2008年12月一覧

25日発売のドラマCDがとても腐女子向けらしいのでパティは購入したに違いないサンデー4+5号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今回もまた突っ込み甲斐がある面白いエピソードだったので、箇条書き的に感想をまとめてみます。
 全くまとまってませんがご容赦を。

  • 葉の能力は「振動波を操る」というものらしいのですが、シュレディンガー音頭でも謳われているように量子力学的な世界観では「世の中全て波だらけ」なので、もし葉が量子力学における「波動」を操作できる能力を持っているのであれば、その応用範囲は異常に広いのではないかと思われます。
     ただ葉は何かこう良い意味で頭の中身がバカっぽいので、そんな無限大の可能性を持つ能力を主に真木をからかうためだけに使っている模様。
  • っていうか、マンガ的には葉の能力は、早い話が「口から破壊力があるリップルレーザーを出す」と定義できそうです。超能力マンガで口からリップルレーザーを出すキャラと言えばやはり「バビル2世」のロプロスであり、従って彼は兵部の「三つのしもべ」のロプロス役であると決定(勝手に)。
     「怪力」の紅葉がポセイドンで、常に兵部に付き添っている真木がロデムでしょうか。どうでもいいですが。
  • バレットは「ハヤテのごとく!」的な意味での執事になる能力があると思った。要するにお嬢様のわがままに苦労させられる役。
  • 小学生時代の同級生なんか、その後会わないとみんな忘れちゃうと思うけど
     故郷から出ちゃうとホントに逢わなくなるので実際そうなんですけど、たまに故郷に戻ってみたら小学生時代の同級生同士が知らない間に結婚してる話を聞いたりして、ちょっとビビったりしたことないですか? あの二人って学校時代仲良かったっけ? みたいなことを思い出したりして(何の話だ)。
     その辺はともかくとして、菜々子の見合い話にはやはり何か事情があるっぽいことが明示されました。この手のマンガにおけるお見合いエピソードのパターンを踏襲するなら、多分男絡みです。
  • そして、皆本が薫を意識していることも、今回ちょっとだけ明示されました。皆本は「僕は大人でこいつらは子供だぞ!?」とその感情を打ち消していますが、でも皆本が20歳で薫が10歳の時ならともかく、皆本22歳と薫12歳なら、まあそこまで躍起になって否定する程インモラルじゃないような気がしました。いや否定されなかったらそれはそれで困りますが。
     チルドレンの年齢が上がると共に、(皆本が自制してる理由である)「自分が面倒見てる子供を愛したらヤバい」という社会的抑制は効きづらくなるものなのかも知れません。この調子で高校生編に突入したら、この二人どうなるんだろう。この二人はその辺りで決定的に間違っちゃうのかなあ。
  • 成長した薫の姿がフラッシュバックで出てきたのは、アニメ放送の内容(サイコ・ダイバーズ編)に合わせたのかも。気が利いてますね。可憐Giri’sにリアルに萌える程アニメに入れ込んでいる原作者ならではのファンに対する気遣いです(まちがい)。
  • そして今回は、やはりパティの鼻血に突っ込まざるを得ません。兵部が皆本の顎を掴んだところで興奮しすぎて鼻血出しちゃうとか、あまりにも期待通りです。キャラ紹介にも「掛け算好き」と書かれてしまう公認っぷりも見事。
  • そういえば「GS美神」が連載されていた頃、美神の同人を作っている方が「椎名先生は、同人でやるようなネタを本編でやっちゃうから困る」と仰られていましたが、先生のやることは相変わらずだなあと思いました。
     「MISTERジパング」の頃は、日吉が周囲の男性からモテモテになる様を遠くからヒカゲが「まー、モテちゃって♥」とニヤニヤ眺める程度の描写に止めていた椎名先生でしたが、パティに関してはもはやそれどころじゃないレベルにまで行っちゃってますね。いいことです。
  • そしてきっと彼女は、チルドレンを「解禁」してニヤリと笑った皆本と、それを見て焦る兵部の掛け合いを見たところでも鼻血吹いたと思います。だって兵×皆かと思っていたら、いきなりリバ妄想も可な展開になったんですよ? 興奮するよね! ね!(←誰に対して言っているのか)
  • 後半の戦闘シーンはメインキャラ総出でドタバタアクションしてて、とてもオモロかったです。
     今回は年末ということもあってか、ファンサービスが充実していた回だったと思います。いやもう色々な意味で。

