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サンデー8号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 精神的な余裕が戻って来たので、遅ればせながら先週と今週の「絶チル」の感想を書きました。
 マンガの感想書いてると心が癒されますね。感想ヒーリング。

 キャットウォーカー(1) あらすじ:そんなアレで、チルドレンのトリプルブーストを受けて洗脳の解けたパティ達があまりに残念なことになっていることを危惧した「黒い幽霊」は、トリプルブーストを解析するための餌となるナイに対しては「洗脳が解けて残念なことになる前に自爆する」仕掛けを施していたのであった。なんてひどいことを。そんなオタクが嫌いなのか。

 今回の「黒い幽霊」の行動は、ユーリがナイに対して情が移っていることを見越した上での自爆処置っぽさを臭わせてますね。ナイを使ってユーリの「忠誠」を試す意図を感じます。ブースト解析用レアメタルのペンダントも脚が生えて自走して勝手に薫にとりつくという地味に気味の悪い仕様と併せ、ここまでわかりやすく邪悪なことをされるとグッと来ます(マゾ)。
 ユーリとナイの関係の深化の描写は、本編よりはむしろ「サプリメント」の方で取り上げられていた印象が強いです。悠理が用意した猫用の小窓を通り抜けようとしてパンツ見せながらもんどり打つナイとか可愛かったですよね。そりゃユーリも情が移るというものですよ。オレがユーリなら萌えてる。

 ただ個人的には、ナイはもし仮に無事洗脳が解けたとしても、いわゆるパティみたいに残念なことにはならず、なんか普通に異性同性動物に関わらずモテて社会性を回復できそうなポテンシャルを持ってる感じがします。いやまあ、「黒い幽霊」にとっての残念なこととは、決してオタク趣味に目覚めることではなくて、超能力者が道具ではなく人間として生きる気力を得ることであることは把握していますが。
 むしろ、ユーリがナイに対して百合姫ワイルドローズ的な感情を抱いてドギマギしてしまう方のが個人的には萌えるので、ぜひその方向性を検討して頂きたい所存です。誰かに。

 そういやユーリに対してトリブルブーストをしかけたら、何が起こるんでしょうか。分裂していた人格が融合するとか、逆にフェザーが顕在化するとかあるんでしょうか。


サンデー7号絶チル感想

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 謎の転校生(8) あらすじ:フェザーの「事前介入」によって、カガリが超能力を使ったことでトラブルが発生して色々禍根が巻き起こるという「未来」を回避。パティはカガリ×東野を妄想して鼻血を垂らすが、個人的にはむしろ警官のコスプレをしつつ皆本の頭を嬉しそうに小突いている賢木の姿を観て鼻血を垂らして欲しかったところ。

 炎を操る超能力者は超能力バトルマンガとかゲームとかだと大抵主役級なので、カガリも出るマンガを間違えさえしなければ序盤の妄想バトル的な大活躍をして女の子(ただし趣味はパティと一緒)からモテモテになったりすることもあったのかも知れませんが、既に出るマンガを間違えているのでその辺はご愁傷さまです。

 ストーリーとしては、無頼を気取っていたカガリが「超能力を持っておらずケンカも強くないのにも関わらず、友達を守るために不良に立ち向かう」東野の姿を見て、本当の強さとは何たるかを知る――という形。これはかつての「ガール・フレンズ」編で、葵や紫穂のボーイフレンドがバベルの武装チーム相手に果敢に立ち向かった姿を見た薫が感銘を受けたエピソードと、基本的な構造は一緒ですね。
 薫にとっては、かつて自分が知った「本当の強さ」を、同じようなプロセスを経てカガリが知ることに至ったこと、そして東野が「本当の強さ」を持ち合わせる男の子だったことが嬉しかったんでしょう。「あんたたち…大好き!!」のコマを見て、そんなことを感じました。いい話だ。

 そして、そんなカガリと東野の綺麗な関係も、パティのフィルタを通して見るとカガリ×東野になってしまう訳ですよ。まあ自分も「この二人の関係は東野×カガリではなくカガリ×東野だよな」とか瞬間的に思ってしまったのでアレなのですが。仮にもチームメイトであるカガリをも掛け算の対象にしてしまうパティは、「残念」呼ばわりされるのも致し方ないのかも知れません。

