サンデー 一覧

ハヤテのシーツよりもハヤテのカーナビが欲しいです><サンデー42+43号感想

MAJOR

 「次号、衝撃の新展開」って、まさかこのまま吾郎ちゃんが童貞を失う流れに!
 私は『吾郎が童貞を失う時がMAJORの終わる時である』説を人知れず提唱しているのですが、もしそうなっちゃったら私の中のMAJORが終焉を迎えてしまいますよ! 童貞じゃないサンデー連載マンガの主人公カテゴリに、「絶対可憐チルドレン」の皆本に加えて吾郎ちゃんも加わってしまうのか!(←何だこの怪文書)

ハヤテのごとく!

 「ハヤテのごとく!」公式サイトで開催されている桂ヒナギクご奉仕シーツ添い寝方向アンケートが、ちょっと前にネットで話題になってました。アンケートの設問そのものも大概なのですが、個人的にはそれ以上にヒナギクと一緒に「綾崎ハーマイオニー」がシーツ化されることに対する違和感が全くないのが凄いよなと思いました。
 可愛ければちんこの有無とか余裕で超越するというか、こういうシーツを売り出すということはむしろちんこあった方が(略)みたいな連中が沢山いるということを意味するので、そういうアレが今の時代の趨勢なんだなあと再認識した次第です。
 ちなみに個人的にはBです(買うの?)。

 本編の方は、何かアテネの物語が真面目に神話レベルにまで拡大していることが提示され、アテネはハヤテのことを今もまだ疑っていること、そして文字通り人間じゃないアテネの執事がハヤテに対して明確な殺意を持って襲いかかってきたりと、ハヤテの前にあらゆる艱難辛苦がのし掛かってきている感じがします。ハヤテが仮にこの庭園から再び生きて外に出られた時は、何か髪の毛の色が変わってスーパーハヤテ人になっててもおかしくないレベルの艱難辛苦。
 ヒナギクも今頃は失恋に打ちひしがれている頃と思いますし、本当にこのマンガは添い寝シーツ化されるくらい(性的な意味で)人気があるハヤテとヒナギクに辛く当たるマンガだなあと再認識した次第です。

神のみぞ知るセカイ

 田舎編完結。駆け魂が入っているのが愛梨ではなく彼女の祖母の方で、歳を取って身近だった友達や家族がいなくなってしまう寂しさが心のスキマとなっていたという話でした。もし祖母の方に駆け魂が入っていたらどうやって攻略するんだろうかと心配していたんですけど、とりあえず攻略の方は杞憂に終わったので良かったです。
 何故(一般的に帰郷シーズンである)お盆休みではなくこの時期に帰郷ネタをやるのかなと思っていたのですが、21日が敬老の日だからおばあちゃんネタにしたのかも知れませんね。多分考えすぎですが。

 おばあちゃんも高校生くらいの頃はあんな美少女だったということは、愛梨ちゃんもいずれはあんな美少女に成長するということになるのでしょうか。見た目があれで中身が「遊んでくれなきゃ首斬るぞ」のままだったら、立派に猟奇系ジュヴナイル作品のヒロイン役を張れそうです。将来有望。

アラタカンガタリ

 異世界に現れてまでいじめっ子モードでこっちに接してくる門脇に対する昔年の恨みが重なって、革までフォースの暗黒面に囚われそうになったでござるの巻。「六ノ鞘」がわざわざ門脇君を送り込んだ狙いは、多分「創世」を鬼化し、秘女王復活のための使い物にならなくすることなのでしょう。

 にしても鬼と化した革が「創世」から放った飛び道具は、いじめられっ子の怨念が籠もっていて格好良かったですね(良かったの?)。これに比べると、門脇君の卑屈パワーなんてまだまだだと言わざるを得ません。もし門脇君がこのバトルを生き延びることができたら、今後は更にライバルキャラとして更に性格を歪める必要に駆られそうです。
 革は傍らに彼を献身的に愛するコトハという美少女がいるリア充なので心が歪んでも持ち直せると思うのですが、門脇君はそういうキャラが金輪際出てこなそうな非モテキャラっぽいので、このままでは一生歪んだままでダメになることは必至の有様。彼の行く末が恐ろしくなってきました。

はじめてのあく

 「まったく恋愛相談も楽じゃない!
 連載が始まった頃には恋愛という概念すら頭の中に存在しなかったあのジローが!
 色を知る年齢(とし)か!

