2012年02月一覧

昔はこんなことばかり日記に書いていた気がします。サンデー12号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 不二子と賢木を標的としたギリアムクローン男の娘軍団の襲撃がメインのエピソードでした。不二子と賢木は難なく襲撃を撃退するものの、クローンにタッチされた賢木の身に突然異変が! という展開に。待て次号(もう出てます)。

 なので以下は余談ですが、今回のクローン男の娘軍団を見てるうちに、何故か「ナジカ電撃作戦」の後半に登場したヒューマリオン(量産型の人造人間のようなもの。女性型。みんな白いパンツ履いてるのが特徴)を連想してしまいました。自らの意志は薄弱で、マスターの意のままに行動し、少女型で、かつ戦闘に特化しているところからの連想が働いたんでしょうか。
 しかし「ナジカ電撃作戦」のヒューマリオンは、女性型なだけあってみんなやられる時にパンツを見せてくれたものですが、こちらのギリアムクローン軍団の方は上下繋ぎの戦闘服を着ているため、パンチラは不可能なのが悔やまれます。ギリアムは自分のクローンを中性的な容姿にする程度には倒錯していますが、自分のクローンにミニスカートを履かせて戦闘させる領域まではおかしくなっていない模様。惜しいです。
 男の娘がミニスカート+白いパンツを履いて戦い、倒されたらきちんとパンチラする。どうせならこのロマンが理解できる程度にまでおかしくなってくれていれば! と思うと残念です。ギリアムに対して愛情を注がず、後継者としての教育を満足に施さなかったお父様に怒りを覚えざるを得ません(逆恨みもいいところです)。

 あとこの回では、かつて兵部が「君はいずれ自分の担当エスパーに手を出すね!」と皆本の痛いところを突く発言をフラッシュバックさせ、皆本が(例え幼い姿になっても)兵部をなかなか許せない描写をしてましたが、もし兵部少年を皆本が保護するようなことになったら、「自分の担当エスパー」に兵部も含まれてしまうことになってしまわないんだろうかと思いました。
 このままでは成人皆本×兵部少年という禁断チックなカップリングが成立しかねません。どうすれば?(と言われても)

 今回はかなりどうかしてる内容で、大変に申し訳ありませんでした。
 寝て起きたら心機一転してサンデー読みます…(おわり)



残念!彩香ちゃんでした(文字通り) サンデー12号「おすもじっ!」感想

おすもじっ!

 兄と家業を継ぐことだけを考え、兄だけを愛し続けて生きてきたあまりちょっとヤンデレ化してしまった彩香が、兄を自分から奪おうとする司に対して文字通りの最終鬼畜兵器と化して暴れまわったエピソード。

 一度は「友達」と呼んだ司に包丁をためらうことなく振り下ろし、司が作った鮨を箸で粉々に粉砕し、司が尊敬する祖父を含めて徹底的に嘲笑する様は、まさに鬼畜そのものです。実家の料理屋と袂を分かつ覚悟の寿が彩香と接触した以上、彩香が暴れることは予想できていましたが、兄を愛するが故におかしくなった彼女の病みっぷりは想像以上というか、まさにホンモノでした。
 最後に兄を司の手から取り戻そうと手を差し伸ばすシーンの背景には、彼女の狂気を伴った鋭い瞳のシルエットと共に彼女の髪飾りである黒蝶の羽が禍々しいオーラを伴って描かれていますが、おそらくこれが彼女の本性なのでしょう。「ムシブギョー」に出てきた蟲狩達は、滅蟲邪刀を黒揚羽に撃ちこむ前に彩香に打ち込むべきでした(マンガが違う)。

 そして更に、最期のページでは彩香(と寿)の父親である「大志万」の主が登場。このおじさんもまた、彩香同様に鋭い眼光を秘めていそうです。ヤンデレ妹と強面親父の挟撃を受けた寿は、果たしてそれでも自分の意志を貫くことができるのでしょうか。というか、それ以前に生きて帰れるのでしょうか。一気に死人が出かねないサイコホラーサスペンスドラマと化した「おすもじっ!」の次回に注目です。
 なお「おすもじっ!」とは、京都に残る豊かな文化を紹介しながら、祖父に憧れ江戸前鮨の伝統を守るために性別を隠して職人となった少女を主人公にした料理マンガでした(過去形)。


