絶対可憐チルドレン 一覧

「これはフツーの反応だよ!」のフツーと「普通の人々」の普通は同義か否か?サンデー20号絶チル感想

 OVA予告DVD付きコミックス21巻発売記念のプロモーションで、椎名高志先生耐久7時間なりきりチャット完遂という奇跡をTwitterで目の当たりにしてしまった皆さんこんにちは(挨拶)。
 あれは控え目に言っても色々な意味でおかしなイベントだったと思いますが、「またやりましょう」とご本人が仰っているところからして、作者にとっても有意義なイベントだったのではないかと思いました。もちろん我々ファンにとっては最高のイベントでしたよ。あの時、あの場にいることができてホント良かったです。
 結局、当日は仕事が全く手に付きませんでしたけどねー(ダメ)

 以下、サンデー20号の絶チル感想です。

トイ・ソルジャーズ #2 あらすじ

 市街地で拳銃を乱射しようとした「人形」の製作者は、「Mr.9」こと九具津であったことが(読者にとって)判明。一体彼は、この人形を何の意図で製作していたのか、何故この人形が市街地で拳銃を乱射しなければならなかったのか。謎は深まるばかりであった。

 その一方、「Mr.9」の正体が九具津であることを知ったティム(オタク)とバレット(オタク)は、何かもう大喜びでおおはしゃぎ。パンドラとバベルの組織の垣根など、彼ら(オタク)にとってはそもそもどうでもいいことだったのだ。彼らのこの前向きというか、いい意味でのこだわりのなさっぷりは、全人類が見習うべきだと思う。
 そんなアレで、「『フェザー』のよりしろとなる人形のヒントを得る」とか「彼の制作した人形が拳銃を乱射しようとしていた原因を突き止める」とか、そういったことを一切かなぐり捨て、もはや単なる一介のファンの立場でパンドラの子供たちと一緒に九具津に面会しようとしていたティムとバレットだったが、そこに現れたのはよりによって「普通の人々」。
 思想的には九具津と全く相容れない、如何にも「フツーじゃないから」という理由だけでオタクを平気で迫害しそうな彼らが、何故よりによって九具津のアジトで待ち伏せをしていたのか。その目的とは何なのか。彼らに捕まったティム達は、果たしてどうなってしまうのか。そして、「皆本とティムバレが一緒の部屋に同居する」ことをもしパティが知ったら、彼女は如何なる妄想を捻り出して来るというのか(関係ない)。続く。

 今回の最大の見どころは、(皆本やチルドレンにはないしょで)九具津の隠れ家に潜入したティムとバレットのはしゃぎっぷりで決まりでしょう。
 彼らの妄想の中の九具津さんの格好良さっぷりや、彼が作ったエロフィギィアの数々を見て感涙するところなどは明らかに笑うところなのですが、「憧れの造形師のアトリエに踏み込んでワクワクする」彼らの心理は私にもよく判るだけに、何というかこう優しい気持ちというか、生暖かい感情が沸き上がってきます。何てカワイイ奴らなんでしょう。

 また、健康的な男子は大抵電車模型が好きなので、カズラにおかれましては彼氏が電車模型好きであっても決してdnbkしないで頂きたい所存です。まあパティさんのレベルまで判る必要はないとは思いますが。
 しかしまさか電車までオッケーだとは、本当にパティさんの守備範囲は半端ないですね。中学生の頃にこんな女子が同じクラスにいたらと思うと…(*´Д`)

 あとチルドレンパートでは、皆本がチルドレン達との同居状態を正式に解消することが明らかになりました。中学生になったばかりの頃は「皆本から離れて実家で暮らす」提案に対して激しく抵抗したチルドレン達でしたけど、割と素直に皆本の提案を受け入れている今の様子を見てると、その頃に比べれば男女としての分別が必要であると理解できるレベルにまで成長していると解釈するべきでしょう。健全な意味での性的な意味で。
 ただ、皆本の薫に対する態度を見ている限り、彼が彼女たちのそういった面での成長をどこまで把握しているのかは謎というか、多分把握してないっぽいですね。判りやすく言えばボンクラです。今はまだ単なるボンクラで済んでますが、これがいずれは今後の薫との関係に致命的な影響を及ぼすような気がしてなりません。

 そして次回は、「普通の人々」に囲まれたパンドラの子ども達が大ピンチ! しかもチルドレンの助けは望めそうにない! という絶体絶命なシチュエーションが予想されますが、きっと我らが九具津さんなら何とかしてくれる! と信じてます(まだ欠片も出て来てないけど)。真のオタクなら、自分の部屋に部外者が入っただけで大激怒するのが普通ですからね! ましてや、それが「普通の人々」だったりしたら! 九具津さんを怒らせたらマジで怖いと思うよ!


