サンデー 一覧

サンデー17号は通常通り発売予定記念・サンデー16号感想

BUYUDEN

 「何故だ!見えそうで全然見えねえ!」(萌花が不良を華麗なステップで翻弄するコマを読みながら)

 サンデーは現在春期大攻勢の真っ最中ですが、そんな中ついに「MAJOR」の満田拓也先生の最新作「BUYUDEN」の連載が開始されました。
 今回の第一話は、端的に言えば自称「神に選ばれた才能を持つ者」である生意気なマセガキいけ好かない小学生男子・勇君が、自称ではなく本当にボクシングの才能を持った女子にフラれてザマア!ザマア! という話でした(心の狭い解釈)。

 満田拓也先生の作品で主人公格のキャラの性格が尊大なのは「MAJOR」の吾郎ちゃんや「健太やります!」の前田君からの伝統であり、また彼らはその尊大さ故に様々な挫折を経験し、そこから精神的に成長していくところが物語の見所になる訳なのですが、でも第一話の段階でいきなり挫折を経験させられるというのは、大河ドラマ志向な満田作品としては中々の急展開です。
 順当に行けば、勇君は今の自分の才能に対して限界を感じ、そこから萌花を通じてボクシングに目覚めていく展開が期待される訳なのですが、しかし彼は相当にひねくれているようなので、ここからボクシングの世界に到るまでに、相当ひねくれた経路を取ってくれるに違いありません(決めつけた)。今後どのくらい彼がひねくれた行動をとってくれるのか、とりあえずその辺に注目していきたいです。

 あとは、くれぐれもコメカミにパンチをもらわないように気を付けて下さい。お願いします。

BUYUDEN

BUYUDEN

満田拓也
(C)Takuya Mitsuda/Shogakukan 2011

posted with EmbedSunday on 2011-03-22

ポケットモンスターReBURST

 職業が漫画家な方は、やっぱり親戚の子供から「ピカチュウ描け」とか強要されたりするんでしょうか?(挨拶)

 前回は物語の半分以上をバトルに費やしてましたが、今回は幕間劇とも言えるコメディーパート。やはり田村先生は「イエロードラゴンがあらわれた!」の実績通り、コメディーやらせると安定して面白いです。リョウガの「オレの辞書に無理もダメもない」という困った性格は、今回みたいに「秘密にしないといけないことも、『無理を言ってゴメンね』と言われると喋らざるを得なくなる」というギャグとして使われると、個人的にはしっくり来ます。
 そして次回はBURST同士のバトルが始まりそうな予感ですが、自分はゼクロスの能力どころか敵のBURST戦士のポケモンが何なのかも判らないところがやや気掛かりです。ポケモンやらない人生を歩んだことが、まさかこんなところで影響して来るとは…(おおげさ)

神のみぞ知るセカイ

 月夜再攻略完了。「あと少しの間だけ、ボクを好きでいてくれ。じゃないと月夜を守れない」という桂馬の言葉は、女神を出すという『ゲーム』(=出さないと女神が宿った月夜が殺される)の攻略の一環として出てきた台詞に過ぎないのに対して、月夜は純粋に自分が口説かれた=彼は自分のことが好きだと捉えていそうなところが、彼が今行なっている「攻略」の危うさを改めて示していると思いました。責任とってね?
 あと今回、冒頭でフィオーレがハクアとノーラを彼女たちの影を使って押さえ込んでる描写が出てきました。サンデーは健全な少年誌なので直接描写されてはいませんけど、きっとフィオーレは触手系のウネウネする何かでハクア達を拘束したに違いないと信じています。その方が夢があるからです。そして触手のその後の息をのむ大活躍は、もうシッチャカメッチャカに違いないのです。古の悪魔というからには、触手で美少女をいたぶるくらいのことは当然やっていただかないと困りますよね(以下既に感想ではないので略)。

ハヤテのごとく!

