2010年06月一覧

フェザー。それはそれは受け継がれていく魂の絆。サンデー29号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです(´・ω・`)。
 諸般の事情で公私ともに忙しく、なかなか疲れが抜けません。時間的な余裕もあまりない状態で、もはや週二回の更新ペースは維持できない的な感じ(物理的に)。今後のサイト運営手段について、色々考えてる最中です。

 以下、サンデー29号の絶チル感想です。

マイ・ウィングス #5 あらすじ

 フェザーさんの能力マジ半端ないっス!
 あと、フェザーが本気出したら皆本は本当にヤられちゃうと思うので、紫穂の妄想もマジ半端ないっス。

 「マイ・ウィングス」編は、基本的にフェザーが如何にずば抜けた超能力を持っているのか、そして「彼女」がその能力を使うのは皆本や薫達を救うためであるということをアピールするためのエピソードであったと言えます。
 結局今回も彼女の正体そのものには触れられませんでしたが、(賢木が言う様に)彼女は一人の人間というよりはむしろ大勢のエスパーが一つの体に入っているようなものであること、および彼女自身には自分が何者であるかという記憶が無く、ただ「皆本や薫達を救いたい」という意志で動いてることが提示されたことで、より彼女の存在が興味深くなったことは間違いありません。
 やっぱり彼女はフェザーという一人の人間ではなく、意識の集合体みたいなものなのでしょうか。その意識が何かに憑依して人の形となり、超人的な能力を持って戦い、自らの意志を行使する、エネルギー生命体。要するにウルトラマンみたいなものなのでしょうか。そのうち「皆本! 光は絆だ!」とか言い出したりしないでしょうか(多分しない)。

 そしてフェザーは何かこのまま鳥の形でレギュラー化しそうな勢いなんですけど、そうなるとまずは初音に食われないかどうかが心配です。彼女はヤるぜ?

 あと今回は、「あんな命令、もう絶対にしないで」と叫びながらしがみつく薫がやたら可愛かったです。そんな彼女を優しく抱き留める皆本もえらいステキ。破滅の時を迎える前までに、こうやってお互い素直になれるといいんですけどねえ。


更新できませんでした日記

 サンデー29号のサンデーおよび絶チル感想は、私の健康管理上の問題によりお休みさせて頂きます(´・ω・`)。
 何という圧倒的寝不足感…

 なお、鳥になったフェザーを見て「GS美神」の鈴女を何となく思い出したことは内緒にして行きたいです。



私が今居る所は私自身が選んだ所だ サンデー28号感想

神のみぞ知るセカイ

 先週の話になりますが、檜と楠の姉妹対決は、楠が姉の檜を「お姉ちゃん大好き!」と叫びつつマウントポジションでボコ殴りにしてKOさせて檜を正気に戻すという衝撃的な結末を迎えました。格闘一家だからこそ成り立つハードなコミュニケーション。全力で楠にボコられることで妹の本当の「愛」を感じることができた檜の表情の清々しさは、本当にステキでしたよ。これもまた愛の形なのね! 愛の形は人それぞれだよね><!(「みつどもえ」の吉岡さんっぽく)

 そして今回は、何よりも二階堂先生のアレにビックリ。何で高レベルの旧悪魔を余裕でブチ倒して拘留してるんですか先生。先生はちょっと凶暴だけど普通の人間じゃなかったんですか先生。
 先生が地獄界の人間だったということは、つまり桂馬とエルシィのないしょの関係(誇張)もみんな知ってるってことになるのでしょうか。今回檜を巨大化させた謎の眼鏡っ娘(性格はおそらくヘタレ攻め系)と併せ、更に物語が大きく動き出してきた感じがしますね。

 あと檜のキスですが、あれは絶対に舌が入ってると思います。このキスは檜が自分の意志でやらかしたことなので、他の女の子とは違って彼女の記憶にはちゃんと残ることになるんですよね。桂馬は今回「檜を恋にも落とせなかった」とぼやいてましたが、ちゃんと籠絡に成功していたじゃないですか。それも、駆け引きの結果ではない、リアルな意味での恋に。