椎名先生Twitterに降臨記念・サンデー16/17号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 お久しぶりです(´・ω・`)

 ここ最近では、「絶チル」OVAの情報が発表されたり、4/16に発売されるコミックス21巻にOVAの予告編が同梱されることが発表されたり、OVAの宣伝を兼ねて椎名先生がTwitterを始めたり、薫役の平野綾さんが長期休業?みたいな噂が流れたかと思ったら本人から「明日から復帰」宣言が出たりと、何か様々なことが起こりました。
 特に、椎名先生がTwitterを始めてくれたのは望外の喜びです。サブアカウントを作成してファンと交流するなど、かなり積極的に活用して下さっている様子。「OVAの宣伝のため」といいながら先生が声優さん達と絡んだり、同僚の畑先生や若木先生と絡んだりする様をこっそり眺めて、一人でニヤニヤしていたいです(←心底ダメ)。

 そしてその間、こちらは諸般の事情で疲れが溜まってしまい、夜遅くまでなかなか起きていられない体質になってしまいました。なので、サイト更新のための記事を書くまとまった時間を捻出できない状況になってます。
 そして多分、やはり諸般の事情でこの状況は当分解消できそうにありません(´・ω・`)。すみません。むふー

 以下、サンデー16~17号の「絶チル」感想です。
 今回は作者公認のお馬鹿エピソードなので、その意を汲んだコメントを書きたいと思います。

ロスト・ガイズ #3 あらすじ

 「窮地に陥っている不二子を捜索して合流する」という共通の目的を達成するために結成された可憐GUY’Sだったが、兵部のあまりのやんちゃっぷりに皆本と賢木が反発、早くもコンビ解散の危機に直面。しかし、日々兵部のやんちゃに晒されている真木は、兵部のやんちゃの裏に隠れた真意を汲み取り、バベルの面々を救助するために行動を開始したのであった。何て出来る部下なんだ。真木×兵部に人気があるのも頷ける。

 一方、不二子ちゃんは未だおしっこを我慢しており、おしっこ我慢萌え属性というニッチなフェチの人気を獲得することに成功した。続く。

 この回を読んで連想したのが、「エスパー魔美」で寝ている時にトイレに行きたくなったけどトイレに行くのが怖い魔美が、膀胱の中身だけを高畑さんに部分テレポートしたエピソードでした。みんなもそうだよね?
 不二子もテレポートが使えるんだから、こういうえげつない技で相手を陥れることができるんじゃないか? というか、普通に膀胱(および直腸)の中身だけ外にテレポートするとか、膀胱(および直腸)の中身以外をテレポートして結果的に排泄と同じことをしたりとかできないものなのか? とか思ったのですが、次回のエピソードでは彼女が「テレポートしたら出ちゃう!」と言ってたので、この世界におけるテレポートという能力は便意に負けてしまうくらいに繊細かつ集中力を要するものであり、「エスパー魔美」のような大胆なことはできない、という解釈をすることにしていきたい所存です。
 というか、「エスパー魔美」の場合も、わざわざ高畑さんの手を煩わせなくても、素直に膀胱の中身を直接トイレにテレポートすれば良かったんじゃないかと常々思っているのですが。どうでしょう(常々?)。

 あとは、何だかんだ言っても兵部の体面を保ちつつ、不二子や皆本を救出したいという兵部の真意(たぶん)を汲み取った行動を起こした真木のよくできた部下っぷりに感心しました。このエピソードの最萌えキャラは真木ですよパティさん。

ロスト・ガイズ #4 あらすじ

 アフリカの大自然を愛するあまり、雄ライオンに乗り移って雌ライオンを娶ったレオンさんが登場。ライオンをにとかマジ凄い。獣好き垂涎。こんなのを見ちゃうと、「獣っぽい女の子」程度の初音に迫られて困ってる明は、まだ獣フェチ的な意味で成長しなければならないと思う。

 そして解散の危機に直面していた可憐GUY’Sだったが、「皆本や賢木をからかいつつ水牛の群れを不二子と『黒い幽霊』の刺客の戦いに突っ込ませて混乱させる」という兵部の狙い通りの展開となり、結果的に不二子の救出に成功、彼女は漏らさずに済んだ。更に、賢木のピンチをさりげなく助ける芸当も披露したり、皆本と賢木の間に見にくいロリコン対女たらし論争を引き起こしたりと、ここぞとばかりに大活躍。今回はバカ話と思わせておいて、実は兵部大活躍イベント回だった模様。
 しかし最後は彼も皆本と賢木の見にくい争いに引きずり込まれ、飯食いつつ仲良くケンカしてオチ。可憐GUY’Sの解散はナシの方向になりそう。可憐GUY’Sの次回の漫談に期待します。おわり。

