黒巻さんも腐女子とかギアスとかSEEDとか普通に知ってるんかと思ったサンデー41号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 この前発売されたDS版絶チルに出てくる「第四のチルドレン」ことドリーですが、コナミのサイトに掲載されているラフ画をよーく見ると「インド」っぽい文字列が書かれているので、彼女の出身はインドとかその辺なのかも知れません。 『「ドリー」は、名前からお察しの通り、遺伝子操作がどうとかそういう境遇の子』『<先進国の超度7、ただし旧植民地支配地域の出身>という設定』という彼女のバックグラウンドは非常に意味深長なものを感じさせますが、その辺はともかくとりあえず褐色美少女ってステキですよね(色々とだいなし)。
 チルドレンと同世代の褐色少女キャラが出て来るのは、西エイジアで兵部がテロ組織相手にやんちゃをしでかした「荒野のエスパー」編に出てきた薫のそっくりさん以来じゃないかと思います。ドリーそのものが本編に出てくることはないでしょうけど、今後もたまには褐色美少女が登場するエピソードも見てみたいところです。
 というか、そんなに椎名褐色美少女が見たければそもそもドリーが出てくるゲーム版をやれという話なのであり、自分もプレイしてみたいんですけど、今はお小遣いがちょっと…(子どもか?)。

 そして今週のサンデーの話なのですが、もう今回は「エンディングが見えたー!!」に尽きます。女子との間にフラグが立ったと思ったら即エンディングに直行する妄想を抱いてしまいがちな男子的な発想のバカバカしさを、「神知る」の決め台詞とシンクロさせてパロディとして表現したのは流石です。こうやってみると「エンディングが見えた」って応用が利く言葉ですね。自分も、今後の人生の重要な局面で使っていきたいと思います。
 そしてクラスメート男子にそういう勘違いを誘発したメカ薫(というかティム)のツンデレ演技も見事です。本人は無関心への表明をしただけだったのに、その台詞が現代日本ではあまりに「ツンデレ」カテゴリに類型化されてしまうものだったばかりに誤解を生んでしまう挙動をごく自然に実行することができてしまう、ティムの天然のトラブルメーカーっぷりはあなどれないものがあります。
 もし今後彼の操る影チルがレギュラー化することがあったら、薫達のクラスはさぞかしチルドレンを中心に典型的な学園ラブコメディが繰り広げられる楽しいクラスになること間違いなし。通いたいです。

 彼らがレギュラー化することになる唯一の弊害は、絶対可憐チルドレンの「ソリッドな秋葉系でない、背骨の通った美少女SFコメディー」という本来の方針が揺らいでしまうことくらいでしょうか。というか既に若干揺らいでいる気もしないでもないですが、肝心の「背骨の通った美少女SFコメディー」の要素は今週の話でもバレットやティムが今回の任務に対して意気込む理由が提示されるシーンや、それを知った薫の反応にちゃんと現れていますので、このマンガはまだ大丈夫だと信じてます。

 あと今週は、悠理が如何にも影チルの正体を見透かしているかのような台詞を言ってるコマの、何とも小悪魔っぽい挑戦的な笑顔が良かったです。早く彼女の化けの皮が剥がれたところを見てみたい(歪)。

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今週のトラウマイスタのスジャータさんは使える!サンデー41号感想

神のみぞ知るセカイ

 春日主将攻略編終了。「何かをギセイにして手に入れたものは、結局何かが欠けている。もっと大きな強さを追うべきだ」という極めて求道的な理論によって導かれた結論が、「強い」と「カワイイ」を兼ね備えた武道家路線を追い求めることだったというのが、何かこうこのマンガらしいです。彼女ならきっと、「カッコイイよりもカワイイの方が強い」という「あずまんが大王」における榊さん理論を超えられる日が来ると信じてます。
 そして次回はついにエルシィの姉が登場する模様。エルシィの話によれば確か相当悪魔として優秀だということらしいのですが、でもやっぱりエルシィの姉なので油断できないと思われます。

 あと今回主将が来てた服はエルシィの羽衣から生成されたとのことなので、駆け魂が抜けた後の主将ってもしかして全裸なのでしょうか? シーツを羽織っただけの全裸の女性を夜の公園に放置? 脱げば脱ぐ程強くなる裸神活殺拳的には、今の主将は最強の状態?