MAJOR

 「神のみぞ知るセカイ」も色々とビックリさせられましたが、今週のサンデーで最もビックリさせられたのは間違いなく「MAJOR」。あの吾郎ちゃんにあんな可愛い娘さんができちゃったた上、いきなり小学生に成長した状態で次回から新展開開始とは、心底びっくりさせられました。小学生編以来しばらく忘れてましたけど、満田先生の描く小さな女の子ってカワイイんですよねー(そういう視点?)。
 今となっては、なんかもう「『MAJOR』が終わるのは吾郎が童貞を失う時だ」とか言ってた頃が懐かしいです。このマンガはどこまで続くのでしょうか。いやマジで。

 個人的には、あれだけ頭に強い衝撃を受けた吾郎ちゃんに本当に後遺症がないのかだけが気がかりなのですが、吾郎ちゃんはパルコ=フォルゴレ以上に鉄の男なので多分大丈夫。大丈夫。「目眩とかの後遺症が少し出ただけで別に問題はないってよ」と語るコマと、その次のコマに吾郎の表情が描かれないのが微妙に不安を煽りますが、でも多分大丈夫。大丈夫。

境界のRINNE

 「三人そろってカツアゲされました。
 このシーンが具体的に描写されていないのは、ディズニー映画で人を殴るシーンが出てこないのと似た様な政治的なアレが絡んでいるのかなあ、とか思った自分がイヤになりました(感想ですらない)。

 そして、そういう時代を生きた私が今回何よりも戦慄したのは、こういうタイプの「不良」がマンガ的なステレオタイプとして存在していた時代に高校生だった人は、今ではもう高校生の子どもがいるのが当たり前であるという現実に直面したことです。
 だよなーだよなーもうあれから25年くらい経過してるんだよなー俺も歳とる訳だよなー(自分の歳を考えながらフェードアウト)

電脳遊戯クラブ

 「本当に、本当に、怖いので、ビビリの方は絶対に、絶対に、読まないでください
 読んでみたら本当に怖くてビビリました。すみませんでした。

 そして部長はこれからどうなっちゃうの? とか思いましたが、でもこのマンガは「電脳遊戯クラブ」なので次回にまた何事もなかったかの様に部長が出て来ても全くおかしくないと思い直しました。
 プログラミングネタを放棄してからのこのマンガは、何か違う意味で面白くなってきているような気がしています。このまま未知の世界に突っ走って欲しいものです。

はじめてのあく

 乙型が主役の回のこのマンガは、本当に面白さが冴え渡ってます。初めて入るプールの中で水の美しさに感嘆し、恋敵のシズカには可愛らしく嫉妬し、創造主のジローから優しくされて感涙の涙を流す健気な彼女の姿は、ボンクラ男子読者が「やっぱり女の子はロボに限る」と確信に至らせるに十分な魅力があります。
 そして「やっぱり女の子はロボに限る!」と悟った男性科学者達によって日本のテクノロジーが発達して来たのは紛れもない事実であるので(偏見)、このマンガには今後もこの調子で全世界のボンクラ男子達に夢と希望を与えて欲しいものですね! と思いました。

T.R.A.P.

 ドロップアウトした三年生三人組の復帰を喜ぶ女子マネージャーの遙が地味に可愛いです。彼女はサッカー経験者で、チームの練習メニューを自分で立案するなど、ちゃんと「チームをマネージメントしている」という意味でのマネージャーっぽい位置にいるキャラですし、今回も彼女が「チームの勝利のために」三年生を取り戻そうと画策したことがきっかけなった訳で(最終的には海音の熱意がモノを言ったのですが)、今後もこのような形で地味に重要な働きをするキャラになるんじゃないんでしょうか。
 まあでも、このマンガのヒロイン格はどう考えても海音君で決まりなんですけどね。今回の三年生をテクニックで翻弄して籠絡したことといい、彼はこれからどこまでモテるんでしょうか。


