きりで」花火に誘った、ホームランバーのエピソードからでしょう。
 本当なら遠藤兄妹と一緒に行くはずだった花火大会を、ココノツがほたると二人で行くと言ってしまったことは、彼にとってはほんの一時の気の迷いというか、(ほたるから「二人で?」と聞かれたことによる)偶発的な出来事だったと思うのですが、しかしその選択はココノツ・ほたる・遠藤兄妹の間の微妙な人間関係のバランスを壊し、今後の彼らの関係を大きく変化させるきっかけになってしまう可能性はあり得ると思います。

 そしてほたるは、おそらく現在の人間関係や駄菓子屋を巡るこの町の状態に満足しており、それが大きく変わることは望んでいなかったのではないかと思われます。
 しかしその一方、いずれそれらは時代と共に変わってしまうであろうことも、多分彼女は判っているはずです(幼少期に通っていた駄菓子屋がなくなってしまったエピソードが象徴的)。

 そんなほたるに対して、ココノツがこれまでになく積極的なアプローチをして来たことは、ほたるにとっては「ついにこの町も変わる時が来てしまった」ことを意味していたのかも知れません。この町が変わってしまう以上、自分もこのままではいられない。そんな考えが、彼女を動かしたのかも知れませんね。全て自分の妄想ですが。

 あと今回の話では、ほたるが不在であってもいつも通りにココノツに接するサヤの姿が印象に残りました。
 でも、彼女の側から今のココノツ達の状況を見た場合、

  • 花火大会の時にココノツとほたるの姿がなかった
  • つまり花火大会の時、ココノツとほたるは「一緒に花火を観る」約束を破って二人きりで逢っていた
  • 二人は付き合っていたのか?
  • しかし花火大会が終わった途端、ほたるは姿を見せなくなってしまった
  • ほたるが姿を見せなくなったのは、花火大会の時にココノツがほたるに何かやらかしたからなのでは?

 と訝しまざるを得ない訳であり、サヤの今の態度はココノツに対して微妙に引いている結果である可能性も否定できないのでは(嫌な感想)。

 そんな感じで、否応なく人間関係がネクストステージに進む可能性を秘めたこのマンガ。
 次にココノツの店に訪れた時のほたるの姿は、これまでのままの駄菓子大好きな美少女の姿なのか、それとも駄菓子界隈の衰退を憂うあまりホームランバーの当たり棒どころか全てを忘却の彼方に追いやってしまった、変わり果てた姿なのか。
 そんな妄想をしつつ、次回の「帰ってきた枝垂ほたる」編を待ちたいと思います。

 今回の結論としては、「二人で?」と言ってココノツを見つめる時のほたるさんはすごく可愛いと思いました。


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今考えると、アニメ版のほたるさんは少々エキセントリック過ぎた気がする


BE BLUES!に宮崎が再登場しそう記念・サンデー29号感想

ファンタジスタステラ

 現在行われているコンフェデレーションズカップでは、サッカー日本代表は全敗という結果に終わりました。ブラジル・イタリア・メキシコという世界の強豪国相手によく戦ったとは言えますが、「現在のレギュラー全員が控えに回るくらいに個の力を上げない限り、W杯で上位には食い込めないだろう」との厳しい意見もあるようです。
 現在「ファンタジスタステラ」では、まさに現在のレギュラーが新しい世代の台頭によって控えに回りかねない怒涛の展開が繰り広げられていますが、強豪国と戦えるレベルまで個の力を上げるためには、斯様な厳しい試練が必要なのだということなのでしょう(決めつけた)。

 日本のサッカーは、「キャプテン翼」の時代ではワールドカップ出場はまだ夢のまた夢であり、「俺たちのフィールド」の時代ではワールドカップ出場が「悲願」だったことを考えれば、現在は着実にその実力が進歩していることは間違いありません。
 「ファンタジスタステラ」の時代は、日本がサッカー中堅国から強豪国にレベルアップする過程にあった時代の作品だったと、後に語られることになるに違いありませんね(決めつけた)。

銀の匙

 常盤が役に立ったの、実はこのマンガで初めてでは?(感想)
 あと西川はオタクとしての貫禄があるので、ゾーニングが厳しくなった現在の同人誌即売会でも18禁の薄い本が顔パスで買えそうな気がします。

神のみぞ知るセカイ

 香織に股間に脚を入れられて赤面する桂馬が一番可愛いです(感想)。
 しかしこの香織さん、桂馬の股間を弄ったり壁ドンしたり、いちいちやることがエグい上にエロいのが困ります。大好き

BE BLUES!

