葉っぱ一枚あればいい。サンデー27号絶チル感想
絶対可憐チルドレン
一般的にサンデーで「葉っぱ」と言えば、もちろん「七海の葉王」の異名を持つ「マギ」のシンドバット様の事を指すのですが、まさか松風君がシン様が統べる葉っぱ一枚界隈に殴り込んで来るとは予想外でした。
彼がこれからそういう道で生きるのであれば、まあ頑張って欲しいなと思いました(まちがい)。
物語的には、新しい「黒い幽霊」のエスパー育成計画が明らかになりました。「第三世代(ザ・サード)強化計画」という名前は仰々しいというかちょっと厨っぽいですが、やってることは要するに「クローンに自我を持たせて競争し、有能な個体を選別して教育する」ということなので、ある意味真っ当な学習機関に近付いたとも言えます。やってることは真っ当じゃないけど。
その計画を聞いた澪は「こいつらみたくワガママにしてみたってこと?
」とボケてましたけど、この言葉は案外いい線を突いているのかもと思いました。
今回のファスナーフェチさんを見る限りでは、今のところ第三世代のエスパーはまだどっちかというと単なる変態という趣が強いのですが、いずれ「黒い幽霊」の第三世代のクローンから、チルドレンと比類しうる能力と頭脳、そしてギリアムとは違った自我を持った、ギリアムの命令に従おうとしない極めてワガママな究極の個体が登場することになるのかも知れません。
もしそのような個体が本当に現れた場合、「彼」は人類にとってどのような存在となるのでしょうか。かわいいけれど性格難ありな「彼」は、果たして地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?
もしそのような個体が登場すれば「絶チル」の根本的なテーマがループし始めるので、結論としてこの作品は永遠に連載が続くことになるんじゃないと思われます。良かったですね(良くない気がする)。
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彼女達が地球を救う天使にも、滅ぼす悪魔にもならなかった未来に我々はいる。多分