サンデーVSマガジン=平野綾VSほしのあき サンデー43号感想

神のみぞ知るセカイ

 この前池袋のとらのあなに行ったら、「神のみぞ知るセカイ」1巻の重版が置かれていました。随分長いこと品切れしていた気がしますが、また書店に出回り始めたようで何よりです。とらのあなは品切れ中もずっと「神知る」のポスターを貼っていたので、このマンガにはかなり期待をかけているのかも知れませんね。
 2巻が10月に出るそうですけど、今度はこれまでのような長期にわたる品切れが起こらないことを期待します。むしろ、ンもう本が余りまくって本屋さんが困っちゃうくらい流通在庫が発生するといいな! と思いました(それもどうか)。

 話の方は、新悪魔キャラ・ハクアが登場。新悪魔キャラが出るというのでてっきりエルシィの姉が出てくるのかなと思っていたのですが、まだ姉は温存するみたいですね。というかエルシィ姉は悪魔社会内でも相当の実力者であるようなので、登場する際はラスボスクラスの待遇を受けることは確実でしょう。なので、エルシィ姉が出てきたらこのマンガもそろそろなのかと覚悟を決めた方がいいのかも知れません(それもどうか)。
 ハクアは「学生時代は優秀だったけど、社会に出たら壁にぶつかってメゲてるけど、というか今まさに自分の失敗のフォローをしてる真っ最中なんだけど、意地っ張りなので友達に弱みを見せられない」キャラであることが、今回の話を読んだだけで把握できました。判りやすくていいキャラだと思います。あとおっぱいが小さいのもいいです。
 また今回は悪魔にとって「駆け魂」を捕まえた数がそのまま評定に繋がることも提示されたので、今回はエルシィが捕まえようとする駆け魂をハクアが奪取しようと邪魔するような展開になるのかも。悪魔の世界も完全成果主義で回ってるみたいで、色々と大変ですね。うっかり地獄にも行けません。

結界師

 今回は色々と悩んだ良守が蒼士と「約束」を交わしてダチになるの巻なんですけど、それ以上に良守が蒼士と仲良くなろうとすることに必死で反対する閃ちゃんがかわいい回でした。
 蒼士に対して一方的に敵意を抱いている閃としては、良守が蒼士と仲良くしようとすること自体が許せないんですよね。わかります。要するに嫉妬?(ちがう)

ハヤテのごとく!

 「大人の恋の行方はどっちだ!?」と言われても、雪路先生も薫先生も性的な意味以外の要素は明らかに大人じゃないので、この二人の行く末を「大人の恋」と表現することにはやや抵抗があるのですが、社会的にはこんな人達も大人に分類されるので仕方ないよなと思いました(感想)。トイカメラについてナギに悠々とレクチャーするハヤテの方が遙かに態度が大人なのがアレです。

 あと今回は男の甲斐性っぷりを「海外に女の子を連れて行けるかどうか」で描いていますが、こういう価値観って何だかバブル時代を彷彿とさせます。あの頃はみんなこんな理由で金を簡単に消費するのが肯定されてた時代だったんだよなあ、と思うと感慨深いです。
 要するに、現実社会はもうそういう男はマンガの中にしかいないので、雪路先生はオタクの小金持ちであるところの薫先生で妥協するべきなのではないのでしょうか。大人の恋は妥協しないと成就しないものなんですよ(いやだなあ)。

お茶にごす。

 副部長が言うところの茶道のホニャララの部分は、茶道の道を極めて悟りを得ないと見えて来ないものなので凄さが判ってもらえないのですが、でも茶道に使う道具の金額は誰にでも見えるので「凄さ」を誰にでも納得してもらえるという、深いんだか浅いんだか、人間の真理に迫っているんだかただ単にみんな浅ましいだけなのか、判断が難しい話でした。でも面白かったです。
 あと副部長が山田にまんまと丸め込まれるうかつなキャラだと判ったのが収穫でした。もっと腹黒いキャラかと思ってました(ひどい)。

オニデレ

 「だだだだめぇまだ早いよぉ!!
 (*ノωノ)

 このマンガではサヤのデレっぷりが既に生死の領域にまで達していること、およびサヤのデレ顔がどんどんエロくなっていることはもはや当たり前になりつつあるので、あえて今回はミヅキが服の上からサヤのブラジャーのホックを外して抜き取る技を会得していたことを指摘しておきたいです。
 こんな技を持ってる少年マンガのキャラは「みつどもえ」の千葉だけだと思ってましたが、意外なところから高速片手ブラホックはずし戦線に伏兵が表れた格好です。こんなところに変態が!

 あとはモモが、パンチラならぬ絶対領域チラアクションをしてくれたのにグッと来ました。新鮮だ。

フジミ注意報!!

 読み切り。『少々倫理感に欠いた天才科学者の父が、実の娘を実験台に色々なことをしちゃって騒動に!』っていうパターンのスラップスティックコメディーマンガは、個人的には「レモンピープル」や「漫画ホットミルク」といった往年の美少女マンガ雑誌で何度か読んだ記憶があります。1980年代後半くらい?(古いな)
 そういうおっさん臭いバックグラウンドを持つ私個人としては、このマンガは当時の感覚を思い出しながら楽しく読むことができました。絵柄がなんかソレっぽい雰囲気を醸してるところもグッと来ます。あれからもう20年も経つのか…嗚呼、何もかもなつかしい…(何だこの感想)

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