フェザーをフィギィア化する時は羽を外して高速形態に変形するギミックを希望したいサンデー28号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 嵐の海に投げ出されても漫才を止めない谷崎主任はもっとモテてもいいと思います(挨拶)。
 というかお久しぶりです。サンデーの「絶チル」の感想です。

マイ・ウィングス #3~#4 あらすじ:

 OVAのDVD&BRは7/16発売(宣伝)。

 土石流に巻き込まれた皆本と葵・紫穂。紫穂は辛うじて葵を連れて脱出に成功するが、皆本がそのまま行方不明に。皆本を捜索しようにも、薫のパワーをもってしても次々に発生する土石流を防ぐのが精一杯。この危機的状況に際し、局長はチルドレン達に皆本の捜索よりも避難所の保護の優先を指示する。薫は「どんなエスパーにも手に負えないことはある」という皆本の言葉を思い出して己の能力の限界を知り、「あたしにもっと力があれば」と悔やむ。

 ぎりぎりまでがんばって! どうにも! こうにも! どうにもならない、そんな時! に欲しいのはウルトラマンであると相場が決まっているが、ここで登場したのはウルトラマンガイアではなく、我らが「フェザー」であった。薫の悲痛な心の叫びによってシリコンジェルの中で眠っていたフェザーが覚醒、おっぱいぼいんぼいんな女性形態となって災害現場にテレポートで急行する。彼女は『レベル7を超える能力の持ち主』という触れ込み通りのパワーで土石流をも押さえ込み、皆本の発見と救出に成功する。

 最初はそのフェザーを不審がっていたというかキモがっていた薫だったが、フェザーが皆本のことを好きなことを知っている彼女は、それ故にフェザーに皆本のことを任せたのであった。続く。

 今週のサンデーは、基本的にはフェザーの能力の無双っぷりをアピールすることがメインだったと言えましょう。
 東京から八帖島まで280キロの距離を一瞬にしてテレポートした描写は明らかに葵の能力を凌駕してますし(葵の最大速度をマッハ5と仮定すると、1秒間の跳躍距離は多分約1.7Kmくらい)、土石流を同時に三ヶ所同時に食い止められるのは一ヶ所づつ止めるのが精一杯だった薫を凌駕、その上サイコメトリーと生体コントロールによる治癒も可能となれば、こちらの面でも紫穂や賢木に匹敵。
 またフェザーは、「ミナモトの夢が見える」と言って大人バージョンの薫の顔をコピーしてましたけど、確か皆本の記憶にある「予知」の部分は(紫穂でも読めない)プロテクトがかかってた設定があったと思ったので、その辺も乗り越えちゃうくらいサイコメトリーも強いということになるんでしょうか。もしこのマンガの作者が椎名先生でなければ、その能力の厨加減を突っ込まれかねない程の無敵っぷりです。
 何にしろ、彼女はこのマンガ最強の複合能力者であることは間違いありません。彼女を人間と仮定すればですが。今回めでたく「フェザー」は実体を得たので、今回のエピソードに限らず今後も要所要所で物語の鍵を握る存在となることが予想されます。
 ついにこの「絶チル」にも、空から降って来た人間じゃない女の子がレギュラーキャラの仲間入りですよ。空から降って来た人間じゃない女の子さいこう! 素晴らしいですね!(そういう観点でいいのか)

 あと今回の個人的な見所は、薫がフェザーを「皆本のことが好きなのは本当だから」というロジックで彼女を信用したことです。
 薫はフェザーに対して、皆本にキスしたとかそういうアレで子どもっぽく嫉妬してるという認識だったんですけど、その一方で「自分が好きな人のことを好きな人」のことを「好きな人が一緒だから」という理由で信頼したというのは、随分懐が広いというか、薫もすっかりオトナになったんだなという気持ちになりました。これって、「犬が好きな人に悪い人はいない」の理屈とは似てるけど全然違いますよね?

