水蓮寺ルカの同人マンガが普通に面白くて困るサンデー48号感想

ハヤテのごとく!

 設定の確認なのですが、「ハヤテのごとく!」の世界設定って宇宙人の存在はマジでアリでしたっけ?
 確か下田編で宇宙人が出てきたような記憶があるので多分アリだとは思うのですが、現段階では今回の新キャラクターが宇宙人なのか、それともただの変な人なのか判断ができません。宇宙人でありかつ変な人であるというのが正解かとは思いますが。

BE BLUES!

 ミルコじいさんの龍に対する視点が、「怪我を克服した才能ある少年プレイヤー」から「孫娘が片思いしてる気に食わない少年」に変わっているのが面白かったです。サッカーのプレイに対する指摘は確かに的確なんですが、言い方が妙に龍に突っかかるところが大人気なくてステキ。完全にツン期に入っているじいさんが可愛いです。
 孫娘のアンナがツンデレなのは、このじいさんの血を引いているからなのかも知れませんね。ツンデレ遺伝説。

GAN☆KON

 物語の導入部分を無事に乗り越え、今回から連載マンガっぽいレギュラーエピソードが始まったように見えるこのマンガですが、レギュラー最初の「代行者」と神がすごいナルシストな変態なところが、さすが菅原先生のマンガだなと思いました。この調子を維持できればサンデーの中軸を担うマンガに成長すること間違いなしですよ! 頑張れ!(無責任)

 そして今回登場した佐野君は、前髪で目を隠している前髪キャラであるところからして、多分髪を上げたら物凄い美少年であるというオチが予想されます。早く脱ぐなり女装するなりして欲しいです(ひどい)。

最上の明医

 裸体主義一家の末娘の裸体だなんていう見え見えの釣り針に釣られてネタにするだなんて悔しい…でも(ビクンビクン)。
 橋口たかし先生の描くスレンダーな美少女の裸体を見たいと思っているファンは、それこそ「ウィンドミル」の時代から沢山いたと思うのですが、まさかここまであけすけに全裸美少女から全裸熟女、そして全裸紳士に至るまで、橋口先生の裸体バリエーションを全編にわたって拝める日が来ようとは想像できませんでした。しかもこんな変なネタで。

 「最上の明医」は全編において医学的リアリティとマンガ的な狂気が絶妙なバランスでせめぎ合っている稀有なマンガだと思ってますが、橋口先生は時々正気に戻ったかのようにこういうことをやってくれるので嬉しいですね(正気?)。

月光条例

 ほぼ全編が藤木裕美の月光に対する妄想だなんて、見え見えの釣り針に釣られてネタにするだなんて悔しい…でも(ビクンビクン)。
 なお人工呼吸する時は気道確保がまず重要なので、息を吹きこむ前にまず顎を上げて喉に落ち込んだ舌で塞がれた気道を開くようにした方が良いのですが、でもあれをやると一気に現実に引き戻されてしまい、『男女を「人工呼吸」の名目でチュウさせようとする』如何にもマンガ的なロマンチックなシチュエーションが台無しになるんですよね。自分が記憶してる範囲だと、「ラブひな」がちゃんと人工呼吸の前に気道確保をしてて感心しました(感想?)。

 藤田先生は時々思い出したように今回のような普段とは違うタイプの狂気に満ちたマンガを繰り出してくるので、やはり油断できません。

アラタカンガタリ

 「こういう需要は一部の女子だけですキャーッ!
 こんな見え見えの釣り針に釣られてネタにするだなんて悔しい…でも(ビクンビクン)。

 今回は先生(セオ)のボケっぷりが冴えたおかげで物語の雰囲気がギャグ側に倒れたので事なきを得ましたが(革の貞操とかが)、もし渡瀬悠宇先生がその持てるテクニックを駆使して本気でエロい話を描いたら、多分サンデー連載陣の誰にも太刀打ち出来ないようなもの凄い性的なマンガになるんじゃないかと、密かに思ってます。

はじめてのあく

 緑谷のラッキースケベによってユキのポロリ(というかモロ露出)で話題となった先週とは打って変わり、今回は緑谷が自分の名誉を守るために体を張ったこと、そして彼の意中の相手が自分であることを知ってしまったユキが、これまでの態度とは打って変わって赤面して緑谷にデレてしまうことで話題になりました。普段の態度が飄々としているというか、キョーコやアキをからかう側だっただけに、いざ自分が恋愛と真正面に向き合うと途端に赤面少女になってしまうギャップが可愛いです。
 赤面するユキのシーンはこのギャップを際だたせるために非常に重要であり、このコマのユキの可愛らしさからしても藤木先生がここにもの凄い労力を注いだであろうことは、容易に想像できます。よくがんばりました(←エラそう)。

 そして今回のエピソードの結果、緑谷とユキの片付いちゃった感も半端ないものがあるなと思いました。キョーコももはやジローにデレデレですし、アキも赤城といい感じになって来ているので、これで主要キャラクターはあらかた片付いたと見てよさそうな感じ。
 レギュラー陣のカップリングが固まってくると、何かこう「このマンガもそろそろなのかな」みたいな雰囲気が徐々に漂いだして来ませんか?(不吉)

橋口先生の出世作。衝撃のラストは今でも印象に残ってます

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