 最期のヤクザ映画のパロディみたいな兵部の落とし前シーンは、「そういや椎名先生はヤクザ映画も好きだったんだっけ」とか思いました。兵部はこういう悪戯させるとホントに伸び伸びしているように見えます。冒頭のサプリメントの連絡網で長電話しかり。


連載200回達成記念・サンデー2010年6号絶チル感想(ただし一週遅れ)

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 連載200回到達、およびOVA発売決定おめでとうございます!(一週間遅れ挨拶)

 にしてもOVAの制作決定の発表は(昨年末から噂は流れていたとはいえ)ちょっとビックリです。アニメ版絶チルサイトに掲載されていた平野綾さんの「絶チルはまだまだ終わりません!」というコメントが真実になる日がまさか本当に来るとは。アニメ版のDVDやCDを購入したり携帯サイトに登録したりしてアニメ版を支えて来た、熱心なファンの皆さんの尽力が実った形だと思います。
 今回は基本的にはオリジナルストーリーだそうですが、伝説のテレ東規制のないOVAなので、やはりそういう描写が原作レベルかそれ以上に踏み込んだものになることを期待していきたいです。具体的にはパンツ解禁。多分チルドレンやナオミちゃんのスカートを不自然な形でローアングル視点から頻繁に描写したり、皆本のズボンが不自然な形で頻繁にずり落ちたりしたりすることになると思います。楽しみですね

 あと、Webサンデーでは現在、豪華なプレゼントが当たる「絶チル度クイズ」をやってますね。自分は勿論余裕で全問正解し、プレゼントに応募してきたところです。全問正解するまでに2回やり直したのは秘密。
 以下、サンデー6号の感想。

 今回の「絶チル」の内容を要約すると、「カガリ×悠理になるかと思ったら、東野×カガリになりそうでござるの巻」ということになるのではないのでしょうか。
 前回までのストーリーでは、カガリが不良少年を(超能力を使って)余裕でKO、悠理とのフラグが立つ→でも超能力を使ったカドでいざこざが発生してパンドラチームが撤退、というファントムの筋書き通りの展開になる可能性が高かったのですが、薫たちがこのケンカに介入してカガリと即興漫才を始めたことで状況が変化、最終的にはノーマル中学生男子代表の東野が出てきてこの場が治まりそうな雰囲気にまで変化しました。
 更に東野はカガリに向かって「お前がケンカすると面倒なことになるから手は出すな(要約)」と理性的な対処を諭す余裕も見せたので、おそらくこの一件でカガリは東野に対して一目置くようになるのではないかと思われます。もしかしたら友情とかも芽生えるかも知れません。このシーンだけで、東野×カガリ妄想をするには十分なネタが提供されたと見るべきでしょう(誰に?)。

 そしてもう一方の話の軸はフェザー×皆本。今回のエピソードでは、皆本に対して「カガリ達のケンカには介入するな(要約)」とお願いしに来つつ、要所要所で皆本を誘惑して篭絡しにかかってるところが大変にエロくて良かったです。
 彼女、体のパーツはあくまでいつもの「悠理」なんですけど、態度や細かい仕草の違いでファントムやミラージュが入っている時とは違う雰囲気を醸しているところが表現として上手いなあと感心。皆本にマウントを取られた直後に赤面して視線を逸らす動作なんかはもうもの凄い高等テクニックであり、「フェザー」がそういう意味においても大人であることを伺わせることに成功していると思いました。

 そのフェザーの正体については、おそらくは(皆本が薫を撃ち殺してしまう)「未来」から来て、その未来を変えようとする意志を持った何者かの精神? みたいな? というところでよろしいんでしょうか。「ミナモトが好き」「ずっと前からあなたを知ってる」という台詞からするとキャリーが関わっているのかなという気もしますが、今のところはまだ詳細不明。
 まあ「フェザー」の謎が明かされる時はこの漫画が終わる時かも知れないので、お楽しみはまだ先に取っておいた方がいいですよね(小心者的な意見)。しばらくは、フェザーのエロスな攻撃に翻弄される皆本の姿を楽しみたい所存です。


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