一週遅れですがこれだけは書いておきたかったサンデー35号「お茶にごす。」感想
お茶にごす。
最終回。姉崎部長が卒業してからのこのマンガは、個人的には「『自分は部長に相応しくない』と思い込んでいる雅矢が、その思い込みを自分で解いて部長に再会する覚悟を完了するまで」を描くことがテーマだと思っていたのですが、その雅矢の思い込みを解き、「優しさ」とは何かを彼に悟らせる役目を担ったのは、結局彼を一番近くでずっと見ていた夏帆だったという展開に。
山田が「よく考えてみれば、そーすんのが正しいよね
」と言ってましたが、確かに夏帆が直接「自分が欲することをしろ」と言うのが一番説得力があります。
この物語はあくまで雅矢と部長のための物語であり、部長が卒業した時点でこのような形で早期に最終回を迎えることは、おそらく制作上決定していたのでしょう。ただ、このマンガは部長がいなくても続けられる様なスタイルのマンガではあるので(新入生勧誘イベントとか)、もうちょっと続いて欲しかったなというのが正直なところではあります。
でも、最終回の姉崎部長が雅矢に再開した時の嬉しそうな表情を見ていると、ああこのマンガは彼女の幸せのためにもここで終わるべきだったんだなー、と納得させられました。
何にしろお疲れ様でした。次回作も期待しております。
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