2008年10月一覧

「美神」の頃は椎名先生に自作の同人誌を送った勇者の話を時々聞きましたサンデー47号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今年の冬コミでは、パティのコスプレして絶チルの兵部総受け本を頒布するサークルがキますね!(来るの?)

 というか、パティがここまで腐ってしまった以上、冬コミの頃には「同人誌即売会でパティとティム+バレットのコンビがばったり出会う」系のネタがサプリメントに掲載されるんじゃないかとドキドキしてます。それにこの世界ではパンドラがメディアに露出している関係上、既にパンドラのナマモノ同人がジャンルとして存在していることが予想されますが(推定ジャンルコード730:1日目)、パティがそのジャンルでサークル参加した場合、「ぜったい!チルチル」本(推定ジャンルコード500:1日目)目当てにやってくるに違いないティム+バレットと遭遇する可能性は捨てきれません。
 双方お互いに過去の記憶はほとんどないはずなので仮に遭遇しても何も起こらないはずなのですが、しかしジャンルは違えどお互い重度のオタク同士なので、ニュータイプみたいにわかり合える何かが発生しないとも限りません。楽しみです

 そして本編の方ですが、今回の話は要約すると、この作品世界においては「予知された未来は、その重さを超える超度の超能力であれば覆すことが可能である」ことを明確に定義したものであったと言えるでしょう。超能力とはあらゆる物理法則を無視できる力を持つが故に、絶対不変であるはずの時間の流れをも超越して新しい未来を創ることが可能となるという理屈です。この理屈で行けば、「超能力者は未来を変えるためにこの世に生まれた者」であると定義することもできるでしょう。
 これは即ち Yes! Change the world! であり、We can try over the future world!! であり、まさにアニメ版の初代オープニングテーマ「Over The Future」の世界観に合致します。未来をも書き換えることが可能であるなら、それは正にかなりキてる無敵のパワーマジでいいカンジそのものです。
 アニメ化されたことが正のフィードバックを引き起こし、このマンガがSFとしてより奥深いモノになって来ているなと思いました。

 今回はあともう一つ、不二子が「コトが起こるの待ってないでツツいてみればいい」みたいなことを言ってましたけど、今回の最後のページでファントムがやろうとしていることが、まさにその「ツツく」行動そのものなのではないかと思いました。ファントムが悠理と何らかの繋がりがあるのであれば、悠理としてもちさとの誕生パーティーの日にトラブルが起こることは不都合な訳で、ここでさっさとコトを起こして事件を始末してしまおうと(短絡的に)考えたのかも知れません。ただ何か彼女の行動は想定外の事態を引き起こしかねないような気もしますが。
 あと今回のファントムのお供である謎の電気男は、コスチュームからして明らかに変態です。「黒い幽霊」はやはり変態の巣窟なのか。

 今回の結論:薫のすらりとした脚が魅力的だなあと思いました


関東地方以外では「王様のブランチ」は午前中しか放送しないんですよハンサムさんサンデー47号感想

神のみぞ知るセカイ

 コミックス2巻発売記念で巻頭カラーにも関わらず、すでにサンデーが発売された頃には2巻がほぼ完売していたという有様!(挨拶)

 「神知る」は、かつての「ハヤテのごとく!」を彷彿とさせる勢いで人気が高まっているように感じます。もはや「神知る」は、「ハヤテ」と並ぶサンデーのそういうのが大好きな人向けコンテンツの柱となった! と言っても過言ではないでしょう。
 きっと今頃は、我々の与り知らないところでアニメ化の話が進んでるはず!(妄想)

 話の方はハクア編完結。ハクアが心のスキマを突かれて駆け魂に操られるところは予想できましたが、ハクアを救い出すのが桂馬ではなくエルシィなのがちょっと意外でした。でも確かにあの時点ではハクアと最も親しいのはエルシィなので、ハクアに自信を取り戻させて心のスキマを埋めるのはエルシィが最適だったことは間違いありません。
 それに「エルシィがハクアを助けた」というエピソードが存在することで、エルシィ×ハクアのカップリングを妄想することもできるようになりましたしね。まさか「神知る」で百合カップルができるとは。冬コミが楽しみです(まちがい)。