 龍の愛は優人の杞憂を遥かに超えて深かったのです! という話であると理解しました。
 そしてついにみんなのアイドル・宮崎が再登場する予感。彼との再開が今から楽しみです。

絶対可憐チルドレン

 前回の悠理復活に続き、「ジ・アンリミテッド」のアンディと思しき謎の眼帯の男が登場、そしてついに兵部の虚数空間からの復活が予言され、それを察知したパンドラが活動を再開、その事態を受けたバベルは主要キャラクター達が兵部奪還に向けて行動を開始する──など、一気に物語が新しい展開に向かって動き出した感があります。どうなっちゃうのかしらこれから。連載終わるの?(気が早い)


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宮崎が「BE BLUES!」の正ヒロインとなった伝説の巻


ムシブギョーBD初回限定版描き下ろしがエロいですね記念・サンデー27号感想

電波教師

 見たものの能力をコピーできる能力者が、最期に誰のコピーでもない自分の力を使って勝利。そして、その力の使い方を教えたのは、今回の対戦相手。
 能力バトルの展開としてはほぼ完璧な、とても美しい結末なのではないのでしょうか。

正しいコドモの作り方

 80年代エロコメ路線で始まったはずのこのマンガが、何か普通に恋愛マンガみたいな展開を!(←ジャンル的には一応最初から恋愛マンガです)
 この手のマンガの常として、あまり引っ張り過ぎるとメインヒロインがどんどん無茶な理由でツンツンする嫌な女になってしまう、個人的に音無響子エフェクトと呼んでいる現象が発生してしまいかねないので、そろそろ今日子ちゃんに心理的な変化か必要な頃合いなのかも知れません。
 あとユカリ先輩がマジ人生の先輩っぽくてかっこいいと思いました。かっこいいので先輩は悠には勿体ないです。

史上最強の弟子ケンイチ

 今回のサンデーで間違いなく絵的に引きこまれたのはこれ。拳聖に一歩及ばずに敗れた田中勤さんの最期の姿は、こうなることは最初から判っていたとしても、やはりショッキングです。己は復讐の感情に巻き込まれながらも、ケンイチには自分と同じ道を歩んで欲しくないと願う彼の優しさにもグッと来ました。
 それより何より、あの肘打ちすごく痛そう(そういう問題ではない)。

犬部!

 久しぶりに帰ってきた「犬部!」ですが、今回のテーマは犬ではなくウサギの模様。そして新たに登場したのは、ハードコアなウサギフェチのメガネスーツ男子。
 ウサギがカワイイのは当然ですが、ウサギのことになると熱血漢になるメガネスーツ男子もこれはこれでなかなかカワイイですよね。(連呼)。

NOBERU

 ついにノベルの多重人格が「治療」の対象に。ノベルの副人格は役者としての才能は十分なのですが、学芸会で全裸で歌舞伎の見栄を切るなどのエキセントリックな挙動を見る限りでは役者以外の「普通の子ども」としての社会的な生活ができるとはとても思えないので、その辺が問題ありそうな気がしてなりません。
 あと保健医の先生、胸元がエッチでいいですね(結局)。

絶対可憐チルドレン

 兵部が何故学生服を常に着用するようになったのか、そして何故未来の薫にあそこまで執着を見せるのか、その根源の部分が明らかになったエピソード。兵部は色々な意味で、志賀の葬儀の時から自らが変わることを拒んでいるのでしょう。

 そして、かつて「いつか彼女に会ったとき、自分を恥じることのない自分でいたい」と純粋に願った兵部が、その「彼女」の保護者であり、「彼女」の想い人であり、後に「彼女」を撃ち殺すことになる皆本に対して極めて辛辣になるのも、まあ致し方ないことだよなと納得しました。
 兵部さん、皆本への嫌がらせをよくあの程度で済ませてるよなあ。大人だなあ(まちがい)。


