2008年06月一覧

そろそろ時音について一言いっとくかと思ったサンデー30号近辺の感想

三つ星のスペシャリテ

 表紙のイラストがあまりにテニスの王子様チックであったため、「またサンデーか」と囁かれもしたみたいですが、その実態はフレンチシェフ物語。内容そのものは、奇を衒っていない極めてスタンダードなマンガという印象です。個人的には絵柄にやや古さを感じますが、堅実なマンガの内容には噛み合っているのかも。

 あとこのマンガは調理師学校を運営している辻調グループが監修・協力しているとのことですが、第一話でいきなり調理師学校主席のキャラをあっけなく潰しに来たのはちょっとロックだよなと思いました。

トラウマイスタ

 先週の第一話に出てきた「勇気の剣はチンコのサイズに比例する」のギャグが面白かったのですが、第二話には出てこなくて残念です。きれいな女の人がチンコチンコ言うのはいいですよね。もっと言って下さい

 そしてこの「トラウマイスタ」ですが、「トラウマは逃げるためじゃなくて乗り越えるためにある」ってそれはそもそもトラウマって言わないんじゃね? という根本的な部分での疑問があるものの、「このマンガにおけるトラウマとはそういうものだ」と納得さえすれば、いわゆるスタンドバトルものジャンルの基本に沿った少年誌らしいマンガではないかと思いました。

 にしても主人公の名前がピカソでアートマンの名前がゲルニカって、何というかこう凄いセンスですよね。何という迷いなき剛速球
 ゲルニカだからデザインが馬っぽいことに今気付いた(おそい)。

オニデレ

 この日記ではまだ一度も言及していない気がするのでこの機会に書きますが、「オニデレ」面白いです。ヒロインのサヤが回を追う毎に可愛くなっているのも良いですし、ギャグマンガとしても生徒会長の木下が出てきた辺りから明らかに調子に乗ってると思われます(良い意味で)。
 サンデー超増刊時代から洋介先生のマンガを読んでた人にとっては、今頃「ついにクリスタルな洋介先生に時代が追いついた!」と溜飲を下げているんじゃないんでしょうか。

 あとは比較的どうでもいいことですが、サヤ率いる鬼頭衆が「県内最強」を名乗っていることから、個人的にはこのマンガの舞台がどの県なのか気になってます。最初は洋介先生の出身地の秋田県だと決めつけていたんですけど、サヤのライバルキャラの一人に茨城出身の「鋼鉄の水戸」なる変態が登場したことから、茨城とライバル関係にあると言われている栃木県が舞台なのかも知れないと思う様になりました。
 いや本当にどうでもいいことなんですが(なら書くな)。

結界師

 仮にもサンデー感想サイトを名乗るのであれば、今週の「結界師」の時音姉さんの入浴シーンについて書かずにはいられないはずです。何と言っても、あの時音さんが脱いだ! というだけで極めて衝撃的な出来事なのです。自分の記憶では、ここまで明確な形で彼女が(少年誌におけるサービスカット的に)脱いでるシーンって、これが初めてではないか? と思うのですがどうだろう。

 元々「結界師」というマンガそのものが、お色気とかそういう路線とは縁遠い硬派な作品であり、更に時音は最も脱衣とはほど遠いところに位置しているキャラというイメージがあります。
 例えば同じ女子高生キャラという立場でも、「絶対可憐チルドレン」のナオミちゃんが脱ぐのとは訳が違うのです。ナオミちゃんというキャラは基本的に脱がされることが前提のキャラなのに対し、時音さんはクレバーな戦いや態度を通して「良守の憧れの女性」のポジションであることを読者に伝えるタイプのキャラなので、元々脱ぐ必要がないんですよ。いや、ないはずだったんですよ。