 あとこのマンガは椎名先生も読んでるに違いないので、若木先生はもっと自信を持った方がいいと思います。

結界師

 「閃の身体の中にいる妖は女性型であり、従って閃ちゃんが完全変化するとムチムチプリンな女性型妖魔になって良守を誘惑し出したりするので、きっとエロエロなことになるに違いない」とかねがね思っているのですが、今回は閃が変化を凌いだのでそういったシーンが見られませんでした。残念です(ダメ)。

 今回のエピソードは、何か久しぶりに「時音は若くてピチピチした香り立つ乙女である」ことを意識させる内容だった気がします。良守が時音の入浴シーンを覗いた時以来?
 あと巻緒さんが「うら若き乙女」という台詞を連呼してるのを見て、よっぽどこの人はこの言葉が好きなんだなと思いました。身近に吸血鬼がいないとちょっと通常では言えない台詞なので、きっと巻緒さんは「うら若き乙女」と言えて内心嬉しいんだと思います。

アラタカンガタリ

 いじめられっ子が異世界へ行って伝説の武器を手に入れて己の真の運命に覚醒する、って粗筋だけ書くとすごく中二病なストーリーだよなと思いました(感想)。

 そんなアレで革君は「剣神」に選ばれたおかげでこの世界を救う運命を背負いそうな勢いですが、作用反作用の法則によって現代社会に飛ばされてしまったアラタ君の方も、やっぱりこちらの世界で伝説の武器を手に入れて己の真の運命に覚醒したりするのでしょうか。それとも、単に革をいじめていたクラスメートを革に変わって物理的にぶちのめして終わりなのでしょうか。次回からの展開に期待します。

金剛番長

 「人より機械を愛せる方がよほどおかしいよ!
 今貴様は、全世界のロボっ娘フェチに宣戦を布告した!(感想)

 その辺はともかくとして、今回はマシン番長の出生の秘密に迫る回。「命」とは何かを知らないまま殺戮を続けてきたマシン番長が、一人の幼女の献身的な愛によって「命」の大切さを知るという非常に心に染みるお話でしたが、その感動も最後のページの「エヘッ、ゴメンネ、マタ一緒ニ遊ボウネ」で一気に笑いに早変わり。
 「金剛番長」は相変わらず1ページ先の展開が全く読めないので侮れません。

アーティストアクロ

 「上等だ! このところずっと寒くてな。浴びてやってもいいと思っていたトコだ
 スバルのアクロに対する態度が、ついにツンからデレに切り替わりましたよ! スバルのツンデレっぷりはホントに判りづらいですね!

 その一方で、デコは敵にさらわれてアクロの助けを待つことで、自らのお姫さまポジションをより強固なモノにしつつあるのが流石だと思いました。アオリ文の「腐世界転覆ファンタジー」が意味深長なものに感じる今日この頃です。「腐世界」の腐は腐女子の腐です。

トラウマイスタ

 チャンドラの警備員がみんな女性でしかもミニスカなのはたいへんに素晴らしいのですが、この事実が知れたら「オレもミニスカ警備員になら撃たれて死にてえ!」というマゾヒストかつフェティシストなボンクラ共が押し寄せて来て大変なことになると思うので、チャンドラはこの施設のことは未来永劫秘密にしておいたほうがいいと思いました。

オニデレ

 ユナがかわいいのは既に既知の事実なので全く問題ないのですが、今回は変態生徒会長が妙にいい人かつ格好良かったのがビビりました。会長は自分の正義に反するかどうかだけが判断基準の人なので、それからずれていないことは全く問題にしないんでしょう。ある意味とても潔い人です。
 その判断基準が明らかに社会常識からずれているのが周囲にとっては問題なんですけどね。