 そして比較的どうでもいいこととして、サンデー28号ではフェザーが終始全裸でおっぱいやおへそをを晒していたためか、チルドレン達がパンチラするコマが一つもありませんでした。物語が終始深刻だった27号ですら、ちゃんと薫のパンチラはあったんですけどね。エロいカットに対する総量規制的なものでもあるのでしょうか。心の中の中学二年生的には、パンチラと全裸露出では同じエロと言えども質が違うので、「それはそれで」的なアレで融通して欲しかったところです。

 真木は女性どころか、兵部以外の人間と付き合っている姿すら想像できません(おわり)。


クラブサンデー読んだ日記

 お久しぶりです(´・ω・`)。

 クラブサンデーを読む機会ができたので、久しぶりに感想的なものを書いてみました。
 クラサンで色々と企画やってるのは知ってますが、読む時間が作れないです。何かすみません(´・ω・`)

ジオと黄金と禁じられた魔法
ジオと黄金と禁じられた魔法

ジオと黄金と禁じられた魔法 – 第30話

桐幡歩
(C)Ayumi Kirihata/Shogakukan 2010

迫り来る敵、ライドの圧倒的な強さ。大ピンチの中、ジオたちは…!?

posted with EmbedSunday on 2010-06-05

 「魔力値5万8千、その魔力はどうしたライド・バロウディア

 サンデーで読んでたけどクラサンでは読んでないという方は、多分今のジオ禁読んだらあまりにノリが違うのでビックリすること請け合いです。どのくらい違うかと言うと、「最上の命医」と「最上の明医」くらい違います(判りにくい例え)。
 サンデーの「ジオ禁」はエピックファンタジーの趣が強かったですが、今の「ジオ禁」は上記の台詞からも判る様にかなりバトル方向に(あと、やや方向に)傾いてる感じ。また、現在の主人公のジオ(昔のジオの子孫という設定)にはちゃんと金髪ツンデレと黒髪素直クールなダブルヒロインも揃ってるのも特徴。多分ツンデレの方がジオに惚れますね(どうでもいい)。

M・S DOLLS
M・S DOLLS

M・S DOLLS – DOLLS』 第14想

菅原健二
(C)Kenji Sugawara /Shogakukan 2009

転校生M・S・M、七ヶ浜に不穏な動き!? イズミを修行するアオイに代わり、それを追うキノコ先輩だったが…!?

posted with EmbedSunday on 2010-06-05

 やっぱり女装男子モノって、「男なのに女の子の服を着るだなんて恥ずかしい(//)」という感情の葛藤の描写が肝なんだよなと思いました(ぶっちゃけた感想)。
 現在の展開だと、最終的にはイズミと七ヶ浜による女装男子対シスターの異種格闘妄想バトルが繰り広げられそう。もし仮に七ヶ浜のドールであるシスターが実は男の子だったというブリジットパターンだったら尚更萌えそうなのですが、果たしてどうなるか。いやあくまで個人的な希望ですが。

銀塩少年
銀塩少年

銀塩少年 – Shot14

後藤隼平
(C)Junpei Gotoh/Shogakukan 2009

新たな未来写真の出現! それは恋敵・幸田が事故に遭う未来で…!? 一方スペインにいるマタタキは…!?

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 「いつも笑顔でいたいんだ。そうすれば、あいつも笑うから
 「この同じ空の下、彼女が今日も笑顔で暮らしているなら、それでいいって思うんだ

 ミライちゃんもマタタキ君もすっかり遠く離れたかつての恋人を想うフラレ男女モードにはいっちゃってますが、その一方でマタタキの幸せを願う銀星高校写真部のメンバーは、マタタキのみならずテニス男までもが写真によって「死」を予知されてしまった事態を前に、力を併せて未来を変えることを決意するのであった、の巻。
 個人的には、マタタキのスペインの下宿先の少女アナちゃんの台詞がごく自然に釘宮ヴォイスで聞こえるのですが、その辺どうでしょうか。

紅蓮のタクティクス
紅蓮のタクティクス

紅蓮のタクティクス – 第2話

中西真智子
(C)Machiko Nakanishi/Shogakukan 2010

真の支配者になるべく、まず、最初の家臣を作ることにした蓮。果たして、その人選は…??