 そんな彼女がここに来て(覗かれたという形とは言え)良守に肌をさらしたということは、今の彼女は良守にとってもう「憧れの女性」という抽象的な立場だけではなく、血も肉もあって抱きしめたりすることもできる、手の届く範囲にいる生身の女性に変化しつつあることを、読者(および良守)にアピールする狙いがあったのではないかと思われます。というか妄想してます。
 両者の関係が変化しつつあることをこのような形で表現したとなれば、今後も時音さんの(性的な意味での)露出が増えることを期待していいんでしょうか。時音さんって結構そっちの方が油断し気味なとこありそうだしなあ。そういやこの前も「短パン履いてるから大丈夫」とか言って夕上に突っ込まれてましたし。
 油断し気味なお姉さんが時々ポロリとかして中学生男子がドキドキするシチュエーションを、「結界師」に対して期待していいんでしょうか。いいんでしょうか?

 っていうかですね。要するに、時音さんの体がエロ過ぎるんですよ。我々男性はついまずおっぱいに目が入ってしまうのですが、っていうかおっぱいの形も実に素晴らしいんですが、それ以上にその胸から腹にかけてのラインとか、腰のほっそりした括れ具合とか、細かい部分の描写っぷりが実に繊細で美しいのです。そう思いませんか皆さん。
 もし田辺先生が本気で「To LOVEる」型のお色気マンガを描いたら、さぞや凄いことが起こるのではないか? と期待してしまいます。

 何にしろ、今回は田辺先生の本気を垣間見させていただきました。ありがとうございました(深々と頭を下げながら)。

犬夜叉

 先週は時間がなくて触れられませんでしたが、連載終了おつかれさまでした。

 個人的に「犬夜叉」に注目していた点は、要約すると結局「琥珀が如何に周囲の年上の女性をメロメロにしていったか」に絞られる気がしてなりません。
 「けなげ」「いたいけ」「はかなげ」という守ってあげたくなる美少年三要素を兼ね備えた琥珀が、桔梗・珊瑚・神楽といった主要女性キャラクターをメロメロにして行く様は、読んでてこうちょっと何かドキドキしました。
 特に桔梗と琥珀の組み合わせは、両者共に一度死んだ後に甦っていること、そして共に成さねばならない使命を背負っているという重いバックグラウンドを持っていることが相まって、ある種インモラルな雰囲気を醸し出していたと(勝手に)思ってます。実際、桔梗の琥珀に対する入れ込み具合は半端じゃなかった感があります。
 こういう歪んだ読み方をしてしまい、大変に申し訳ありませんでした(手遅れ)。

 次回作もやっぱりサンデーかなと期待する一方、しばらく青年誌のフィールドで大人向けの作品を読んでみたいなー、とも思います。次回作が楽しみです。


ドッジボールやる時は眼鏡外そうぜと思ったサンデー30号絶チル感想

 今更ですが、サンデー30号の絶チル読みました。
 面白い! 何この盛り上がり方! さすが自称最終回エピソードは違いますね! この勢いならこのまま終わってもいいくらいです!(いくないです)

 今回ここまで読んでて気分が盛り上がった原因は、間違いなく兵部が出てきて今回の行動の狙いを語り始めたこと、およびその語り方が妙にムーディーだったこと。
 「学校から拒絶された過去を持つ皆本に『理想の学校空間』を与えることで過去の記憶を消去し、皆本を完全な子どもにする」ことが今回の彼の目的にあることを皆本自身に語りながら、いちいち子どもの皆本の顎に手をやったり、物憂げな瞳で皆本を見つめたりする兵部の色っぽさは異常。そんなに皆本が欲しいのか兵部。欲しいんだろうなあ。色々な意味で(性的な意味でとはあえて書きません)。
 兵部がこんなエロい態度を観るだけでも、彼が「皆本を子どもにする」ことに対して何らかの意図を隠し持っていることが明らかになる訳であり、そういう面でも演出の仕方が上手いよなあと思いました。

