2009年03月一覧

アニメ終了感想日記

 今更ですが、アニメ版「絶対可憐チルドレン」の放映が終了しました。
 この作品に関わった全ての皆さま、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました。

 このサイトではほとんどアニメの感想書いてませんでしたけど、一応全話ちゃんと観てましたよ!(←手遅れ気味のアピール)

 最終話の前半は原作週刊連載版の第一話をベースにしたエピソードでしたが、第一話のテーマである皆本の台詞「何にでもなれるし、何処へでも行ける」がそのまま最終話のテーマとしても通用するのが凄いというか、作品の主題そのものにブレがない証拠なのかな、とか思いました。
 さすがは「背骨の通った美少女SFコメディー」を標榜して連載を開始しただけのことはあります。「ソリッドな秋葉系でない」の部分はスルーの方向で。

 そして後半は、流石にハヤテのように「第二期決定!」とは行きませんでしたが、チルドレンの新コスチューム、悠理の登場、ティムバレコンビの復帰、パティの掛け算趣味などの『今後』を意識させる要素を垣間見せてくれたのが嬉しかったです。これは「続きはマンガで読んでね!」というアニメスタッフからのアピールであると解釈しました(妄想)。
 今出てるコミックス16巻が、ちょうどアニメが終わった直後からのエピソードになっているというアニメファンに優しい仕様であることを、もっと小学館はアピールした方がいいと思います。コミックスの売れ行きの好調さの理由を担当編集者の交代に求めている場合じゃないと思います(サンデーGX編集者日記 3/25参照)。

 とにかくこのアニメを観ていて思っていたことは、これを作ってる方々は「絶対可憐チルドレン」という作品、そしてこの作品を生み出す母体となったSFというジャンルそのものが、本当に好きなんだろうなということでした。
 椎名先生は「こういうのが大好きな自分を偽れない!」と悟りを開いてこの作品を作ったことは既に皆さまご存じだと思いますけど、こういうのが大好きなのはアニメ作った方々も一緒だったんだろうな、と想像してます。
 この時代に「絶チル」のようなプリミティブな超能力SFアニメを作れることの、作り手側の喜び? みたいなものを感じていました。勝手に

「全ての人間、全ての子供の未来は輝いている」

このメッセージが、あなたの心に届きますように。そしていつか、どこかで、それを必要としている子供の心を救いますように。

アニメ第51話・最終回: 完成原稿速報・ブログ版より引用

 そして個人的に「絶チル」が改めてすごいなと思っているところは、「未来」に対して極めてポジティブなメッセージを発している点です。このご時世で。
 私は「絶チル」の中ではキャリー編が特に好きなんですけど、どこが好きかって言われたら、「未来の日本が人工衛星の打ち上げ当番国を勤められる程、航空宇宙技術が発達している」ところをあえて挙げたいです。現在の日本における宇宙開発の現状はともかく、このマンガの世界ではちゃんとこういう形で「明るい未来」が出現することを肯定して表現しているのがこのマンガの素晴らしいところだと、かねがね思ってます。
 例え絶望的な未来が予知されていようとも、それを乗り越えるだけの希望を読者に与えることを、本気で目指している作品。大げさに言えば「絶対可憐チルドレン」の魅力はそういうところにあるのかも知れません。

 何はともあれ、アニメ関係者のみなさん、改めておつかれさまでした。
 椎名先生はアニメが終わっても気力を失って倒れないよう頑張って下さい(ひどい)。


コミックス16巻買いました日記

コミックス16巻

 お久しぶりです(挨拶)。

 コミックス16巻買いました。
 連休中は諸般の事情で特典付きのコミックスを買えるチャンスがなかったのですが、連休明けの月曜日に職場近くの「とらのあな」で無事購入に成功。

 この巻は表紙にも描かれているダメになったティムとバレットの「影チル」任務エピソードがメインですけど、改めて読んだら「反攻作戦第一号」におけるがやたらカワイイことに気付きました。特に「ウチ…まだちょっと怖いけど…」とか言ってる葵は、シーン的にはコメディなれどここでの彼女は絶対マジですよマジ。自分自身がどう男性を誘うのがベストなのか、完璧に把握している顔ですよ。葵…恐ろしい子…(ゴゴゴ)
 いやまあこの前半があるからこそ、後半の皆本に抱きついて震える葵がより映えてくる訳なんですけどね。この葵も実にいいですよねー

