感想 一覧

サンデー30号姉ログ感想

姉ログ

 諸般の事情でサンデーの感想書く時間が取れないので、せめて姉ログ」のことだけでも書きます。

 「僕は女の子同士が仲睦まじくキャッキャしている、甘美かつ魅惑的な光景を眺めるのが好きな男なのだから!

 今回出てきた東雲先生のこの発言には私も大いに共感するところではありますが、だからこそこのような感情は本来は口に出すものではなく、極力秘めるものなのではないかと私は思います。言うなれば、「暴力は極力避けるもの。恋は極力秘めるもの」の葉隠覚悟の心境です。
 もし女の子同士が仲睦まじくキャッキャウフフしている光景を目撃したら、東雲先生のようにそこから連想されるカップリング妄想を滔々と述べたりは決してせず、ただ心の中で静かに「キャッキャウフフして下さり、ありがとうございます」と感謝の念を述べるのみに抑えておくのが、そういうのが大好きな我々の美学なのではないのでしょうか。

 対象には決して干渉せず、常に感謝の心を持ちながら安らかに愛でる。そうありたいものです。「何事も感謝の心が大切」って、「にゃんこ大戦争」に出てくる猫も言ってましたよ(誰?)。


姉ログ 1 (少年サンデーコミックス)

…弟をヘンタイとなじる時、ヘンタイもまたこちらを覗いているのだ。…(フリードリヒ・ニーチェ)


サッカー日本代表W杯出場決定おめでとう記念・サンデー28号感想

BE BLUES!

 ジャンプ連載の「ニセコイ」の小野寺さんのことが例えモブ化していようとも気になってしまうのと同じような感情を、毎回ちょっとだけ登場する桜場さんに対して抱き始めている私が居たということです。
 龍がどんな環境でもサッカーを楽しんでる姿を遠くに観て心が荒れる桜庭さんを見てると、何だか心が洗われます。いつまでもそのままの君でいて欲しいです。君ならできる!

 本編の方は、優人に焦点が当たって来ているのが興味深いところ。彼はこれまで龍のためだけにサッカーをやって来たと言って良いと思いますが、龍のためだけではなく自分自身のためにサッカーをやる意義や楽しさを見出してもいい頃なんじゃないかと思うんですがどうだろう。
 あと個人的にですが、優人って小さい頃から龍と一緒にいる割には、何となくカップリング妄想が湧きづらいんですよね。龍とナベケンや桜庭だったら、いくらでも妄想湧きそうな気がするんですけど(まちがい)。


絶対可憐チルドレン

 新展開開始と共に、「反逆者」と書いてトレイターと読ませる中二病気質な悠理が本編にカムバック。
 アタシもいよいよ対黒い幽霊戦線の真っ只中に身を投じる覚悟を完了させたのヨ! って感じで凛々しい姿を見せてる彼女ですが、自分の中の悠理はまだカップラーメンを自分で作れないドジっ子のイメージが抜け切れていないので、何かこう「悠理ちゃん随分しっかりして来たけど、でもやっぱりまだ心配だわ~」って感じになります。例えるなら、小さい子がはじめてのおつかいに出かけるのを見守る、近所の世話焼きのおばちゃん的な心境です。分かり辛いですね。

 あと冒頭部分では、どう見ても尖閣諸島です。本当にありがとうございました。離島を舞台にしたチルドレンと相手国女性エスパーとの心暖まる交流が描かれていましたが、これはエスパーが戦争に身を投じざるを得なかった前回までのエピソードとの対比構造になっているなと感じました。
 今回の話では、領土を巡る緊張状態の中でもチルドレンと相手国エスパーが平和的なコンタクトを取れたのは、不二子の作った外交パイプのおかげということになっています。兵部が仲間を戦争で失って裏切られた怒りと悲しみで動いているのとは対照的に、不二子は二度と戦争で仲間を失わない世界を作ることに力を傾けていたことが伺えます。

ハヤテのごとく!

 昔京都で食べた湯豆腐や生湯葉はホントに美味しかったです。
 今回の「ハヤテ」を読んで、あの湯豆腐の味を思い出しました。また食べたいなあ(感想?)。

AREA D

 機甲戦士ガルダー!(挨拶)

 かっこいいなあガルダー。自分も自分の力を彼のように面白カッコイイことに使える、ああいうオッサンでありたいなあと思いましたよ。
 今回は本気で感動しました。

NOBELU

 ずっと前からノベルが自宅にいる時に出てくる謎の子供が気になっていたのですが、ついに今回はその子供が(ハンバーガーを勝手に食べるという形で)ノベルに干渉して来ました。
 この子は単なる賑やかしなのではなく、おそらくはノベルに宿っているもう一つの人格か何かなのかも知れません。

アラタカンガタリ

 「イキス!