 これでキョーコがもうちょっと昔の感性を持っていたら、きっとジロー×緑谷の関係を妄想したに違いないのになと思いました(まちがい)。彼女も今ではすっかり恋する少女ですからね。今回はその鱗片もありませんでしたが。

アーティストアクロ

 今回は「にゃー!」が全てでした。にゃー。
 「アクロ」でボインにタッチとかそういうネタにお目にかかれるとは嬉しい誤算(バカな感想)。

読み切り:魔法行商人ロマ

 クラブサンデー掲載陣の読み切り攻勢第二弾として登場した「魔法行商人ロマ」。物語のパターンとしては往年の名作「アウターゾーン」に近いと思うのですが、物語をミステリアスにするために不可欠な存在である「案内人」役が、妖艶なお姉様だった「アウターゾーン」とは違ってロリロリな美少女になっており、かつそれに違和感が全くないのがこの作品の特徴でしょう。そういう時代ですものね(時代?)。

 物語の方は「魔法行商人ロマ」の基本パターンに忠実なストーリーだったと思いますが、個人的にはいつもの話よりも面白かったと思いました。主人公が魂を売ってまで欲しいと望んでいたものは既に自分が持っているものだった、という皮肉なオチにはグッと来ます。まあ結論としては、こんな変なモノに頼らないで自力で何とかしないといかんですよね(エラそう)。

魔法行商人ロマ

魔法行商人ロマ

倉薗紀彦
(C)Norihiko Kurazono/Shogakukan 2009

posted with EmbedSunday on 2009-09-21


来世ではオレも女子になって女の友情を育んでいきたいと思ったサンデー41号絶チル感想

絶対可憐チルドレン

 それはともかく、皆本ってコーヒーの入った紙コップの持ち方が独特ですよね?(挨拶)
 そういうアレで、今更ですがサンデー41号の感想です。

 今回は、とにかく悠理の「私は薫ちゃんが大好き!」に尽きます。初めてこの回の「絶チル」を読んだ時は、正直唸らされました。
 勿論「薫に抱きつく悠理がエロい」とかそういう性的な意味で唸ったのでは決してなく、今回の話の落としどころを此処に絞って来たかー、という意味でです。

 「フェザー」の正体は結局今回は判らずじまいでしたけど、その「フェザー」は悠理という人格をミラージュ・ファントムから自由にさせる意志を持っているということは、今回のエピソードで明確になりました。
 フェザーというのは「羽」という意味ですが、このマンガにおける羽は(チルドレンのトリプルブースト時の演出時にも「天使の羽」が出て来ることからも判るように)エスパーが「何処にでも行けて、何にでもなれる自由意志の象徴という意味合いを持っているものと解釈できます。ブラックファントムに心身共に囚われている悠理を、フェザーは「解放」しようとしているのでしょう。
 ですので、今回悠理が自分の意志で「薫を好きだ」と言ったことは、非常に大きいです。彼女は自分自身の意志を、おそらく初めて表現することができたのです。自分の意志を持った彼女は、その意志を実現させるための「自由」を渇望し始めることでしょう。

 おそらく今後、フェザーとミラージュ・ファントムによる悠理の争奪戦は、(フェザーが惚れ込んだ)皆本を巻き込む形で更に発展していくのではないのでしょうか。皆本もまたやっかいな女性に惚れられてしまったものですが、まあ彼はそういう運命なので致し方ないですね。「大いなる力には大いなる責任が伴う」理論により、モテる男は自分がモテることに対しても責任を取らなければいけないのです。