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 新連載(先月の)。ファンタジー戦略型カードゲームの世界チャンピオンにして「みんなくだらねえオレが支配してやるぜ」的なことを常に考えてるひねくれた主人公・蓮が、そのカードゲームの世界の使者から「この世界の支配者になって世界を救って下さい」と誘われて異世界に飛び込んだ! という筋書き。

 この主人公の蓮君、口では「俺はこの世界の支配者になる!」とか何だかんだ言っていても、いざ自分を信頼してくれる仲間と出会うと身を張って助けちゃったりした挙げ句、「俺の支配する奴らが俺以外の奴に殺されるのが、気にくわなかっただけだからね! か、勘違いしないでよね!」と赤面する始末なので、基本的には主人公のそんなツンデレな態度を愛でる作品であると解釈しました。
 第二話の扉に書かれた「嫌よ嫌よも蓮のうち。」という煽り文句が、このマンガの本質を端的に表現していると思います。面白いですよ。

青血のハグルマ
青血のハグルマ

青血のハグルマ – 第2話

果向浩平
(C)Kohei Hanao/Shogakukan 2010

木林を破壊したコドは、反逆罪で捕らえられる。裁くのは青血国王である、コドの父だった…!

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 新連載(先月の)。体に青い血が流れる民族が住む青血王国が、体に赤い血が流れる民族「非族」と戦争をしている世界が舞台。「ハグルマ」と呼ばれる巨大な機械を作る才能に長ける青血王国の第三王子・コド(性格:機械いじり以外は不得手なボンクラ)は、自分の作った機械がどんな役に立っているか見てみたいと思ったばかりに外の世界に出てみたところ、そこでは自分の機械達が戦争の道具として「非族」を殺戮している現実を知ってしまったのであった! という筋書き。

 技術職のボンクラ男子が現実を知って己の運命を切り開いていくという趣旨の作品なので、同じボンクラ系技術職としては期待せざるを得ません。
 あと、血の色が大きな鍵となっている作品なだけに、要所要所で「」だけをカラーで描画しているのが表現として面白いです。特に第二話ラストに出て来た「血」は、その血を流していたキャラの辿ってきた人生を示唆しているのみならず、この作品の最終的な終着点をも連想させるという意味で、とても効果的でした。

やおよろっ!
やおよろっ!

やおよろっ! – 84人目

なつみん
(C)Natsumin/shogakukan 2009

剣道部のしっかり者・餃子ちゃんにはあるコンプレックスがあり…それが大騒動のきっかけに!!?

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 餃子を美少女キャラに擬人化した挙げ句、剣道をさせて「臭い」をキーワードにしたラブコメマンガに仕立て上げるなつみん先生の力量に感心しました。

ポップコーンアバター
ポップコーンアバター

ポップコーンアバター – 第14話

星野倖一郎
(C)Kouichiro Hoshino/Shogakukan 2009

魔族が不穏な動きを見せるなか、真冬の力を目の当たりにした梶原リョウが…?

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 星野倖一郎先生が描く幸薄そうな女の子はたいへんに魅力的ですが、ついに「ポップコーンアバター」における最大最強の幸薄そうな見てくれのキャラ・真冬がその秘められた力を発揮。魔族に襲われ、人と魔物のバトルを目の当たりにするという非現実的な光景を前にした彼女は、「生まれた時から私の中にあるものがあふれる…あふれると私じゃなくなる…」という呟きと共にイヤボーン的な覚醒を遂げるのであった! という、俺たちの心の中に住む中二男子が大喜びする展開に。
 幸薄そうな女の子が実はこの世界を滅ぼす程の超能力を秘めている、という設定に心振るわせない男子はいませんよね(決めつけ)。

バケがく!
バケがく!