今回のエピソードの緊迫感と狂気は、原作の鹿賀ミツル先生の「ギャンブルッ!」の山小屋ポーカー編を何となく思い起こしました


サンデー11号感想その2+絶チル感想

 近況報告:また喉風邪引きました(´・ω・`)。
 もう風邪は飽きたよ…

犬部!

 今回の物語は犬部代表の百田と獣医の赤木の出会いの経緯を描くものになりそうですが、個人的にはマンガの後に載っているコラムに「獣医の資格を持った人は、いわゆる『獣医』の仕事よりもむしろ公衆衛生や生物学などの非臨床系の仕事に就く人の方が多い」と書かれていたことが興味深かったです(知らなかったので)。
 「銀の匙」でも食産物としての動物を管理する立場としての獣医の仕事について触れていましたし、一言で獣医と言っても色々あるんですね。勉強になりました(マジレス)。

月光条例

 「わたしがお兄ちゃんの代わりをおやりなさいって」のページのミチルの描写のされ方が印象的です。物語が消滅の危機を迎えて消えかかっているとはいえ、この時のミチルには既にある種の狂気が宿っていたのかもしれません。

國崎出雲の事情

 今週から連載再開。ひらかわあや先生が体調不良から復帰できて、本当に良かったです。体調を崩した漫画家がそのまま長期に渡って帰って来なかった事例は決して珍しいものではないので、もう心配で心配で(取り越し苦労)。
 本編の方は、とりあえず再開後4コマ目で「エロい妄想をしてください」と言わんばかりのいつものお約束カットが出てきたり、鎖で自縛しているおかしい(頭が)少年が出てきたりと、基本的にいつもと変わらぬ「國崎出雲」なので安心しました。個人的には粂寺先生(変態)の元気な姿を拝見できたのも良かったです。

おすもじっ!

 「だけどな、彩香。こんなとこで手こずっていたらラスボスは遠いぞ。
  なんたって、最終鬼畜兵器はボムが効かね…

 かわいい妹に「怒首領蜂」(あるいは怒首領蜂大往生/大復活)をやらせる兄というのもちょっとどうかしてますが、その妹に最終鬼畜兵器と対戦までさせようとするところは、かなりどうかしてると思います。最終鬼畜兵器に出会うためにはまず2周目に進めないといけないのですが、その条件というのがまず厳しくて(以下話が長くなるので略)。

 そんな微笑ましい過去があった寿と彩香ですが、今ではむしろ彩香が究極のヤンデレ妹という最終鬼畜兵器と化して寿の前に立ちはだかっているというのは、何たる皮肉なのでしょう。寿、そしてその寿を守るために彩香に嘘を付いた司は、今まさに刺身包丁を構えた彩香に「貴様らは私の全てを奪ってしまった。これは許されざる反逆行為といえよう。この最終鬼畜兵器をもって、貴様等の罪に私自らが処罰を与える。死ぬがよい」と言われているに等しい状況なのです。最終鬼畜兵器にはボムが効かないのです。

 「おすもじっ!」は、京都に残る豊かな文化を紹介しながら、祖父に憧れ江戸前鮨の伝統を守るために性別を隠して職人となった少女を主人公にした料理マンガです(フォロー)。

アラタカンガタリ

 「お…音波で服を破る…なんという素晴らしい、いや恐ろしい技!
 「史上最強の弟子ケンイチ」同様、奇しくも「アラタカンガタリ」も女子の服をビリビリ破く展開となりました。「ケンイチ」の松江名先生はその大胆さがもはや芸術の域まで達していると感じましたが、こちらは露出は「ケンイチ」と比べると少ないものの、キレイどころの女性陣は勿論主人公のアラタまでもが「絶対可憐チルドレン」のマッスル大鎌みたいな格好にさせられるという数とバリエーションで勝負をしており、これはこれでだと思いました(←音楽を奪われたために引き裂かれた恋人たちの悲劇は?)。

