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マイマイ新子観られませんでした日記

マイマイ新子と千年の魔法

 お久しぶりです。
 生存報告です。

 25日は仕事帰りにラピュタ阿佐ヶ谷でレイトショー公開されている話題の映画「マイマイ新子と千年の魔法」を観られるといいなと思いながら阿佐ヶ谷へ行ったのですが(放映開始時刻の夜9時に)、当たり前ですが既に満席でした。
 何かこの映画、今ではかなり早い時間からチケットを入手しないと夜のレイトショーを見ることができないくらいの人気っぷりだそうですよ(参考)。認識が甘かった…

 「マイマイ新子」は口コミでかなりの人気を博している映画なので、またいずれ観る機会もあるだろうと思うことにします。

 そんな感じで、ここ最近は(主に仕事で帰りが遅くなっていたことと、睡眠時間の確保を優先したため)ちょっと更新が滞っていましたが、年末からまたぼちぼちこんな日記とか書きながら再起動して行きたいと思います。
 サンデーに「絶チル」載ってないとホントにダメなのな自分。

 写真は、自分を哀れに思った受付のお姉さん(妄想)から頂いたポスター。


サンデー・マガジンのDNA展に行ってきました日記

サンデーマガジンDNA展

 川崎市市民ミュージアムで9/13まで開催されている、サンデー・マガジンのDNA展へ行ってきました。

 展示内容は、サンデー・マガジン50年の歴史の間に掲載されて来た代表作100作品の原画展示をメインに、10年毎に区切られた時代年表、両誌がこの50年で如何に相互に影響を及ぼしながら「進化」してきたかをDNAの螺旋に見立てて「野球」「学園」「ラブコメ」などの要素ごとにディスプレイした図解、戦後マンガ史を語る上では外せないトキワ荘時代の漫画家達の資料など、様々なものが展示されていました。
 あだち充先生のラフスケッチも展示されてましたよ。初めて見た。

 以下雑感。

  • 年代物の作品の原画がずらりと並んでいる姿は、やはり圧巻。これは確かに漫画原稿は美術品として解説付きで美術館に飾られるだけの価値があるものだ、と実感させられます。「ゲゲゲの鬼太郎」の原画とか見てると、何故かとてもありがたい気持ちになって来るのが不思議です。
     あと個人的には、ながいけん先生の生原稿を初めて見られたのが嬉しかったです。現在展示されているのは、「神聖モテモテ王国」でモテモテ王国主席全権大使がガンダムの盾を持って犬と和平条約を結ぼうとしているところ。勿論、「GS美神極楽大作戦!!」の生原稿も展示されてました。あれはコミックス4巻で小竜姫のいる妙神山で修行するエピソードの第一話の冒頭部分ですよね(細かい)。
  • 60~70年代のマガジンの代表作にはことごとく「梶原一騎」の名前があり、当時における氏のマガジンに対する影響力はすさまじいものがあったことを伺わせます。かつてマガジンの編集長が「マガジンの基本は梶原イズム」と語っていたのもよく判ります。「空手バカ一代」面白いもんなあ。当時の子ども達は、「空手バカ一代」に載っている話は一字一句全て真実だと思っていたものだったんですよ(よ?)。
  • 展示を見ていると、マガジンが今のようなスタイルになったのは70年代初頭、一方のサンデーは80年代の初頭くらいかな? という感想を持ちました。マガジンは前述のように梶原一騎作品や「あしたのジョー」「巨人の星」が、サンデーは「タッチ」「うる星やつら」のあだち+高橋の両巨頭による影響が大きいことがよく判ります。
  • 過去のサンデーやマガジンの雑誌そのものも、資料として豊富に展示されていました。60年代のサンデーはまだ少年向けの総合情報誌という要素が色濃く残っており、表紙に陸上攻撃機イントルーダーの編隊写真が載っていたり、鼻に骨を刺してるニューギニアの高地人の写真が表紙を飾るサンデーに「カラーショック!世界の未開人」「難事件をズバリ解決!佐賀の超人間」なんて記事が載っていたりと、何というかこう当時は色々な意味で大らかな時代だったんだよなという気にさせてくれます。60年代の佐賀にいったい何が。
  • 展示されていたDNA螺旋図の「学園」の解釈によると、「ハリスの旋風」「愛と誠」から始まったマガジンの学園ジャンル作品の伝統を今に伝える役目を果たしているのが、「さよなら絶望先生」と「魔法先生ネギま!」になっていたのが面白いところ。週刊少年誌に掲載されるマンガはその「時代」を象徴しているものであると考えれば、「絶望先生」や「ネギま」は確かに今の時代を反映した学園モノであるという解釈には納得できます。君のためなら絶望して死ねる。
     そしてサンデーの「男組」から始まる学園DNAの現在を受け継いでいるのは「金剛番長」らしいです。先祖返りしていると言えなくもなくない?
  • 展示されている全作品の中で一番新しい作品は、サンデーは「神のみぞ知るセカイ」、マガジンは「ダイヤのA」。どちらもその雑誌の「今」を象徴している作品という位置付けと捉えると、興味深いチョイスであると言えます。
  • ちなみに原画ですが、久米田先生(絶望先生)と畑先生(ハヤテのごとく!)は隣り合って展示されてました。そして1つ離れた場所には「魔法先生ネギま!」を擁する赤松先生が悠然と構えています。この配置には何か深遠な意図が!(単に年代順に並んでいるだけです)

