最近の椎名先生関連のネットの話題を今更拾うテスト

 ネットというか、「ゴルゴ31」さんで紹介されていた記事に対してなのですが。
 ゴルゴさん「ハヤテ」デビューおめでとうございます(遅い)。

椎名先生は本当に久米田先生が大好きだな – 明日はきっと。

 椎名先生がサンデーの目次で「漫画・映画・アニメの中で『これは格好いい!』と思った決めゼリフがあれば教えてください」という質問に対して、「絶望した!!」と答えたという件。
 個人的には、椎名先生と久米田先生の関係は、好きとか嫌いとかというより、むしろ盟友関係と言っても良いくらいの深い絆があるのではないかと思ってます。久米田先生の生前葬にも列席してましたしね。きっとプライベートでは、久米田先生は椎名先生のことをメープルピンピンと呼んで愛しんでいるのではないかと妄想してます。久米田絶望攻め(嫌)。

 あとこの記事と直接は関係ないのですが、今の小中学生くらいの若い久米田先生ファンになると、『昔久米田先生は週刊少年サンデーで連載をしていた』こと自体を知らない子がそろそろ出てきているんじゃないかと危惧してます。久米田先生は今ではもうすっかりマガジンの顔ですし。『絶望先生』の載ってないマガジンに絶望した! とかみんな絶対言ってますよね今週。

椎名高志『絶対可憐チルドレン』と『エスパー魔美』 – 藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記

 藤子不二雄ファンのkoikesanさんが、「絶チル」が如何に「エスパー魔美」をはじめとした藤子不二雄作品の影響を受けている作品であるのかを、とても丁寧に説明しているエントリ。コメントも含めてとても参考になります。
 椎名先生にとって藤子不二雄先生の作品はもはや「血肉」と言っても良いレベルにまでテイストが染み渡っており、椎名作品における藤子不二雄作品ネタを上げていくと、本気で暇(いとま)がなくなる程だと思ってます。また、「『絶対可憐チルドレン』は、そうした古典的とも言えるSF設定をベースにしながら、そのうえで21世紀を迎えた現在の少年マンガとして活きのよさや面白さを備えた作品です。」という記述には、とても共感させられました。

 なお、個人的に「椎名先生の藤子不二雄マンガの好きっぷり」の例で真っ先に浮かぶのは、リメイク版「のび太の恐竜」でタイムパトロールのリーム姐さんが出てこないと大人げない不満を漏らす、この椎名先生の姿です。
 「TPぼん」好きなオッサンはホントやっかいですね(他人事のように)。

2/18のGX編集者日記の有井氏のコメント

 サンデーで「絶対可憐チルドレン」の担当編集をされていた有井大志氏がサンデーGXに異動となり、その際にサンデーGXの編集者日記で以下のコメントを書かれていました:

GX日記

少年サンデーに異動した直後、『一番湯のカナタ』の連載を終えられた椎名先生の担当につき、短期集中、連載立ち上げ、アニメ化と色々な経験をさせていただきました。
短期連載を載せた直後、GXのK前編集長が「作品ごとGXに引き抜く」と仰られ、勧誘合戦になったのも今ではいい思い出です。
そして、異動を前にした最後の校了が表紙&巻頭カラー…… これ以上ない最高の形でサンデーとお別れできました。
椎名先生、ありがとうございます。

 「絶チル」の短期連載開始時、椎名先生は「少なくともワタシと担当はいい作品だと思ってます」と述べています。この「担当」が有井氏ですね。
 「絶チル」は(少なくとも当時の)少年マンガとしては異常な部類に入る作品だったのは間違いないところなのですが、それでもあえて「絶チル」を少年サンデー誌上で連載させるため、有井氏も当時は相当尽力なされたのではないかと想像します。それだけに、今の「絶チル」が連載作品として成功した姿に対して、深い感慨を抱いているのでしょう。
 これまでありがとうございました。新天地でのご活躍を期待します。

 そういえば「絶チル」の短期連載版が掲載されていた頃の2004年のサンデーって、

  • かってに改蔵」と「美鳥の日々」の二本柱が同時に連載終了
  • 改蔵」終了の際に、久米田先生が当時の編集長との確執を臭わせて話題に
  • その編集長が同じ年に現編集長と交代
  • この年に連載が始まった「東遊記」は、後に雷句先生の原稿紛失裁判での陳述書に「編集の過度の介入」の例として名前が挙がる運命に
  • 怪奇千万!十五郎

 とか、何かもう色々と大変だった記憶があります。
 そんな大変な年にサンデーで連載を始めた「ハヤテのごとく!」の畑先生とか超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

 おわります。

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