絶対可憐チルドレン

 死んだと思った「黒い幽霊」の総帥兼ユーリのお父様が生きてて何よりでした。しかし、あれはギリアムが作った幻影であり、彼が兵部に「自分が父を殺す」幻影を見せた時に快感を記録していたということは、彼はやはり内心では父親(というかこの世界すべて)の破滅を願っているんじゃないかと思わせるに十分です。
 彼は本当は(ユーリには与えられていた)父親の愛情に飢えているのですが、それが決して与えられないことを判っているからこそ、世界の破滅を望んでいるように見えます。

 そして本編は、悠理がユーリ=ファントムドーターである秘密を知った不二子と賢木に、ギリアムクローンの男の娘軍団が迫り来るという展開になってますが、個人的にはそれ以上にサプリメントで賢木がメカ皆本ハーマイオニーたち(仮称:メカ可憐ボーイズ)を本当に飼い始めたことが気になります。
 メカ皆本ハーマイオニーって、4コマ用のネタキャラだったはずなのですが、まさか本編に出てきてしまったりするのでしょうか。メカ皆本が賢木のピンチに駆けつけたり、駆けつけたはいいけど何の役にも立たなかったり、最期は初代と同じように自爆したりするんでしょうか。何かこう、色々な意味で波乱含みの展開です。


しまったはじあく最新刊買ってない


さっき読み終わったばかりのサンデー11号感想その1

 近況報告:ようやく今週のサンデーを読み終わりました。

史上最強の弟子ケンイチ

 美羽の股間を読者の視線から守る布のかかりっぷりは、もはや芸術的だと思いました(←美羽を守るために闘ったケンイチの頑張りの評価は?)。

神のみぞ知るセカイ

 ノーラさんおっぱいでかいですねと思いました。あの大きさで垂れてないのはおかしい。
 ノーラは一応ヴィンテージ側に付いたと自分で宣言しているので、「私の地区でヴィンテージが勝手するのがムカつく」という理由は多分本心ではなく桂馬達に接触して女神を捕まえる為のの言い訳なんでしょうけど、この人は間違いなく「自分が利益を得られる方に付く」タイプの性格だと思われるので、どっかであっけなくコロッと寝返るんじゃないかと期待してます。
 歩美の中の女神メリクリウスの存在にノーラがもし気付いたら、彼女はどう行動するんでしょう。案外、女神を自分のモノにしようとしてあっけなく倒されたりして。それはそれで

ひめはじけ

 「ブラジャーなんかしてた私が悪いんだ!」と赤面するノエルさんを観て、もしあしたらこの人は萌え担当キャラになれるのかも知れないと思い直しました。
 そして「ブラジャーを手にした瞬間にストーリーが浮かんだよ」というひめさまの心理は、私にもお察しできます。子どもだったら、デカいブラを手にしたらとりあえず身に付けようとしますよね。性別問わず。

GAN☆KON

 主人公の新太が少年マンガの主人公みたいに根性で成長を遂げようとしている展開が熱いですが、それ以上に三峰さんの報われなさっぷりが熱いです。
 かわいそう(ニヤニヤしながら)。

ムシブギョー

 仁兵衛が次回豹変(予告)。
 どうなっちゃうんでしょうか。巨乳にしか目がなかった彼が、次回ついに蟲奉行さまのような貧乳女子に目覚めてしまうんでしょうか。それは大変だ。

(たぶん明日に続く)


コミックス1巻発売おめでとうございます。Amazonでは在庫僅少気味っぽい?


