サンデー17号は通常通り発売予定記念・サンデー16号感想
BUYUDEN
「何故だ!見えそうで全然見えねえ!」(萌花が不良を華麗なステップで翻弄するコマを読みながら)
サンデーは現在春期大攻勢の真っ最中ですが、そんな中ついに「MAJOR」の満田拓也先生の最新作「BUYUDEN」の連載が開始されました。
今回の第一話は、端的に言えば自称「神に選ばれた才能を持つ者」である生意気なマセガキいけ好かない小学生男子・勇君が、自称ではなく本当にボクシングの才能を持った女子にフラれてザマア!ザマア! という話でした(心の狭い解釈)。
満田拓也先生の作品で主人公格のキャラの性格が尊大なのは「MAJOR」の吾郎ちゃんや「健太やります!」の前田君からの伝統であり、また彼らはその尊大さ故に様々な挫折を経験し、そこから精神的に成長していくところが物語の見所になる訳なのですが、でも第一話の段階でいきなり挫折を経験させられるというのは、大河ドラマ志向な満田作品としては中々の急展開です。
順当に行けば、勇君は今の自分の才能に対して限界を感じ、そこから萌花を通じてボクシングに目覚めていく展開が期待される訳なのですが、しかし彼は相当にひねくれているようなので、ここからボクシングの世界に到るまでに、相当ひねくれた経路を取ってくれるに違いありません(決めつけた)。今後どのくらい彼がひねくれた行動をとってくれるのか、とりあえずその辺に注目していきたいです。
あとは、くれぐれもコメカミにパンチをもらわないように気を付けて下さい。お願いします。
ポケットモンスターReBURST
職業が漫画家な方は、やっぱり親戚の子供から「ピカチュウ描け」とか強要されたりするんでしょうか?(挨拶)
前回は物語の半分以上をバトルに費やしてましたが、今回は幕間劇とも言えるコメディーパート。やはり田村先生は「イエロードラゴンがあらわれた!」の実績通り、コメディーやらせると安定して面白いです。リョウガの「オレの辞書に無理もダメもない
」という困った性格は、今回みたいに「秘密にしないといけないことも、『無理を言ってゴメンね』と言われると喋らざるを得なくなる」というギャグとして使われると、個人的にはしっくり来ます。
そして次回はBURST同士のバトルが始まりそうな予感ですが、自分はゼクロスの能力どころか敵のBURST戦士のポケモンが何なのかも判らないところがやや気掛かりです。ポケモンやらない人生を歩んだことが、まさかこんなところで影響して来るとは…(おおげさ)
神のみぞ知るセカイ
月夜再攻略完了。「あと少しの間だけ、ボクを好きでいてくれ。じゃないと月夜を守れない
」という桂馬の言葉は、女神を出すという『ゲーム』(=出さないと女神が宿った月夜が殺される)の攻略の一環として出てきた台詞に過ぎないのに対して、月夜は純粋に自分が口説かれた=彼は自分のことが好きだと捉えていそうなところが、彼が今行なっている「攻略」の危うさを改めて示していると思いました。責任とってね?
あと今回、冒頭でフィオーレがハクアとノーラを彼女たちの影を使って押さえ込んでる描写が出てきました。サンデーは健全な少年誌なので直接描写されてはいませんけど、きっとフィオーレは触手系のウネウネする何かでハクア達を拘束したに違いないと信じています。その方が夢があるからです。そして触手のその後の息をのむ大活躍は、もうシッチャカメッチャカに違いないのです。古の悪魔というからには、触手で美少女をいたぶるくらいのことは当然やっていただかないと困りますよね(以下既に感想ではないので略)。
ハヤテのごとく!
ハヤテは女装するのが既にデフォルトになっている感がありますが、今回ハヤテがルカに押し倒されてのしかかられてもちんこが生理的に反応するような描写がなかったことからも判るように、彼は既に性別とかちんこの有無とかそういう次元を既に超越しています。なので、最近はもうハヤテの女装をごく自然なものと捉えるようになって来ました。
ハヤテ自身は現在、「嘘をつかれるのが苦手」と告白したルカに対して「女装している自分は、女装することで彼女に嘘をついているのではないか?」と思い悩んでいるようですが、しかし男性としての生理欲求が極限までスポイルされ、ただ「執事」という概念のみをストイックに追求している今のハヤテは、もう女装かどうかだなんて気にする必要はないのではないかと思います。ハヤテにとって女装とは決して偽りの姿ではなく、むしろ男でもなく女でもない「ハヤテ」という存在を、最も自然に表現できる姿なのではないのでしょうか。
何を書いているのか自分でも判らなくなったのでおわり。
ムシブギョー
「よくはわかりませんけど…お二人とも楽しそうですね…
」
もし春さんが「絶チル」のパティのように腐っていたら、「よくはわかりませんけど」の部分の理由を自分ででっちあげた上で仁兵衛×無涯のカップリング妄想を勝手にし始めてしまって大変なことになってしまうので、彼女が腐ってなくて本当によかったと思いました。
国崎出雲の事情
「何故だ!見えそうで全然見えねえ!
」
サンデーの「見えそうで見えないパンツ」と言えば、個人的にはアニメ版「犬夜叉」のかごめのパンツが思い浮かびます。決してパンチラを許さない彼女の鉄壁のミニスカっぷりは、作者の高橋留美子先生の意向であったそうですね(参考:Yahoo!知恵袋)。
なので、もし「国崎出雲の事情」がアニメ化されても、やっぱり出雲のパンチラはないんだろうなと思いました。残念です(残念なの?)。
最上の明医
「どうやらコイツは平穏な日々が続くと、記憶が一部飛んでしまうらしい
」
「んじゃ、まあそういうコトでいいわ
」
かつて「焼きたて!ジャぱん」で散々やんちゃされていた橋口たかし先生が、今もご健在なのを確認して安心しました。
結界師
良守が志々尾を「真界」で復活させ、自分の分身と共に肩を組んで走っていくシーンには、心を打たれました。
あの世界は本来、宙心丸の願望を具現化して彼を救うための場所なのですが、良守の志々尾に対する想いを良守自身がこのような形で具現化することで、彼の心もまた救われたに違いありません。「結界師」をずっと読んできて本当に良かったです。
あとは子供化した閃に萌えました。なにこれかわいい(結局)。