奥久尼の中の人のことが気になるサンデー2+3号「結界師」感想

結界師

 「一人で背負うのはやめて下さい。今度は…皆で行くんですよね?
 あの刃鳥さんが、正守に対してプロポーズともとれる言葉を!

 可能であれば刃鳥さんには幸せになって頂きたいものなのですが、でもなんか刃鳥さんってこう薄幸オーラを発しているというか、どっか途中で死んじゃいそうな系のキャラな気がしてなりません。「結界師」は割とちゃんと人が死ぬマンガなので、例え準レギュラー級のキャラであるところの刃鳥さんも決して油断はできないと思われます。

 更に「夜行」は今回の扇一族とのバトルに勝利したところで、今後は裏会における奥久尼派の勢力拡大のための手駒扱いされる可能性もある訳であり、今度の戦闘は「扇一族とのファイナルバトル!」ではなく、実際には「夜行の戦いはまだ始まったばかりだ!」な状況なのかも知れません。「夜行」の頭領である正守は、今後政治的にもかなり難しい舵取りを迫られそうです。今回墨村家に立ち寄ったのも、何か政治的な意図があるのかも。
 「結界師」は組織内政治闘争を描いているドラマでもあることを、強烈に自覚させられるエピソードでした。陰謀渦巻く組織の中で生き残るのも大変ですねえ。

 あとシャーペンに対する蒼士の反応が、今週の「アラタカンガタリ」に出てきたシャーペンを初めて見た現地人と全く一緒だったのが面白かったです。とりあえずカチカチするよね! みたいな。
 シャーペンを初めて触った時に人類が取る反応はみんな一緒ということなのでしょうか。

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