近況報告とサンデー10号絶チル感想日記

 お久しぶりです。

 今週は少ない時間を趣味のプログラミングとプログラム言語のお勉強に使うことに優先したため、漫画の感想はお休みしてました(マンガ感想サイトの人間とは思えない発言)。
 プログラミングの趣味はマンガを読む趣味よりも前に始めたので、職業プログラマとなった今でも、たまに仕事以外のソフトを組みたくて仕方なくなる時があるんですよね。そもそも最初に買ってもらったパソコンは、今では「昭和のボーカロイド」と呼ばれているPC-6001mkIIという機種でな(略)。

 サンデー10号の感想ですが、「絶チル」は基本的に「帰ってきた超能力少年」編のおさらい、および現時点での超能力者を巡る社会情勢(=かなりまずい雰囲気)といった感じでした。
 ただ、皆本がフェザーと兵部が融合した姿を見て「あれは、生まれない未来から来たエスパーの影に過ぎない」と思っているところには引っかかりを覚えました。彼は未来の薫に対して、彼女を愛さずまた彼女からも愛されない状態で未来を迎える、個人的にセカンド童貞ルートと呼んでいる人生を貫くことで、未来で薫と殺しあうことを避けられると確信しているが故にこのように思ったんでしょうけど、彼の薫に対する感情が既に大きく揺らいでいることはこれまでの描写で明らかであり、彼のセカンド童貞への決意はいつか打ち砕かれることは必至でしょう。
 「未来はまだ、あそことつながっている」と判っているからこそ、彼には薫との未来を忌避するだけでなく、それ以外にもやることがあるはずなのです。多分。

 あとは、人知れずユーリ=悠理を守るハンゾウがかっこ良くて困りました。悠理がユーリになっちゃったらバッドエンド確実なこともこれまでの描写で明らかになってしまったので、ハンゾウには頑張って欲しいものですね。悠理を守ることの重大さに比べれば、パティさんの妄想の標的になるくらいはどうということはないはずです。

 そして「BE BLUES!」では優希がパンチラしてたことにさっき気付いて、自分のパンチラセンサーが弱まったことを実感しています(おわり)。


つぼみ VOL.16 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
鳴子ハナハル 他
芳文社 (2012-02-13)

写真はバレンタインデーに買った「つぼみ」最新刊。ハナハル先生さすがに上手いです。個人的に注目作だった「花と星」は急展開で一気に面白くなってきた感


ひめはじめ黒髪眼帯女子高生日記

 サンデー10号読みました。

 今週の注目はもちろん、かつて我々を色々な意味で震撼させた「オニデレ」の作者・クリスタルな洋介先生の新連載「ひめはじけ」。「オニデレ」でポップかつキュートな美少女キャラ(ただし内面はポップというよりはカタストロフなので注意)が活躍するマンガが描ける作家としてのアイデンティティを確立した洋介先生が多分満を持して始めた連載というだけあって、期待通りの面白さでした。
 ひめさまは「オニデレ」のミズキを更にどうしようもなくした感じで素敵ですし、お供のノエルさんは第一話にして早くも「ひめさまをダメにする女」としてのキャラを立たせることに成功しています。あとノエルさんは必要以上にムチムチな身体をしていらっしゃるにも関わらず、お色気要員として全く使えなさそうなのも地味にすごい(褒めてます)。
 近いうちに扉絵に描かれていた(見た目は)可愛らしい女の子達も登場することでしょうし、これからのお話がどう転ぶか楽しみです。

 そしてそれとは別に今週のサンデーで驚いたのは、「ハヤテ」休載中の読み切り枠第三弾として登場した、葛城一先生の「セーラー服を纏った教祖様」。端的に言って、完膚なきまでに百合マンガでした。
 一応野球部の男子生徒が登場するとか、「自分はもうダメだ」と諦めずに自分が本当に欲しているものを見つけるというテーマとか、そういう少年マンガ的な要素は提示されていたりするものの、あくまで物語の主軸は、人相が悪いあまり一匹狼の暗い青春を送っている主人公の女子高生と、そんな彼女に終始付き纏う眼帯を装備したクラスメートの不思議女子の二人が出会ったことによる主人公の心境の変化を追うことであり、結果として彼女たちの突然の出会いから関係が深まるまでの出来事を描いた一遍の百合マンガとして読むことが可能な内容になっています。
 何より、ちゃんと女子同士がキャッキャウフフなイチャイチャをしてるのも素敵(一方的に主人公がされちゃう側だけど)。この前の「はじめてのあく」のような、キャッキャウフフと書いてさば折りと読ますタイプのイチャイチャとは違います。本物です。素敵です。

