女装には男も女もないサンデー12号出雲感想
國崎出雲の事情
鳴神編終了。個人的な予想では、「紗英は出雲が男だと知りながら、その女形姿があまりに自分の理想のプリンセス通りだったので、性別の垣根を乗り越えて出雲に恋してしまう」形になるのかなと思っていたのですが、実際には「出雲の性別が実は女だと誤解してしまい、そのまま出雲に恋してしまう」という展開になりました。非ギャグマンガでいきなり性の垣根を飛び越えてしまうのは、いかな女装万歳マンガといえども少年マンガとしてはまだちょっとオルタナティブ過ぎるのでしょうか。登場キャラが「おちんちんランド開園です!
」とか平気で言って容易に垣根を乗り越えちゃう井上和郎先生のマンガとは違うということか(違います)。
ただ、何にしろ紗英は出雲の歌舞伎役者としての心意気に惚れ込んだことは事実。彼が「出雲は本当はちんこついてる男子である」ことを知ってしまう時こそ、彼の出雲への本当の愛が試される時であると言えましょう。このマンガは多分こういう楽しみ方を許容してくれるマンガだと思ってます。多分自分の一方的な思い込みですが。
ちなみに「鳴神」という演目には、本当に鳴神上人が雲絶間姫のおっぱいを触って「これが乳かー!」とか感動して叫び出すシーンがあるらしいです。この演目が初めて上演されたのは260年くらい前の江戸時代なのですが、その頃からおっぱいは最強だった訳ですよ。おっぱい凄い(結論)。