「ジャンプ通った方々はフィジカルパワーすごいわ」(若木民喜先生談)サンデー20号トラウマイスタ感想

トラウマイスタ

 ある意味、今週のサンデー20号で一番面白かったマンガ。スジャータを失い、勇気の剣を砕かれ、何もかもをチャンドラによって奪われたピカソが復讐の鬼と化し、ゲルニカと共にチャンドラ本社ビルに後先考えずに殴り込みを掛けるという、何だか凄まじい展開になって来ました。
 今のピカソは怒りのままに行動していますが、いくら怒っているとは言え彼の本質的なパワーが向上した訳ではないと思われるので、対戦相手のアートマンを操れる能力を持ったチャンドラ社長に太刀打ちできる保証は全くありません。というか多分勝てません。全てを失った彼にはもはやそれしか道がないのも事実なのですが、彼の今の行動はあまりにも自暴自棄に過ぎます。彼はバッドエンド一直線のルートに突入してしまったと言えましょう。
 エンディングが見えた!(悪い方に)

 ダヴィンチが登場した以降の「トラウマイスタ」は色々な意味で面白いマンガになったと思ってますが、今週は更に突きつけちゃったというか、何か度肝を抜かれた感じがしました。前回のインド哲学談義、今回の爆破テロと、このマンガは次回に何をやらかすつもりなのか全く読めません。
 普通の少年マンガだったら、「仲間」のファーブルやチャップリンが友情パワーでピカソを正気に戻すとかいう展開になるのかも知れませんが、しかし「トラウマイスタ」は違うので違うと思います。

 次回が楽しみです。

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