BE BLUES!!
今回は龍と交代した小田さんがかわいい弟の期待通りの活躍をしましたが、話の内容はまさかの監督回。
「俺自身、思っていたほどの時間はないかも…だ
」とか意味深なモノローグを入れてきたり、柄にもなく桜庭の成長にチームの未来を期待したりと、何かものすごい勢いで自らフラグを立ててきました。少年マンガ的には、後は「ムシブギョー」の仁兵衛の父ちゃんのように、陰で口から血を吐いて咳き込めば完璧な感じです。
いかなスポーツマンと言えども四十代になったら基本的に体はオッサンですので、日々の生活を気を付けて体を労った方が良いと思いました。オッサン同士お互いに頑張りましょう(馴れ馴れしい)。
そんな感じで死期が近い(決めつけ)監督の期待を暗に受けている桜庭さんですが、チームが逆転勝利しても相変わらずベンチで不機嫌そうにグラウンドから目を逸らす態度を取り続けており、「そんなことじゃ使ってもらえないぞ!
」「えらそうな口をたたくなポンコツが!
」と龍と息のあった夫婦漫才をする始末。
でも、彼はこれでいいんですよ。彼は独善的なカスだからこそ、サッカー選手としての価値があるんですよ。素直な龍とひねくれた桜庭のコンビをどのように使っていくかこそが、武蒼のチーム力を上げる要になるんですよ。その辺は監督も判ってると思いますよ。多分。
競女!
ここのところ毎回のように声に出して読みたい日本語の必殺技を繰り出している「競女!」ですけど、今回もまたやってくれました。「乳魂」。にゅうこんです。魂を入れる「入魂」と乳の「乳魂」をかけてるんですよ(解説)。
乳首を注射に見立て、乳を通じて他人にパワーを送り込むと思しきこの技、もはやここまで来ると通常の物理法則では説明できない超能力としか言いようがないんですけど、このマンガの世界観は乳から外に気を飛ばす(通常の物理法則では説明できない)「発勁」が存在するので、乳を通じて気を注入する「気功」もアリなんだと解釈できます。
実際、このシーンを見ても「これはありえない」と思った読者はおそらく皆無であり、むしろ読者は皆「『競女』だから仕方がない」という境地に達していたに違いありません。
これまでのエピソードで「このマンガは乳と尻さえ経由すれば何でもできる」ことを読者の共通認識として刷り込ませることに成功しているが故に、今回の「乳魂」も許されるのです。現実には存在しない独自の格闘体系をマンガの中で組み上げ、それに基づいてストーリーを作り、読者を納得させる説得力を持たせるという意味では、もはやこの作品は、かつての「史上最強の弟子ケンイチ」に匹敵する作品になったと言えるのではないのでしょうか。
おっぱいから楽しそうに衝撃波出したり光ったり抜刀したりするこのマンガを読んでいると、「二つの胸のふくらみは何でもできる証拠なの
」という魔女っ子メグちゃんの歌詞ってこういうことだったのかも知れないとか思ってしまいます。
我ながら言い過ぎだと思います。
絶対可憐チルドレン
まさかの島編開始(島編=「ふしぎの海のナディア」をリアルタイムで視聴してた世代だけに通じるオッサン用語)。
今回のシチュエーションは、松風君が紫穂と葵と一緒に孤島に突然閉じ込められるという形式になっており、皆本と薫は本筋から締め出された形になっていますが、前のエピソード(薫が風邪引いた話)では単に隣の部屋で朧さんとダベってただけでいまいち見せ場がなかった紫穂や葵の出番と活躍をフォローする意味合いもあるんじゃないかと思います。
実際、今回の紫穂は、松風君をその気にさせて彼のサバイバル能力を無駄に発揮させ、タダで食料を貢がせることに成功してました。紫穂らしい大活躍です。さすがは将来世界を支配する女(未来が変わってもこれは決定事項)。
彼女がこうやって男子を意のままに操ってる姿がマンガに出てくるのって、実は小学生編以来なような気がします。学校ではずっと日常的にやってそうだけど。
ノゾ×キミ
大団円。終盤のノゾミが自分の本当の気持ちに気づき、冷徹な仮面をかなぐり捨ててキミオの愛を受け入れる展開は、そういうのが大好きな私にはンもう大満足でした。ありがとうございます。
基本的には本名ワコウ先生の「ノ・ゾ・キ・ア・ナ」の少年誌向けリメイクといった感じの物語でしたけど、個人的にはこれくらいのエロさ加減の方がサンデーで読むには丁度良かったのかなと思います。
でも最後のロッカーでのキスシーンは、本名ワコウ先生のマンガなので多分あの後で二人はロッカーの中で(略)。
本名 ワコウ
小学館
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