 来年も「絶対可憐チルドレン」や椎名先生にとってよい年でありますように><


コミックマーケット75 椎名高志作品関連サークル情報

※作品名を表記していないものは「絶対可憐チルドレン」の同人誌です

12/28 (1日目)
  • 東-A19ab 初心の会 (絶対可憐チルドレン本あり)
  • 東-E28a DAM★DAM (MISTERジパング 信長×日吉)
  • 東-F01a ゆなぼん (兵部本あり?)
  • 東-H01a 東京動画大学 (絶対可憐チルドレン 問題集)
  • 東-K42b 粋花 (絶対可憐チルドレン本あり?)
  • 東-M41b ピリカ (皆本×薫)
  • 東-V07a 犬ごや(仮) (真木×兵部 女性向け)
  • 東-ク54b みりん観光王国 (皆本ハーマイオニ、真木×兵部 女性向け)
  • 東-ス18a 替え玉はイケメンで。 (皆本×兵部あり?)
  • 東-ニ04a ファルス (賢木受)
  • 東-パ59a 神吉重工 (皆本×紫穂)
  • 西-え19a ことのは (真木×兵部)
12/29 (2日目)
  • 東-K37b 絶対主義 (皆本総受、真木×兵部)
  • 東-P16a 学園天国 (真木総受あり?)
  • 東-P49a 変集委員会 (紫穂&賢木本あり)
  • 東-T57a Happy Go Lucky (兵部受 委託)
  • 東-U28a DARKNESS (真木×皆本)
  • 東-カ15a ジュラルミンアタッカーズ (MISTERジパング 信長×日吉)
  • 東-ケ55b Last Supper (兵部受)
  • 東-シ40b 塩こんぶプロジェクト (チルドレン ギャグ)
  • 東-ヘ19b フーテン族 (MISTERジパング 信長×日吉、五右衛門×秀吉)
  • 東-ヘ20a paralle (MISTERジパング 信長×日吉)
  • 東-ヘ20b 山折り谷折り (絶対可憐チルドレンあり?)
  • 東-ヘ21a 3-1 (チルドレン本)
  • 東-ヘ21b チョーばぁっとー(メインキャラ中心)
  • 東-ヘ22a 白竜堂白亜店 (アニメ中心 ギャグ)
  • 東-ヘ22b 千里亭(皆本中心ギャグ?)
  • 東-ヘ23a BLUE SIGNALS (チルドレン×皆本中心)
  • 東-ヘ23b トロイメライ (オールキャラ中心 葵・皆本・賢木&紫穂)
  • 東-ヘ24a 庭と畑 (紫穂と賢木中心)
  • 東-ヘ24b RIX (紫穂×賢木、ハウンド、不二子×兵部 男性向け)
  • 東-ヘ25a ANGELICA (皆本×ナオミ 男性向け)
  • 東-ヘ25b MOON Project (紫穂中心)
  • 東-ヘ26a 透光ポラリス (兵部×不二子)
  • 東-ヘ26b ルミネセンス (兵部中心 イラスト・ギャグ)
  • 東-ヘ27a アップルクランブル (真木×兵部、グッズ)
  • 東-ヘ27b とまとジャム (真木×兵部、兵部×薫)
  • 東-ヘ28a ×80 (小説 兵部総受)
  • 東-ヘ28b 絶対隷奴 (皆本×兵部 女性向け)
  • 東-ヘ29a しゅがー☆きゅーぶ (兵部×皆本、賢木×皆本 女性向け)
  • 東-ヘ29b なかおち (皆本中心ギャグ)
  • 東-ヘ30a Eulenspiegel (ケン×皆本、賢木×皆本 女性向け)
  • 東-ヘ30b コピー機が粉砕。(皆本中心?)
  • 東-ヘ31b アスパラガス行進曲 (賢木×皆本 女性向け)
  • 東-ヘ31a Paraiso (賢木×皆本 女性向け)
  • 東-ム23a mano a mano (皆本受あり?)
  • 西-れ08a kidnap comapny (監禁ADV 男性向け)
12/30 (3日目)

※12/28追記

 また、企業スペースの「小学館 サンデーGX」ブースにおいて、アニメ版「絶対可憐チルドレン」限定DVDセットが販売されるとのこと。内容は初回生産仕様のDVD1~5巻に加え、椎名先生の複製ネーム+下書き原稿セットを含む4つの特典付き。
 価格は30450円、数量は30、先着順。もう売り切れてるかなー

