皆本は既に覗かれないと燃えない体質になっていたサンデー7号「絶チル」感想
オレも悠理くらいの歳の女の子から「お父様」って言われてみTai!(挨拶)
もう今日はサンデー8号の発売日ですが、サンデー7号の感想書きます。
今回から始まった「パンドラリターンズ」編。前回のお見合い編はドタバタっぷりを演出するためだけに出てきた感のあるパンドラの面々ですが、今回は彼らとバベルがマジメにやり合う展開になりそう。
とりあえず今回のエピソードでは紫穂+賢木のサイコメトラーコンビ対マッスル+パティの「ゲイとやおいは違うよ! 全然違うよ!」コンビが対戦するようなのですが、賢木がマッスルの脳内の皆本好きっぷりをメトったり、紫穂がパティの脳内の兵部×皆本っぷりをメトっちゃったりした時のことを考えると、どう考えても紫穂賢木組の方が不利なのではないかと思われます。
いや紫穂は大丈夫か。紫穂なら更に黒い妄想(例:賢木×皆本)をパティに吹き込み、彼女に鼻血出させて戦闘不能にさせることも可能か。いやもう賢木は本当に皆本のことが好きですからね。アニメ版を観てると「気持ちは判るが、少しは自重しろ
」って思っちゃいますからね。何の話だ(まったくです)。
で、その賢木と、あと不二子にコードネームがついて皆本が自由に彼らを「使える」ようになったことは、事実上皆本がバベルの全てのエスパーを指揮することが可能になったとも言える訳で、バベルとパンドラの争いはますます皆本対兵部の対決の様相を呈してきそうな予感。中学生編は対ミラージュ戦がメインになるかと予想していましたが、ここに来てパンドラ絡みも重みが増して来ました。
パンドラがこれまで以上に薫達にアプローチをかけて来るようになると、悠理ミラージュも動いてくるでしょうし、今後は更にバトル的な展開が増えていくのかも知れないなと思いました。
あと、今回のサプリメントでは悠理がアレで「お父様」なナニなことを暗にバラすようなことしてましたが、本来はまだなじみのない読者のために作品への理解を助ける番外編であるはずだったサプリメントは、今ではすっかり本編と密接に関連しているというか、「本編でエピソードを裂く余裕はないけど、本編で使うネタとして事前に仕込んでおきたい
」時のための場所として、積極的に活用されているように思えます。パティがパンドラのメンバーとしてなじんでいく過程なんかは、まさにそんな感じでした。
こういう形で「作品内作品」を積極的に使うマンガってあまり例がない様な気がしますが、その辺どうなんだろう。
でもこれって、読者としては面白いので一向に構わないのですが、作者にとってはもの凄く負担になってるんじゃないかという気が。おつかれさまです椎名先生。