 ハヤテは女装するのが既にデフォルトになっている感がありますが、今回ハヤテがルカに押し倒されてのしかかられてもちんこが生理的に反応するような描写がなかったことからも判るように、彼は既に性別とかちんこの有無とかそういう次元を既に超越しています。なので、最近はもうハヤテの女装をごく自然なものと捉えるようになって来ました。
 ハヤテ自身は現在、「嘘をつかれるのが苦手」と告白したルカに対して「女装している自分は、女装することで彼女に嘘をついているのではないか?」と思い悩んでいるようですが、しかし男性としての生理欲求が極限までスポイルされ、ただ「執事」という概念のみをストイックに追求している今のハヤテは、もう女装かどうかだなんて気にする必要はないのではないかと思います。ハヤテにとって女装とは決して偽りの姿ではなく、むしろ男でもなく女でもない「ハヤテ」という存在を、最も自然に表現できる姿なのではないのでしょうか。

 何を書いているのか自分でも判らなくなったのでおわり。

ムシブギョー

 「よくはわかりませんけど…お二人とも楽しそうですね…
 もし春さんが「絶チル」のパティのように腐っていたら、「よくはわかりませんけど」の部分の理由を自分ででっちあげた上で仁兵衛×無涯のカップリング妄想を勝手にし始めてしまって大変なことになってしまうので、彼女が腐ってなくて本当によかったと思いました。

国崎出雲の事情

 「何故だ!見えそうで全然見えねえ!
 サンデーの「見えそうで見えないパンツ」と言えば、個人的にはアニメ版「犬夜叉」のかごめのパンツが思い浮かびます。決してパンチラを許さない彼女の鉄壁のミニスカっぷりは、作者の高橋留美子先生の意向であったそうですね(参考:Yahoo!知恵袋)。

 なので、もし「国崎出雲の事情」がアニメ化されても、やっぱり出雲のパンチラはないんだろうなと思いました。残念です(残念なの?)。

最上の明医

 「どうやらコイツは平穏な日々が続くと、記憶が一部飛んでしまうらしい
 「んじゃ、まあそういうコトでいいわ

 かつて「焼きたて!ジャぱん」で散々やんちゃされていた橋口たかし先生が、今もご健在なのを確認して安心しました。

結界師

 良守が志々尾を「真界」で復活させ、自分の分身と共に肩を組んで走っていくシーンには、心を打たれました。
 あの世界は本来、宙心丸の願望を具現化して彼を救うための場所なのですが、良守の志々尾に対する想いを良守自身がこのような形で具現化することで、彼の心もまた救われたに違いありません。「結界師」をずっと読んできて本当に良かったです。

 あとは子供化した閃に萌えました。なにこれかわいい(結局)。

今週のサンデー

今週のサンデー

少年サンデー編集部
(C)Shogakukan 2009

posted with EmbedSunday on 2011-03-22


「でも僕らは自分にできる最善を尽くすしかない」(20巻の皆本の台詞より引用)サンデー15号絶チル感想

 今週のサンデーは、発売が17日以降に遅れるとのことです(サンデー公式Twitterアカウントより)。
 今回の震災が物流に与えている影響を考えると、致し方ないですね。木曜日を楽しみに待ちたいと思います。

 以下、サンデー15号の絶チル感想です。

600万ドルの男(7) あらすじ:
アダムの心の壁を打ち破って現れたのは、羽の生えた天使の姿はしているけど「おかん」としか表現しようがないものだった。
母性の象徴とはいえ、おっぱい凄いでかいっすよね(あらすじ?)