[Clip]モノポリー サンデー&マガジンエディション発売

 ボードゲーム「モノポリー」のサンデーVSマガジン版が10月末に発売される模様。「絶対可憐チルドレン」も出てくるらしいです。
 基本的には、土地の名前やカードが作品名に置き換わったものっぽいですね。ボードウォーク(=一番資産価値が高い土地)は「名探偵コナン」みたい。流石だ。

 個人的には、せっかくモノポリーのアレンジ版を作るんだったら、サンデー対マガジンと言わず、一ツ橋グループ対音羽グループくらいのスケールでやって欲しかったです。出版社がひしめく都内を舞台に、新潮や角川をも巻き込んだ出版業界の一大バトルが勃発! 数多の出版社や編集プロダクションをグループの支配下に置き、業界の独占を狙え! 神保町を、音羽町を、日本の出版業界を支配できるのは君だ! みたいなノリで。面白そう!(本来の少年誌のターゲットである子ども以外には)

 あと、イベントには「美少女わんさかコメディーマンガが大ヒット。音羽二丁目に進み、自社ビルを新築する」とか「編集者が原稿を紛失して漫画家に訴えられる。賠償額を支払う」とかの生臭いものも欲しいです。冗談です(強調)。


ファントムが履いてるのはかぼちゃパンツですか?(いいえ)サンデー46号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 というかお久しぶりです。
 サンデー46号の絶チル感想ですが、今週は時間+体力がないので概要だけ箇条書きにします。

  • なぜ私を選んでくださったんですか?」「一番可愛かったからだ!
     同じ実力の女性声優が二人いたら可愛い方を選ぶ、という話をどっかで読んだことがあることを思い出しました。理屈は一緒ですよね?
  • 空港で破壊活動が予知された、というシチュエーションは小説版の序盤のイベントを彷彿とさせます。小説版のパロディとかこれから出て来たら嬉しいな、とか思いました。
     ちなみに小説版はチルドレン達がガチで「一度ミスったら絶対に死ぬ」状況に何度も叩き込まれるという弾幕シューティング並のスリルが味わえるナイスエンターテイメント小説です(→感想)。もし小説版がそのままゲーム化されて自分がプレイしたら、絶対四回くらいは死ぬ。多分最初の列車で死ぬ。
  • ハッピーバースディ」ってJASRACに申請しないといかんのかと思った(本筋ではない話題)。
  • 悠理ちゃんはちさとちゃん以外に親しい友達が本当にいないのか! 萌え!(歪)
  • 影チル(というかティム)は「女同士の友達」の間に張り巡らされている特有の空気が全く読めないので、女子まみれのパーティーに参加するのはキツいんじゃないかと思った。自分がティムならパーティーに参加する時点でプレッシャーで吐くよ!(ダメ)
  • 悠理とファントム/ミラージュの間に直接的な繋がりはないのかな?
    悠理の負の感情が生み出す産物とか、そういう路線?
  • これまでの登場人物が総出演するパターンを見ると「最終回間際みたい」と反射的にネガティブな反応をしてしまうのを何とかしたい。
     絶チルはアニメ化もされてる人気作品! 絶チルはアニメ化もされてる人気作品! 椎名先生は押しも押されぬ大人気作家!(暗示)

 今週の結論
 高校生になってよりワイルドになった初音が素晴らしい


UNIQLOのパーマンTシャツが欲しいですサンデー46号感想

アラタカンガタリ

 今回の見せ場は、革が「誰かを必死で信じている人を見殺しにするのはもっと間違ってる!」と己の信念を言いつつコトハをカンナギの手から守ろうとする→カンナギが自分の得た神意の力を見せつけるため、剣から「火焔」を発射→衝撃で倒れた革が偶然握った古びた剣から謎の光が! という一連のシーンだったんですけど、個人的には丸腰の相手が至近距離にいるんだったら別に「火焔」なんて光線技を発射しなくても、直接剣でぶった斬ればいいんじゃね? とか思いました。物理攻撃さいこう!(ファンタジーの否定)

 今回の話によれば「神開の森」に入った人間は異世界の人間と入れ替わってしまうという設定のようなのですが、アラタは革と直接交わることはないのでしょうか。また、こちらの天和国で起こっている異変が、あちらの現代日本に影響を与えることがあるのかどうかも気になります。
 まだこの物語は始まったばかりなのですが、どうも最初から超大作となり得るだけのキャパシティを世界設定に織り込んであるように思えますね。やっぱり渡瀬先生はマジパネェっす。今後の展開に期待させていただきます。

ハヤテのごとく!

