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紫穂のオカルト恐怖症の原因はやはり薫だったことが明らかになったサンデー28号絶チル感想

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 コミックライターズ∞(エイト)チャリティーイベントの余波覚めやらぬ今日この頃ですが(主にサイン会で先生方のサインをもらうための待ち行列に合計4時間半以上程立っていたことによる足腰へのダメージが)、今日は先週のサンデー28号に掲載された絶チルの簡単な感想を書きます。

 「もうあなたを独りで泣かせたりしない
 すっかり腹黒キャラが板についた紫穂ですけど、前回のサンデー27号では「自分は誰からも愛されない」というツンな態度だった彼女を薫がストレートな愛情表現で篭絡してデレさせた描写があったことからも判るように、彼女の薫に対して感じている愛情は本物です(多分)。
 紫穂がかつての「独りで泣いていた」頃の薫の心情を知りたがっているのは、彼女の抱えている悲しみを親友として理解し、もし彼女が泣くのであれば自分も一緒に泣きたいと思っているからじゃないかなと思いました。「Over the Future」の歌詞にある『悲しみ抱え込むなら私も泣こう 未来はこの手にある』そのものですね。

 しかし何か薫が独りで泣いた時に残した感情はただならないものがあったらしく、紫穂は薫の感情に当てられてノックダウン、同伴していた皆本にかつての薫の感情の痕跡を可視化させてしまうという事態に。ここに残っている薫の痕跡は言わば残留思念というか地縛霊みたいなものですから、皆本は紫穂を霊媒として怨霊と対峙するかのような、オカルト的な状況に陥ってしまったと言えます。
 次回、皆本はあの頃の薫の「生」の感情を知ることになるのかも知れません。それを知った皆本はどんな反応を示すのか。暴走した紫穂はどうなるのか。それより何より、「深夜、いい大人が中学生女子と廃墟の病院で密会していた」という社会的にヤバい今の状況が第三者に見つかってしまうことはあるのか否か。気になります。続く。

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遅くなりました(´・ω・`)サンデー25号絶チル感想

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 椎名先生の突発的Ustを最後まで観てしまった日以降、なかなか睡眠のリズムが戻りません(挨拶)。

 そして「絶チル」ですが、サンデー24号からは紫穂を語り部にして「かつてはかわいいオチビちゃんに過ぎなかったチルドレン達が、如何に気に入らない大人なんかどうにでもできるひねたクソガキとして逞しく成長するに至ったのか」を明かすエピソードが始まりました。かつてコミックス13~14巻にはチルドレンが皆本に初めて出会った頃のエピソードが掲載されましたが、今回は更にその前の時代の話になりますね。

 物語的には、過去を振り返ることで如何に紫穂や葵にとって薫が大切な存在であるのかを再認識し、彼女たちが(次回から登場するであろう須磨女史を象徴とする)周囲の大人達の過干渉にも決して挫けない深い絆を得るに至ったのかを知ることが主眼になると思われますが、我々にとっては久しぶりに幼女時代のかわいいチルドレンの姿が見られて純粋に嬉しいです。純粋にです(大切な事なので連呼)。
 特に葵の気弱そうな垂れ目眼鏡っぷりなんか、ンもうもはや至高の域ですよ。この話をコミックスで読んだら、きっと一つ前のエピソードでのバレットに気丈に命令を下していた彼女の凛々しい姿とのギャップで萌え萌えになるのは必至の有様ですよ。いやもうホント幼女時代の彼女が見られて純粋に嬉しいですよ。

 サンデー25号では、そんな葵を「何こいつムカつく」と締めにかかった紫穂の小悪魔っぷりが印象的でしたけど、彼女が葵に対して抱いた「ふっつーの子供じゃん! 家族が恋しくてさびしいだけじゃん!」という反感は、「自分も同じ寂しさを抱えているけど両親のために我慢しているってのに、こいつはそれをストレートに表に出してるのが気に入らない」的な、自分には絶対できない素直さを持ってることへの悔しさみたいなものもあったんじゃないんだろうか、と思いました。

 あとこの回では、新人時代の頃のヤングな朧さんも登場。仕事に対する野心を抱く、若く挑戦的な表情が素敵です。
 でも、扉を飾っている彼女の姿を最初に見た時の私の感想は、「朧さんが若作りしてる!」でした。すみません(おわり)。


大人の階段を登り始めたバレット×それを優しく見守る賢木ですね、判ります。サンデー22+23号絶チル感想

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 「闇を覗き込む時、闇もまたお前を見ている
 かのニーチェが『善悪の彼岸』で提示したこの一節は、かのウルトラマンネクサスでも引用されたくらい有名な言葉ですが(ファンサイト要素)、こう言われたのがこれまで絶チル界で最も腹黒い(断定)紫穂であるところが興味深いです。
 既にこれまでの人生で散々心の闇を覗いて来たはずの紫穂に対し、「闇もまたお前を見ている」と堂々と宣戦を布告して来たギリアムはこれまでのエピソードでも伺えるように相当の腹黒キャラであることは間違いなく、この二人の関係は早くも新旧腹黒キャラ対決とも言える様相を呈してきました。
 今回はギリアムの奇襲を受けてあわやというところまで追い込まれたものの、かつて自分達がティムに放ったブーストの力によって辛うじて救われた彼女でしたが、しかし紫穂はやられっぱなしで黙るような女ではないので(断定)、ギリアムの尻尾を掴んだら必ず仕返しをしてくれるものと信じています。「将来世界を支配する女」の鱗片をギリアムに対しても見せつけることができるよう、紫穂にはがんばって欲しいですね(ひどい)。

 そしてその紫穂を守った力を「薫ちゃんの意志」と表現した時、フェザーが意味深な表情で微笑んでいたところも印象的でした。あのフェザーの表情は、多分あれは単に薫の力だけではなく、紫穂をも含めた、未来を変えることを望むエスパー達の意志の力なんだよ的なことを言いたかったのではないかと、妄想してるところです。

 次回からは「紫穂ちゃんの視点でチルドレンの出会いを振り返るエピソードとなります」とのことなので、しばらくは紫穂の腹黒さを堪能できそうな予感。彼女は薫や葵よりも「腹黒」という我々のようにひねくれた読者にとって共感しやすい属性を持っているので、彼女の視点からの方がより楽しく読めそうな気がします。
 三人が寝泊まりするところは、彼女たちが幼年時代を過ごしたあの部屋でしょうか。続く。

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