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限定版だとパッケージアートもこれなんでしょうか


GS美神リバイバル決定記念日記

 既に先週のサンデーで告知はされていましたが、今週のサンデーにおいて、次号13号にヒーローズカムバック企画として「GS美神極楽大作戦!!」が登場することが発表されました。椎名先生のブログでも告知されています。

 ヒーローズカムバックに椎名先生が参加されることが発表されてから、おそらく「GS美神」をやってくれるんだろうなと期待してはいたんですけど、実際発表されると嬉しいですね。
 内容はチャリティーらしく、椎名作品の他のキャラクターも登場するお祭り的なものになるとのことですけど、どんなキャラが出てくるのか今から楽しみです。


質問:GS美神のリバイバルに、「一番湯のカナタ」のカナタは登場すると思いますか?

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一番湯のカナタ(1): 1 (SSC)
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スマホやタブレットさえあればどこでも読めて場所を取らない、kindle版カナタ。買い換えたい…


付録のAKB写真の唇付近に皺が入ってる人? サンデー21/22号感想続き

銀の匙

 マンガ大賞受賞を受けて「銀の匙」のCMがテレビで頻繁に流れている今日この頃ですが、「風を嗅ぎ、土を踏み、彼らはそこできらめく命を学ぶ」って宣伝文句は、表現は決して間違ってはいないんだけど、でも何かちょっとコレジャナイっぽさを感じてしまって、見る度にモヤモヤしてませんか?(挨拶)

 今週の「銀の匙」は、好ゲームを繰り広げた高校野球部の活躍に触発された男子連中が目的もなくいきなり走り出すという、男子高校生らしい向こう見ずなバカっぽさを表現したシーンが好きです。このマンガにおける面白さの根底は、この手の「農業高校在住の若者の日常」をマンガチックな形で、かつリアリティを失わない絶妙なバランスを取りながら見せているところが大きいんじゃないかと思ってます。

 あと今回は、あまりにバカをやり過ぎて倒れ、その結果賢者モードになった八軒が「文化祭では、馬術部の普段の姿を見せればいいんじゃね?」とマトモなことを言い出すところも印象的。「なにかやらなきゃ!」と思ってバカなことを衝動的にやってしまうのは確かに無意味なのですけど、無意味なことをやり通してみたからこそ得るものもある、ということなのでしょうか。違うような気もするけど。

神のみぞ知るセカイ

 土壇場になっても歩美に対して駆け引き的な言動を止めない桂馬の意地の強さというか、意地っ張りな側面が際立ってた話だと思いました。
 ただ、桂馬の歩美に対する言動は駆け引きといえば駆け引きなんですが、それも全て「自分が全ての女神を出して争いを止めなければならない」という(現在彼がプレイしているゲームの)責任感から出ていることを考えれば、彼の言葉は全て信念に基づいた誠実なものであるということもできます。
 ゲームをクリアするためなら女をこっぴどく振りもするし、逆にリアルでの結婚も辞さない男。それが桂馬であることを、改めて印象付ける話でした。

 ただ、こんなのとうっかり結婚しちゃったら、リアルでの生活面では色々と大変そう。歩美さんご愁傷様です。

戦コレ!

 自分は他所のサンデー感想サイトや掲示板等を全くチェックしていないので、このマンガの世間的な評判はよく判らないのですが、個人的にはすごく面白いと思ってます。
 アニメ版の方は、女性化した戦国武将達をひたすら可愛く描くことに全力を注いでおり、これはこれで好感が持てるのですが、こちらのマンガの方は「女性化した戦国武将達は可愛い」という戦国コレクションの前提をあえてひっくり返して爆発オチを多用する低年齢向けギャグマンガにしてるのが、何か凄い。
 「戦国コレクション」の女性キャラクターを使ったマンガを作ろうとするなら、アニメ版のような形にするのが普通だと思うのですが、あえて火中の栗を拾うというか、しなくても良い苦労をしてるところにグッと来ます。ホントです。