※誤りや登録漏れなどがありましたらご指摘をお願いします


続報:「ソク読み」がFirefox3に正式対応するとのことです

 以前『ソク読み』ビューアーが Firefox 3 に対応していない件について書きましたが、小学館オンラインに対応をお願いする要望を投げてみたところ、昨日返答がありました。
 それによると、「Firefox3 と Flash の組み合わせで一部使えない機能が存在していたので非対応としていたが、Firefox と Flash がバージョンアップして問題が解消されたので、現在検証を行っている。24日までには検証を終わらせ、Firefox3 に正式対応する」(要約)とのことです。
 Firefox および Flash プラグインを共に最新版にしていれば、おそらく問題なくビューアーを起動できるものと思われます。

 素早い対応ありがとうございました。
 24日が楽しみです!


「絶対可憐チルドレン」コミックス15巻購入日記

絶対可憐チルドレン15巻購入特典+皆本ハーマイオニー

 「絶対可憐チルドレン」コミックス15巻が出ました。

 自分は男の子なので今回も特典が男の子向けな「とらのあな」で買いましたが、この巻は基本的に皆本少年の可愛らしさが大爆発しているのが最大の特徴なので、特典が女の子向けな「アニメイト」で買っても良かったかも。
 にしてもカバー裏のイラストに皆本ハーマイオニーを持ってくるとは、あざといにも程があります。素晴らしい。「教育的指導!」の時代からこつこつと変態女装キャラを描いて来た経験の蓄積が、ここに来てついに活かされましたね!(ファンサイト要素)

 内容は、パティとの戦いの中で薫が「全てのエスパーを護る女王」としての資質を垣間見させる「ファントムメナス」編の後半、およびアニメ版でも最終話となるであろうチルドレン小学生時代最期のエピソード「オーバーザフューチャー」編が掲載されています。
 特に「オーバー・ザ・フューチャー」編は、これまで明るい未来を信じてチルドレン達を育てて来た皆本に対して、チルドレン達が「大人になって追いつくから」という表現で彼の期待に応えることを約束するという、小学生編の総まとめ的な意味合いを持っています。連載当時は「このマンガはここで終わってもいいよね!」と思ってしまったくらい美しいエピソードです(褒めてます)。

 あと、表紙折り返しの賢木が皆本に慰められてる四コママンガは「大きく振りかぶって」の声優繋がりネタだという情報をネットで見たのですが、「おお振り」アニメちゃんと観てなかったために理解できなかったのが悔やまれます。
 椎名先生をここまでメロメロにしてしまうとは、中村悠一ヴォイスおそるべしです。


Firefox3では「ソク読み」ビューアーが表示されない件

 週刊少年サンデーで連載されていた「ハイド&クローサー」「ゴールデンエイジ」の二作品が12/24からWeb連載に移行することは既に既報ですが、マンガをブラウザで読む時のビューアーは、小学館の「ソク読み」で使われているものがそのまま使用されるのではないかと思われます。

 そのビューアーはこちらのページから現在のブラウザで使えるかどうかテストできるんですけど、自分が常用している Firefox 3.0.5 から起動してみたところ、「ご利用のブラウザは非対応となっております」と表示されてしまい、ビューアーを起動することができませんでした。
 どうもこのビューアーは、現時点では Firefox は 2.0 しか対応していないらしいです。既にほとんどの Firefox ユーザーは 3.0 に移行していると思われるので、このままだとちょっと困りますね。

 とりあえず以下の方法で Firefox 3.0 でも「ソク読み」できることは確認できたので、念のためご報告しておきます。

IE Tab

 Firefox に IE Tabアドオンを追加し、「ソク読み」したい時には IE のレンダリングエンジンに切り替えてビューアーを表示する手です。
 IE Tabのオプションの「サイトフィルタ」タブに「http://sokuyomi.jp/*」を追加すると、ソク読みページに入ると自動的に IE での表示に切り替わるので楽。

User Agent Switcher

 よりマニアックな手としては User Agent Switcherアドオンを追加し、ブラウザのユーザーエージェント名を firefox 2.0 と偽ることで、ビューアーの「Firefox は 2.0 しか対応していない」チェックをすり抜けることが可能です。
 自分の環境では、UserAgent を


Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.5) Gecko/2008120122 Firefox/2.0.0.20

 とすることで問題なく表示できました。末尾の「Firefox/2.0.0.20」がバージョン名を表しているので、ここを書き換えれば現在とは違うバージョンのブラウザであるとサーバに認識させることができます。

