絶対可憐チルドレン 一覧

[妄想]絶チル暫定最終回終了記念・読んでみたかった小学生ネタを列挙する

 久しぶりに妄想ネタです。

 椎名先生のサイトでも既に公表されていますが、サンデー32号の「絶対可憐チルドレン」において、ついにチルドレン達が小学校を卒業することになった模様です。
 作者としてはもう小学生時代に描くべきテーマは全て描いたという意味での卒業であり、読者の立場である我々としても感無量です。最初の頃は「将来の夢は世界征服!」って言ってた荒んだ子達が「皆本のために大人になる!」なんて健気なことを言えるまでに成長した意味でも、そして「よくここまで連載が続いた! 打ち切られないで本当に良かった!」という意味でも。

 でも、小学生でなければ描けないような日常エピソードはまだ沢山あったと思うので、「もうちょっと小学生時代を楽しみたかった」と名残惜しくなる気分があるのも事実です。来週からは中学生の彼女たちが見られますが、でも生意気で可愛かった小学生の彼女たちは、もう見られなくなるのです。それがちょっと残念で。
 いや別にロリとかそういう意味じゃない(ここだけ遊佐ヴォイスで)。

 以下、ちょっと読んでみたかったエピソード。

・絶チル版ないしょのつぼみ

 小学五年生の少女といったら、マンガ業界的にはアレだろう! 「ないしょのつぼみ」だろう! おしべとめしべがフーラフラ的なアレだよな! 「絶チル」がリアル少女読者人気獲得を狙っているんだったらやりかねない! 真のターゲットである30代男性は間違いなく大喜びするしな! と内心思っていたのですが、やりませんでした。やはり少年誌では色々と生臭すぎたのだろうか(たのだろうかどころではない気がする)。

 ここら辺のネタは薫が繰り出すエロネタが補完しているレベルでしたけど、中学生になった薫はいくらか自重する様になるのでしょうか。それとも懲りずに中学生男子的な欲望を剥き出しにしてくるのか。気になるところです。薫ならやってくれる…!(何を)

・六年生生徒会編

 チルドレン達は他の生徒よりも明らかに成長度合いが早いというか貫禄っぷりが段違いなので、六年生になったらまず間違いなく彼女たちの誰かが生徒会長になるに違いないと思ってました。というか全員何らかの役職を振られるはず。よって彼女たちが六年生になったら、生徒会編は絶対アリだろうと思ってました。

 そして女だらけの生徒会と来れば勿論「おにいさまへ…」で決まりであり(椎名先生の世代的に)、かつて「かってに改蔵」でもやってた「おにいさまへ」のパロディネタをきっとやってくれるはず! この学園には誰もが憧れる3人の美しい方がいらっしゃるの! って言われちゃうんですよ!
 薫はそのまんま「薫の君」だし! 紫穂は名字に「宮」が付いてるから「宮様」呼ばわりされる資格は十分だし、ソロリティの支配者として君臨するに相応しい性格だし! ただそうなると、葵が明らかにおかしい(あたまが)サンジュストさまの役割になっちゃうのがちょっと困るかな! でも葵ならやってくれる! 薔薇を口にくわえてギター弾いたり、自分を慕う後輩をペペちゃん呼ばわりしたり、クスリを飲み過ぎて校内をフラフラしたりとかしてくれる!

 とか妄想してましたが、結局小学六年生時代は完全にスルーされてしまったので、私の脳細胞が妄想に費やされて減るだけの結果に終わってしまいました。葵ごめん
 生徒会ネタは中学三年生編になるまで我慢しようと思います…。


兵部の読んでた『超能力が世界を破壊する』はタケシ君父の著書だということに気付いて嬉しいサンデー31号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 今回は先週までのコメディ色が強い絶チル学園モードとは打って変わり、極めてシリアス度が高い話でした。「さぷりめんと」無し、ギャグシーンはわずか2カ所4コマのみという徹底っぷりが、今回のエピソードにおける緊迫度の高さを物語っていると言えます。
 というかむしろ、そんなエピソードにすらギャグ入れないと気が済まないのも凄いとも言えますが。兵部が命を賭けている状況下でも天然ボケができる澪はホントにバカでいい子です。

 その辺はともかく今回読んだ後にまず思ったのは、兵部は実はもう自分の寿命が永くないと思っていて、それであえてあのような行動に出たのではないか? ということでした。そしてもう一つは、兵部は皆本のことをそれなりに評価しているのではないか、ということです。

