トラウマイスタ 一覧

「ジャンプ通った方々はフィジカルパワーすごいわ」(若木民喜先生談)サンデー20号トラウマイスタ感想

トラウマイスタ

 ある意味、今週のサンデー20号で一番面白かったマンガ。スジャータを失い、勇気の剣を砕かれ、何もかもをチャンドラによって奪われたピカソが復讐の鬼と化し、ゲルニカと共にチャンドラ本社ビルに後先考えずに殴り込みを掛けるという、何だか凄まじい展開になって来ました。
 今のピカソは怒りのままに行動していますが、いくら怒っているとは言え彼の本質的なパワーが向上した訳ではないと思われるので、対戦相手のアートマンを操れる能力を持ったチャンドラ社長に太刀打ちできる保証は全くありません。というか多分勝てません。全てを失った彼にはもはやそれしか道がないのも事実なのですが、彼の今の行動はあまりにも自暴自棄に過ぎます。彼はバッドエンド一直線のルートに突入してしまったと言えましょう。
 エンディングが見えた!(悪い方に)

 ダヴィンチが登場した以降の「トラウマイスタ」は色々な意味で面白いマンガになったと思ってますが、今週は更に突きつけちゃったというか、何か度肝を抜かれた感じがしました。前回のインド哲学談義、今回の爆破テロと、このマンガは次回に何をやらかすつもりなのか全く読めません。
 普通の少年マンガだったら、「仲間」のファーブルやチャップリンが友情パワーでピカソを正気に戻すとかいう展開になるのかも知れませんが、しかし「トラウマイスタ」は違うので違うと思います。

 次回が楽しみです。


ダヴィンチの登場でこの作品は「最後の晩餐」を迎えるのか?(上手いこと言ったつもり)サンデー4+5号トラウマイスタ感想

トラウマイスタ

 「トラウマイスタ」はヒロイン格のスジャータさんがやたらちんこの大きさに拘ったり、執拗に涎を描写するエピソードがあったりと妙にフェティッシュなマンガなのですが、今回登場した「ダヴィンチ」を名乗る新キャラクターは、その変態性においてこれまでのフェチ描写を遙かに凌駕しているといえます。

 彼が使役しているアートマン『モナ・リザ』がロリッロリな少女の姿形をしているだけでも十分にヤバいと思うのですが、彼女の股間から腕を突き出して口に突っ込んだり、彼女の股間から「ズル…」と音を立てて頭から出てきたり、彼女の股間を「モナ足! モナ味! おいしィー! おいしすぎる!」と叫びながら舐め回すなど、やたらと股間にこだわる描写の数々はまさに圧巻でした。何という股間フェチ
 ダヴィンチの登場を以て、「トラウマイスタ」は完全にサンデー読者の青少年にフェチの神髄を植え付けるマンガになったと言えましょう。素晴らしいです。少年マンガは読者にトラウマを植え付けるくらいの毒がないといかんですよね!(いかんのか)

 なお、「モナ・リザ」の能力はおそらく重力操作で、対象物を重力で引き寄せてそのまま圧壊させる技を使っているものと思われますが、彼女の主のダヴィンチの変態っぷりの前では、斯様な理屈など大した意味はなさそうです。
 しかしレオナルド・ダ・ヴィンチも、まさか後世で自分がこんなこんな変態キャラのモデルになるとは思わなかったのではないのでしょうか。うっかり歴史に名を残すと恐ろしいにゃー(ファーザーの声で)


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