 何はともあれ、早いところ Firefox 3 に対応して欲しいですね。できれば24日までに。
 とりあえず小学館オンラインには要望を投げておきました。


サンデー2+3号「ツクモツキ」感想

ツクモツキ

 読み切り。マンガのスタイルとしては「金色のガッシュ!」(というかポケモン)と同系の、主人公+特殊能力を持った仲間のモンスターのコンビでバトルを行うタイプになると思いますが、モンスターに相当するのが「八百万の神々」であり、その神々は人間のパートナーとして契約すれば神のままでいられるけど、パートナーを得られないと「付喪」という祟り神と化して暴走してしまう、というちょっとひねった設定になっているのが、この作品世界の特徴であると言えます。
 この設定の存在によって、このマンガにおける神々は特定の人間に従属せざるを得なくなっています。サクヤはその象徴と言える存在として描かれてますね。

 そのことを物語前半に(不遇な扱いを受けるサクヤを通じて)描写することで、後半における主人公の「人も神も付喪もみんな大事なお客サマ」という論拠で神や付喪を救おうとする行動にカタルシスを生じさせることに成功しているなと思いました。簡単に感想を言えば、とても面白かったです。

 主人公のパートナーの「十徳」は十徳ナイフの神という設定なので、今回のナイフ以外にも缶切りやドライバーの能力も使用できると考えれば応用も広がりますし、今回のサクヤとのコンボのように他の神の力と併せれば更に色々なことができそう。今回は読み切りですが、作品の設定自体はかなり自由度を高く持たせている感があるので、これは将来的に連載化を狙っているんじゃないかと思いました。
 個人的に感じた唯一の問題点は、主人公の歌詞のセンスが致命的に悪くて読んでてムズムズするというところですが、おそらくそれも狙ってやってるっぽいので、これはこれでこのマンガの味であると判断せざるを得ません。「正気に戻ってちょんまげどーん」とか。

 なお、サクヤこと「木乃花佐久夜毘売」は、古事記に登場する実在の神様がモデルみたいです。
 日本古来の神様のはずなのに、「イエス、マスター」とか平気で英語を喋っちゃうところが彼女の萌えポイント。多分。


「ソク読み」ビューアのFirefox3への対応をお願いして行きたいサンデー2+3号ゴールデンエイジ感想

ゴールデンエイジ

 来週からの「ソク読み」でのWeb連載移行に伴う第一部最終回。比較的綺麗に第一部を終わらせた「ハイド&クローサー」と比べると、「ゴールデンエイジ」は最後はちょっと駆け足気味だったかなーという感じがしました。サエグサ杯第一試合を描写してチームの現在の実力をアピールしつつ、来るべきドルフィンズとの試合への意気込み、今後この物語が描くであろう近江の急成長への伏線、および近江と唯の関係性の変化への兆しを全て描写して第一部をまとめないといけなかったので、この点は致し方ないところなのかも。

 ただ、逆に言えば「ゴールデンエイジ」という物語にはまだそれだけ語られるべきエピソードが残っている訳で、読む方としてはこれから先が楽しみなマンガだとも言えます。もしWeb連載という道が無かったら、まかり間違いなくドルフィンズとの試合開始直後に「僕達の戦いは始まったばかりだ!」的な形で連載が終了してしまい、語るどころではなくなっていたでしょうからね!(ドクロ)

 そして、本来であればこのマンガのヒロインであり、唯と近江との間で感情が揺れ動いたり何かするキャラとして活躍するために創造されたであろう小波ちゃんが、何か結局最終回でも近江に対して始終ツンツンしてるだけでほとんどデレないまま終わってしまったのが不憫だなあと思いました。欄外の登場人物紹介にも何故か名前が出てきてないですしね。
 果たして、第二部での彼女の巻き返しはあるのか。個人的にはその辺に注目して行きたい所存です。落ちぶれ属性キャラ萌えマニアとして。


何気に表紙がユートピアなサンデー2+3号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 12/14放送分のアニメ観ました。普段の「絶チル」っぽくない、明らかに誇張された動きっぷりが素晴らしく、観ててゾクゾク来てしまいました。動画の枚数が単純に凄かったということもあるんでしょうけど、それ以上に今回関わった原画マン達のパワーが質・量共に凄かったのが真相らしいですね。
 作画マニア的な視点があればもっと楽しめたんでしょうけど、とりあえず「うわーすげー」とか言いながら純粋に動きを楽しむだけで十分面白かったです。あと、何気に「テレ東規制でパンツを描写できないが故のギリギリの下半身描写」もあったりしたのが、流石「パンツじゃないから(ry」のGONZOというべきか(何)。