お茶にごす。

 「『優しさ』とは何か」を追求している現在のエピソードは、この作品のテーマ的には極めて重要なものなのではないかと思いながら読んでます。
 今回の話はつまり、単に場の空気を読んでそれに従うのではなく、己の成したいことを率先して成し、己の成すべきことができる空気を自ら作り上げることが肝要であると理解しました。昔読んだ「お嬢さまことば速修講座」にも『自分が自信を持ってお嬢様然として振る舞うことで、相手も自分を「お嬢様」に相応しい態度で接するようになる』という心構えが説かれていましたが、それに通じるものを感じます。

 それはそうと姉崎部長はホント優しくて美しくて素晴らしい女性だと思いますし、もし自分にがいたら「奈緒美さん、ぜひウチの孫の嫁に」と推薦したくなるくらいなのですが、いまだGoogleで「姉崎奈緒美は俺の嫁」と検索してもマイナーな二次元嫁を挙げるスレのログにしか引っかからないのは正直どうかと思うので、みんなもっと理想の二次元嫁を探すセンスを磨くべきだと思います。

ハヤテのごとく!

 マリアさんがハヤテに対してお姉さんぶろうとして空回りする回。ハヤテに対して威厳を示すことには失敗したというか歯牙にもかからなかったものの、結果的に氷の微笑みでストーカー神父を撃破できたので、ストーリー的には辻褄が合った形になってます。さすがですマリアさん。

 個人的には、最後のページの「いつか私にもそんな人ができて…こんな風に一緒に…」の部分がちょっと気になりました。「いつか私にもそんな人が」ということは、今隣で歩いているハヤテはそんな人じゃないと認識していることになります。
 あとついでに言えば、ハヤテはマリアさんに対して憧憬の念を抱いているという設定があったと思っていたのですが、今回あんまりそういう方向のハヤテのモノローグが出てこなかったことを考えると、ハヤテ×マリアのカップリングが成立する線は現段階ではほとんどないと思った方がいいんでしょうか。ヒナギクの妄想を除いて。

金剛番長

 渋谷・大田・世田谷の番長を壊滅させたマシン番長も、「金剛番長」の真のヒロイン・月美ちゃん(幼女)には勝てなかったの回。
 マンガの中では、マシン番長が月美のことを「Dr.月奈」と認識して呼称していたので、月美と月奈の間には何らかの血縁的な繋がりがあり、それ故にマシン番長は月美の言葉を自分を作った人間の命令と見なして従っているのではないか? という推測は容易に成り立つ訳なのですが、しかしそれよりは「純真無垢な月美ちゃんは、機械の心をも揺り動かしてしまうパワーを秘めているのだ!」と解釈した方が面白いので、マシン番長は月美ちゃんと出会ってロリに目覚めたことにして行きたいです。
 「感情を持たない冷徹なロボットが純粋な少女に出会って愛を知る」系のシチュエーションは、個人的な萌えシチュエーションでは相当な上位に属します。「金剛番長」で一番強いのは間違いなく月美ちゃんです。

月光条例

 エンゲキブの致命的な勘違いに頑張って話を合わせようとする「シンデレラ」の中の人達は大変だなあという話でした。
 このマンガ、月光が現実世界に介入してきたおとぎばなしを排除する役目である一方、一方のエンゲキブはおとぎばなしに介入してドタバタを引き起こす役目になっているのね。

ハイド&クローサー

 「ルサンチマン」という呪具の名前が既に猛烈に怖いですが、「何万年もの間、世界中の人間の怨恨を増幅し続けて大きくなった」という設定も怖いです。あと、「窓辺の男」は何かこう存在自体が怖いです。なんであの人、あんなに湯気が立ってて熱そうな紅茶をいとも簡単にクィッと飲めるの?(←突っ込むところはそこじゃない)

魔王

 安藤、犬養の前についに倒れるの回。犬養に「女子高生最高ー! 巨乳大好きー!」と叫ばせることで犬養の威信を削ぐ計画だったようなのですが、しかし犬養はイケメンであり、イケメンは何を言ってもいい方に取られるという世界の法則を考えると、逆に「犬養さんステキー! もいでー! 私のチチをもいでー!」みたいな感じでモテてしまう、パルコ=フォルゴレ化現象を引き起こしかねないと思います。ここはむしろ「アンダーソングループ最高ー! お金大好きー!」と叫ばせ、彼の政治信条を揺るがす攻撃をするべきだったのではないのでしょうか。
 あるいは、あくまで犬養キモメン化の方向を突き詰めるのであれば、「空から降ってきた人間じゃない女の子最高ー! ラムちゃん大好きー!」くらい突き抜けた方が良かったかも知れません。空から降ってきた人間じゃない女の子さいこう! それがオレ達の理想!

