「すイエんサー」は毎週見てますがまだAKB48の顔と名前が一致しません的サンデー48号感想

マギ

 ババ様死亡。ババ様は煌帝国の支配を受け入れて戦争を回避しようとしていましたが、この状況下ではどう考えても「ババ様を殺した矢を放ったのは煌帝国である」以外のストーリーが出てこないので、おそらく帝国と黄牙一族との間で戦争が始まってしまうでしょう。普通に戦えば煌帝国の圧勝なのですが、しかしこのマンガには戦力バランスを破壊する「ダンジョンアイテム」が存在するので、話はいずれアイテムの争奪戦の方向へ向かうのではないのでしょうか。
 あとは、無駄な戦争を回避しようとがんばっているけど、迫力不足で部下が言うことを聞いてくれない煌帝国の姫君の動向も気になります。彼女からは中間管理職の悲哀に似たものを感じます。

 また今回は、「マギ」とは即ち王の選定者であるという事を再認識させるエピソードも挿入されていました。ババ様の語る伝承によれば、一番最初に「マギ」が現れた時は世界中に災いが起こって人々が混乱していた時代だったそうなのですが、現時点でもこの作品の世界はこれから世界の覇権を目指して大きな戦争が起こりそうなことが前回語られていたので、現在の状況は「マギ」に選ばれた者によって国が創られた時代の状態に近いのかも知れません。だからこそ「マギ」たるアラジンがこの世界に降り立った、みたいな。
 即ち、「マギ」現れるところ乱あり。「北斗現れるところ乱あり」みたいでカッコイイですね(まちがい)。

ハヤテのごとく!

 普通のエピソードであれば伊澄が悪霊祓ってオチがついて終わりになるはずなのですが、そうならないということは、即ち何かがおかしくなって来ていることを意味しています。今のこのマンガは、これまでとは明らかに違うマンガになってるということを、改めて認識させられました。これがゲームなら、次のターンにパーティーが全滅してると思います。
 伊澄は今回の一件で上には上がいることが判ったと思うので、もし全滅しないで生きて帰ることができたら、ゴーストスィーパーらしく妙神山で修行してくることをお奨めします(ファンサイト要素)。

神のみぞ知るセカイ

 桂馬が「今日のボクに!現実のドタバタにつきあっているヒマはない!」と言ってる次のコマで、トイレに入ってるハクアが下ろしたパンツを引き上げようとしてるところに出くわすシーンを平気で入れてくるところが、「神知る」の凄いところだと思いました。ハクアはこういうベッタベタなことをやらせると本当に輝くキャラですね。
 ハクアは更に、最後でノーラに地区長の座を奪われるという衝撃の展開により、彼女の唯一の精神的な拠り所であった「地区長なのでアタシは偉い」をも打ち砕かれてしまった格好に。果たして彼女は今後立ち直ることが出来るのか、それともこのままベタネタ要員の駄目な子扱いされるキャラとなってしまうのか。まあ、既にそうなっているような気もしますが。

11/3追記:
「ハクアはこの地区の地区長ではない」という指摘を頂きました。ご指摘ありがとうございます。
また、若木先生のコメントによれば、ハクアはパンツを上げようとしているのではなく、下ろそうとしていたみたいです。こちらも訂正致します。

ディフェンスデビル

 新展開。最初は扉の「主人公…交代!?」のアオリにあやうく騙されそうになりましたが、ラストでクカバラにおっぱいを揉まれるイダマリアの姿を見て、何かもう主人公はイダマリアでいいやとか思いました(感想?)。

アラタカンガタリ

 先週までの深刻さがウソの様なコメディ回というか、読者サービス回。緩急の付け方が極端なのが素直に凄いです。物語の舞台そのものは「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせる街が舞台なので、そのうち革が異形の客にゲロ吐かれたりするんじゃないかと思いました(まちがい)。
 風呂場で女の背中を流すお仕事程度で過剰に舞い上がってる革とカナテを見てると、「覚悟のススメ」の隠れた名台詞である「これだから童貞は困る!」を思い出してしまいました。いや別に非童貞だから偉いという訳ではないのは、カンナギ様を見れば判るのですが。

はじめてのあく

 今回もキョーコ乙型回と思わせておいて、実は山下みのり(以下、みのりん)回だったという展開。みのりんは基本的に「神知る」のハクアと同様、素材は良いし決して悪い子じゃないんだけど、ライバルキャラという立場上相対的にドジキャラ扱いされて残念な結果にになるタイプのキャラなので、まあ何というかこのマンガに出ちゃったのが不運です。
 本当にキョーコと同じレベルでライバルキャラになりたかったら、みのりんはジローに惚れるしかないと思いますよ。

金剛番長

 金剛兄こと猛の真の目的が精算主義的というかカタストロフィを起こした後での日本再生にあることを知った晄が、かつて拳を交えた仲間達と共に最後の戦いに挑むために旅立つ! という、最終決戦を前にした静かなエピソードでした。
 それはともかく、「兄貴が…でかく!!?」「そう…でかく!!」って言ってるシーンは何故か知らないけど妙に面白かったです。あと猛のいるビルの「バンカラタワー」というネーミングセンスも侮れません。さすが金剛類はやることが違う。

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コメント

  1. なんと より:

    ハクアは「別の地区の」地区長なので、地位を奪われたわけではないと思います。

  2. すがたけ より:

    >バンカラタワー
     単行本1巻の『引越しに際して物件を探す金剛番長』という小ネタの一部に登場しておりました。
     しかも、947000万円という物件でありながら、既に売却済みであるということなので、単行本を見たときには『購入した人の漢ぶりはいかばかりのものか』と想像していたのですが……こう言った形で伏線を回収してくるとは思ってもみませんでした。
     やはり、男らしく一括現金購入なのでしょう(決め付け)。