史上最強の弟子ケンイチ
ボリスは、この戦いが終わったら先生と結婚してロシアへ帰って家業を継ぐべきだと思いました(死亡フラグ)。
三つ星のスペシャリテ
『一流の料理人はみんなオムレツを作る専用のフライパンを持ってる
』ことを「美味しんぼ」で学んだオレがちょっと通りますよ!
ホンモノのオムレツを食わしてやる!(挨拶)
その辺はともかく、「一流の料理人は細部にも気を遣う」料理マンガとしての表現と、「上には上がいることを認めて成長する」少年マンガとしてのロジックがガッチリと噛み合っている、とてもキレイなエピソードだなと思いました。
そのうち鴨料理をわさび醤油で食べる食通が出てきたり、醤油をステーキのソースの隠し味として使ったりするシェフが出てきたりするのでしょうか(美味しんぼに影響されすぎです)。
金剛番長
東京二十三区の支配者を決める戦いなんだから、決闘するのにわざわざ富士山まで行かなくても都内でやればいいじゃん? とずっと思っていたのですが、ようやく今回その理由が明らかになりました。富士総合火力演習場でミサイルが降り注ぐ中、金剛番長と爆熱番長で格闘戦やりてえ! 爆熱番長がミサイル掴んで振り回すとかやってみてえ! という、演出上の理由(だけ)だった模様です。
そして、高圧電流が体に流れても死なない人間同士の戦いなので、ミサイルが直撃した程度では当然死にません。
こんなに無茶なことやっているのに、いわゆる「強さのインフレ」をあまり感じないのは何故なんだろう。このマンガが我々現実世界の常識とあまりにかけ離れているので、インフレという概念そのものが成立しないからでしょうか。
トラウマイスタ
スジャータさんはピカソのちんこを見る度に「粗チン
」だと言う印象があるのですが、今回のエピソードで判明したピカソへの好感度っぷりを見ると、実は彼女は粗チンが好きなのではないかという気がしてきます。
チンコの大きさがモテの決定的差ではないことを教えてくれるマンガ。それがトラウマイスタ。
あとこのマンガって、実は「空から降ってきた人間じゃない女の子サイコー!
」マンガとしても成立していることに気付きました。異世界から突然現れた人間じゃない女の子に一方的に好かれて困っちゃう系のアレです。あくまで人間じゃないところがポイントです。
少年誌的には必須であるにも関わらず今のサンデーには実は欠けていたこの要素を補填する意味でも、「トラウマイスタ」には頑張って欲しいなと思いました。
神のみぞ知るセカイ
電源切られた程度でパスワードが初期化されちゃうシステムは、セキュアじゃないと思います!(←そこに突っ込むの?)
今回で栞編完結。図書館をロックアウトした彼女の本心が「捨てられる本がかわいそう」ではなく、「『本を捨てないで』と人に告げられない絶望感」であることを読み切った桂馬が詰めの部分で積極的に行動し、最期は自ら栞にキスをして心のスキマを埋めることに成功。栞にコミュニケーション下手を解消できるきっかけを与えて卒業後に引きこもりになる可能性を減らして彼女を救ったと同時に、いよいよ桂馬も現実世界で「落とし神」としての貫禄が出てきた、と思わせるに十分なエピソードでした。おもしろかったです。
次回は「イタ回」だということらしいので、心の中で「当方に迎撃の用意あり!」とポーズを極めながら覚悟を決めて読みたい所存です。
二十代後半にゲームのヤリスギによるリアル引きこもりを経験した若木先生が本気を出してイタい話作ったら、さぞや恐ろしいものが…(ゴゴゴ)
魔王
「おおおおお
」が埋め尽くされた紙面を見ているうちに、「『お』ってこんな変な形をした字だったっけ?」と不安になって来ました。まさか少年誌で認知心理学的な現象であるゲシュタルト崩壊を体験することになろうとは想定外です。これだからこのマンガは油断できない!(そういう問題なのか)
「マスターのサイコキノ攻撃を回避することはできても、その後どうやって安藤はマスターを倒すつもりなのか?」と不思議だったのですが、自分の腹話術能力でマスターの肺の空気を全て抜いて酸欠にさせて行動不能にする、というのは凄いアイデアだと感心させられました。
能力が限定されていればいるほど、上手い使われ方をすると冴えますね。能力バトルものマンガの面白さの肝を再認識した次第です。おおおおお。