 結果的に一歩及ばなかったとはいえ、何にしろ安藤はよく戦いました。ホントこのマンガは面白いです。次回で第一章は終わるそうなのですが、第二章はあるのでしょうか。

トウテツの番人

 読み切り。「ハルノクニ」の作画を担当した中道裕大氏がサンデー本誌に帰ってきました。
 読み切りアクションマンガとしての完成度は極めて高く、一気に読んで「ああ面白かったー」と言うことができる、エンターテイメントとしてよくできたお話だったと思います。次回作も期待。

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アニメ版「ぜったい!チルチル」の出来の良さは異常だと思ったサンデー40号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 先週行われたアニメロサマーライブに登場した可憐Girl’sですが、参加した知人の話によれば大好評だったみたいです。いやもう何か、会場にいた1万人以上のお兄ちゃんやお姉ちゃん達がロリに目覚めてしまうくらいの勢いだったとか。
 可憐Girl’sがアニサマに出ると聞いてからというもの、自分の脳内では「大勢のお兄ちゃん達の迫力に怯えながらも泣くのをこらえて一生懸命頑張る可憐Girl’s」の姿を想像していたのですが(バカ)、現実の彼女たちはそれを遙かに超えるパフォーマンスを披露してくれたようですね。良かったです。

 以下は今週のサンデーの話。
 今回、久しぶりにバレットとテイムが登場。かつては「黒い幽霊」の手先として登場、「黒い幽霊」のエスパーに対する憎悪の象徴となってザ・チルドレンと敵対し、文字通り命がけの死闘を繰り広げた彼らでしたが、洗脳を解かれてバベルに保護されてからは「オタクやってられるのは社会が平和だから。よってオタクは平和の象徴」という不二子ちゃん(というか作者)の思想に基づいた形でアニメに目覚めてしまい、今では作品世界で毎週深夜28時に放送されている「魔法メイド少女 ぜったい!チルチル」に夢中なアニオタにクラスチェンジしてしまいました。
 この二人は今や「黒い幽霊」のバレットとティムではなく、「チルチルは俺の嫁」と「『チルチルは俺の嫁』は俺の嫁」になのです。いやティムの方は本当かどうか知らないですが、何か頭の中に乙女回路ならぬ腐女子回路が形成されている今の椎名先生なら、この二人の関係をそういう方向に振ってもおかしくないと思います(おかしいです)。

 今回はそんな背景を持つ少年コンビの復帰戦であり、「未来も過去も人とのつながりと愛が救う」という極めて深遠なテーマが内包されているエピソードなはずなのですが、やってることが「チルドレンのコピーロボットにメイド服着せてメイド喫茶ごっこをやる」だったり、「歪んだ女学生像から生み出されたために明らかに脳がおかしな人にしか見えないチルドレン」だったりするところが、何というか椎名高志先生のマンガはやっぱりこれだから面白いんだよなあと思いました。彼らが背負っている重い十字架の重さと、お花畑全開な影チルの挙動のギャップがたまりません。

 椎名先生のブログによれば次回の話は作るのに相当苦労したみたいですけど、「古いオモチャの画像が復活のきっかけだった」と述べているので、オモチャ絡みのエピソードになったりするのでしょうか。ティムは椎名先生の年代の男性における「オモチャが好き子供時代の精神」を具現化したようなところがあるキャラだと思っているので、次回はどんな話になっているのか期待しておきます。

 あと今回では、自分のおっぱいの大きさという現実を影チルロボによって突きつけられた葵と、それに対して冷静に突っ込みを入れる紫穂+紫穂ロボが可愛くて良かったです。
 葵はいつまでもおっぱいの大きさを気にする、おっぱいの小さな子のままでいて!(ひどい)

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