 その一方、薫が皆本に対してここぞとばかりにいちゃついているとこなんかは大変に微笑ましく、何かこう読んでてたいへんにニヤニヤさせて頂きました。何このクラス
 今の皆本はこのまま子どもに戻る気マンマンっぽいんですが、その皆本を止めることができるのは、おそらく現状では薫(というかチルドレン)しかいないと思われます。大人の皆本の存在が誰よりも必要なのは、まかり間違いなく薫自身ですからね。
 ただ、薫は今の子どもの皆本のままでもいいと思っているフシもあるので(冒頭の「これが京介の作った幻でも、何か裏があるとしても、私は――」参照)、来るべき土壇場で彼女がどう行動するかはまだ判りません。
 皆本はかつてお互いの将来のためにキャリーと一緒になることを諦めましたが、今の薫に当時の皆本と同じ選択ができるかどうか。そういう方向に話が持って行く可能性はあり得ると思っています。

 そしてちさとちゃんは澪に嫉妬するよりも、東野が妙にいちゃいちゃしたがっている皆本に嫉妬するべきだと思います。


告知:cwww.pos.toは、現在当サイトおよび椎名高志先生とは無関係です

 メールで教えて頂いたのですが、このサイト(椎名高志ファンホームページC-WWW)の旧ドメインであるcwww.pos.toが、現在「椎名高志 ファンキーウェブ」という名前のアフィリエイトサイトになっています。
 とりあえず、cwww.pos.toドメインの内容は、このサイト、および椎名高志先生とは何の関係もないことを、ここで宣言しておきます。

 既に使われなくなったドメインが広告サイトに買い取られて使われることはそんなに珍しくないのですが、自分の管理していたドメインがそういう状態になるのは予想外でした。個人的には遺憾に思います。せめて「椎名高志」の名を使うのは止めて欲しい所存。
 どうせやるなら、東京ミュウミュウの旧ドメインがいつの間にか東京ミュウミュウの海外版DVDを販売するサイトに変身していた www.tokyo-mewmew.com 級の凝ったことをやって欲しかったよ…(バカ)


絶対可憐チルドレン13巻買いました日記

 絶対可憐チルドレンのコミックス13巻を買いました。
 買ったのは発売日から2日経った金曜日だったんですが、運良く初回限定版が残っている店を見つけることができたので、限定版を入手。これがアニメ放送前に次世代ワールドホビーフェアで流れて話題になってたプロモーションビデオなのか! とか、皆本役の中村悠一さんカッコイイなあ! とか思いながら見ました。これで+200円ならお得感ありますね。

 コミックスに収録されている内容は、今後の展開に対して極めて重要なことを示唆しているにも関わらず読んだ後には「ウン○が食べたいしか記憶に残らない驚愕エピソード「蠅の王」、登場する度に動物度が高くなってる初音対ジブリアニメオタク女子という異種格闘エピソード「もののけ姫によろしく」、アニメ版第一話とネタは同じなれど全く異なった展開を見せるエピソード「そのエスパー、凶暴につき」の三編、および当時の作者の疲れ具合が伺える全部四コマ「増補版さぷりめんとスペシャル」が掲載されています。
 おまけのDVDで声優の中村さんが「これらは全て映画のタイトルが元ネタ」であることを指摘してましたが、自分は言われるまで気付きませんでした。中村悠一さんカッコイイなあ(リピート)。

 巻末のオマケは、谷崎主任が実はナオミのために影ながら尽力している有能な指揮官であることをアピールする内容になっていて、ウッカリ谷崎を見直しそうになってしまう(罠?)。
 でも彼はこの頃からナオミに対して「あとは収穫(ケッコン)あるのみ!」と考えていた訳で、その欲望こそが結果的に彼を有能な指揮官とする原動力となっていたことを考えると、やっぱり人間が何かを成し遂げるためには欲望を持つことが大切なんだよなあ、と思いました。
 最後のコマでナオミに痛めつけられてる谷崎主任は、心底幸せそうです。これこそ、何かを成し遂げて己の欲望を満たすことができた男の顔ですよ。谷崎主任カッコイイなあ(リピート)。


踊る大可憐Girl’s(別名:可憐Girl’s記事まとめ)