 そして、楽しかったアニメ版「絶チル」も、ついに次回で最終回。
 この一年間はアニメ版の存在が椎名先生のマンガ創作の原動力となっていた感があるので、アニメが終わったら椎名先生倒れちゃうんじゃないかと、ちょっとマジで心配してます。声優に萌え萌えしつつ気力を補充して何とか頑張って欲しいところ。

 また、椎名先生のこの日記を読む限り、残念ながら「ハヤテ」のような最終回での第二期決定発表もなさそうな雰囲気です。なので、せめて「GS美神」の時と同様、「それはない…それはないんだよ、おキヌちゃん…」と血の涙を流す横島ネタのセルフパロディをやってくれることを期待します(するな)。



もはや1週遅れがデフォルトなのが申し訳ないサンデー15号感想

クロスゲーム

 久しぶりに掲載されたはずなのに、何かこのマンガがサンデーに載っていることを自然に受け入れている自分に気付いて愕然(何となく)。あだち充作品とサンデーという雑誌の融合性の高さはやはり異常。高橋留美子先生のマンガも、多分同様に受け入れられるんだろうなあとか思いました。
 次号に掲載される、あだち充VS高橋留美子の読み切り(まちがい)も楽しみです。

神のみぞ知るセカイ

 今回のターゲット・月夜が駆け魂の影響で身体が人形サイズになっちゃったの巻。これは人形フェチ向けの演出というよりは、むしろ身体のサイズが縮小された女性の姿に悦びを感じる、いわゆる小女子フェチの人にとっては堪らないシチュエーションなのではないかと推測します。小さくなっちゃった女の子のお世話をするだなんて、世の小女子フェチ垂涎の状況ですよ!(多分)
 あと桂馬の学校の生徒達は人形を抱えた桂馬を見て「やばい…やばすぎる…」とか言ってましたが、ドール趣味は本気でやると手間と時間とコストが恐ろしい程必要となる極めて高貴な趣味であり、むしろ「ドールやってるなんてすげえ!」と素直に賞賛するべき。みんな一度秋葉原ラジオ会館6階のボークスショールームへ行くべき。

アラタカンガタリ

 カンナギが配下の「鞘」を続々奪われたり配下の領民を殺されたりして大ピンチの巻。
 このマンガにおけるカンナギというキャラクターの役割は、「ドラゴンボール」におけるヤムチャのような、主人公のライバルというよりはやられ役というか咬ませ犬と言った方がピッタリ来るタイプの三枚目キャラだと思っていたんですけど(ひどい)、部下からは慕われてたり、かわいそうな幼女を拾って育てていたりと、ちょっといいとこもあるというフォローがなされてて良かったねと思いました。
 いや全然状況は良くないんだけど。

はじめてのあく

 明るく乱暴なキョーコには実は暗い過去が! みたいなのを臭わせるエピソード。今回でちょうど10話目なので、コミックス1巻を締めくくるために今後を臭わせるちょっと重めの話を持って来たなとか推測したんだけどどうか。
 あと、彼女の暗い過去の原因が明かされるのは、多分連載終了間際くらいになるんじゃないかなと推測したけどどうか(どっちもどうでもいい感じ)。

 なお、自分の脳内では藤木先生は恥ずかしがり屋さんということになっているので、最後のページの「今度やったらお・し・お・きダゾ!」ってキョーコを描いてる時の藤木先生は、きっともの凄く赤面して恥ずかしがっていたということになってます。これは決定事項です。

金剛番長

 金剛兄が「日本番長」を名乗って東京タワーをブッ壊し、全てを破壊した上で日本を再生させるという究極の精算主義的行動を宣言。ついに連載当初の建前であった「23区計画」は今回を以て完全に崩壊、物語は金剛兄弟のバトルを中心とした完全に新しい局面に入りました。
 今回の展開は、金剛兄の子供を育てているサソリ番長が登場した辺りから計画されていたんじゃないかと思いますが、「23区計画」そのものをひっくり返しに来るとは大胆だなあと思いました。

