カワイイは正義。サンデー34号「なの菓子」感想

なのは洋菓子店のいい仕事

 以前、畑先生が週刊連載に加えて月刊連載も始めると聞いた時は「畑先生は高橋留美子先生に肩を並べるマンガの鬼と化すつもりなのか」と驚きましたが、よく考えてみたら若木民喜先生も、既に「なのは洋菓子店のいい仕事」と並行してマンガONEで「ねじの人々」を連載していることに気付きました。マンガの鬼がここにもいた!(おそい)

 なお「ねじの人々」は、最初のうちは教育的な哲学レクチャーマンガの趣が濃かったんですが、回を追うごとに「神のみぞ知るセカイ」の倉川灯編が延々と続くかのようなおかしい雰囲気になって来ており、若木先生の底知れなさを垣間見ることができるマンガだと思っているので、みんな読むが良いと思います。

 そして今号の「なの菓子」ですが、ぱせり君はこのマンガにおける飛び道具だなと思いました。「ケーキは暴力」というこのマンガのキャッチフレーズ同様、この子の可愛さはもはや暴力のレベル。
 カワイイ子は何をやってもカワイイので、今後も時々はこういう回を入れてぱせりの可愛らしさを愛でさせていただきたいです。

神のみぞ知るセカイ on the train+パイロットフィルムズ (少年サンデーコミックス)
若木 民喜
小学館 (2015-07-17)
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若木民喜先生の短編集。「アルバトロス」の読み切り版などが掲載された、昔からのサンデー読者にとっては懐かしさでグッと来ること請け合いの内容

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