(タイトルはホッテントリメーカーで作りました)

 昨日「絶対可憐チルドレン」コミックス13巻のDVD付き限定版を購入したのですが、そのDVDを観ているうちに何かこうそろそろここらで「Over the Future」を買わないといけない気分になって来てしまったので、「Over the Future」の限定版CDを本日Amazonで予約しました。
 今回はその記念として、「Over the Future」を歌っている小学生三人組ユニット・可憐Girl’sに関するネット上の情報をまとめてみます。

「Over The Future」 可憐Girl’s

オーディションを勝ち抜いたAYAMI / YUIKA / SUZUKAの3人による現役小学生ユニット。各メンバー、歌とダンスのレッスンを積み重ね、小学生とは思えない実力を持つ本格派ユニットとして遂にデビュー!

 CDを発売するジェネオンの公式プロフィール。まだ幼いながらも相当の練習を積んだ実力派ユニットであることをアピール。PVも見れます。
 このページに書かれている「爽快感溢れる楽曲に幼いながらも芯のある真直ぐな歌声」は、音楽ニュースで可憐Girl’sが報じられる時によく使われる基本タームなので、覚えておいて損はなさそうです。

可憐Girl’s : 2008年のJ-POPを牽引するのは、可憐な小学生? / BARKS ニュース

まさに彼女たち、強豪ひしめくJ-POPシーンにおいても、“イェイ! 最大! 大胆!” “だから負けない!” なのだ。

 音楽情報ポータルサイト「BARKS」に掲載された可憐Girl’sの紹介。
 このユニットの魅力が端的に言い表されている、面白い記事だなと思いました。

 レーベルの紙資料には<2008年最大の問題作にして、後世に残る大名曲><聞き手をスリリングにさせる最高ポップ!><可憐Girl’sの歌声に、涙と震えを禁じえない>など、なかなか香ばしい言葉が並んでいるが

 ジェネオン必死

可憐Girl’s:小学生ユニットがアニメ主題歌でデビューへ 25日にシングル発売(まんたんウェブ) – 毎日jp(毎日新聞)
”アニメロサマーライブ2008”の追加アーティストに、可憐Girl’s、May’n、米倉千尋 – ファミ通.com

テレビアニメ「絶対可憐チルドレン」(テレビ東京系)のオープニング曲「Over The Future」を歌う小学生3人組のユニット「可憐Girl’s」が同曲で6月25日、デビューする。また、8月30日にさいたまスーパーアリーナで行われるアニメソングのイベント「アニメロサマーライブ2008」に出演することも決まった。

 アニメロサマーライブ2008に「可憐Girl’s」が参戦することを報じる記事。
 万単位で押し寄せるお兄ちゃん達の迫力に可憐Girl’sが耐えられるかどうか、今から心配する声も聞かれます。

プレセペ – 「見逃しちゃ、ダメ!」可憐Girl's「Over The Future」プロモーションビデオがフルサイズで配信中![アニメニュース:06月17日]

合いの手を入れないわけにはいかない、可愛らしい掛け声とサビメロの中毒性、120%やられてしまう楽曲内容。その実力は6月10日発売の「アニソンマガジン」で音楽ライターたちがこぞって賞賛するほどだ。

 アニメファン向けポータル「プレセベ」に掲載されたレビュー記事。
 音楽ライター達がみんな「だいたーん♪」にヤられてしまったらしいです。

人気声優陣 VS 小学生ユニット!? 「絶対可憐チルドレン」テーマソングは凄い…凄すぎる!! 音楽ニュース : リッスンジャパン

かなりキテる、マジでいい感じの1曲を可愛く、そしてかっこよく歌い・踊る、あまりにキュートな期待の3人組です。

 音楽配信サイト「リッスンジャパン」に掲載された記事。「Over the Future」のCDにカップリングされているリミックスがチルドレン達をイメージした曲であることに触れています。
 あと上の紹介文は割と歌詞そのまんまなのですが、それでも意図はそれなりに通じているので、音楽レビューの世界は割とフリーダムなのかも知れないと思いました。

可憐Girl’s : 「絶対可憐チルドレン」OPテーマ~Over The Future [Single] [限定盤] / BARKS CDレヴュー

M4のUntouchable mixは、昨今のテクノポップにトドメを刺す!