バケがく! – 読切

西尾洋一
(C)Youichi Nishio/Shogakukan 2010

採用面接落ちまくりの、新米ダメ教師・荒田シズマが赴任した学校は…! 落ちこぼれ教師の熱血奮闘記!

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 タイトルが四文字+「!」で構成されていることからも判る様に、基本的にこのマンガは美少女わんさかコメディーなのですが、出てくる美少女がみんな妖怪である点、およびストーリーのメインとなる「新米教師と不良の対立」の不良・妖怪カマイタチが女子ではなく男子である点が異なります。
 作品としては主人公の新米教師・荒田シズマの「女好きなダメ教師」と「生徒に授業を受けさせようとする熱血教師」のバランスが上手く取れており、「先生の立場からすれば不良も妖怪も変わらない」という彼の軽いスタンスと相まって、重いテーマを内包しながらも楽しく読むことができるマンガになっていると思いました。
 あと、河童だからセーラー服+スク水を普通に着ており、しかも濡れても平気であるという解釈は斬新。素晴らしい(褒める点がそこなの?)。

ノア姫様のつがいさがし
ノア姫様のつがいさがし

ノア姫様のつがいさがし – 読切

クリスタルな洋介
(C)CRYSTAL na YOSUKE/Shogakukan 2010

『オニデレ』のクリスタルな洋介先生が描く! 特別読切14P!!

posted with EmbedSunday on 2010-06-06

 色々と大変なことになってる「オニデレ」のクリスタルな洋介先生が放った、「オニデレ」以上にシュール極まりない作品。全てのページに渡って奇妙なまったり感あふれる何とも言えないでろんでろんなノリで進行、最後まで何も解決しない投げっぱなしな展開と併せて「洋介先生すごい」と思わせるに十分です。
 個人的には、そもそもこのマンガをクラサンに掲載することになった経緯を知りたいです。


そろそろ生活リズムを改善させたいです(近況)サンデー26号感想

結界師

 『真のヒーローは高いところから現れる』とは「人造人間キカイダー」の時代から脈々と特撮界に受け継がれて来た不文律ですが、今回の「結界師」の良守は総帥に本家を攻められ大ピンチな扇七郎の前に颯爽と高いところから現れたので、今私の中で良守はキカイダーに匹敵するヒーローであると認定されました。これで後はトランペットを吹きながら登場すれば完璧です。兄でライバルの正守は、それに対抗して高いところから口笛を吹きながら登場すればいいと思います(感想?)。

 あと、扇七郎が守護する神所有地の主の繭香様の、空気を読まないワガママっぷりは凄いなと思いました。自分の身がピンチな状態なのに聞き分けなしにワガママを言い続けるとは、さすが神様は違う。
 こんな女性のホスト役を四六時中やってるんだったら、そりゃー七郎は人間の女の子の扱いが上手くなる訳ですよ。変なところに感心。

神のみぞ知るセカイ

 旧悪魔に心を取り込まれ、妹の楠に対する劣等感や嫉妬などがない交ぜになった複雑な感情を吐露する檜。怪物化してから誰にも喋れなかった本心を暴露するという展開は、「ハートキャッチプリキュア!」を彷彿とさせます。させます(連呼)。
 もし楠がプリキュアであれば、おしりパンチプリキュア大爆発といった技を絡めてテンションを上げつつ、最後は超必殺技であるフローラルパワーフォルティッシモで締め! こころの種が生まれそうですぅ~! ぷりぷりぷり~ん!(排泄音) というお約束的な展開が待ち受けている訳ですが、しかし残念ながら楠は伝説の戦士プリキュアではないので、斯様な手順で姉を正気に戻すことはできません。プリキュアで言うところの「こころの種」を生み出すためには、楠が檜の己に対する複雑な感情を、悪魔との闘いの中で解きほぐさなければならないのです。
 運命の姉妹対決の行方は如何に! 果たして二人の間にこころの種は生まれるのか! 待て次回! みんなのハートをキャッチだよ! という話でした。俺の中では