 「もっと素直に手を貸してやったらどうだ? エスパーソルジャー
 今回は、やはりグリシャムのこの発言が核でしょう(テレパシーなので正確には発言じゃないけど)。この発言から推測するに、兵部は口では「あの少年を救えるのは僕だけだ」とか言っておきながら、実は皆本がアダムを救うためにはチルドレンの助力が必要になることを察知しており、「ノーマルの社会ではエスパーの立場は常に危うい。これをこの子たちに見せたくて連れてきたのさ」という名目で皆本のためにチルドレンを連れて来たということになります。
 兵部からすれば、エスパーを重用しながらも「危険だから」という理由だけでエスパーを除外しようとする社会の矛盾をチルドレンに見せようとしたのは間違いないと思うのですが、でも彼だったらチルドレン達が皆本のことを心から信頼しており、兵部が何と言おうとも「エスパーはこの社会のために力を使うのが一番いい」と反論するのは(少なくとも現段階では)判りきっていることだと思われるので、やっぱり「皆本の力になるためにチルドレンを連れてきた」と言われてしまうと、妙に納得できてしまうのも確かです。

 まあ、グリシャムに「もっと素直になったらどうだ」と言われた兵部が「何か言ったか? ジジイ」とツンデレキャラ的な態度をとったことからしても、グリシャムの指摘が図星だったことは明らかなんですけどね。「何か言ったか? ジジイ」という台詞は、「べ、別に皆本のことが心配だったからじゃないんだからね! ただコメリカの少年を助けたかっただけなんだから!」と翻訳するべきなのかも知れません。

 そしてアダムとチャールズの過去については、チルドレン達が「あの時つらかったのなら、同じつらさを味わっている人を救う人になりなさい」という言葉が全てでしょう。これはアダムのみならず、全ての人がそうあるべき理想だと思います。

 また精神世界の中で女性に抱きしめられるというシチュエーションは、コミックス11巻で少年時代の姿の皆本がキャリーに抱きしめられる図と類似していると感じました(今回のはキャリーよりもおっぱいがでかいですが)。
 キャリーはかつて、皆本の後ろに「羽を持った天使」のビジョンを見出しましたが、今回のチルドレン達の意志が取った形はまさにその「羽を持った天使」そのものでした。アダムを抱きしめて彼を迷いから救うその様は、皆本を救った時のキャリーのそれにとてもよく似ているのではないか、と個人的に思いました。やり方はキャリーに比べるとえらい荒っぽいですが、まあ中身はあのチルドレン達ですので致し方ないです。

 あと今回は、グリシャムの腕に抱かれてグッタリしている賢木が、えらいエロく見えてしまいました。ヤバい(オレが)。


今週末はマンガを読める平穏な幸せを噛み締めてました。サンデー15号感想

ポケットモンスターReBURST

 アルカデス・サボス!(カードゲーム繋がり挨拶)

 この春のサンデー大攻勢は、自分の中では春の目覚め作戦と呼称しているのですが(不吉)、その大攻勢の主力であるポケモンマンガ、「ポケットモンスター ReBURST」がついに連載開始されました。
 作画担当は超増刊で「イエロードラゴンがあらわれた!」を連載していた田村光久先生。「イエロードラゴンがあらわれた!」は、主にロリっぽい美少女に無茶苦茶されたいマゾヒスト傾向のある方におすすめの、ほのぼのファンタジーコメディです。本当です。

イエロードラゴンがあらわれた!

イエロードラゴンがあらわれた!

田村光久
(C)Mitsuhisa Tamura/Shogakukan 2009

posted with EmbedSunday on 2011-03-14

 そして、主人公が伝説のポケモン・ゼクロムに変身した時の「ゼクロムに…!!」が既に色々な意味で話題になっているこのマンガですが、しかし自分は諸般の事情でこれまでの人生の中で「ポケモン」シリーズを一度もプレイしたことがなく(何故プレイしたことがないのかを語りだすと自分語りモードに入ってしまうので略)、「ブラック/ホワイト」もプレイしていないので、主人公がゼクロムに変身するのがどれだけ凄いことなのかはまだ完全には把握していませんが、とにかくこのマンガは一般的な「いくぞピカチュウ!」「ピッカー!」的な人間とポケモンの信頼関係を描く系統のものではなく、どちらかと言うとポケモンを一種のスタンドとして扱う能力バトル系統の作品を狙っていることは判りました。

 何にしろ「イエロードラゴン」はコメディーとして面白かったので、田村先生の次回作であるこのマンガにも期待したいところ。果たしてサンデーは「ReBURST」で文字通り再びハジけることができるのか! それとも、違う意味でハジけてしまうのか! 待て次号!(感想?)