エキサイトアニメニュース : 「絶対可憐チルドレンオープニング歌は、小学生ユニット可憐Girl’sの唄う『Over The Future』

M4:Over The Future(Untouchable mix)
昨今、あまたあるテクノポップの楽曲群にトドメを刺し、金字塔になり得る超名作!

 「Over the Future」に収録されている紫穂をイメージしたリミックス “Untouchable mix” は、何か現代テクノポップシーンにトドメを刺しに来るらしいですよ! やっぱり紫穂はすげえな!(まちがい)

可憐にアニソン!アニソンステーション≫エンタ!371 【グラビアアイドル・レースクイーン専門チャンネル・ スカパー!371ch】

そして、今回インタビューに登場してくれたのは
アニメ「絶対可憐チルドレン」(週刊少年サンデー連載)の
オープニングテーマ曲を歌う小学生ユニット「可憐Girl’s」の皆さんです。

 スカパー! 371chで放送されている「アニソンSTATION」では、現在可憐Girl’sへのインタビューが放送されているそうです。

 最後に、この曲に対して個人的に想うことをちょっと。

 「Over The Future」とは、「定められた未来へ挑戦する」という究極的なテーマを持つ「絶対可憐チルドレン」の主題歌となるべくして作られた、「あたしらが新しい未来を作ってやるぜ!」という希望を胸に抱いた子ども達の純粋な気持ちを高らかに謳った歌です。
 ですので、この曲はその「未来」の当事者となるチルドレンと同世代の子どもが歌ってこそ、本当の意味で「絶チル」のテーマ曲として相応しい価値が出るに違いないのだ! と、私なんかは思ってます。「Over The Future」を(大人の声優陣ではなく)あえて現役の小学生である可憐Girl’sが歌っているのは、この曲が「絶チル」を象徴する曲であるが故なのです。

 それに何より、可憐Girl’sはみんなカワイイですしね! 「おーばーざーふゅーちゃーわー」だって? それがいいんじゃないか! みたいな心境ですよ。
 みんなも大人になれば判るよ!(ダメ)


「そこは私の金八先生」ってフレーズを学校で流行らせようぜと思ったサンデー29号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今週のサンデー29号に載ってる「絶対可憐チルドレン」を読みました。面白かったです
 とにかく今回は、全てのページにどこかしら笑えたり突っ込めたりグッと来る場所があるという、非常に密度の高い話だったと思います。とてもオーバーワークで今にも死にそうな状態の漫画家(誇張)が描いているとは思えないクオリティです。

 それで今回は、子どもになった皆本が小学校へ行くという展開から「兵部が教師や生徒役で出てくるのかな」くらいは予想していたのですが、パンドラメンバーが総出演するのは明らかに予想外。マッスル大鎌先生は勿論のこと、お嬢様っぽい挨拶をしながら登場した澪、職員室で複雑な表情をしながら教頭先生の位置に納まってるコレミツなど、誰も彼も面白すぎます。

 個人的には、やっぱり澪が良かったですね。このエピソードがアニメ化された暁には、このシーンだけ「マリみて」の松平瞳子っぽいしゃべり方で登場するんだろうなーとか思うだけでニヤニヤして来ます(バカ)。
 あと、東野に教科書を見せつつ「あ、あたしにくっつきたいばっかりに!?」と自意識過剰な台詞を言ってるのもステキ。澪は出れば出るほど面白いキャラに育ってますねえ。

