2008年02月一覧



確率変動予測値ブログパーツ

 「絶チル」に出てくる例の『確率変動予測値:懸案事項666号』をシミュレートするブログパーツのようなものを作りました。現在テスト中。
 Firefox2.0、およびIE7で動作を確認してます。

 以下のコードをサイトに埋め込むことで、確率変動予測値ブログパーツを表示することができます。
 ※JSONPの処理を行うため、JSON and the Dynamic Script Tag: Easy, XML-less Web Services for JavaScriptで公開しているJSONscriptRequestを使用しています。



 divタグの「zettai-precog-666」を「zettai-precog-667」にすると、『「ザ・チルドレン」では誰?』という質問になります。末尾の番号が懸案事項コードに対応する形です。
 なお、もし複数コードを貼る場合は、全てのdiv id=”zettai-precog-…”タグの後ろにscriptタグを置いて下さい。

08/02/26追加:
 投票が多くなるとクリックしてもグラフが動かなくなって面白くなくなるのを避けるため、一日に一度得票数を「比率を保った形で合計100票に丸める」処理を行うようにしました(=比率がそのまま得票数になる)。

08/03/01追加:
 このエントリでのテスト公開を終了しました。これから、このブログの右側に貼り付けてみます。
 クリックした下さった皆様、ありがとうございました。

 もし何か不具合を見つけましたら教えて下さい。


巻末席に座るマンガが何になるか気になる時期になりましたサンデー11号感想

ハイド&クローサー

 人形に点火した炎を「結界」を張って消化するというアイデアによって一件落着。
 このマンガ、主人公のシュン坊が「結界」を使えるようになってからは面白く読めるようになって来ています。「勇気を出す」とかそういう観念的なもので勝負が決するよりも、「こういう技が使えるのでそれを有効に使って勝つ」というロジックの方が、理屈的に納得できるからなのかも。
 あと、うっかりアニメ化とかされちゃった場合にカードゲーム化しやすいですしね(余計)。

 そして最後は、シンドウとトミコの愛がシュン坊の心を動かした! という感動的なオチでした。やっぱり、人形フェチに悪い人はいませんよね!
 もしトミコが普通の人間になった時、シンドウがそのままトミコを変わらず愛することができるのか、それとも人間になった時に「自分は人形だったトミコが好きだったんだ」と己の人形フェチを自覚することになるのか。その辺がちょっと気になります。

LOST+BRAIN

 なんか氷山君が、「催眠術で人間の弱さを強さに変える。そうすれば社会は変わる」とかもっともらしいこと言い始めたよ! 僕は君に、いつまでも「愚かな人間共め」とか「死ねばいいのに」とか内心で他者を下げずんでいる、卑劣な小物でいて欲しかったのに! そんな自己啓発的なこと考え始めちゃったら、君は小物じゃなくて単なる大物になっちゃうじゃん! それじゃダメだよ!(うるさいよ)

 あと今週出てきた、園山さん(特徴:眼鏡を外すと美人になる)の最後のページでのおっぱいがやたらデカいのが気になったので前のページも改めて調べてみたところ、ちゃんと初登場時からおっぱいは大きめに描かれていたことに気が付きました。最後以外の彼女は典型的なガリ勉メガネをかけている状態だったので、自分の注意がおっぱいではなくメガネに行っていたために気が付かなかったみたいです。メガネの威力は絶大なものがあるなあと思いました。

ダレン・シャン

 そんな! いくら彼女にフラれたからって、いきなり再会したイケメンの友人に気を許しちゃうだなんて!(まちがった解釈)

魔王

 暴徒と化した級友達の囲みを突破するため、安藤が「仮面ライダー」シリーズ(しかも昭和版)の悪の秘密結社の名前を次々と相手に言わせるシーンの迫力は異常。このマンガでしか表現し得ないアクションシーンであると言えましょう。
 つくづく思いますが、安藤君はどうしてこんなに昭和のポップカルチャーに詳しいのでしょうか。「ハヤテのごとく!」のマリアさんが昭和のおもちゃに詳しくても、「まあマリアさんだから仕方ないよね。年齢偽証してるし」と勝手に納得できるんですけど、「魔王」の安藤君はそういう納得の仕方ができないので悩みます。

 あと蝉がなんかカワイイ(感想)。

金剛番長

 「正々堂々、卑怯な手で勝負させてもらうよ」という台詞通り、卑怯番長の正々堂々たる卑怯な戦術が炸裂したエピソード。ただ、やってることは確かに卑怯なんだけど、舎弟を使わずに全部自ら出向いて直接金剛に対して罠を仕掛ける姿は確かに正々堂々としてます。そういう意味では、同じ卑怯キャラと言えども「金色のガッシュ!」のゾフィスとは全くタイプが異なるというか、むしろゾフィスと比べると「卑怯番長そんなに卑怯じゃないじゃん」みたいな感じ?
 とりあえず未成年略取誘拐という卑怯の代名詞な犯罪行為は犯したので、次回は如何に幼女を使った卑怯な行為ができるか注目して行きたい所存。金剛の目の前で月美ちゃんに「卑怯番長ちゃん大好きー!」って言わせればきっと勝てると思いますよ!