 今回のエピソードにおける兵部の目的は、皆本を(超能力を持った)子供に戻して薫と一緒にさせることで「薫が皆本に撃たれて死ぬ運命」を回避し、薫が皆本と一緒に生きていける未来を作ることにあると本人が説明していますが、兵部は皆本を若返らせる代償として全ての生命エネルギーを費やす必要があります。即ち
 つまり兵部は、今回の行動に対して文字通り命を賭けていると言えます。

 彼の性格からすれば、例え薫の将来を変えるためとはいえ身を賭した行動に出るのは異例な訳で(真木が「少佐のことだ、またすぐ気が変わる」と言ったのが、今回の兵部の行動が普段とは違うことを裏付けています)、それだけに兵部が今回の行動を起こすに至った理由として考えられるのは、「兵部は自らの死期を悟っていて、もう残された時間が少ないことを自覚している」からなのではないか、と思いました。兵部の体調が万全ではないことや、いずれ自らが去って薫がパンドラのリーダーとなるのを知っていることは、これまでのエピソードの中でも触れられて来てますしね。
 でも、もし本当にこのエピソードで「絶対可憐チルドレン」というマンガをこれまで牽引してきた立役者である兵部がいなくなるのであれば、今後の作品の方向性は間違いなく大きく変わってしまうのは確実。というか、個人的にはもはや兵部がいない「絶チル」なんて考えられません。兵部がいないなら終わった方がいいくらいです(言い過ぎ)。

 そしてもう一点、兵部が自分の能力の全てを使ってまで皆本の体と記憶を作り替えようとしているのは、逆に言えばそれだけ皆本のことを(薫の保護者として)評価していることを意味するのではないか? とも思いました。例え子供に戻ろうとも、薫が成長するまでの間「守る」ことができるのは皆本だけだという形で、兵部は皆本のことを認めているのかも知れません。

 ただ兵部の思惑が何にしろ、薫達チルドレンは(子供の皆本ではなく)大人の皆本と一緒にいることを自ら選択したので、今回の彼の目論見そのものは失敗に終わるでしょう。
 今回のエピソードは次号で完結すると思われますが、作者の椎名先生が今回のエピソードを「暫定最終回」と宣言した理由は何だったのか、次回ではいったい何か「終わる」のか、それが次の話で明らかになるものと思われます。
 ちょっとドキドキしながら、次のサンデーを待ちたいと思います。


Over The Future聞いたメモ

可憐Girl’s、スーパー現役小学生ユニットが放つキュートなシングル「Over The Future」大特集 / BARKS 特集

 Over The FutureのCD買いました。ムリムリ聴いてます。
 以下、今更ながら聴いた時に思ったことメモ。

  • 現役小学生女子でユニットを組んで歌わせるという行為に対しては、前にも書いたけど『「定められた未来へ挑戦する」という究極的なテーマを持つ「絶対可憐チルドレン」の主題歌は、その「未来」の当事者となるチルドレンと同世代の子どもが歌ってこそ意味がある』と自分の中で結論付けて既に覚悟完了済みなので、購入に対して全く躊躇はなかった。
     でも、家族に「何そのCD? ジャケット見せて?」と言われた時は、ちょっと恥ずかしかったです(ナイーブ)。
  • 絶対可憐! だから負けない!」という歌詞は、『覚悟のススメ』で散さまが言うところの「正しいから死なない」に用法がかなり近いと思った。
     可憐であることや正しいことが「負けない」ことや「死なない」ことの理由にならないことは自明なんだけど、しかし可憐であることや正しいことは当人達のアイデンティティであり、それが己の自信の根拠になっている以上、負けない根拠もまた己のアイデンティティに求めるのは当然の帰結であると言える。
     なので、「絶対可憐! だから負けない!」に対するリアクションとしては、「無茶言ってるなあ」と苦笑するのではなく、「何だか知らんが、とにかく良し!」と感心するのが正しい。多分。
  • そんなアレで1番は割と楽観的なんだけど、2番になると「1番ではああ歌ったけど、でもまあ人生には苦労がつきものだよねー」ということを彼女たちが自覚している様が歌われており、何というかこう「今時の子は若いうちから色々と大変ですね」という気分になって来る。おつかれさまです。
  • 二番のクライマックス前の歌詞「悲しみ抱え込むなら 私も泣こう」は、コミックス11巻でキャリーが皆本の深層心理に入り、泣き続ける皆本を抱きしめた時のシーンを彷彿とさせる。チルドレン達も、いずれ誰かの悲しみを共に抱えられるようになる日が来るのだろうか。それまで放送が続くのだろうか。第二期はあるのだろうか(気が早い)。
  • 三種類あるRemixでは、やはり「昨今のテクノポップにトドメを刺す!」と評された Untouchable Mix が一番リミックスっぽくていいかもと思った。まあちょっとPerfumeっぽいとも言えますが。

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