ゲッサン読んだ日記

 今ブログに「エル・パラシオ」って書くと検索ヒット数が上がると聞いて(挨拶)。

 「ゲッサン」こと月刊少年サンデー創刊号を購入しました。「あずまんが大王補習編」の掲載が大きな売りになっている創刊号ではありますが、作家陣は週刊少年サンデーやサンデー超増刊で活躍していて目に馴染みのある方の比率が多かったこともあり、個人的にはいつもサンデー読んでる時と同じ気分で読むことができました。
 ただ、ながいけん先生のマンガだけは、「モテモテ王国」と同じマインドセットで読むとあまりに違うので面食らいますが。

 今回、個人的に好きだったマンガとして、以下を挙げておきたいと思います。

「アサギロ」(ヒラマツ・ミノル)

 才能溢れる怖い者知らずな少年剣士の沖田と、「武士」という理不尽でシグルイな職業の悲哀を感じさせる村上の対比が非常に印象的。
 次回への引きも完璧で、ぜひ続きが読みたい気分になりました。

「忍びの国」(和田竜/板ノ睦)

 「主人公以外はみんな色々な意味で頭がおかしい」狂気溢れる世界観を、説得力を持って描けていると思いました。
 そういう意味において、非常に漫画らしい漫画。

「まねこい」(モリタイシ)

 恋愛に悩むうじうじしたダメな少年を描かせたら、モリタイシ先生はホントに上手いな! と再認識。
 次回以降、あのまねき猫をどう動かすのかが楽しみです。

「マコトの王者」(福井あしび)

 気鋭のルーキー対盤石のチャンピオン、というよくある構図かと思わせておいての番狂わせな演出が意表を突かれた。
 でも話の筋は極めて明確で絵にも迫力があり、わかりやすくて面白い漫画という印象。

「リンドバーグ」(アントシンク)

 「空への憧れ」とか「人間と非人間の心の交流」とか「異世界冒険アドベンチャー」とか、自分の心の琴線に触れるキーワードがふんだんに盛り込まれているので夢中にならざるを得ません。

「信長狂奏曲」(石井あゆみ)

 この漫画に漂っている、どことなく(良い意味で)すっとぼけた雰囲気が好きです。

 あとは、あだち充先生をここまでネタに出来るのはこの人と高橋留美子先生しかいないんじゃないかと思った島本和彦先生の「アオイホノオ」、でも『いつものような話です!』と言われると「確かにそうかも」と納得せざるを得ないあだち充先生の「QあんどA」、絵柄の変化以上に大阪のボケっぷりが往年の頃と比べて進化しててビビった「あずまんが大王補習編」は、期待通りの鉄壁な面白さでした。
 そしてながいけん先生の問題作「第三世界の長井」は、ながいけん先生はファーザーみたいなキャラだけではなく、スタイリッシュなキャラも描けるんだよ! というアピールには成功したと思います。最後のページで全てが台無しになってますが。

 そしてエロい意味で話題になっている「ここが噂のエル・パラシオ」ですが、基本的にはスタンダードな美少女わんさかコメディーですね。唯一特異なのは舞台が女子プロレスのジムであるということであり、それ故今後もプロレスチックな様々なアクロバティックな体位でのパンチラとか、「ランブルローズ」のHムーブ的なお色気アクションも期待していいんじゃないんでしょうか。
 かつて「ふぁいとの暁」で我々サンデー読者を(ショタ方面)でメロメロにしたあおやぎ孝夫先生の作品なので、期待してます。

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コメント

  1. […]  土曜日に書いた月刊少年サンデー感想記事の「エル・パラシオ」について、一つ大切なことを書き忘れていたので補足。 […]