 あと、「爆風と煙で目をやられた」って台詞を見て、金剛にもちゃんと化学兵器は通用するんだなと思いました。

お茶にごす。

 こういう合宿にありがちな独特の雰囲気(変な笑いが伝播するとか)がオモロかったです。
 そしてマーくんの大物っぷりに震えました。でも、なんかあの先が見えたらきっと俗世に戻って来られなくなるような気がする。

読み切り:ナツメねっと!

 「WORKING!!」で有名な高津カリノ先生がサンデー初登場。
 個人的に、今回の読み切り大連立企画に高津カリノ先生が出てくると知った時、「本気だ! 今度のサンデーは本気で当てに来た!」と、その本気っぷりにたいそうビビったことを告白しておきます。

 そしてサンデーで4コママンガを掲載するということは、即ち「教育的指導!!」時代の17年前の椎名高志先生に挑戦することに等しい訳ですが(ファンサイト要素)、「ナツメねっと!」は極めて現代的というか、同じ少年誌向け4コマと言えども「教育的指導」とは全くスタイルが異なるマンガだな、という感じでした。素直に面白かったです。こういうマンガはもっと読んでみたいですね。
 高津先生のサイトも今後はちゃんと読んでみようと思いました(失礼)。



サンデーの発行部数が100万部を切ったのはもう何年も前の話じゃないのかと思ったサンデー10号感想

LOST+BRAIN

 この前テレビで放送していた「DEATH NOTE」の映画版面白かったですね!(引っ張る)

 ストーリー上では氷山君が久遠寺を社会的に抹殺する展開が粛々と続いていますが、今回は「右手でパフェ、左手で自動書記」な由香がビジュアル的に面白かったです。氷山の「久遠寺の声を聞いたら自殺する暗示」もそうなんですが、このマンガの世界では後催眠暗示を施せば何でもできるんだなと思いました。
 それ故に今後の展開の予測が逆に難しいというか、久遠寺なら仮に逮捕されてもそこから復活するのは容易なんじゃね? とか思ってしまうのですが。

 あと次回はついに「氷山の真意」が明かされるっぽいのですが、氷山君はこれまで「世の中バカばっかりだから俺がみんなぶっ殺して支配したる!」みたいな動機しか明かしていないので、逆にそれ以外の真意があったのか! と驚いてるところです。
 基本的に、このマンガは催眠術を使って世界を変えるという目的を楽しむものではなく、あくまで「催眠術」をキーにしたサスペンス手法を楽しむものであると思っているので、個人的には氷山君は単なる人殺しで一向に構わないのですが(ダメ)。

ハヤテのごとく

 現在におけるサンデーの報われないヒロインキャラランキングのトップに君臨しているヒナギクさんですが、今回もまた報われない話になりそうです。それでこそヒナギクさんです。
 ハヤテと映画を観に行くという絶好のフラグ立てチャンスにも関わらず、そんなこと全く考えずに「わたしがどれだけしおらしい女か、見せてあげるんだから!」とか激しく勘違いしたモノローグ入れながらゴゴゴゴできる姿が似合うのは彼女だけ!

 最後の「そして映画鑑賞という名の死闘が始まる」というナレーションも秀逸。ホント「ハヤテ」は、ヒナギクさんの報われない大活躍のおかげで面白いマンガになっていると思います。

ハイド&クローサー

 ちょっと聞いて下さいよ! この前、トミコが夢に出て来たんですよ! なんかトミコちゃんちょっと等身が上がってて、髪の毛をウネウネさせつつ男を平伏させて悦に浸ってましたよ! こわい! トミコこわい!

 でもマンガの中のトミコはカワイイ! 木と布だけから生成された人形のはずなのに、歯ぎしりして「ギリ…」とか硬そうなオノマトペが入るとことか凄い! 既に彼女は人形を超越していると思います! なのでもう夢に出てこないで下さい!

