「月光条例」のエンゲキブが何週間全裸でいるのか気になるサンデー21号感想
ムシブギョー
先週のサンデーでは宣伝に「新キャラ登場! 新展開巻頭カラー!
」と書かれていたため、てっきり福田先生デザインの萌え萌えな新女性キャラが出てくるものだと思い込んでたのですが、実際に今週号に登場したのはまさかの徳川家重(男)。
歴史上の徳川家重は脳性麻痺を患っていて言語が不明瞭であり、それ故に(ホントは美形らしいんだけど)肖像画では常にひょっとこのような顔で描かれてしまったりしたことで知られていますが、このマンガではそれを「家重は物凄い豆知識オタクで、常に何かしらオタク臭いことをブツブツ言ってる」「ホントは美形なんだけど何か色々現実に不満があるのでオカメの仮面を被っている」という形で表現しています。何にしろ、想定の斜め上から凄いキャラが降ってきたという印象です。
今回の感想ですが、そんなウザいオタクに対しても別け隔てなく接することができる仁兵衛どのは偉いと思いました。オタクのあしらい方を判っていらっしゃいますね(まちがい)。
家重のような権力者が出てきたということは、このマンガもそろそろ権謀術数が渦巻く権力闘争が裏で行われるフェイズに入ってきたということでしょうか。
銀の匙
主人公の勇吾君がヒロイン・御影アキの色香に惑わされて馬術部に入ってしまったでござるの巻。「馬に乗ってて自分の足を使わないのって楽でいいかも
」と考えている時点で、彼の認識が甘いのは明らかです。掲載誌がサンデーなだけに、彼はせめて「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」を読んで馬を世話する大変さを知っておくべきでした(無理です)。
このマンガに出てくる馬は「じゃじゃ馬」と比較してもえらいガタイが良くて妙にブサイクなのが特徴的なのですが、そんな馬を見ながら「臆病で繊細で仲間思い
」とウットリしながら言うアキは、なかなか侮りがたい存在なのかも知れません。いや馬は臆病で繊細な性格なのは事実なんでしょうけど、でもなんか彼女はちょっと違う。そんな予感がします。
神のみぞ知るセカイ
コミックス12巻を買いました。女神探し編が本格的に始まる巻ですが、個人的にはやはり対倉川灯編のラストの「話し合いによる合意」エピソードにおける、『第一部完』的な異様な雰囲気が印象的です。妙に観念的な台詞がひたすら続くこの回をサンデーで読んだ時は、このマンガはここで終わるんじゃないかと不安になったことを思い出しました。
小学館 (2011-04-18)
本編の方は、天理のためにツンの仮面をかなぐり捨てたディアナが桂馬に少しは心を許すようになり、その結果天使の羽を取り戻すことに成功。女神探し編は、女神が隠れている女子を探すのと同時に、女神そのものにも好かれる必要がある模様です。桂馬は攻略においてやらなければいけないことはキチンとやる男なので、今後も淡々と女神に対する好感度上げ作業をやり遂げるでしょう。ハクアに踏まれながら。
それにしてもこのマンガは、何気に桂馬が女性から踏まれる描写が多い気がします。桂馬が巨乳好きであることはもはや確定事項ですが、この調子なら彼が踏まれフェチにも目覚める日も近いのかも知れません。
おすもじっ!
寿がちんこ見せながら寝てるコマで、布団の前に転がってるエロ本とティッシュの丸まり方が妙に生活感あり過ぎで気になります。あの調子だと彼はオナニーした直後に寝てしまったっぽいのですが、手を常に清潔にしていなければならない寿司職人を目指す身としては、せめてオナニーしたら手を洗うようにするべきです(感想?)。
ストーリーの方は何か江戸前と関西の寿司対決という料理マンガの王道路線を行くものになりそうな雰囲気ですが、今回のトラブルは全て寿が酔った勢いでが引き起こしたものであり、今後も彼はおとなしい司を事件に巻き込むトラブルメーカーとして活躍することになるんだろうなと思いました。迷惑であることが存在価値なキャラなんて、「GS美神」の横島君みたいで微笑ましいですね(過剰評価)。
BE BLUES!
そんな縞パンでこの俺様が釣られクマー!(感想)
新展開開始。優希が縞パンが似合うくらい可愛らしく成長するのは当然として、個人的に双子の兄の優人がどのくらい可愛くなったかに期待していたのですが、何か普通にサッカー部でサッカーやってるくらいの男の子になってましたね。あの事故以来、もう男の娘は卒業したんでしょうか(期待していたのか)。
でも彼も双子らしく地顔は優希に似てカワイイですし、サッカー部の中でもちゃんと可愛がられているみたいなので、これからきっとモテると思いますよ。男女ともに。
ストーリーの方は、新展開らしく如何にもツンデレ属性っぽい女子が出て来ました。優希が龍の正妻の座を守るための戦いも始まりそうな予感。
アラタカンガタリ
今回はカンナギ様が己の劍神「火焔」を取り戻すため、身を傷つけながらも自分の劍神とかつての恋人エミスへの想いを貫くというカンナギ様マジかっこいい回でしたが、個人的にはやはり幼女を盾にカンナギの動揺を誘おうとしたアカチの執念が印象に残りました。エミスと容姿と名前が似てる幼女を「火焔」と一体化させて育てるには相当の手間がかかったと思いますが、そんな彼女をもカンナギを困らせるために利用してしまうところが凄い。君はどれだけカンナギのことが好きなんだ、と思わずにいられません。
そして、もしこの戦いが終わってカンナギが幼女エミスを連れだしたりしたら、カンナギからロリコン呼ばわりされているヤタカからロリコン呼ばわりされたりするんでしょうか。結局、みんな幼女が大好きなんですね。それでいいじゃないですか。ようじょ ようじょ ようじょ ああ ようじょはかかせない(百合星式おゆうぎうたより)。
読み切り:週刊少年プリン
少年サンデーの目指す低年齢路線!(挨拶)
読み切りギャグマンガ第二弾の「週刊少年プリン」は、往年のサンデーの編集方針を彷彿とさせるコロコロコミック的なノリだなという感想を持ちましたが、規律に厳しい生徒会長がプリン食べて腹壊して赤面しながらトイレ→トイレからプリン再生、のプロセスははからずも興奮しました。下痢女子萌え。
このマンガのオチのシークエンスは、子どもが好きな排泄行為と現代萌えシーンにおいて重要な赤面要素が見事なマッチングを果たしており、これは一考する価値があるなと思いました(最低)。