 今回の信長の対戦相手は秀吉でしたけど、ちゃんと信長が「ワシの織田軍を乗っ取ったってホント? ワシの子や家臣、次々と排して乗っ取ったの?」とちゃんとヒストリカルなことを言ってるのが良かったです。アニメ版よりも歴史に少しは敬意を払ってますね(良かった探し)。

境界のRINNE

 新キャラクターのれんげがいいですね。好きです(告白)。
 かつての「犬夜叉」も個人的に盛り上がってきたのは女の情念を具現化したかのような桔梗が復活してからでしたが、ダークな怨念を抱えていそうなれんげにも、何となくそれに似た雰囲気を感じます。

 今後、何かの間違いで彼女がりんねに演技ではなく本当に惚れてしまったりしたらヤンデレ化して手が付けられなくなりそうで怖いんですけど、今後この辺どうなって行くのか見物です。高橋留美子先生の描くヤンデレ女子キャラは本気で怖いからなあ。


ヤンデレ女子と言えば「笑う標的」の志賀梓。マジ怖いのでオススメ


生存+病欠報告

 お久しぶりです。

 今週のサンデーの感想ですが、途中までは書いたものの体調が悪いせいでペースが上がらず、書き終わる頃には夜中になってしまって明日以降の人生に影響が出てしまいかねないこと請け合いなため、お休みさせていただきます。
 「絶チル」はせっかく皆本×賢木の組んず解れつという、自分の頭の中に住むパティさんが覚醒しかねない楽しいシーンもあったのですが、突っ込めなくて残念です。
 このままだと明らかに埒があかないので、これから色々どうしようかなあと思案しているところ。

 そして「銀の匙」のマンガ大賞受賞おめでとうございます。毎回「何故このマンガはこんなに面白いの?」と不思議に思いながら読んでますが、いよいよ本格的に面白さが世間的に広く評価されて来た感があります。
 アニメ化の噂も既に出ていますが、まだエピソードが少ないので、そうなるには多分あと2年くらいかかると思います(勝手な予想)。


さよなら豚丼エピソードが掲載されるであろう3巻。
まだまだ連載は続くと思うのですが、こんなに早く切り札の「銀の匙」をオマケにした限定版を作ってしまって、これからの限定版ネタは大丈夫なんでしょうか


サンデー11号感想その2+絶チル感想

 近況報告:また喉風邪引きました(´・ω・`)。
 もう風邪は飽きたよ…

犬部!

 今回の物語は犬部代表の百田と獣医の赤木の出会いの経緯を描くものになりそうですが、個人的にはマンガの後に載っているコラムに「獣医の資格を持った人は、いわゆる『獣医』の仕事よりもむしろ公衆衛生や生物学などの非臨床系の仕事に就く人の方が多い」と書かれていたことが興味深かったです(知らなかったので)。
 「銀の匙」でも食産物としての動物を管理する立場としての獣医の仕事について触れていましたし、一言で獣医と言っても色々あるんですね。勉強になりました(マジレス)。

月光条例

 「わたしがお兄ちゃんの代わりをおやりなさいって」のページのミチルの描写のされ方が印象的です。物語が消滅の危機を迎えて消えかかっているとはいえ、この時のミチルには既にある種の狂気が宿っていたのかもしれません。

國崎出雲の事情

 今週から連載再開。ひらかわあや先生が体調不良から復帰できて、本当に良かったです。体調を崩した漫画家がそのまま長期に渡って帰って来なかった事例は決して珍しいものではないので、もう心配で心配で(取り越し苦労)。
 本編の方は、とりあえず再開後4コマ目で「エロい妄想をしてください」と言わんばかりのいつものお約束カットが出てきたり、鎖で自縛しているおかしい(頭が)少年が出てきたりと、基本的にいつもと変わらぬ「國崎出雲」なので安心しました。個人的には粂寺先生(変態)の元気な姿を拝見できたのも良かったです。

おすもじっ!