 そして、その中で今回特に重要な位置にいたと思われるのがマッスル。別名大鎌先生。彼が皆本少年に対して「今日一日は安心してここにいていいの」と言いながらおでこにタッチしたシーンが、今回のエピソードの中では最も重要なポイントではないかと思いました。
 通っていた小学校から「いらない子」扱いされた直後の皆本にとって、周囲の大人から最も言って欲しかった言葉は間違いなく「君はここにいていいんだ」であると思われますが、今回のマッスルは実に自然かつ軽やかに「安心してここにいていいの」と伝えることに成功しています。こういうことを皆本に伝えることができるのは、性格や相性とかを考えると、やはり何だかんだでマッスルが適任なんですよね。
 マッスルを皆本のクラスの担任にしたのって、単にギャグのためだけじゃないんだよなと感心した次第です。

 そんな形で皆本少年のトラウマを癒しにかかって来ているかのようにも見える今回の兵部の行動ですが、勿論兵部は皆本を支配しようと今も狙っている訳で、次回以降に彼がどのような行動に出るのかが気になります。
 とりあえず、兵部のやることなのできっと様々な搦め手で皆本少年を惑わしてくるに違いないと期待。

 ちさとちゃんの嫉妬は、徐々に微笑ましいレベルを超えつつあるような気がします。


[Clip]絶チルTCG

 「訴えるよ!そして勝つよ!」の月見さん、および感想掲示板のるかるかさんの情報より。
 コナミ制作「絶対可憐チルドレン」TCGの販売店向け概要情報が出回っています。発売日は9月4日の模様。

 ゲームシステムについてはほとんど何も触れていないのでまだ何とも言えませんが、いわゆる対戦型カードゲームっぽい雰囲気が濃厚です。
 個人的には、絶チルをカードゲーム化するなら「プレイヤーがチルドレンや兵部の立場になって皆本争奪戦を繰り広げる、マルチプレイヤー型パーティーゲーム」にしたら面白いんじゃないかと妄想していたんですけど、やっぱりそうじゃなかったみたい(当たり前です)。

 内容は、エントリーボックス(オリジナルカード3枚+その他6枚)と、それを拡張するブースターパック(10枚入り)という構成。エントリーボックスの「オリジナルカード」は、おそらくブースターには含まれないカードであると思われるので、エントリーボックスは文字通り最初に購入する必要があると思われます。
 第一弾のテーマは薫の能力「サイコキネシス」がテーマということなので、少なくとも第二弾(テレポーテーション)、第三弾(サイコメトリー)までは出す気まんまんっぽいですね。

 カードのレアリティは4段階(スーパーレア・ウルトラレア・レア・ノーマル)。最上位のスーパーレア(4種類)がどのくらい極悪な封入確率なのかが、コレクター的には気になります。
 まあどっちにしろトレカを買う時はボックス買いが基本なので、「1ボックスにスーパーレアが1枚確実に入っている」と仮定すれば、スーパーレアを全部集めるためにはとりあえず8ボックス買えば十分過ぎるくらいでしょう。ブースター8ボックスの購入金額は、およそ3万5千円弱。TCGの世界なら、まあ普通の出費ですよね。

 結論:TCGの道は地獄道

 とりあえずゲームとして面白そうならちょっとだけ買ってみます…>月見さん


発作的日記サイト移転報告

 (゚д゚)ノ

 いきなりですが、表題通りこの更新日記の設置場所を変更しました。
 新しいURLは http://c-www.ne/diary/ になります。

 以前の日記は(perlで書かれている)Movble Typeで運用していたのですが、以前感想掲示板の移転の時にも書いたようにこのサイトを設置しているXServerはperlで書いたCGIが頻繁にエラーを起こすため、MTに記事を投稿したくてもできないことが多々発生していました。大抵は夜寝る前とかに。
 PHPで書いたプログラムではこの現象は発生しないため、PHPで書かれたWordPressに日記を置き換えた所存です。どっちかというと、個人的な精神衛生上の処置です。ご了承下さい。

 あとついでにタイトルも多少変えて、ここが明確に日記であることをアピールすることにしました。
 最近色々と滞り気味なので、もちょっと色々どうでもいいこととか書けたらいいなと思います。