 そしてサンデー連載の方の感想ですが、こちらも色々と突っ込み甲斐がある面白いエピソードでした。
 以下、箇条書き感想。

  • 谷崎主任の絶対領域! 「MISTERジパング」以降の椎名先生お得意の、男性キャラの太股チラリのサービスシーンがこんなところで出たよ! しかも谷崎主任は毛深いはずなのに、絶対領域の箇所のお肌は妙に綺麗だ! 最初から出し惜しみしてねえ!(惜しむ必要あるのかどうかはともかく)
  • 金剛番長」とのコラボは担当編集つながりですね。おつかれさまです。
  • コーちゃんはいじめたくなるタイプだしね~」「ヘタに頭がいいもんだから、いい子を演じているうちに時々自分の本音が分からなくなっちゃうのよね
     母親が見合いの席でそういうこと言うのはどうかとは思いますが、でも事実なので仕方がないのかなとも思います。
  • 槍手さんが変なスタンドを発動させてる!
     この変なスタンドのパワーで、ぜひキャラ紹介にすら「人のお見合いを監視してる場合なのか…!?」と書かれる始末な朧さんにも縁談を用意してあげて下さい。谷崎主任は多分この人のスタンドでも縁談は無理だと思いますが。
  • 槍手さんのスタンドですら把握できなかった場の流れを全て掌握し、皆本の本心を見抜いて薫を呼ぶ決心をさせるように仕向けた皆本母。やはり「絶チル」においても、椎名高志マンガにおける「主人公の母親が最強」パターンは踏襲されていました。
  • 気のせいか…?
     基本的に女性に対してはボンクラな皆本も、兵部に対してだけは母親譲りの勘が働く模様。何だこれ
  • 薫は、今回の皆本が「自分が何を望んでいるか」を察して家まで来てくれたことが本当に嬉しかったんじゃないかなー、と145ページ2コマ目の笑顔を観て思いました。
     当の皆本はそこまでは感づいていないみたいですが。
  • そして舞台は、何か知らないうちにパンドラとバベルの主要メンバーが勢揃いして見合い会場を包囲するという、皆本争奪戦の様相を呈してきました。次のエピソードはお祭り騒ぎになるんでしょうか。サンデーの発売日がクリスマスイブなので、パッと盛り上がって欲しいですね。

 結論としては、「全員ヒマすぎ」というよりは「全員皆本のことが好きすぎ」の方が相応しいんじゃないかと思います。少なくとも兵部は皆本のことが大好きですよね。大好きだから、逆に好きな子のこといじめるんですよね。コーちゃんいじめたくなるタイプですしね。多分。


奥久尼の中の人のことが気になるサンデー2+3号「結界師」感想

結界師

 「一人で背負うのはやめて下さい。今度は…皆で行くんですよね?
 あの刃鳥さんが、正守に対してプロポーズともとれる言葉を!

 可能であれば刃鳥さんには幸せになって頂きたいものなのですが、でもなんか刃鳥さんってこう薄幸オーラを発しているというか、どっか途中で死んじゃいそうな系のキャラな気がしてなりません。「結界師」は割とちゃんと人が死ぬマンガなので、例え準レギュラー級のキャラであるところの刃鳥さんも決して油断はできないと思われます。

 更に「夜行」は今回の扇一族とのバトルに勝利したところで、今後は裏会における奥久尼派の勢力拡大のための手駒扱いされる可能性もある訳であり、今度の戦闘は「扇一族とのファイナルバトル!」ではなく、実際には「夜行の戦いはまだ始まったばかりだ!」な状況なのかも知れません。「夜行」の頭領である正守は、今後政治的にもかなり難しい舵取りを迫られそうです。今回墨村家に立ち寄ったのも、何か政治的な意図があるのかも。
 「結界師」は組織内政治闘争を描いているドラマでもあることを、強烈に自覚させられるエピソードでした。陰謀渦巻く組織の中で生き残るのも大変ですねえ。

 あとシャーペンに対する蒼士の反応が、今週の「アラタカンガタリ」に出てきたシャーペンを初めて見た現地人と全く一緒だったのが面白かったです。とりあえずカチカチするよね! みたいな。
 シャーペンを初めて触った時に人類が取る反応はみんな一緒ということなのでしょうか。