 「だけどな、彩香。こんなとこで手こずっていたらラスボスは遠いぞ。
  なんたって、最終鬼畜兵器はボムが効かね…

 かわいい妹に「怒首領蜂」(あるいは怒首領蜂大往生/大復活)をやらせる兄というのもちょっとどうかしてますが、その妹に最終鬼畜兵器と対戦までさせようとするところは、かなりどうかしてると思います。最終鬼畜兵器に出会うためにはまず2周目に進めないといけないのですが、その条件というのがまず厳しくて(以下話が長くなるので略)。

 そんな微笑ましい過去があった寿と彩香ですが、今ではむしろ彩香が究極のヤンデレ妹という最終鬼畜兵器と化して寿の前に立ちはだかっているというのは、何たる皮肉なのでしょう。寿、そしてその寿を守るために彩香に嘘を付いた司は、今まさに刺身包丁を構えた彩香に「貴様らは私の全てを奪ってしまった。これは許されざる反逆行為といえよう。この最終鬼畜兵器をもって、貴様等の罪に私自らが処罰を与える。死ぬがよい」と言われているに等しい状況なのです。最終鬼畜兵器にはボムが効かないのです。

 「おすもじっ!」は、京都に残る豊かな文化を紹介しながら、祖父に憧れ江戸前鮨の伝統を守るために性別を隠して職人となった少女を主人公にした料理マンガです(フォロー)。

アラタカンガタリ

 「お…音波で服を破る…なんという素晴らしい、いや恐ろしい技!
 「史上最強の弟子ケンイチ」同様、奇しくも「アラタカンガタリ」も女子の服をビリビリ破く展開となりました。「ケンイチ」の松江名先生はその大胆さがもはや芸術の域まで達していると感じましたが、こちらは露出は「ケンイチ」と比べると少ないものの、キレイどころの女性陣は勿論主人公のアラタまでもが「絶対可憐チルドレン」のマッスル大鎌みたいな格好にさせられるという数とバリエーションで勝負をしており、これはこれでだと思いました(←音楽を奪われたために引き裂かれた恋人たちの悲劇は?)。

絶対可憐チルドレン

 死んだと思った「黒い幽霊」の総帥兼ユーリのお父様が生きてて何よりでした。しかし、あれはギリアムが作った幻影であり、彼が兵部に「自分が父を殺す」幻影を見せた時に快感を記録していたということは、彼はやはり内心では父親(というかこの世界すべて)の破滅を願っているんじゃないかと思わせるに十分です。
 彼は本当は(ユーリには与えられていた)父親の愛情に飢えているのですが、それが決して与えられないことを判っているからこそ、世界の破滅を望んでいるように見えます。

 そして本編は、悠理がユーリ=ファントムドーターである秘密を知った不二子と賢木に、ギリアムクローンの男の娘軍団が迫り来るという展開になってますが、個人的にはそれ以上にサプリメントで賢木がメカ皆本ハーマイオニーたち(仮称:メカ可憐ボーイズ)を本当に飼い始めたことが気になります。
 メカ皆本ハーマイオニーって、4コマ用のネタキャラだったはずなのですが、まさか本編に出てきてしまったりするのでしょうか。メカ皆本が賢木のピンチに駆けつけたり、駆けつけたはいいけど何の役にも立たなかったり、最期は初代と同じように自爆したりするんでしょうか。何かこう、色々な意味で波乱含みの展開です。


しまったはじあく最新刊買ってない


姉さん、事件です!(間違い)サンデー50号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今回メカ皆本ハーマイオニーVer1.5が繰り広げた「自由意志」の名の元でのご奉仕の数々は、我々に「自由意志」とは何かを考えさせられますね。嘘ですが(挨拶)。

 本編の方は、「未来予知によって初音の父親らしい人物の死が検知された」という設定で始まるミステリー(というか、「犬神家の一族」の判りやすいパロディ)の体裁を取っています。
 予知された映像は、何というかこうあまりに犬神家の一族っぷりが甚だしいので、もし私がバベルの予知課の担当だったら間違いなく突っ返すレベルのおかしさなんですけど、絶チルの舞台は近未来ということもあってか、既に予知課のエスパー達は「犬神家の一族」ネタを知らなかったのかも知れません。近未来では原作の小説や映画はおろか、にしおかすみこの有名なネタも既に廃れて久しいんでしょうか。何か寂しいですね(関係ない)。