 あと今回の薫の私服を初めて見た時は、普段着にしては随分とパンクな格好だなあと思っていたら、最後の方でクラウザーさんのマスクを被って登場→そのままガールズバンドのボーカルに、という流れになったので納得。
 そして「Strings」の歌詞は、「Over the Future」のポジティブな側面を更に拡張したような、明るく楽しい曲という印象です。コードも載っているので、実際にコードに併せて歌ってみた人が日本に五人くらいいるはず。もし「Strings」のフルコーラスが掲載される日が来たら、ぜひ「ニコニコ動画」などで公開して下さい。中学生女子で構成されたガールズバンドなら完璧です。


高橋留美子先生のラブコメ展開を読むと気持ちが若返るサンデー41号感想

マギ

 迷宮攻略編終了。モルギアナを奴隷の軛から解き放ったのは、同じ奴隷仲間のゴルタスだったというのは、個人的に意外な展開でした。無口な大男が最後に少女を助けて自分は死んじゃう展開は割と自分の泣かせるツボです。自分も背が無駄にデカいので(私心)。

 迷宮編は主要キャラクターの「正体」を紹介する意味があったと考えられますが、アラジンは「マギ」と呼ばれる王の選定者、アリババは国王としての教育を受けた王族の落とし子、モルギアナは暗黒大陸の戦闘部族の末裔と、誰一人として只者がいないところが英雄譚っぽいです。ただ、アラジンは何で自分が「マギ」なのかまったく判っていないみたいですし、アリババは何らかの事件を起こして国を追放された過去があり、モルギアナは奴隷の立場ではなくなったものの心はまだジャミルに囚われたままでカウンセリングが必要な状態であったりと、各キャラクター毎に解決しなければならない問題が山積しているのも事実であり、そういう意味で彼らの冒険はまだ始まったばかりだ! と言えましょう。
 最後の方ではもう一人の「マギ」とおぼしき少年が出て来て「迷宮」を消滅させていましたが、彼はアラジンとは違って自分が「マギ」であることに自覚的である様子。彼がアラジンのライバル的なキャラとなるのでしょうか。

神のみぞ知るセカイ

 愛梨ちゃんの造形はどこかで見たことあると思っていたんですが、今日になってようやく「ゲゲゲの鬼太郎」のネコ娘に似ていることに気付きました。アニメ版の第5期ではなく、第3~4期のおどろおどろしさを残したバージョンの方です。第5期のネコ娘は最初のうちは「ネコ娘がこんな可愛くていいのか」と言われていたものでしたが、やはり結果的にはかわいいは正義が正しいことを証明した形になったことは記憶に新しいです。

 話の方は愛梨の奇行っぷりをクローズアップする形でしたが、夜中に墓地に出てきた「幽霊」はやはり駆け魂であること、「あそんでくれなきゃくびきるぞ」という歌はあの地方に伝わるものであること、そして愛梨の祖母の幼少期は愛梨の今の姿とかなり似ていたこと、などの断片的な情報は提示されており、次回の解決編では「謎は全て解けた!」的な流れになるものと思われます。
 もし愛梨の中に本当に駆け魂が入っているなら、駆け魂が抜けた後の愛梨は第5期のネコ娘並にえらい可愛くなるんじゃなかろうか? と妄想でニヤニヤしながら次回を待っていきたい所存です。でも、もし駆け魂が入っているのが愛梨じゃなくて祖母の方だったら、桂馬はどうやって攻略するんだろうとも妄想してます。老女萌えの時代になるにはあと30年くらいは必要かと(何の話?)。

アラタカンガタリ

 革を一方的に敵視する門脇君が、早くも「逐力」と書いて「オロチ」と読ます中二病的なネーミングセンスのファイナルウェポンの装備に成功して、革にいきなり襲いかかってきたでござるの巻。
 彼が現時点で「逐力」の鞘となっているのか、それとも単に「逐力」に取り込まれて操られているだけなのかは不明ですが、物語的にはフォースの暗黒面に取り込まれた門脇が革にとってのライバルとして立ちはだかり、かつ革はそんな門脇に対しても「説得して降す」戦法を貫いて和解に至らないといけない方が物語的には盛り上がるので、何とか門脇君にはここで踏ん張ってもらい、中二病的ウェポン「逐力」に負けない憎悪っぷりを見せて欲しいところですね。中学時代から延々と革を逆恨みでいじめ続ける歪んだ執念を持った君ならできる! 君だからできる!(何だこの感想)

ハヤテのごとく!