 ただ基本的に「金剛番長」というマンガはあらゆる道理を「知ったことかー!」のひと言で覆す無理が横行することを良しとする作品なので、こういう展開も基本的には全く問題ありません。個人的には「暗黒生徒会」という単語を見るだけでゾクゾクしちゃいますね。だってアンタ生徒会なのに暗黒ですよ? しかも金剛兄ってもう「生徒会」とかいうじゃないはずですよ? 凄くね?(何これ)

アーティストアクロ

 デコがアクロといちゃいちゃしてる間(語弊)、我らが「お坊ちゃん」ことスバルは文字通りの死闘を繰り広げていたの巻。バテバテになってハァハァ言わされてるのにあくまで強気なスバルは著しい萌え対象であり、バロックが思わずいたぶっちゃうのも致し方ないかなと思いました(ひどい感想)。

 そしてスバルの「相手の言霊を暗示に使う」能力って、スバルに対する挑発や悪口をそのまま相手に突き返すことが可能になる訳で、これはかなり強力な技なのではないかと思います。スバルは小生意気な上で強気であるという、ついつい言葉攻めちゃいたくなること請け合いなキャラなので特に(ひどい感想)。


良いヤンデレは二次元のヤンデレだけであるとつくづく思うサンデー15号「絶チル」感想

絶対可憐チルドレン

 『日本経済ガ回復シナイ理由ガ分カッタ。原因はハ今ノオ札ノでざいんダ!
 仮にデフレ対策で政府紙幣を発行することになった場合、「持ってるとキモいので早く使ってしまおう」と所有者に思わせるデザインにすれば、景気刺激策として案外有効なんじゃね? とか思いました。
 更に持っている期間が長くなればなるほどどんどんキモくなる=貨幣としての所有価値が落ちるギミックを仕掛けておけば、より市場に貨幣が循環することに繋がるので、デフレから脱却する手法として極めて有効に機能しそうです。桃太郎の五千円札に対する発言は、案外事の本質を突いているのかも知れませんね。嘘ですが

 そして本編の方ですが、まず今回の扉絵のエロさが異常。絵的には悠理が薫人形を抱きかかえているだけの構図なのですが、悠理が薫のおっぱい握ってるところとか、薫人形が開脚して股間に手を置いているところとか、いちいち細かいところがエロ過ぎて困ります。見た目だけだと純情そうな悠理の表情と、「人形」している薫人形の対比も妙に淫靡。これは使えるレベル(何に)。

 また話の中でも悠理からは既に強烈なヤンデレ臭が漂って来ており、表紙の表現が決して誇張ではないことを伺わせてます。何という独占欲。あやうしちさとちゃん。いずれ「『男の子とつきあうなんてめんどうだし』って言ってたのに!」って叫びながら悠理が東野を刺す日が来るとも限りません。というかこのままだと来ます。悠理は間違いなくやるときはためらいなく殺れる女ですよ! たまらんね!(歪)

 あと今回は、前回のエピソードで薫達がエスパーのリーダーとなることを知ってしまったことに対するフォローが入っていました。さすがに今のところは皆本が薫を殺すところまでは伏せているようですが、これが今後どのように影響するのかがちょっと気になります。
 チルドレン達は皆本がこの予知を伏せていたことを許した様ですが、今彼女たちに一番大切な部分を隠したことが、後に禍根を産むようなことがないとも限らないなと思いました。椎名先生のこれまでのブログなどでも発言からすると、この「未来」が訪れるのはどうやら不可避っぽいですしね。
 ただ、この「未来」の先のシーンが、今回の薫の『って感じになると思うんだ!』となる可能性もないとは限らない訳で、その辺はこれからの「未来と戦う」ことの結果次第ということになるのでしょう。

 また兵部の過去についての話も今回チルドレン達に明かされましたが、「未来」を避けるためにはやはり兵部を何とかする必要があるという示唆の意味もありそうです。何とかするというか、具体的には彼をノーマルに対する復讐の闇から救い出す必要があるのですが、それができるのはおそらく皆本だけでしょう。
 要するに、皆本と兵部がパティの妄想通りの関係になれば、兵部も皆本のことを信じられるようになると思うんですよね。どうでしょうパティさん(何)。

