オカマノフ大使になら抱かれてもいいサンデー51号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今週のサンデーは「MAJOR」の『くっ目にゴミが→ゴシュ』が全てを持って行ってしまった感がありますが、ここは椎名高志先生のファンサイトでもあるので、頑張って「絶チル」の感想を書いてみます。

 今回面白かったというか興味深いと思ったのは、皆本が澪達の現在の境遇を連載開始当初のチルドレン達と同じ様なものだと捉え、澪達を生徒として許容しようとしたところ。薫達チルドレンと澪達パンドラの双方をよく知る皆本だからできた、「バベルの理念に一致する」判断だと思います。
 局長は逆に「何かあったらどうするつもりだ」という感情的な懸念を示していましたが、「犯罪者集団パンドラの子供達が学校に来る」というシチュエーションを考えれば、この場合は局長の主張の方がマジョリティでしょう。エスパーに対して理解がある局長ですら(過保護の気があるとはいえ)こうなるのですから、皆本の今回の(パンドラの子供を信用するという)判断は、この作品のご時世的にかなり大胆なものではないかと思います。そういう意味では、皆本はパンドラというか兵部に対して、ある種の信頼を持つ様になっているのかも知れません。不二子は「あいつは最悪の人間だけど、テロに学校の子供を巻き込んだりはしない…と思う」と言ってますが、皆本もその考えは一緒なのかも。
 最も、その一方で「僕らは兵部とは違う」とも思ってる訳ですが。兵部に対する複雑な男心を抱えた皆本。パティが正真正銘の兵部×皆本の痛弁を作るのも、時間の問題かも知れません(何で)。

 そして薫の方はより判りやすく、彼らを守るために「こいつらと一緒に学校に行きたい」というプリミティブな信頼を築こうとしてます。この辺は薫のエスパーや「女王」としての本能というのもあるのでしょうが、より単純に「仲良くなりたい」という気持ちもあるのかも。
 澪はそんな薫の熱意に負け、薫に手を握られて見つめられてひと言口説かれただけであっけなく陥落。専門用語で言うところの「この女堕ちた」って奴です(違う)。澪は薫のことが好きで好きでたまらないことはもう判りきっているので、これは当然の結果と言えましょう。ここまで典型的なツンデレをナチュラルにするとは、アニメが終わってもさすが釘宮キャラです。

 紫穂に腐女子としての資質がある点については納得ですが、カズラと葵で漫才が成立する関係になるのは意外でした。緊縛プレイが大好きなひねくれたサディストでかつ性教育不足のカズラにこんな意外な一面が!(ひどい)
 カガリは女の群れの中に一人で放り込まれて大変ですね。同情します。

 次回からはそのパンドラメンバーとファントムの対決が始まりそうですけど、「学校で超能力を使わずに問題を解決する」という約束を澪達がどこまで守ろうとするのかが焦点になりそう。とりあえず、マンガ的ないじめの定番である、澪の上履きに画鋲を入れるファントムの姿が見たいです(こだわる)。

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