「巨人の星」の破滅の音ごっこをやったことがある人?(←挨拶) サンデー30号感想

MAJOR 2nd

 光を女子に寝取られた大吾が、ついに己の中の光に対する愛に目覚めて彼を取り返そうと男を磨く話でしたね(曲解)。
 というか、光君は明らかに佐倉さんを使って大吾の心理をコントロールし、大吾を自分の意のままに動かそうと画策してますよねこれ。なんて恐ろしい子…!

 あと今回はあの薫さんがスパッツ姿になるという、オッサン読者が大喜びしそうなサービスシーンがあったことは銘記しておかねばならないと思いました。勿論私はオッサンなので大喜びです。
 個人的には、速球を投げようとして四十肩を起こしたシーンの効果音が「ビキッ」ではなく「ピシッ」になってて、その直後に「破滅の音が〜!」と星飛雄馬っぽく言ってくれたらもっと良かったと思います(もはやアラ還ネタ)。

BE BLUES!

 ノアさんが龍にラフプレイを仕掛けたことで試合が荒れて来ましたが、それを観戦しているミルコさんが「スポーツ選手ってものは、もともと血の気が多いものでな…」と呟きつつウットリしてるカットが最高に素敵でした。これって、自分も血の気が多いって言ってるようなものですよね。

 ミルコさん、夏合宿でのBCDチームを率いた時も「Aチームからレギュラーを奪い取れ!」と煽ってましたし、元々血の気の多い連中を率いて戦うのが大好きなのかも知れません。かつて東欧の荒くれ者達を率いて戦った猛者、未だ衰えずといった感じが出ていて良かったです。
 最後のコマでノアがクイックリスタートで奇襲をかけた時も嬉しそうな表情をしてましたし、多分ミルコさんはノアのようなフィジカルに秀でてかつ狡猾、そして血の気が多いタイプの選手が大好きなんでしょう。

 なので、もし将来ミルコが日本代表監督になった時は、龍や桜庭と共にノアもそのチームの一員になってそうだなーと思いました。それまで連載が続くといいのですが。いやマジで。

tutti!

 頼城君のトランペットを核に吹奏楽部の演奏がまとまっていく描写をバックに、眼鏡の土井君が吹奏楽部に入るきっかけを描いたエピソード。彼が吹奏楽部を誘ったのはフルート担当の桜井さんでしたが、そこからも当時から吹奏楽部を事実上まとめているのは彼女であることが伺えます。これまでの彼女の演奏の描かれ方からして、そこそこ腕前も良さそうな感じがします。
 桜井さんだったら、おそらく正統派のオーケストラ部に行ってもそこそこ演っていけそうな感じがしてならないのですが、それでも彼女があえてインディペンデントな吹奏楽部に所属しているのには、きっと何か深い訳というか、オケ部に対する深い闇が存在しているに違いない! と個人的に確信しました(決めつけ)。

 彼女の闇が明らかになる時は来るのか。それとも、そもそも彼女に闇なんてなく、単に頼城君とは違うベクトルの音楽バカなだけなのか。

 そんな感じで勝手に謎を増やして楽しんでます。いいマンガだと思います。

BIRDMEN

 電子書籍版を発売して下さり、本当にありがとうございました。
 速攻で買ってkindleで読んでます! 本棚に本を置く場所が無いのでマジで助かります!(私信)

 今回はヒーローの本場アメリカの鳥男・アーサーが派手に登場したおかげで、これまで日本でひっそりやって来た烏丸が頭を抱える展開がメインでしたが、鷺沢が本格的に「能力」に目覚めたり、仲間を欲しがってるアーサーに「一緒に世界を変えてみないか?」と囁く声が近付いてきたりと、物語が新たな方向に動き出したことを感じさせる回でもありました。

 そんな中で個人的に一番グッと来たのは、やっぱり烏丸が鷹山に対して「一人だった時さびしいと思ってた? 今は違うだろ?」と、自分達が既に大切な仲間であることをナチュラルに語っていたところでした。
 前までの烏丸だったらこんなことを鷹山に言う時は絶対照れてしまっていたはずであり、そういった面からも烏丸の変化を窺い知ることができるなと思いました。この二人のコンビいいなあ。「絶チル」のパティさん的ではない意味においても。

リオンさん、迷惑です。

 マンガ的な表現における女子の面倒くさいところを全部突っ込んで煮詰めたようなロゼッタさんが素敵すぎてたまりませんでした。
 あそこまでしてしまったんだから、三雲は彼女を幸せにしてあげるべき。方法は知らないけど。

だがしかし

 サンデーの今号は「MAJOR 2nd」の薫のアラフォースパッツ姿が掲載された号であると共に、今回の「だがしかし」のサヤの可愛らしさを存分に楽しめる号であることも記録されるべきだと思いました。
 今回はそれ以上申し上げることはありません。コトヤマ先生ありがとうございました。

絶対可憐チルドレン

 かつて「黒い幽霊」に洗脳されていたパティさんが、洗脳から解き放たれて一般社会で再び生活できるまでの社会性を獲得できたのは、彼女がいわゆる腐女子となったからであるというのが公式な設定なので、今回のように兵部×松風な展開を目の前でされたおかげで妄想が爆発、そのおかげで「黒い幽霊」の暗示から復活できてしまった、という異常な展開も合法になります。
 つまり公式が病気

 なお兵部×松風のカップリングについては、現段階では松風君がヘタレ気味なのでどうしても兵部の鬼畜攻め的な展開にせざるを得ないイメージが強いのですが、もし松風の正体が本当に「黒い幽霊」の仕込みを受けたキャラだったりしたら、本性を表した彼が誘い受けから逆襲して攻守交代する展開にもつれ込める可能性もあるのではないかと思いました(思うな)。

だがしかし(2) (少年サンデーコミックス)
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ほたるさんがいないとサヤとココノツがラブコメし始めるのでがんばれほたるさんと思いました

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