 この号のサンデーで最もビジュアル的にインパクトがあったのは、まかり間違いなく鬼化したイキスで決まりです。細い昆虫の脚の上に巨大な頭が乗っているという絵面は悪夢以外の何物でもありません。このイキスに比べれば、全身が凶暴な獣と化したアメエノですらデザイン的には普通じゃん? とか思ってしまうレベルです。
 更にイキスは、その巨大な頭が割れて蝶の羽根が出てくるという二段階変形まで披露するサービスっぷり。アメエノとイキスのバトルの行方はまだ判りませんが、少なくともインパクト勝負ではイキスの勝ちだと思いました。
 こんなデザインのキャラクターをここぞという場面で登場させる渡瀬先生はやっぱりすごい(褒めてます)。


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剛力招来記念・サンデー24号リマインド感想

ムシブギョー

 あのボンクラな仁兵衛が、ついにお付きの方が実は蟲奉行であることをL.C.L.の中で(まちがい)悟ったエピソード。

 仁兵衛は基本的におっぱいが大きい女性にしか反応しない奴なのはアニメでも明らかになっていると思うのですが、その能力はともかくおっぱい的には弱い蟲奉行さまに対し、仁兵衛が忠義以外の感情を示してしまったりするのでしょうか。その辺気になります。
 蟲奉行さまは勿論仁兵衛に対して既にフラグが立ちまくりな状態なので、後は仁兵衛の選択次第。どうする仁兵衛。続く(そういうマンガだっけ?)。

BUYUDEN

 連載が百回になっても、「勝てると思って攻めようとした瞬間にカウンターを食らって負ける」このマンガの黄金パターンは健在だなあと思いました。ボクシングに油断は禁物。

BE BLUES!

 対赤城中央戦終了。やっぱり竜崎部長は龍のパスを直接受けられませんでしたが、最終的に試合には勝てましたし、カウンターサッカー志向のチーム戦術にも適応できることを結果で証明しましたし、赤城中央のミスターノウことノアさんにも一目置く存在として認識されて「埼玉の伝説」としての格も上がりましたし、何故か優希のシャワーシーンも出ましたし、龍にとっては最良のデビュー戦だったと言えるのではないのでしょうか。

 その一方で、最悪のデビュー戦となってしまった桜庭の今後が気になります。彼は資質的に龍のパスの受け手としての才能を持っているものと思われますが、このままでは龍のパスを受けるどころか部活動を存続できないこと必至の有様。どうなる桜庭。
 まあ、個人的にはうなだれて落ち込んでる桜庭観るのも大好きなので、このままでも一向に構わないのですが(ひどい)。

超推脳KEI

 「いつの間にか超高性能のGPS機能も搭載されたようだ…

 個人的に、この号のサンデーで一番グッと来た台詞がこれでした。量子コンピュータが自動的にGPSというハードウェアを生成するってのは明らかにオーバーテクノロジーで、「いつの間にか」「搭載されたようだ」と人事の様に軽く流していいことじゃないような気がするんですが、このマンガはあくまでミステリー推理マンガであって量子推論マンガではないので、これはこれで致し方ないことなのかも知れません。

 というか、このマンガって実は真面目に真正面から推理を考察するのではなく、「いつの間にか」「搭載されたようだ」的なノリで、次々に展開される超推理に気楽に臨んで楽しむマンガなのではないか? という気がしてきました。そういえば今回登場した容疑者の会社社長も明らかにアレな感じですしね。
 何だか、連載第七話にして、ようやくこのマンガを面白がれるコツを体得できたような気がしてきました。頑張ります。

レジチョイサーよしえ

 読み切り。スーパーのレジに並んで会計を済ませるという、誰もが経験のある日常の出来事をネタに設定を膨らませてマンガを作ったという、読み切りギャグマンガの王道にしてその真髄に迫る勢いを持ったマンガだと思いました。面白かったです。
 「並ぶレジを選ぶ」際の選択は、おそらくスーパーを利用している読者の誰もが日々行なっていることであり、それ故に読者のよしえさんの「神選択眼」に対する説得力が増すというもの(少なくとも私は)。その上「お待ちのお客様こちらのレジどうぞー」を『革命』と表現する点に代表される悪ノリのセンスとタイミングも素晴らしく、総じて終始勢いを保ったまま最後まで読ませてしまう力を持つ、ハイテンションなマンガになっていたと思います。

 作者の福井セイ先生はこれがデビュー作だそうですが、このセンスを今後も大切にして頑張って欲しいです。いやマジで。

ひとりぼっちの地球侵略

 ゲッサンで連載中の「ひとりぼっちの地球侵略」が、第一話をまるまる再掲載されました。
 ゲッサン連載作品の第一話再掲載といえばあだち充先生の「MIX」が思い込されますが、あちらは「MIX」が大人気でゲッサンが品切れとなった救済措置という意味合いが強かったと記憶しています。今回の「ひとりぼっちの地球侵略」の場合は、より宣伝的な要素が強いのではないかと思われます。確かに「もっと知られるべき」タグを付けるに相応しいマンガではありますしね。
 個人的には、いずれサンデー向けの読み切りも描いてほしいなと思いました。

 あと作者の小川麻衣子先生といえば、「つぼみ」に連載されている「魚の見る夢」も気になります。さすがに次回更新で最終回かなー


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