史上最強の弟子ケンイチ

 「達人政治家推参!
 今回のケンイチは、自称達人政治家のおじさん(石田議員)が最高に面白かったです。こんないい面構えができるのであれば、こんなところで弟子集団を相手にしているのではなく、さっさと政界再編を画策して打って出るべき。この羅刹のような面構えなら都知事選挙にも勝てますよ!(まちがい)
 でも「選挙権なき者たちに死を!」という決め台詞は、とても面白いですがややいただけません。真の政治家なら、選挙権なき者を味方にして将来自分に投票してもらわないといけないと思います。日本の政治が不安定な今こそがんばれ石田議員。何かわからないうちに感想終わり。

ランウェイをプロデュース!

 もう先週の話になってしまいましたが、サンデー春の大攻勢第一弾として掲載されたのがこの作品(第一話はクラブサンデーから読めます)。サンデーと東京ガールズコレクションという、もし久米田先生がサンデーに御在籍だったら間違いなく「サンデー男性読者の8割には無縁」とネタにしたに違いないマッチングの異色さもさることながら、これまで「ちゃお」や「Cheese!」で活躍して来たあらいきよこ先生を抜擢してくるというのも驚きました。サンデーの良き読者であれば、ここから「これまでにないことをやってやるぜ!」というサンデーの気概を感じるべきでしょう。
 しかし自分は諸般の事情でこれまでの人生の中で「ちゃお」や「Cheese!」を読んだことがほとんどなかったせいか(何故読んだことがないのかを語りだすと自分語りモードに入ってしまうので略)、「ランウェイをプロデュース!」を最初に読んだときは「普通の少年マンガとはまったく違った文法で描かれたマンガなのではないか」と思ってしまいました。何というかこう、「今自分は、生の少女マンガを読んでいるのだ」という感覚とでも言うのでしょうか?(大げさです)

 今回は、後半の「見ず知らずの幼女を助ける→幼女から探しているモデル女子の情報を得る→モデルのいる島までいきなり泳ぎ出す→溺れる→漂流して島まで辿りついたらそこにモデルが→自殺志願のモデルに巻き込まれて崖から落ちる」というジェットコースター的な展開が凄まじかったです。なんという破天荒。大和少年のバイタリティが半端ない。やはりきりたんぽにパワーの秘密が?(まちがい)

はじめてのあく

 ジャージ姿の黒澤さんが可愛かったです(感想)。
 あとシズカは、あの格好をどこから調達してきたのか心配です。彼女に、巫女装束を自前で揃えるだけのお金があるとは思えません(ひどい)。

 そしてエーコさんは、全世界の「オレはまだ本気出してないだけ」妄想に取り憑かれたダメ人間たちの期待を一心に受けつつ頑張って欲しいなと思いました。オレはまだ本気出してない妄想は手強いぜジロー!

T.R.A.P.

 クラブサンデーに移行が決定したみたいですね。物語終盤の「海音がどこにいても、海音が何者であっても、俺達はサッカーで繋がっている!」というテーマはとても美しいと思いましたし、何よりこのまま終わってしまわなくて本当によかったです。
 サッカー方面ではここで一応のオチはついたので、クラブサンデーでは超能力バトル路線に移行するんでしょうか。

 あと、最後のシーンは空港が舞台でしたが、高校サッカーの静岡県大会決勝が放送されていたということは、あそこは静岡県にある富士山静岡空港である可能性が高いです。ここから海外にフライトしたということは、海音は上海かソウルに飛び立ったということになるんでしょうか?(多分まちがい)


スポンサーリンク
1 120 121 122 123 124 125 126 192