 先週号の予告カットを見た感じではもっとサイコホラー寄りなマンガを想像していただけに、この内容はちょっと意表を突かれました。
 まさかサンデーで百合マンガが読めるとは思ってもいなかったので、何というかこう今もちょっとドキドキしていす。いやーマジでびっくりしたよー

 作者の葛城一先生は、クラブサンデーで時折作品を発表していますが、現在のメインフィールドは(くずしろ名義の)ガンガンONLINEコミック百合姫ということなので、今回のような百合色の強いマンガを描けることについては納得せざるを得ません。
 コミック百合姫は最初期の「百合姉妹」の時代は読んでいたのですが、お小遣い的な事情により現在は読んでいないのが悔やまれる結果となりました。今は百合マンガの摂取は「つぼみ」一本に絞っている状況ですが、百合姫も頑張って読んでみたいと思いました(感想)。


げきぶの。(1) (ヤングガンガンコミックス)
くずしろ
スクウェア・エニックス (2011-03-25)


くずしろ先生がガンガンONLINEで連載している作品。
ガンガンONLINEも面白いマンガ多いのは知ってるんだけど時間的制約でなかなか手を出せない情けない状況にいます(´・ω・`)


そしてサンデー9号感想短縮版

マギ

 モルジアナの大活躍で海賊の砦を攻略したの巻。
 何というか、「マギ」の少年マンガ的な面白さは、いろいろな意味でモルさんの活躍にかかっているんじゃないかと思いました。

銀の匙

 「あの頃は純粋に勉強が面白かったんだよな…
 自分も小学生まではそうでした!(キリッ)

ムシブギョー

 蟲奉行様の正体は、あまりの毒の強さでただそこに居るだけであらゆる攻撃を無効にし、羽を伸ばすだけで触れるもの全てを破壊する、毒虫・黒揚羽であったというエピソード。その佇まいや毒をメインにした攻撃力、「お主達は今まで無駄なことをしてきたのだ!」「最早、さっさと朽ちるが良い!」といった台詞に至るまで、あらゆる意味でラスボスの貫禄充分です。
 こんな黒揚羽に対してチームワークで対抗して一瞬のチャンスを引き出した蟲狩軍団のほうが、むしろ主人公っぽい行動のように見えます。やっぱりこのマンガすごい。

はじめてのあく

 リアルバウト正義の味方である黒澤さんがいい人すぎるので、いつか彼女も幸せになれればいいなと思いました。
 多分連載中は無理だけど(ひどい)。

おすもじっ!

 迫るヤンデレ妹! 怯える兄! そんな兄妹の愛憎劇に、純粋な心を持っているが故に巻き込まれてしまった司!
 「おすもじっ!」第二部は寿のための物語と言えますが、いよいよその核心に迫ってきたと言えましょう。寿は司に自分の本当の姿を教えることができるのか否か。物語的には盛り上がって来ましたが、掲載位置だけが心配です(余計)。

読み切り:HERO SP

 諸般の事情でクリスマスのプレゼント配りに選ばれたショタっ子なサンタクロースを守るため、「危険を回避するより安全を作る」を是とする先制攻撃論を実践する孫悟空がやんちゃしまくる話──といえばそれまでなのですが、緻密な絵とそれを活かした圧倒的な表現力でキャラクターの行動に説得力を持たせていると感じました。極めて正統派な少年マンガですねこれ。少年マンガ誌にはこういう作品がやはり必要ですよ。
 でもサラリーマン的には、むしろやんちゃな行動に頭を痛めるトナカイの方に感情移入してしまいましたが(大人の感想)。


