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サンデーにマンガの鬼が帰ってきた!サンデー21+22号境界のRINNE感想

境界のRINNE

 休載していたあだち充先生に続き、高橋留美子先生がサンデーに復帰。長い間「あだち充も高橋留美子も降り立たぬ荒野に我々はいる」状態だったサンデーでしたが、これで通常状態に復帰したことになります。
 次にこういう状態になるのは何年後なんでしょうね(不謹慎)。

 それで新連載「境界のRINNE」なのですが、何というかこう「高橋留美子先生のマンガとしか表現できない独自の雰囲気が漂っているマンガだよなと思いました。「犬夜叉」の日常パート的な感じを拡張したみたいというか、今の高橋留美子先生が「らんま1/2」タイプのマンガを作ったというか、そんな感じ。宣伝文句に「るーみっくわーるど」という単語を堂々と使っているところからして、そういう雰囲気を特徴とするマンガにしたい意向が伺えます。
 とりあえずこの作品世界の基本設定は理解できたので、ここからこんな世界が広がっていくのかに期待したいところです。

 あとこのサイト的には、六道という姓を持った人間が悪霊を退治するというシチュエーションからしてどうしても「GS美神・極楽大作戦!!」の六道冥子を連想せざるを得ない訳なのですが、「GS美神」の時代は除霊の際のコストがン百万円かかるのが当たり前だったのと比べると、このマンガでは「送り賃」が50円とか悪霊退散グッズが500円とかいったリーズナブルな価格に設定されており、「美神」と比べるとコストのデフレっぷりが凄いです。除霊稼業も不況対応型の低コスト産業になっているということなのか。現代的だ。
 しかしこう、バブルも遠くなったという感じがします。美神令子のコスプレみたいな格好をした姉ちゃん達がリアルにベイサイドでうようよしていた、ああいう感覚が狂ってた時代はもう来ないんだろうなあ。寂しいなあ(感想?)。


皆本裸祭り開催記念・サンデー21+22号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今回の絶チルですが(しばらく感想書けなかったことはスルー)、薫による皆本妄想ショーが素晴らしいのひと言でした。より具体的には、皆本の腹筋とエプロン姿と赤面。そのちょっと前のシーンでは、ファントムと悠理がパンツ見せたりパンツ見せたりして頑張ってはいるのですが、でも皆本の腹筋の方が明らかに表現がエロいのはどういうことなのだろうかとか思ってしまいました。いやまあそういう事なのは判るんだけど(どういうことだ)。
 とりあえず今回判ったことは、皆本は自分の鍛えられた肉体美にそれなりの自信というかプライドがあるっぽいということと、丸出しされたパンツよりも微妙にずれたズボンの方がエロスを感じさせるのはチラリズム理論の正当さの現れである、ということです。

 物語的には、前回「腐海の中でマスクを取る」という姫姉さま的な行動を取ることで、自分たちの為なら我が身を省みない皆本の姿に完全に薫がメロメロになってしまったというところでしょう。皆本とのイチャイチャを妄想してニヤニヤしている薫の姿はとても女の子らしくて微笑ましいので見てて楽しいんですけど、でもいずれこの二人は殺し愛の運命を(以下略)。
 そう考えると、皆本もいつまでも薫に対してボンクラを極めていられる状況じゃないということになるんでしょうか。皆本も童貞じゃないんだからそろそろ判ってあげるべき(こわだる)。

 あと今回は、何か地味に賢木が皆本からヒドい扱い受けてる気がしました。でも賢木は皆本のことが大好きだし、皆本も賢木を信頼しているからこそ平気で「あの裏切り者!」とか言えることを賢木も判っていると思うので、一時的なショックで「チルチル」に逃避しても結局賢木の皆本への信頼は揺るがないんだろうなあと思いました。健気な奴だ。

 今週の結論:赤面して惚けてる葵は萌え対象


[crossreview]どろぼうの名人サイドストーリー いたいけな主人 (ガガガ文庫)

「千葉王国女王に遣える護衛官」なる設定が物語の骨格として機能しており、筋の通った百合性愛物語として読める作品。どこか童話的だった前作と比べ、より生臭い感情が交錯している感。いい意味で変態的だなと思った [9]
2009-04-19 22:45 | Permalink | Other Review


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