WBC第一ラウンド突破記念・サンデー14号感想
結界師
13号に掲載された「結界師」の最後のページ、七郎に唐突に謝られた時の時音の「はぁ?
」って言いたげな微妙な表情がたまりませんでした。あれはふたばちゃんねるで煽り画像に使えるレベル!(そういう褒め方はどうか)
そして14号では、その七郎と時音が喫茶店でデートしてる(ようにも見える)ところを見つけて動揺する閃が面白かったです。やってることが「イケメン男子とデートしてる時音を監視する」時音の同級生とレベルが変わらないところなんか特に。更に閃は単身デートの現場に乗り込んで時音を連れ出して修羅場を演出するという、時音の同級生が大喜びする場面を演出する始末であり、おそらく明日は学園中の女子の間で「時音が年下の男と修羅場ってた」噂が蔓延しているに違いありません。
良守や正守がシリアス一直線な路線に突き進む一方、閃と時音は何かすっかりコメディーリリーフ要員になりつつありますね。微笑ましいことです。
神のみぞ知るセカイ
天文マニアで人形マニアでニヒリストで美しいものが大好きなドリーマーの引きこもりという、かなりパーフェクトに近い困った属性を持った新キャラ・九条月夜が登場。前回の長瀬先生とはまた違った意味でマンガ的なキャラだと思いました。
「現実にはあり得ない理想を追い求める
」という意味において、彼女と桂馬は似たもの同士であるような気がするのですが、そういう女子に限ってファーストコンタクトは最悪だったりするのも、またお約束というもの。エルシィの「呪い」も含め、今回は前回とは打って変わった良い意味でのマンガっぽい展開が期待できそうな感じ。
結論:よっきゅんに涙できる桂馬は神。
ハヤテのごとく!
ハヤテの天然ジゴロっぷりは大概ですが、西沢さんのお嬢さま方からの惚れられっぷりにも中々すごいものがあるよな、と思わせるエピソードでした。
ヒナギクとナギという二強ツンデレキャラに心を開かせてしまう彼女の人間力は、もはや侮れません。どこまで強くなれるんだ君は。
月光条例
小さい女の子が「デストローイ! デストローイ!
」と叫ぶ姿に私なんかはもう心底グッと来てしまうのですが、誰か私のこの感情に名前をつけて下さい。多分ロリコンとは違うと思う。
アーティストアクロ
「15歳差の恋…素晴らしい! やっぱ年下だな!
」
35歳の男性が20歳の女性と恋に落ちるのはそれなりに格好良いと思うのですが、アクロの場合は仮に彼が35歳になっても10歳未満の女子にしか興味が沸かなさそうな感じであり、正直このご時世的にはややヤバい性癖なのではないかと憂慮する次第です。
がんばれデコ(何)。
読み切り:少年サンデー創刊物語
それなりに劇画が入ってる編集者と、明らかに藤子Fタッチで描かれた手塚・藤子の漫画家陣のギャップが印象的でした。「神」のレベルに達している漫画家のオーラを、あえてマンガタッチで描くことで表現しているようにも思えます。
「ワイルドライフ
」で動物がコミカルタッチで描かれていたのと同じ手法でしょうか?(その例えはどうか)
同じ発売日で創刊当時から常にライバルとして競ってきたサンデーとマガジンも、今では発行部数でダブルスコアを付けられている状態に。
「月刊少年サンデー」や「クラブサンデー」は、現状を打開するための岐路を探す手段なのかも知れませんね。とかキレイにまとめておわり。