ゆめかんとく

ゆめかんとく

岡啓介
(C)Keisuke Oka/shogakukan 2010

人は夢を見る。…しかしそれは“見ている”のではなく、“見せられていた”――!! 新米夢監督のメーセは、憧れのバーグ監督のように人々を幸せにする映像を撮ろうとするが… 主人公の懸命な姿がきめ細やかに描かれた秀作。

posted with EmbedSunday on 2012-02-08

HERO SPの作者・岡啓介先生のまんカレ受賞作。その画力はサンデー編集部をビビらせたといいます(マジで)


また風邪ひいた日記とサンデー9号神のみ感想

 私は喉から!(挨拶)

 先週末にちょっと無理して夜中にブログを更新した結果、週末に風邪がぶり返してしまいました(´・ω・`)。
 とりあえず、まだちょっと喉の調子が悪いです。どのくらい喉の調子が悪いかというと、「戦姫絶唱シンフォギア」第四話の録画を観ていた時、主人公の黄色い子が化物の吐いた粘液まみれになってしまうシーンで、思わず興奮したところで咳き込んでしまうくらいです(よく判らない例え)。
 「シンフォギア」は本当にやることなすこと全てエクストリームで面白いですねー

神のみぞ知るセカイ

 あと書き残したサンデー9号の感想ですが、「神のみぞ知るセカイ」は桂馬が絶体絶命のピンチに陥ったタイミングでハクアが満を持して参上という展開がすごい。これまでは登場する毎に何かにつけて脱がされていたあのハクアが、こんなにかっこ良くて頼もしいキャラにリニューアルされるだなんて、ハクアなのにどうかしてると思いました(ひどい感想)。
 もっとも、ドクロウ室長から「お前は新地獄の希望だ」とその信頼を一心に受け、ヴィンテージの野望を阻止する決意を新たに地獄を後にした今のハクアは、これまでのツンデレ脱がされハクアとは一味違うキャラクターに進化していることは、さすがに私でも理解できます。まあいくらリニューアルしてもハクアはハクアなので多分いずれ脱がされるとは思うのですが、今の彼女であれば、例え脱がされたとしてもその決意は揺らぐことなく戦ってくれるのではないのでしょうか。裸を観た桂馬が蹴られるのは前と一緒だと思いますが。

 一方の桂馬ですが、正直なところ歩美とちひろのギャルゲー論に基づく「攻略」は明らかに行き詰まりを見せていたので、このタイミングで新旧地獄バトルに巻き込まれたことは、状況が一変して異常な状況下に歩美やちひろと一緒に陥ることで彼女たちとのこれまでのぎくしゃくした関係がリセットされる可能性があることを考えれば、案外攻略的には悪くない展開なのかも知れません。まあ、このままだと女神攻略どころかみんな狩られて終わっちゃうんですけど。
 とりあえずコトが済んだら、ハクアは歩美やちひろと一緒に桂馬を踏みつぶすことでこの二人と交流を深めればいいんじゃないかと思います。桂馬は女子から踏まれるプレイは多分好きなので大丈夫。寝ます。


Synchrogazer
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シンフォギア主題歌。今風だけど何処か90~00年代っぽい懐かしも感じるような曲だと思います


汁なし担々麺とサンデー8号絶チル感想日記

絶対可憐チルドレン

 諸般の事情で、お昼はドラマ版「孤独のグルメ」に出てきた池袋の四川料理屋さんで汁なし担々麺を食べました。
 見るからに辛そうなのですが、実際には食べると辛い以前に山椒の効果で舌が痺れてしまうので、本来の辛さが全然判らなくなってむしろ勢いで食べられてしまうという、不思議な食べ物でした。途中で脳が「舌が痺れるような危険なモノを食べていいのか? 本当にいいのか?」と中断命令を出してきますが、それを振りきれるかどうかが勝負の分かれ目です(勝負?)。