 とりあえず今回のエピソードの個人的な見所は、悠理と「ファントム」が指の同じところに包帯を巻いていて、それで悠理とファントムの関係がバレちゃう展開が待ち受けているのか否かというところです。

 おまけ:目次の「今週のクエスチョン」で椎名先生が『泣ける曲』回答していた、KOKIAの「ありがとう」


WBC第一ラウンド突破記念・サンデー14号感想

結界師

 13号に掲載された「結界師」の最後のページ、七郎に唐突に謝られた時の時音の「はぁ?」って言いたげな微妙な表情がたまりませんでした。あれはふたばちゃんねるで煽り画像に使えるレベル!(そういう褒め方はどうか)

 そして14号では、その七郎と時音が喫茶店でデートしてる(ようにも見える)ところを見つけて動揺する閃が面白かったです。やってることが「イケメン男子とデートしてる時音を監視する」時音の同級生とレベルが変わらないところなんか特に。更に閃は単身デートの現場に乗り込んで時音を連れ出して修羅場を演出するという、時音の同級生が大喜びする場面を演出する始末であり、おそらく明日は学園中の女子の間で「時音が年下の男と修羅場ってた」噂が蔓延しているに違いありません。
 良守や正守がシリアス一直線な路線に突き進む一方、閃と時音は何かすっかりコメディーリリーフ要員になりつつありますね。微笑ましいことです。

神のみぞ知るセカイ

 天文マニアで人形マニアでニヒリストで美しいものが大好きなドリーマーの引きこもりという、かなりパーフェクトに近い困った属性を持った新キャラ・九条月夜が登場。前回の長瀬先生とはまた違った意味でマンガ的なキャラだと思いました。
 「現実にはあり得ない理想を追い求める」という意味において、彼女と桂馬は似たもの同士であるような気がするのですが、そういう女子に限ってファーストコンタクトは最悪だったりするのも、またお約束というもの。エルシィの「呪い」も含め、今回は前回とは打って変わった良い意味でのマンガっぽい展開が期待できそうな感じ。

 結論:よっきゅんに涙できる桂馬は神。

ハヤテのごとく!

 ハヤテの天然ジゴロっぷりは大概ですが、西沢さんのお嬢さま方からの惚れられっぷりにも中々すごいものがあるよな、と思わせるエピソードでした。
 ヒナギクとナギという二強ツンデレキャラに心を開かせてしまう彼女の人間力は、もはや侮れません。どこまで強くなれるんだ君は。

月光条例

 小さい女の子が「デストローイ! デストローイ!」と叫ぶ姿に私なんかはもう心底グッと来てしまうのですが、誰か私のこの感情に名前をつけて下さい。多分ロリコンとは違うと思う。

アーティストアクロ

 「15歳差の恋…素晴らしい! やっぱ年下だな!
 35歳の男性が20歳の女性と恋に落ちるのはそれなりに格好良いと思うのですが、アクロの場合は仮に彼が35歳になっても10歳未満の女子にしか興味が沸かなさそうな感じであり、正直このご時世的にはややヤバい性癖なのではないかと憂慮する次第です。
 がんばれデコ(何)。

読み切り:少年サンデー創刊物語

 それなりに劇画が入ってる編集者と、明らかに藤子Fタッチで描かれた手塚・藤子の漫画家陣のギャップが印象的でした。「神」のレベルに達している漫画家のオーラを、あえてマンガタッチで描くことで表現しているようにも思えます。
 「ワイルドライフ」で動物がコミカルタッチで描かれていたのと同じ手法でしょうか?(その例えはどうか)

 同じ発売日で創刊当時から常にライバルとして競ってきたサンデーとマガジンも、今では発行部数でダブルスコアを付けられている状態に。
 「月刊少年サンデー」や「クラブサンデー」は、現状を打開するための岐路を探す手段なのかも知れませんね。とかキレイにまとめておわり。


生存報告:セブンスドラゴン買いました日記

 お久しぶりです。

 先週までは公私ともに忙しく、マンガ読む暇もなかなか作れなかったのですが、一段落付いたところでふと「久しぶりにゲームやりたい」という感情がわき上がってしまい、たまたまその時に話題になっていた「セブンスドラゴン」を、うっかりAmazonから購入してしまいました。
 週末マンガの感想書けなかったのは、主にこれが原因です。テヘ☆(←バカ)