 レオンさんのアレっぷりは、下手に突っ込みを入れると、おしっこ我慢萌え属性よりも遙かに危険な属性に触れざるを得なくなるので回避します。レオンさんマジでレベル高杉。

 あと今回面白かったのは、ロスト・ガイズの第二話ではエスパーとノーマルの垣根を越えてお互いを信頼し合っていた皆本と賢木が、こと女の嗜好のことになると俄然対立しだして収拾が付かなくなったこと。人種の垣根は越えられても、フェチ属性の垣根はそうやすやすとは超えられないということなのでしょうか。「罪を憎んでフェチを憎まず」の境地に達するには、まだ二人は若すぎる様です。
 これは単に今回限りのギャグとして流されるのか、それとも今後の両者の禍根に発展していくのか。ここはある意味注目するべき点だと思いました。おわり。


可憐GUY’S結成記念・サンデー15号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 来月発売されるコミックス21巻には、初回限定でDVD付きのバージョンが発売されますが、Amazonの商品説明によればどうやらDVDの中身は中学生編OVAの予告で決定の様です。更に来週発売のサンデー17号ではOVA情報が開示されるとのことで、そちらの方も楽しみに待ちたい所存です。
 以上、ファンサイトとしての義務は果たしたので、以下はサンデー15号の「絶チル」感想を書きます。

ロスト・ガイズ(2) あらすじ:
 アフリカのど真ん中の大地で、皆本・賢木・兵部による「可憐GUY’S」が結成され、漫才を披露した。
 続く。

 前回の感想では「皆本が上半身裸+ネクタイ姿の姿態を晒してくれるとイイナ!」みたいなことを書きましたが、現実の「絶チル」ではそれどころではない露出っぷりを披露。皆本どころか賢木までもがパンツ一丁の姿になり、襲いかかってきた雌ライオン相手に死闘を繰り広げたり、ノーマルとエスパーの垣根を超えた二人の深い友情を確かめ合った上でイチャイチャしたりするという、こちらの期待を超えた展開を繰り広げて下さいました。
 今回のページ数はサプリメントや扉を除いて全16ページあるのですが、そのうち皆本と賢木がパンツ一丁な状態なのが12ページ(75%)、そうでないのが4ページ(25%)。七割五分が裸です。更に、裸ではないページも「上半身はYシャツを羽織っているだけで胸筋や腹筋は丸見え」という状態なので、事実上最初から最後まで全編で通したと行っても過言ではないでしょう。

 かの安永航一郎先生は、ギャグの描き方として「とりあえず脱ぐ。後はそれから考える」と述べたそうですが、今回のエピソードの面白さの源泉もその「とりあえず脱ぐ」にあるのではないかと思いました。
 今回、中盤で皆本と賢木が「不二子が兵部と通じて『黒い幽霊』の情報を得ていた」ことについての是非をシリアスに論じているシーンがあるのですが、そんな話をしている彼らの格好はです。そのギャップが、この何とも言えない独特の雰囲気を醸し出していると思います。
 また序盤のライオンとの格闘シーンでも、本来であれば殺伐とした絵になりそうなところを、で奇声を発する賢木のアレっぷりが中和しているのは間違いないでしょう。少年マンガにおける男性キャラの裸には、やはり侮れない表現力があると感じました。性的な意味では決してなく。

 更に、後半になると兵部まで登場、半裸で必死にサバイバルしている二人をからかって遊ぶという、実に彼らしい性格の悪さを発揮してます。
 パンドラの子ども達を普通の学校に通わせたり、フェザー絡みでは不二子と協力して事を進めようとするなど、ここのところちょっと性格が丸くなったんじゃないのおじいちゃん? みたいな一面を見せていた彼ですけど、皆本が相手になると、何か心底楽しそうにイタズラしてますよね。やはり兵部はこうでなければいけません。兵部には皆本が必要なんですよやっぱり。こっちはンもう色々な意味で。

 そしてそんな可憐GUY’S祭りのアオリを食らって今回は1ページしか登場できなかった不二子ちゃんですけど、さすがに次回は彼女にもフォーカスが当たるんじゃないかと思います。ピンチの不二子に助けが来るのが先か、それともトイレを我慢しすぎて(以下略)。おばあちゃん頑張れ。


スポンサーリンク
1 31 32 33 34 35 36 37 51