久しぶりに普通に感想書く時間がとれました(近況)サンデー38号感想
まじっく快斗
ハゲで片目が黒い眼帯チックなメガネをかけて白鬚を生やしている渋いおっさんが「一皮剥けば中身はただのJKじゃよ
」とか今っぽいスラングを使ってるところが面白かったです(そこかよ)。
ハヤテのごとく!
この前のコミケの後で知り合い同士が「200部しか刷らなかったんですか? それくらいなら楽勝でしょ?」「いやー200部超えると冒険だよー」「売れ残りの本が入ったダンボールがまだ部屋にありますよ」みたいな会話をしているのを聞いた後で改めて今週の「ハヤテ」を読むと、初参加の創作系サークルが1000部を売るのが如何に無謀なことなのかを実感させられること請け合いです。現実ではルカのように30部売るのも大変だと思う。
あとナギのステルスマーケティング戦略は少年マンガ的には明らかに「やったら負け」な手法なのが気掛かりです。だんだん大同人物語編冒頭でナギがサンシャインの屋上で叫んでいたシーンに物語が近付いて来ているような気がします。
史上最強の弟子ケンイチ
「さらでばです本郷さん
」
鈴木くんの本郷や逆鬼からの愛されっぷりが凄い回想編真っ最中のこのマンガですが、今回の鈴木くんのこの台詞は、この段階で既に彼が臨死状態であったことを意味しているのが、それとも単なる誤植なのか、判断に迷います(そこかよ)。
マギ
サガン×白龍の公式カップリングが発表された今回(まちがい)。あのクソが付くほど生真面目な白龍が、アッパー系の変態である上に根性が曲がっている(決め付け)サガンと組むことで如何に変わっていけるのかがこのカップルの個人的な見どころです。白龍にはあれくらいおかしい(心が)キャラと組ませた方が面白いんじゃないかと思っていたので、今回の決着には納得。
あとはモルジアナはアリババにお姫様抱っこされて良かったですねと思いました。瀕死だったけど。今回のコミケには結局行けなかったんですけど、彼女の薄い本(専門用語)があったかどうかを確かめられなかったのが心残りです。アリババ×モルジアナって、このジャンルだとすごくマイナーカップリングなんじゃないんだろうか。
神のみぞ知るセカイ
女神候補が歩美とちひろの二人に絞られたことで、ついに歩美とちひろがガチで桂馬を奪い合うという個人的に最も恐れている展開に突入したこのマンガ。ディアナとハクアが桂馬を取り合うとかならマンガ的な描写はいくらでも思い浮かぶのですが(ディアナやハクアはその存在からしてマンガ的なので)、歩美とちひろはマンガのキャラなんだけどこのマンガの中ではかなりリアルな女子に近い存在であるというポジションなので、リアルな女子の心を桂馬が結果的に弄ぶことになること必至な今回のエピソードがこれからどのような生臭い展開を描くようになるのか、今からドキドキが止まりません。
それはそうと今回の「神のみ」は歩美と桂馬が常時赤面状態だったことあり、絵面がものすごくエロかったです。ラストのコマなんか、モノローグを無視すればもはや双方共に欲情しているようにしか見えません。いや桂馬の「行けるところまで行くぞ!
」を曲解すれば十分モノローグもエロい。これはエロい(連呼)。
ベッドの上で赤面しながら手を握り合ってハァハァしてる男女の絵なんて、もうそういう風な解釈しかできないじゃないですか。これはたぶん作者が意図的にそういう表現にしたんだろうなあ。相変わらず上手いなあと感心させられます。
この二人はこのまま行けるところまで行ってしまうのか、桂馬の「異常」を察知したちひろはどう動くのか。そして女神の行方は、彼らの恋の行方や如何に。百万乙女の恋のバイブル!(煽り)
はじめてのあく
「神のみぞ知るセカイ」と同じお見舞いイベントであるにも関わらず、こちらはものすごい健全すぎて眩しいくらいです。冒頭でユキが「これはえっちな展開になるしか!
」って嬉しそうに言ってますけど、これは逆に言えばこのマンガでは決してそういうえっちな展開にはならないというセーフティがあるのを知っているからこそ言える台詞であるとも言えます。
というか、ユキは実際にそういうえっちな展開になったらもの凄く臆病になってしまいそうな予感。そういう意味では緑谷には頑張って欲しいところではあるのですが、まあ無理ですね(決めつけた)。
そして本編の方はむしろ「メガネを取ったら美形
」という前世紀の少女マンガのような黄金パターンを披露してくれた赤城のステキっぷりが印象的でした。
あと、赤城の先輩の中に笑い声が「デュフフ
」で語尾に「ゴザル
」を付けるおかしな男性(間違いなくオタク。たぶんキュンポぽい名前)が出てきましたけど、私もオタクを長いことやってますが実際にこういう喋り方をする人にはまだお目にかかったことがないので、こういう人材は貴重だなとか思いました。彼ならきっと萌えのメタファーとしての長門有希論を語りながら「コポォwww」とか言ってくれるはず。
ARAGO
「載冠石」の中で永遠に兄のユアンとのキャッキャウフフな生活の夢を見続けるアラゴの姿を見ちゃいられない! とばかりに、瀕死の身を呈してまでセスが載冠石の中に乱入。敗北を悔やむアラゴに「戦え、もう一度。僕がここに残る
」と激励し、「偽りの実の種」の力を彼に与えることで再び彼をパッチマンとの決戦の舞台に戻そうとするセスの姿は、どこまでもカッコイイです。
とにかく今回は、セスは本当にアラゴのことが好きだったんだなと思いました。彼が載冠石の中で見る夢は、きっとアラゴと一緒にキャッキャウフフしてる夢なんだろうなあ。切ないなあ。