 あと、「ハートキャッチプリキュア」の「こころの種が生まれそうですぅ~」のシーンはうんこを彷彿とさせるということで演出が変更になった経緯があることで有名ですが、でもやっぱりどうがんばってもあれは排泄シーンにしか見えないので、DVD収録時には修正前のバージョンを再録することを希望しておきます(何の感想?)。

戦国八咫烏

 雑賀孫一が織田信長と邂逅するエピソード。史実では、孫一率いる雑賀衆は今後織田信長の行く手に何度も立ち塞がって戦うこととなるのですが、果たしてこのマンガではどのような展開を見せるのか注目です。
 今回のエピソードは、何というかこうヤンキー同士が命を賭けて意地を張り合ってる感、そしてそのヤンキー同士の意地の張り合いをマジに受け取って何とか場を納めようとする藤吉郎のオタオタ感が出ていて、とても面白かったです。

 そして織田信長というとこのサイト(一応椎名高志先生のファンサイトです)的にはどうしても「MISTERジパング」を引き合いに出さないといけない訳ですが、今回「八咫烏」を読んで、信長モノの肝はやっぱり「如何に木下藤吉郎(=日吉)の信長好き好きっぷりを描写するか」にあるんだなと再認識しました。
 「MISTERジパング」の日吉は信長に対して「殿の天下が見たいんだ!」って真正面から愛を告白して信長にフラグを立たせることに成功してましたし、この「八咫烏」でも「信長様の夢は手前の夢! 殿のためなら死ねる!」的な愛の告白をハキハキと言い、その言葉が真実であることをを文字通り「信長の盾」となることで示した籐吉郎の態度に孫一がヤられてしまった結果、彼を「英傑の器あり」とみなしたと解釈することができると思います。
 つまり、籐吉郎は信長を愛することでキャラが立つ存在なのだということですね。わかりました(自己完結)。

アラタカンガタリ

 敵となる男の懐に忍び込むために女装したはいいけど、その相手に女装姿を惚れられてしまって大弱り! という展開のマンガは何度か読んだことがありますが、今回の「アラタカンガタリ」には『その相手・クグラは実はまだ子供で、自分の保護者であるエトに対してコンプレックスを抱いている』という更なる仕掛けが施されており、その設定の奥深さに感心しました。
 仮にも少年誌であるサンデーで、ショタっ子と女装男子のカップリングだなんていう時代の最先端を行くストーリーを堂々と展開させるとは、さすが渡瀬悠宇先生です。

 しかし、そんなカップリングが今にも成立しそうになった瞬間、空気を読めない門脇少年が革をブッ殺しに降臨して台無しに。いやまあ実際このカップルが成立されたら色々と困りそうなので、これはこれで良かったのかも知れませんが。

はじめてのあく

 緑谷妹こと花子さんが本格始動。これまでは兄の友人達の奇行を影から見ては赤面しながらビクビクするちょっと内気な女の子程度の扱いでしたが、事実上の主役となった今回は赤面しながらビクビクしつつ周囲に迷惑を振りまくドジっ娘トラブルメーカーにグレードアップ! ドジっ娘なのでパンツを見せる行動もナチュラルにしちゃいます! という感じで、初主演作にして完膚無きまでなサービス要員としての完成度を見せつける結果となりました。
 作者の藤木先生によれば、彼女は「ユキと緑谷に進展もたらすために出した」とのことですが、私には花子がどう転がればこの二人を進展させられるキャラになるのか、現時点では皆目見当が付きません。これからどうなっちゃうのこの子。