河童
 写真はサンマガ展の横で展示されていた河童。


原画展行って来た日記

秋葉原090717

コミックス17巻

 7/17の午前に、ゲーマーズ秋葉原店8Fで行われた椎名高志先生の原画展に行って来ました。

 展示されていた原稿は「GS美神・極楽大作戦!!」と「絶対可憐チルドレン」のみ。枚数はあわせて15~20枚くらい? の、比較的小規模なもの。カラー原稿と白黒原稿の比率は半々くらい。勿論平野綾さんアシスタント生原稿も展示されてます。サイン付き。
 あと、展示を見に来た人が椎名先生へのメッセージを書いて貼っておけるメッセージボードが用意されてます。行った人はみんな書いてくるといいです。

 個人的には、椎名先生がMacを導入する前の「美神」の連載初期~中期の生原稿が拝めたのが収穫でした。特にカラー原稿の美神の肌やボディコン部分の陰影の付け方がイイ感じで(性的な意味で)、なんかじっくりと鑑賞してしまいました。ごちそうさまでした。
 あとはコミックス31巻に出てくる美神と横島の師弟対決の見開きページの原稿が展示してあって、ただでさえ格好いいシーンなのに生原稿になると迫力出すためにホワイト吹いた後とかが生々しく残っていて更に格好良くなっていたのがやたら格好良かったです(頭悪い表現)。判りきっていることですが、プロの原稿ってすごい。
 あと、このコマの原稿の上の部分に先生の字で「ウルトラQ」って書いてあって、こういう指定の仕方でアシスタントに通じるんだと思いました。みんなオタクだなあ。

 そんなアレで楽しい一時を過ごさせて頂きました。
 次にもし原画展を開く時があったら、ぜひ「カナタ」とか「フォワード」とか新人コミック大賞入選作(「絶海絶命!」でしたっけタイトル)とかの原稿を展示できる広さの展示会になって欲しいです。絶チルアニメ第二期が放送された時にぜひ(それはないんだよおキヌちゃん的オチ)。

 なお、自分は「先着50名」のサイン会参加券競争には参加しませんでしたが、参加された方の話では午前5時過ぎの段階で既に120名を超える希望者が集まってしまったため、結局その段階で雨の降る中抽選を行ったそうです。本当におつかれさまでした。
 サイン会当日は、参加券を持っている人以外はサイン会会場に入れないとのことなので、三省堂の時の様な「サインしている椎名先生の姿を遠くから拝む」プレイはできない模様です。ご注意を。



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