 そんなアレな事件ではありますが、前回破滅の未来を覆すために「破滅の女王」となる未来の薫への別離を心に決めた皆本にとっては、「どんな予知だろうと必ず覆す!」と金田一耕助のコスプレをするくらい気合が入る事例であることは間違いありません。自分の父が犯人ではないかと意気消沈している明のためにも頑張って欲しいところではあります。
 でも、今回の最終ページでは早速「薫と同じ布団で寝させられそうになる」というベッタベタなオチを付けられてあからさまに動揺しているところを見ると、まだ未来の薫に対するモヤモヤは吹っ切れていないのかもしれませんね。皆本が自ら歩むことを決めたセカンド童貞の道は、やはり険しそうです。

 「一番近しい関係だからこそ、こじれると泥沼になって殺したりしそうじゃないですか!
 将来薫と泥沼になって殺したりする未来が待ち受ける皆本の動揺を図らずも誘った明のこの台詞ですが、こんな言葉がすらすら出てくるなんて、これまで家族絡みで何かと苦労していることを伺わせます。やっぱり明くん大変なのね…(´・ω・`)。

犬神家の一族 デジタル・リマスター版 [DVD]
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当時は「怖そうな映画は苦手だから」「流行りモノは苦手だから」と何となく敬遠していたのですが、やはり流行ってる時に素直に見ておくべきだったと今になって後悔してます


それが運命石の扉の選択なのか サンデー43号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「これを守るためなら俺は──
 じゃれあうカガリと東野を見つめながら、自分が新しい「居場所」を見つけた喜びを感じているバレットの姿に気付いたパティは、彼を見て何を思ったのでしょうか。
 かつてパンドラに拾われて生まれ変わった時に自分が感じたものがバレットの中にも生じたことに気付いたのか、それともそんな彼の視線から『(カガリ×東野)←バレット』の数式を発見してしまったのか。多分後者だと思いますが。

 それでフェザーによる「絶チル」バッドエンド予告編となっている本編ですが、前回の不二子ちゃんに続いて今回はバレットが非業の死を遂げることが予言されてしまいました。しかも最期の葵への台詞が「やっと仲間に戻れたのに…」ってのが超泣かします。「やっと」という言葉に重みを感じますね。
 きっと彼は葵と共に再び一緒に戦うために、エスパーとノーマル、パンドラとバベルの間に横たわっている様々な葛藤やしがらみを、苦労して乗り越えて来たのではないのでしょうか。それは彼にとって辛かったに違いありませんが、薫達が守ろうとしているエスパーの未来のため、そして何よりもコミックス27巻でタイツ越しのパンチラを見てしまってから永遠の忠誠を誓っているに違いない葵のため、彼は再び葵の元に戻って来て、そして彼女を守るため彼は死ぬことを選ぶんですよ。多分童貞のままで。愛する女神のために童貞で死ぬ。ヒロイズムここに極まわれりですよ(注:彼がこの時点で童貞なのは私の勝手な予想です)。

 そして何よりもショックなのは、フェザーそのものの口から「何をしても未来は変えられない」という言葉が出たことです。
 兵部は今まさにその「未来を変える」ために黒い幽霊にケンカを吹っかけようとしているのですが、彼の(おそらく最期の)戦いはこのまま無駄になってしまうということなのでしょうか。それより何より、あの賢木がせっかく「勝手に死ぬんじゃねーぞ、クソ野郎!」と兵部に対してデレたというのに、兵部はそれを知らないままとなってしまうのでしょうか? そして不二子とバレットの悲劇の運命は、もう回避できないんでしょうか?
 物語が急速に予定されていたバッドエンドに収束して行くのを感じながら、次回を楽しみに待ちたい所存です。

 なおカガリがうっかり悠理に告白してしまった件ですが、カガリと悠理は過去に何度か交錯していることがありますし、何より悠理は恋愛に関しては相当のボンクラなので、もしかしたらカガリに惚れてしまうこともあるかも知れません。どうしよう(と言われても)。

ティムを救って三人で生き残るために気丈に振る舞う葵の姿を見て、バレットが「もっと強くなろう」と決意するステキエピソードが収録されている巻ですが、でも一番印象的なのはやっぱり葵のタイツ越しのパンチラとそれを凝視するバレットの顔です