 「髪の毛で目が隠れているからギャルゲの主人公じゃないですか?

 最近すっかりギャルゲーやってないので現代ギャルゲーの典型的主人公像がどんなものなのかよく判らないのですが、現代少年マンガの先端を走る「ハヤテのごとく!」でこういう台詞が普通に出てくるということは、今のギャルゲーも根本的なところは初代「ときめきメモリアル」が主人公目隠しメソッドを適応した頃からあまり変わっていないということが判りました。勉強になりました

 にしてもヒナギクさんはホント同性からモテモテですね。そのうち西沢さんとヒナギクがいちゃいちゃしているところを美希が見て嫉妬する展開とかがあるのでしょうか。「ハヤテ」はそろそろ、コミック百合姫にそういう系の読み切りマンガを掲載するべきだと思いました。

最強!都立あおい坂高校野球部

 「監督がまだ憧れている人との対戦」というシチュエーションといい、監督の想い人に嫉妬するチームメイト達といい、キタローと千葉とのギクシャクした関係といい、現在のあお高には明らかな負けフラグが立っているので、このままで行くと間違いなくあお高は負けると思われます。
 しかしこのマンガは(一部おっぱいとかがけしからん女子は存在するものの)基本的には清く正しく美しい野球マンガなので、その逆境は全て試合の中で解決して最終的には勝利に結びつけるはず。そのプロセスを楽しんで行きたい所存です。

神のみぞ知るセカイ

 コミックス2巻買いました!(報告)

 2巻を買った池袋とらのあなには(1巻には出てこない)栞が描かれた「神のみぞ知るセカイ」1巻の販促ポスターが貼られていたのですが、栞が登場する2巻が発売された現在、このポスターはそのままコミックス2巻の販促ポスターとして使用できるようになっていることに気付きました。あえて栞を起用したのはそういう理由だったのか! あなどれねえ! と思った次第です。
 2巻の販促ポスターにはハクアが描かれているそうなので、きっとこのポスターもハクア編が収録されるであろう3巻が出る頃には時勢に似合ったものになっているのではないかと思います。

 本編の方は、「こんなはずじゃなかった」とボヤくハクアが取る行動が、そのまま彼女が失敗する理由を暗示している構造になっているのが判りやすくて良かったです。
 まあ、とりあえずはあまり肩肘張らず、自分が勉強はできるけど実社会では役に立たないボンクラだと認めて力を抜くことができるようになればいいと思いますよ。もう駆け魂に操られてしまっているので手遅れっぽいですけど(ダメ)。

金剛番長

 「卑怯が、居合が、念仏が、剛力が、全員37564ッ!!

 それにしてもこの編集、ノリノリである(感想)。
 ただノリノリなのはいいのですが、ノリだけで金剛番長チームを医学的な意味で全滅させた後の展開を、いったいどうするつもりなのかが気になります。このまま収拾が付けられず、マシン番長が都内を制覇してしまって日本オワタ\(^o^)/でマンガも終わりになると凄いです(バカ)。

トラウマイスタ

 今週のテーマは(よだれ)。扉絵で巨大なキノコを持って涎を垂らしているファーブルを皮切りに、昼飯を食べながら涎とも肉汁とも取れる変な液体を垂らすファーブル、うっかりピカソとキスしそうになって慌てて唾を飛ばすファーブル、スジャータを後ろから抱きしめて涎を垂らすファーブル、そして最後は涎を垂らして半狂乱になりながら謎のアロマオイルを欲しがるメガネっ子で締めと、実に涎要素が充実した内容になっていました。