 ちなみに現在のパーティー構成はこんな感じです。名前は上からハラミ・リブロース・フィレ・サーロイン。肉パーティーです。そしてギルド名は「食べ放題」。『憎しみを肉しみに変えるんだ!』をモットーに、憎きドラゴンに後ろから近付いて不意打ちして屠るプレイングを指向してます。

 現在の進捗状況は、「世界樹の迷宮」で例えるところの第一階層を突破したくらいのところ。システム的に「世界樹」に近いものがあるのでストーリー性は比較的薄いんじゃないかと予想していたのですが、実際初めてみたら何か「世界を救う英雄」みたいな立場に立たされてしまいました。想定外に重い展開です。
 国をドラゴンに奪われ、我々に最期の希望を託した人々から「行け! たべほうだい!」とか檄を飛ばされてしまうと、何かこう申し訳ない気分になります。すみません。お肉食べたかったんです。

 とりあえずゲーム買ってある程度進捗したことで、「久しぶりにゲームやりたい!」欲はかなり発散することができたので、次のサンデーからは感想書ける時間を作れると思います。
 以上、生存報告でした。

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「スキスキスキ」って翻訳してる初音の姿が妙に可愛いサンデー13号「絶チル」感想

絶対可憐チルドレン

 四コマのトルテの姿を見て、そろそろ椎名先生の肩書きに「犬の描き方に定評がある」を付けてもいいのではないかと思いました。
 真木なんかもう見事な忠犬っぷりですしね。今回ずっと寝てたけど。
 以下感想。

  • 何故兵部は薫の攻撃を避けなかったのか問題。今回を読んだ限りにおいては、何らかの意図があったというよりは単に「薫に嫌われたから」というように読み取ることもできるのですがどうなんだろう(と言われても)。
     または、「戻って来てくれて嬉しかったのに」という薫の言葉に対して、パンドラという組織を守ることを第一義することを決めた自分は既に薫の期待に応えられないことを自覚したからなのか。
  • 後、今回はなんか賢木大活躍。格闘ではマッスルを一撃で倒し、葉には格の違いを見せつけ、その上で葉に対して気絶した兵部への人工呼吸をけしかけて動揺させるという高度な作戦を仕掛ける策士っぷりを発揮。「人工呼吸」という中二病的なキーワードをこのタイミングで持ち出すところなんて最高です。センセイ見直した!
  • パティ自重。というかそもそも彼女はどこからスケブを出したんでしょうか。周囲の木から粒子を合成してスケブと鉛筆を瞬時に作ったとかいう理由はアリでしょうか(なさそう)。腐女子になると身に付く特殊能力?
  • 薫が兵部に対して人工呼吸やろうとしたシーンでは、ついに(薫のことをクソガキ呼ばわりしていた)葉が薫を「女王」と呼んで彼女の女王っぷりに感激する描写がさりげなく入っているところが面白いというか、芸が細かいなあと思いました。
     この辺のシーンの細かいコマ割りは、基本的に1ページ5コマ程度のペースを遵守している椎名先生にしては珍しい演出ですよね。ドタバタっぷりを演出しているものと解釈しました。
  • そして更にそこで満を持して皆本が登場。1ページ4段ぶち抜きの大迫力で、兵部に対して人工呼吸をしようとするシーンで大爆笑(オレが)。前回皆本を温存したのはこのためだったのか。
     人工呼吸でここまで本気(マジ)になれるなんて、皆本も中二病的性質があるということなのか。人工呼吸とキスを混同するだなんて、やっぱ本当は童貞なのではないか。童貞を失っても童貞気質を忘れない男の人ってステキ><
  • しかも、皆本が兵部に触れたことに意味を持たせる演出付き。素晴らしいですね。パティ的な意味では決してなく。

 次回はそんな人工呼吸でキャッキャウフフな展開に混ざれなかった悠理ファントムがパンドラに迫る展開になりそうです。
 元ブラックファントムということでパティが真っ先に狙われそうですが、パティは今回のエピソードで「絶チルキャラのカップリングを妄想し、読者に判りやすく伝える」という新たな使命が出来たので、是非ともヤンデレファントムの追撃を振り切って萌え萌えし続けて欲しい所存。