ダレン・シャン

 デビーは今回の一件に対して、発言小町に「幼なじみの男子生徒を自室に呼んで勉強をさせていたら、突然彼から肉体関係を求められました。私はあくまで教師と生徒の関係を守りたいのですが、彼は『そんなことは関係ない』と言って聞きません。私はどうすれば良いのでしょうか。彼の気持ちに応えるべきでしょうか」という趣旨の質問を書き込み、賛否が入り交じった大激論を引き起こすべきだと思いました。
 私は男子なので、やぱりダレンの方に肩入れしたいですけどね! 部屋に毎日呼び込んでその気にさせられた上であんな態度をとられちゃうと、ちょっと切なくなっちゃう彼の気持ちはよく判りますYO!(バカ)

金剛番長

 連載前の予告の時点でその名が公開され、「いったいどんな変態ナルシストが出てくるのか」と個人的に期待していた白薔薇番長が今週ついに登場。初登場時から期待に違わぬ変態ナルシストっぷりを散々披露して頂いた挙げ句、最後は舎弟の華沢にあっけなく「番長」の座を奪われて敗退するという、当初の期待以上の大活躍を見せて頂いたので満足です。変態ナルシストだけど一応は「正々堂々と決闘を申し込む」とタイマンバトルをやろうとした辺り、彼は己の美学に従って筋を通した漢だったと言えるのではないのでしょうか。

 一方、持ち前の卑怯っぷりを発揮して「番長」に昇格した卑怯番長さんですが、こちらは今までになかったスタイルのキャラクターであり、正統派ストロングスタイルの金剛番長を相手に如何に立ち回るのかに期待したいところ。全ての小細工を無効化する、金剛最強のガードキャンセル専用必殺技「知ったことかー!」を如何に封じられるかがポイントと見ます(何)。

読み切り:ミュータントキングダム

 かつて月刊少年ジャンプで活動していた中山敦支先生がサンデーに初登場。今回の「ミュータントキングダム」は、絵柄・キャラクター・ストーリーとどれも極めてよく練り込まれた正統派の少年マンガであり、とても楽しく読むことができました。
 個人的には、主人公が獣医を目指すきっかけとなったカタツムリのエピソードを聞いたときの校長や一般生徒と「ミュータント科」のアグリとベンケエの態度の差から、「動物の命」に対する考え方の差を判りやすく演出しているところが上手いなと思いました。あと、ちゃんとオチで(最初にネタとして使われていた)トマトアイスを持ってくるところも個人的には好感。

 でもまあ何と言っても、このマンガはアグリちゃんがカワイイところに尽きると思われますが(結局)。自分からおっぱいを主人公のイワンに触らせるシーンは感動的ですらあります(非性的な意味で)。あと対戦車砲萌え。

最終回:あいこら

 ついに今回で最終回。「パーツフェチ」という井上先生でなければ到底描けないであろうコンセプトのマンガを少年誌で連載した心意気には心底感服させられましたし、またツボに入った時の爆発力は「さすが変態漫画家の称号を持つ井上先生は違う!」と唸らせられるものがあっただけに、何かこう「確かに面白かったんだけど、このマンガはまだまだヤれるポテンシャルを持っていたんじゃないか」と不完全燃焼な印象を持ってしまったのも正直なところです。
 パーツ愛と恋愛の両立を描く物語を作るのはやっぱり難しい、ということなのか。

 井上先生の次回作を期待します。


九具津さんの人形は本来何のために作られたのかが気になるサンデー9号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今更になりますが、先週のサンデー9号の感想です。
 まとめる時間がないので思ったことを列挙する形で。

  • 何か足りないと思っていたら、この時期の薫の衣装はミニスカートでなくて半ズボンなので、パンチラが足りてないです。薫の機嫌が悪いのも仕方ないです。
  • そろそろ須磨主任にも、「普段ツンツンな彼女がデレるところを見たい」とか「むしろあの須磨さんに積極的に罵られたい」系のやっかいなファンがつき始める頃だと思った。月見さんとこで紹介されていたこんな妄想ができる人とか。椎名マンガのファンはやっかいさのレベルが高いね!
    個人的には、後半で気絶してひっくり返っているシーンにグッと来ました。寝てると雰囲気変わりますね彼女(寝てるんじゃありません)。
  • その須磨主任に対してデッドリーな嫌みを言う紫穂は輝いてます。
  • 局長に向かって乱暴な口をきく皆本が、割と新鮮でいい感じです。でも「な、何もしなかったわけじゃないですよ」と言いながら頬を赤らめるところは、みんな知ってるいつもの幼女が大好きな皆本の姿ですが。何故このタイミングで赤くなるんだ。
    あと、相変わらず皆本がシャツがはだけて胸元を露出させた状態で拘束されているのは、局長の趣味? それとも今回はパンチラがないのでその代わりのお色気要員として?
  • 今回の精神拷問人形や以前出てきたナオミちゃんフィギィアなど、九具津さん(敬語)はホントいい仕事してますよね。
    彼はバベルに必要な人材なので、再雇用を検討するべきだと思います。
  • 誰だってめんどうだよ。だから誰かがやってくれればいいと思っている」の下りを読んだ時は、「ブラックラグーン」双子編のベニーの台詞「…誰かが、ほんの少し優しければあの子たちは学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう。でも、そうはならなかった」を思い出しました。皆本がほんの少しだけ優しくて、ホントに良かったと思います。
     全体的にはギスギスした雰囲気である今回のエピソードを割と心穏やかに読めているのは、この時はチルドレン達が皆本に救われる結末があることを知っているからかも知れません。