 今回のエピソードは、最後のアロマの犠牲者となっているメガネ少女を見ても判るようにかなり意図的に少年誌的なエロスを狙っている感があるなとは思っていましたが、今回の涎に対するこだわりっぷりは見事です。「あいこら」が終了して以来、久しぶりにサンデーでフェチの概念を意識させるマンガを読んだ気がします。
 青少年を性的に目覚めさせることも、少年マンガの立派なつとめの一つです! 歪んだフェティシストを生み出す温床となれるように頑張って下さい!(もちろん褒め称えてます)


[Clip]若木先生、「まんカレ通信」で引きこもり経験を語る

そこで、あっさり、ぽっきりと折れまして、その後5年くらい行方知れずになりました(笑)。 電話しても全然出ません。「もうボクのことは忘れてください」みたいな状態で人生を食いつぶしました。 つまり、その間、家から出ないでずーーーーっとゲームばっかりやってたんですよ。

まんカレ通信/プロが語るまんが秘伝!! part118●若木民喜先生 PART1

 少年サンデーのメールマガジン「まんカレ通信」で、現在「神のみぞ知るセカイ」の作者・若木民喜先生による、漫画家に至るまでの道のりを自ら語った記事が連載されています。
 オフィシャルな場所で「20代前半はずっとゲームやって引きこもってた」と公言する若木先生はかっこいいです(=゚ω゚)ノ

 「神知る」は結果的にこの引きこもりの経験があったからこそ作れたマンガな訳で、やっぱ人生何がどう転ぶか判らないものだよなー、と思いました。


たまには「一番湯のカナタ」のことも思い出して下さい(´・ω・`)サンデー45号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 「パティの秘密アンケート」に回答して下さった皆さま、ご協力誠にありがとうございました。
 兵部と真木の関係(乙女の秘密的な意味で)については何となく想像できるんですけど、葉と真木についてはまだ想像できるレベルまで腐っていないので、とても参考になります。

 パティにはぜひ澪と一緒にバベルの面々をストーキングして頂き、脳内における名前の順番を入れ換える妙な遊びの仲間に皆本や賢木を加えてあげて欲しいです。皆本のバベルメンバーからの愛されっぷりを見たら、パティは絶対皆本に萌え萌えになると思います。

 本編の方は、とりあえず今回は悠理と薫のあきらかに釣りっぽいいちゃつきシーンがあったんですけど、ここは素直に釣られておきます。悠理は現段階で既にかなりキテる無敵の誘い受けキャラであり、彼女が相手ではさすがの薫もタジタジになってしまう模様。P.214の1コマ目で「もうどうにでもして♥」状態になってる薫の姿は、特に新鮮です。これって、初めて悠理が出てきた時に薫に攻められて「もうどうにでもして♥」状態になっちゃった時のパロディになってますよね。
 悠理は前回までのエピソードで既に「黒い幽霊」からの刺客なのではないかと読者に疑わせる演出がなされている以上、悠理×薫はおそらく中学生編において物語の中核になることは間違いありません。ということは、今後も今回の様な性的な絡みが期待できると言うことですね。楽しみです(性的言うな)。

 あとは、バレット+ティムのアニオタユニットが正式に採用されたのも嬉しい限り。個人的には、未だに現実世界の女子中学生の生態について著しく誤解しているっぽいティムの操る影チル達が原因でドタバタコメディが起こってしまう系のエピソードが読みたいです。ロボット娘しか愛せない歪んだ性癖を持つクラスメートの男子に一方的に惚れられてしまう話とかどうだろう(イヤだなあ)。

 そしてちさとちゃんですが、チルドレンと一緒のクラスにいる限りずっとこういう目に遭うことは必至の有様なので、もはやそういう運命の下に生まれてきたと諦めた方がいいんじゃないかと思いました。
 今回、誕生日会を開くと決まった直後にその日に事件が起こる可能性が発生したってことは、おそらくは悠理と何らかの繋がりがある「ファントム」が裏で動き出して事件予知を操作し始めていることを意味しているので、「悠理ともチルドレンともお友達」という彼女の立場は、今後も起こるであろうファントムとチルドレンの攻防に巻き込まれること間違いなしでしょう。ご愁傷様です