 四川料理というと個人的に思い出すのが「鉄鍋のジャン!」で出てきた四川麻婆豆腐。山椒と一緒に麻薬的な何かが入っているらしくて、食べると体が痺れて動けなくなるというアレです。
 担々麺の方はさすがにマンガのように体が動かなくなるということはなかったのですが、舌が痺れて麻痺したせいか風邪気味でちょっと腫れていたはずの喉の奥の不快感を全く感じなくなるというヤバい経験をしてしまったので、あの「鉄鍋のジャン!」の麻婆豆腐みたいな食べ物は実際にあるんだ! 四川料理すげえ! と素直に思うことにしました。


 あとサンデーの感想ですが、椎名先生がブログで今週のエピソードに出てきた「虚数空間」について解説をされていました。
 今回の話は、要するに本来であれば兵部はギリアムに殺害された挙句その死体を男の娘クローン軍団の改良に使われてしまうはずだったところを、大人の葵が虚数空間という「ここではないどこか」に飛ばすことで、兵部は自らの身体を守ったと解釈でよさそうな感じです。
 この展開をM:tGに例えるなら、こちらのフィニッシャーである兵部を、対戦相手のギリアムが墓地に落としてからリアニメイト系呪文で釣り上げようとして除去呪文を打ったところで「剣を鍬に」を兵部に打って兵部をゲーム外に追放し、対戦相手の作戦を挫けさせたようなものでしょうか?(変な例え)

 とりあえずフェザー=未来のチルドレン達の意思によって兵部の身体は守られ、ギリアムの野望の達成を阻止することには成功しましたが、虚無に放り込まれた兵部がこれからどうなるのかはまだ判りませんし、兵部の「思念波」を定着させた子供の兵部がこれからどうなるのかも判りません。ギリアムの手から兵部を救ったとはいえ、結果的に兵部を失ったことに変わりはないのです。フェザーのデッキには、ゲーム外に追放されたクリーチャーを戻すカードは入っているんでしょうかね?(デッキ?)

 何だか判らなくなって来たので寝ます。

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虚数ネタというと個人的に思い出すのがこのノベル。「あい」は虚数のi(伏線)。叙述トリックが効いてて面白いです(伏線)。


ハナコ@ラバトリーとサンデー読んだ日記

 お久しぶりです。

 先月は「可能な限り仕事を8時間で切り上げて時間を作る」を目標にしてきましたが、やっぱり色々立て込むと難しいですね? という当たり前の結論に達しました。今月はもうちょっと改善したいです。
 というか自分仕事好き過ぎなのが原因なのか?(自問)

 写真は、昨年末~今年にかけて購入したけど感想書けてないマンガのストックです。

 一番上にある「ハナコ@ラバトリー」は、山田さんたまごまごさんが推薦していたので読んでみたのですが、想像以上に原作者である施川ユウキ先生のテイストが出ていると思いました。特に2巻に掲載されている「タイムカプセル」の話なんかは、かつての「がんばれ酢めし疑獄!!」に載っていてもおかしくないノリであり、これぞ施川テイストだという感じがします。言っておくが、オレはシナモンだぜ?(酢めし疑獄ネタ)

 そんなユーモアかつシニカルなテイストのシナリオと、秋★枝先生の可愛くて優しい絵柄との親和性は意外な程に高く、総じてとても素敵なコミックスに仕上がっていると思いました。2巻で完結という分量も丁度いいです。施川ユウキ作品が性に合うなら間違いなくおすすめ。

 あと今週のサンデーも読めました。
 とりあえず「絶チル」は、大人になった葵の究極奥義はすごいです。物体を虚数空間に送れるこの能力さえあれば、世界のゴミ問題は一気に解決しますよ!(まちがい)


ハナコ@ラバトリー(1)(CRコミックス)
秋★枝 施川 ユウキ
ジャイブ

カバーを外した表紙に描かれてる施川先生版花子さんが「酢めし疑獄」のさーやに見える。お姉ちゃんだいすきー!(伏線)