 ヒナギクがアテネのことで悩むハヤテに檄を飛ばして彼を突き動かした回。今夜のディナーでハヤテに「好きだ」と告白するつもりだったところで逆に「そんな風にウジウジ悩んでいるハヤテ君、私は嫌いよ!」と言ってしまうのは彼女にとっては不本意だったでしょうけど、ハヤテのことで散々ウジウジ悩み抜いて来たヒナギクだからこそ「ちゃんと自分の気持ちを確かめてきなさい」とハヤテにアドバイスする事ができ、彼の「幸せ」のための力になれた訳で、彼女の悩みは決して無駄ではなかったと言えるのではないのでしょうか。結果的にフラレちゃったけど。
 ヒナギクはこういう損な役回りを演じる立場がやっぱり似合ってますよ(ヒドい)。

 そして「ストーリーの流れをぶった切ってどうでもいい1話完結の話をやりたい……」と悩む畑先生は、椎名先生に倣って増補版の四コママンガを初めて見たらどうかなと思いました。そしてそのうち四コマのネタを考えることに時間を取られるようになって自爆するようになるんですよね(ね?)。

ジオと黄金と禁じられた魔法

 サザ死すの巻。しかしあのサザが実際に死んだとはとても思えません。この世界における「魔法」はかなり強そうな印象があるので、体を氷で貫かれたくらいでは魔法使いは簡単に死ねない気がします。実は忍法空蝉の術で入れ替わっていたとかどうか(忍法?)。

 あと今回は、サザの「死」を目の当たりにして怒りを感じたジオがついに禁じられた魔法の行使を決意し、リィンに対して「オレ、力を抑えられないかもしれないから…」というところが良かったです(中二病的な意味で)。やっぱり男に生まれたからには、一度くらいは「力を抑えられない…!」とか美少女相手に言ってみたいものですよね。
 でもジオの禁呪は使うと周囲が全て凍り付いたり焼き尽くしたりするやっかいなもののはずであり、かつてジオの師匠がそうであったように下手するとリィンを残して全滅、リィンには大層な心の傷を残すという展開になってマンガが終わりかねないので、ここは一つ何とか力を抑えていただきたい所存。
 今回は魔力を暴走させかねないジオですが、いずれは炎と氷の魔法を同時に操る飛び道具を体得して大活躍した「ダイの大冒険」のホップのような立派な魔法使いになって欲しいものですね(もはや感想ではない)。

読み切り:幻影少年

 オレ達の万乗先生が週刊少年サンデーに帰って来た! という感じで、クラブサンデーで人気を博している「幻影少年」が、17日に発売されるクラブサンデー掲載作品のコミックスの宣伝を兼ねて本誌に初登場。
 話の中身はクラブサンデーに載っている話と比べると悲劇度が三割り増しくらいの超泣かせる展開で、読者の心に爽やかな感動と共にトラウマも植え付けかねない勢いだなと思いました。万乗先生の力の入れ様が伺えます。連帯保証人制度ちょうこわい。

 17日発売のクラブサンデーのコミックスでは、個人的には一度見たら忘れられない個性的な絵柄と演出が印象的な「UNDEAD」、巨大化した純情ヒロインがとても可愛らしい「超弩級少女4946」、現代美少女版「アウターゾーン」とも言うべき「魔法行商人ロマ」の各作品がどのくらい注目を得られるのか期待したいところです。

幻影少年

幻影少年

万乗大智
(C)Daichi Banjo/Shogakukan 2009

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UNDEAD

UNDEAD

寺嶋将司
(C)Masashi Terajima/Shogakukan 2009

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魔法行商人ロマ

魔法行商人ロマ

倉薗紀彦
(C)Norihiko Kurazono/Shogakukan 2009

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超弩級少女4946

超弩級少女4946

東毅
(C)Takeshi Azuma/Shogakukan 2009

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