 あまりにちさとが可哀想なので、彼女のキャラソンが収録されたドラマCDを買って供養するべきなのではないかと思ってしまいます(供養?)。


「魔王」の岩西・蝉コンビのラブラブっぷりが微笑ましいサンデー45号感想

ダレン・シャン

 巻頭カラー。カラーページに「これを読めば一目でわかる!」と書かれたガイド記事が載ってましたが、ダレンシャンは元々が大長編小説であるため、このタイミングで「今北産業」とか言われても説明するの大変だよなあと思いました。
 今からだったら、おそらくは小説を最初から読んだ方が、現時点までの話をより理解できると思います(まちがい)。

 個人的に最近「ダレン」読んでて楽しみなのは、ダレンとハーキャットの間のラブラブ描写ですね。ハーキャットがこのマンガにおける最萌えキャラであることはもはや言うまでもありませんが、実際ハーたんは描写においてかなり優遇されていると思われます。例えば今回の場合、ダレンを見舞いに来て抱きつくハーたんのコマの大きさは、本編最大の見せ場であるデビーがダレンに「大人の男性になるんでしょ?」と語りかけるコマと、ほとんど一緒です。
 他にも今回のハーたんは再会したダレンに対してツンデレっぽい態度をとったり、毛むくじゃらになったダレンが「純化」したことをデビーに説明し、彼女に対してダレンとのつきあいの長さを暗にアピールしたりと大活躍で、ハーたんはホントこの作品の原作者に愛されてるよなあと思うことしきりです。

 私の場合、「ダレン」のように長期連載されているマンガに興味を持つ方法としては、今北産業的に概要を手っ取り早く把握しようとするのもいいですけど、それ以上に「作品の中に何か一つ自分なりに拘れるポイントを作り、そこに注目しながら徐々に作品全体に興味を広げるようにする」ことが大事なんじゃないかと思っています。
 なのでとりあえず「ダレン」については、ハーたんに萌えるところから初めてみるのがいいんじゃないかと思いました。

神のみぞ知るセカイ

 「Searching…」のコマのイラストを携帯電話のWebやメールの受信待ち時の画像として使いたいです(感想)。

 今回も基本的に基本設定の解説回でした。現在の地獄はかつての地獄の様な地獄ではなく、構造改革された秩序ある地獄になっているという設定は、ちょっと斬新で面白いですね。「人間の心にある邪悪を育てない悪魔」は我々の常識ではもはや悪魔じゃない気もしますが、当の現代悪魔達からすれば「日本人だから忍術ができるに違いない」と現代の日本人に対して思い込まれても困るのと同じレベルの問題なのかも知れません。そういう意味においては、まったく「悪魔」っぽくないエルシィは、「新しい悪魔」の象徴として相応しいのではないのでしょうか。
 後は、今回も桂馬がハクアに対して順調にフラグを立ててることが確認できたので良かったです。なんかもうハクアは桂馬にベタ惚れしてね? みたいなレベルです。これが「ときメモ」なら、そろそろ名字じゃなくて名前で呼び出すレベル?(古い)

ハヤテのごとく!

 やっぱりヒナギクは西沢さんと結婚すればいいと思いました(感想)。

アラタカンガタリ

 今週号を読むまで、漢字で書かれた副題である「革神話」の「革」は「革命」の革ではなく、「皮革」の革のことばかりだと思っており、革神話は「かわしんわ」と読むとばかり思い込んでました。なんかシルクロードの革版みたいなスケールを出すためのフレーバーなのかなと(バカ)。

 それはともかく、今回はいきなり現代世界に舞台が移ったことで「このマンガは二つの世界が交錯する異世界冒険アドベンチャーだったのか」と驚かされ、そして現代での話が『主人公がただひたすらいじめられて異世界に逃避して来て終わり』という容赦のなさに更に驚かされました。
 今回の現代編の主要キャラクター三人の関係(主人公、妬みが原因で主人公を虐める子、友達のフリしてるけど実は主人公のことが嫌いな子)は「パンドラキューブ」でも見られた構図なので、その頃から「アラタカンガタリ」の現代編を作者は構想していたのかも知れませんね。

 にしてもいじめ描写に対する執拗さは「パンドラキューブ」の比ではありません。これだけやられれば、そりゃまあ異世界に逃避したくなる主人公の気持ちも理解できるというもの。今回の話で、「アラタカンガタリ」に対する作者の本気っぷりをうかがい知ることができました。渡瀬先生マジパネェっす! 次回からは気合い入れて読ませてもらうっス!

