来世ではオレも女子になって女の友情を育んでいきたいと思ったサンデー41号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
それはともかく、皆本ってコーヒーの入った紙コップの持ち方が独特ですよね?(挨拶)
そういうアレで、今更ですがサンデー41号の感想です。
今回は、とにかく悠理の「私は薫ちゃんが大好き!
」に尽きます。初めてこの回の「絶チル」を読んだ時は、正直唸らされました。
勿論「薫に抱きつく悠理がエロい」とかそういう性的な意味で唸ったのでは決してなく、今回の話の落としどころを此処に絞って来たかー、という意味でです。
「フェザー」の正体は結局今回は判らずじまいでしたけど、その「フェザー」は悠理という人格をミラージュ・ファントムから自由にさせる意志を持っているということは、今回のエピソードで明確になりました。
フェザーというのは「羽」という意味ですが、このマンガにおける羽は(チルドレンのトリプルブースト時の演出時にも「天使の羽」が出て来ることからも判るように)エスパーが「何処にでも行けて、何にでもなれる
」自由意志の象徴という意味合いを持っているものと解釈できます。ブラックファントムに心身共に囚われている悠理を、フェザーは「解放」しようとしているのでしょう。
ですので、今回悠理が自分の意志で「薫を好きだ
」と言ったことは、非常に大きいです。彼女は自分自身の意志を、おそらく初めて表現することができたのです。自分の意志を持った彼女は、その意志を実現させるための「自由」を渇望し始めることでしょう。
おそらく今後、フェザーとミラージュ・ファントムによる悠理の争奪戦は、(フェザーが惚れ込んだ)皆本を巻き込む形で更に発展していくのではないのでしょうか。皆本もまたやっかいな女性に惚れられてしまったものですが、まあ彼はそういう運命なので致し方ないですね。「大いなる力には大いなる責任が伴う
」理論により、モテる男は自分がモテることに対しても責任を取らなければいけないのです。
あと今回の薫の私服を初めて見た時は、普段着にしては随分とパンクな格好だなあと思っていたら、最後の方でクラウザーさんのマスクを被って登場→そのままガールズバンドのボーカルに、という流れになったので納得。
そして「Strings」の歌詞は、「Over the Future」のポジティブな側面を更に拡張したような、明るく楽しい曲という印象です。コードも載っているので、実際にコードに併せて歌ってみた人が日本に五人くらいいるはず。もし「Strings」のフルコーラスが掲載される日が来たら、ぜひ「ニコニコ動画」などで公開して下さい。中学生女子で構成されたガールズバンドなら完璧です。