週刊女装少年サンデー28号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

お久しぶりです(゚д゚)ノ
もう「オーバー・ザ・フューチャー」編も第三話まで来てますが、今更ながら感想を。

とりあえず10歳の子どもになった皆本は大変にかわいいので、今週の週刊少年サンデーは週刊女装少年皆本ハーマイオニーに改名するべきでした(断言)。いや何かもう皆本少年の可愛らしさは異常

チルドレン達はそんなカワイイ皆本少年を女装させようとしてましたけど、これは決して彼女たちが女装少年に対して興奮を覚える倒錯趣味があるという訳では決してなく、「子どもになった皆本はカワイイ→カワイイ子にはカワイイ服が似合う→皆本少年には女装がよく似合うに違いない」という乙女回路による論理的な演算の結果によるものであり、皆本少年を目の当たりにしたあの年頃の女の子なら当然の反応であると思わざるを得ません。
よって、女装少年に対して興奮を覚える倒錯趣味があるのは、チルドレンではなくそんな彼女たちの行動に対してニヤニヤしてしまう我々の方です。勿論、作者の椎名先生も(略)。

あと賢木は、もうちょっと皆本に対する好意の表現を控えめにするべきだと思いました。

で、子ども時代の皆本といえばコミックス1巻1話で学校から「いらない子」扱いされていた暗い過去があるんですが、来週学校に行くということは、当然このエピソードでもその辺に触れる意図があると思われます。今回も、時折それを臭わせる描写がありましたしね。先週と今週は「皆本かわいいよ皆本」とハアハアしていれば良かったこのエピソードも、そろそろ次回から暗転して来るかも知れません。
個人的には、兵部によって「皆本少年と友達」という設定を吹き込まれたらしい東野が、その天才っぷりを目の当たりにしてどんな行動をするのかに興味があります。皆本×東野なのか東野×皆本なのか?(そっちかよ)

「大人が子どもになる」という展開は「美神」や「カナタ」にも出て来ていますが、「絶チル」でも既にキャリー編でやってますね。キャリー編の時は皆本が子どもになったキャリーを育てる展開でしたが、今度は逆にその皆本が薫達に育てられる形になるのが面白いところ。
皆本が急速に大人に育っていく姿を目の当たりにすることになるであろう薫は、キャリーを育てた皆本のあの時の心境を理解することになるのでしょうか。


[Clip]漫画家大戦勃発

「漫画家大戦」勃発! – novtan別館
さながら革命闘争のような、漫画家vs漫画家*編集者の戦いが今始まった!

 今回の訴訟騒動は、陳述書から漏れ伝わる内部事情があまりにアレなのでつい深刻な心境になってしまうのですが、上記のエントリを読んで心の余裕を取り戻しました。
 こういうスタンスを忘れてはいかんですね(いかんのか)。

 そういえば雷句先生の陳情書を読んで(内容の生々しさとは違う意味で)感心したのは、何だかんだでちゃんと判りやすいものになっていることでした。だからこそこれだけネットで騒ぎになっているとも言えます。
 実際、「僕は編集部の中でも怖い編集といわれていてね。」なんて言葉をピックアップして記述している箇所は、雷句先生の主張である「編集者が権力を笠に着て漫画家を貶めている」凄く判りやすい例として、極めて有効に機能していると思います。
 来るべき陪審員制度時代における陳述書の書き方はこういう形になるのではないか? とか余計なことまで考えてしまいました。

 あと陳述書にも出てくる椎名先生の「担当編集者がチルドレン読んでない」件ですが、これは編集者が担当になるに絶チル読んでなくて椎名先生ガッカリ、という事だと解釈してます。担当になってからも絶チル読んでないとかは、流石にないですよね。ですよね。
 椎名先生が時折出す担当いじりネタは、読んでいてもシャレの範囲内で納まるよう配慮してくれている感がします。これからも色々大変だとは思いますが、今後も何か担当者がヘマしたらぜひネタにして下さい。とか無責任なこと書いて終わります。