ギャンブルッ!

 「対戦相手の家族や恋人を人質にして勝負に勝とうとする悪役」はこの手の勝負モノの定番なので、今回の対戦相手である王偉の行動自体は理解できるのですが、何故人質として(客観的に見ればマサルのガールフレンドな)一葉ではなく、あえてジャンを選んだのでしょうか。王偉は、ジャンはマサルにとって参謀役という以上の存在であると確信したからこそ、今回の行動に出たのではないのでしょうか。
 つまり私の言いたいことは、王偉はマサルとの対戦が決まってから、マサルに絡むジャンを監視しつつ名前の順番を入れ換える妙な遊びをしていたりしていたのではないのか、ということです。まあ、ジャンがマサルのことを色々な意味で好きなのはみんな知ってることなので仕方ないですね(何)。

アーティストアクロ

 内心ではアクロのことが心配で仕方がなくて、彼を助けるために館を出たに決まってる(決めつけ)スバルが、無事救出に成功したアクロに対してどんなツンデレ台詞を吐くのか期待していたのですが、「ゴミ」とか「バカ面」とか散々アクロを罵倒した挙げ句に蹴りを入れてアクロを眠らせるという、期待に違わないツンデレっぷりを発揮してくれたので満足です。
 どの辺がツンデレだったのかというと、口で罵倒するところがツンで、蹴りで眠らせるところがデレです。怪我しているアクロを安静にさせるための愛情の籠もった蹴りなのでデレ。ツンデレ比率が9:1を超える、少年誌ではなかなかお目にかかれない歯ごたえあるナイスツンデレっぷりでしたよ坊ちゃん。

 そしてそんなスバルのアクロに対するツンデレっぷりに感銘を受けた(まちがい)デコが、アクロの役に立つために何らかの決意をした模様。今回のバトルでは場を和ませる以外の点では基本的に何の役にも立っていなかった彼ですが、果たして何をしようとしているのか。期待したいです。
 個人的には、デコにはいつまでも役立たずのままの君でいて欲しいんですけどね(ダメ)。

オニデレ

 「アア…アタシは可憐じゃないのォ!」って言ってるユナが異様に可愛いのですけど、いったいどうしたらいいんでしょうか(と言われても)。


パティの秘密アンケート

サンデー45号 絶対可憐チルドレン増補版SUPPLEMENTより

桃太郎「何サッキカラ心ノ中で、名前の順番ヲ入レ換エル妙ナ遊ビヲ――アウ!?
パティ「知ったな!? 乙女の秘密を覗いたな、テレパスめ!!

質問:この四コママンガの1コマ目と2コマ目で、それぞれ桃太郎はパティの心の中でを見たと思いますか?

1コマ目
2コマ目


数字は、そのカップリングがクリックされた回数です。
カップリングをクリックすると、カウントが増えます。


[crossreview]おんなじカンジ! (メガミ文庫 21)

おんなじカンジ! (メガミ文庫 21)
菜の花 すみれ 桑畑 絹子 (学習研究社) / ¥ 693
交通事故で死んで幽霊となった不器用な双子の兄が弟と体を共有し、初恋を成就するべくドタバタする、清く正しく美しい青春ラブコメ。ただ三角関係を成立させるためとはいえ、「死」という背景はちょっと重いかも? [6]
2008-10-08 00:09 | Permalink | Other Review

※crossreviewで取り上げているメガミ文庫の本は、メガミマガジン編集部の方より献本して頂いたものです。
ありがとうございます!