[Clip] WebサンデーでサンデーCM劇場版「絶チル」が公開

 Webサンデーのサイトで、サンデーCM劇場版「絶チル」の映像が公開されています。
 WHFで公開されていたロングバージョンのPVと同じものである模様。


クナイ伝の掲載位置の急降下っぷりが心配なサンデー9号感想

ハヤテのごとく!

 ボクが子どもの頃は、ラジコンなんて高くて買ってもらえなかったよ!(30代男性)

 今週のお話は、オモチャを大切にする心を子どもに養わせる、教育的でイイお話だと思いました。
 そして、そんなイイお話の中でも、ラジコンの化身をあえてキモくしたり、マリアさんの年齢偽証疑惑を更に拡大させるネタをあえて仕込むところは流石です。子どもの読者と30代男性の読者の双方に対する配慮が行き届いていらっしゃる。

結界師

 閃が落ち込む良守に優しい言葉をかけ、フラグを立てることに成功した話と理解しました。
 また、一方の時音姉さんの「神殺し」に対する覚悟完了っぷりも凄いです。何という凛々しさ。そして責任感。まるでヒロインじゃないみたい(ひどい)。

 あと何か修復術凄い。地盤が派手に陥没するなど、もはや基礎のレベルから破壊されていた校舎をわずか一晩で修繕できるだなんて凄すぎます。日本のリフォーム業界は間流修復術を一刻も早く研究するべき。というか墨村さんちはリフォーム屋になるべき。

金剛番長

 せっかく剛力番長が舎弟といい雰囲気になっていたところに、「知ったことかー!」と叫びながらタンクを投げ込んで雰囲気をブチ壊す金剛のお茶目さに惚れました!(まちがい)
 しかも先週の殴り合いは、「剛力番長の背後に毒が入ったタンクがあったから本気を出せなかった」という思慮の深さも垣間見せる始末。どこまでカッコいいんでしょうか金剛番長。

 あと個人的には、「知ったことかー!」のコマの金剛のポーズの決め具合にグッと来ました。どんなポーズを取っても様になる男です。

史上最強の弟子ケンイチ

 今回の岬越寺とガイダルのワイヤーアートバトル的な異常な展開が全く違和感なく読者に受け入れられる格闘マンガは、おそらく「ケンイチ」だけだと思われます。ケンイチすごい。

お茶にごす。

 何かこう、姉崎部長に着々とフラグが立ってるような気がして来てなりません。
 私、姉崎部長には幸せになって欲しいんです!(乙女チックに)


サンデー9号「鬼月」感想

鬼月

 個人的には好きな作家さんなんだけど、でもそのあまりに少年漫画してなさ過ぎるダークな作風から「やっぱ少年誌でやっていくのは難しいんじゃないだろうか」と余計な心配をしてしまう新人漫画家・桐幡歩先生が、「天国の本屋」以来の再登場を果たしました。
 しかも今回はビッグネームや若手有望作家が次々登場する、「読切大連立」というネーミングセンス以外は素晴らしい読切枠での参加ということは、「少年誌でやっていける作風なのか」という自分の懸念は杞憂であり、既にサンデー期待の新人作家にまで成長している、ということで良いのしょうか。良いのでしょうか?(反復)

 その辺はともかくとして今回の「鬼月」ですが、どこか前で読んだことがある話だなーと思っていたら、これって以前超増刊に掲載された同名の作品のリメイク版っぽいですね(→超増刊版の時の感想)。話そのものは「閉塞環境にいる無垢な少女が世界の姿を知ってしまう」タイプの極めてシンプルな構造なんですけど、桐幡氏独特のダークな雰囲気を読者にアピールするという意味においては、この「鬼月」という物語は最も適しているのではないかと思いました。氏の描く和風の女の子はとっても可愛いですしね(そこか)。

 氏のあまり少年漫画らしからぬ絵柄と作風がどこまで受け入れられるのか、果たして本誌での更なる再登場はあり得るのか。個人的には頑張って欲しい作家さんなので、今後の活躍に期待しております。

 そしてこの物語から得られる教訓は、いくら大切な女の子でもあまり過保護にし過ぎると世間知らずに育ってしまい、パッと見の男にホイホイ付いて行ってしまうようになるので、あまり過保護過ぎるのも考え物だというところでしょうか(間違い)。